『まんがタイムきららキャラット』2019年8月号、昨日の続きです。
『mono』。夏休みもいよいよ終わり。夏の終わりに出かけようという話になるんだけど、これ、春乃の仕事次第? 計画はしたけど締め切りまでにあげられなくて断念、みたいになったりしない? いや、きっとしないんだろうな。どうやって春乃の仕事、後押しするのか、そのへんも知りたいなあ。今回、アンのいきたがったところ、乗鞍岳、自動車通行禁止の道路とかあるんだ。山岳道路、ずっとくだり。それを、だーっと自転車とかスケボーでくだっていく、そんな動画がちょっとした人気? ということで、忘れかけていたアクションカメラ、再始動ですよ。しかし、スケボーでくだるにしても、誰がそれを撮影するの? という問題から、まさかの桜子のスケボー技術が披露されるにいたる、このくだり、ほんと面白かった。これ、アン以上なんだよね? うん、うまい人にこそカメラをまかせた方がいいかもですね。しかし、桜子、飛びすぎです。
『メイドさんの下着は特別です。』。びっくりの設定、明らかになりましたよ。蘭子の里帰りに同道することになった面々。ランジェリーメイドとか家族にバラすのやめてよねと、そうした蘭子の隠したい気持ち、よくわかる。というか、普通、隠したいよな。というか、家族にランジェリー姿回覧されるとか、どんな罰ゲームなの。みたいなこと思ってたらですよ、蘭子の母、この人もまた豊満であった。なんかさっぱりおおらか? 肝っ玉母ちゃんっぽい人なのかな? みたいなこと思っていたらですよ、クラウン様、見抜いてしまった。蘭子の母は、伝説のランジェリーモデル、モモコだったという。いや、ほんと、こうした母の過去もそうだけど、まさかの蘭子の名前の由来、これ、ランジェリーのランで蘭子なのか! 知って驚き、むしろ衝撃? えらい展開、無茶なことやってくれたもんだと驚きましたよ。
『古くて新しい思い出』。今回は時を遡ってやってきた女の子、えまの視点から物語られるのですが、そうか、発端はお母さんの墓参り。高校入学の報告にきたその帰り、ふと見つけた神社? の鳥居をくぐったら、時を飛び越えて平成初頭にたどりついてしまった。見慣れぬ風物、慣れない時代。そこで若かりし日の母、舞佳と出会って、というのは前回語られたとおりですね。ここからの情景、ふたりで出かけて、そして語らうそこに、ただあっけらかんとしているように見えたえまの切なさ、会いたい人に会えた、一緒に思い出の水族館にいけた。あの、舞佳にお礼をいうところ、あそこはほろりとさせられる、そんな感情の揺らぎがあって、大変よかったです。続く、もとの時代に戻ってからのえま、その様子もね、多くを語らず、けれどしっかりと伝えてくれるものあった。いい漫画でした。
『NEW GAME!』。2本立の後半戦、まさかの同人誌即売会ですよ。というか、これ、オンリー? デストラクションドッジボールが、本来のターゲットをはずれ女子に着弾、かくして同人誌即売会にて一ジャンルを築いてしまったというんですが、紅葉が同人文化を解さないのが意外! 描かれた内容を柔軟に解釈することで、本編の設定を超えて広がっていくキャラクターの関係性を目の当たりにしつつも、疑問を口にしないではおられない紅葉。おお、危険じゃ。カップリングの最前線でゆうてはならんことゆうてしもうとる。これ、ただの一般人と思われてるから、睨まれる程度ですんでるけど、キャラデザ紅葉おまんじゅう神の言葉と知れたら、きっとネットで炎上しちゃう! ああ、おそろしい、くわばらくわばらです。とはいえ、同人誌、ざっと見て、あ、これいいじゃないかと思ったらくださいと。紅葉のこういう柔軟性はいいですね。でもって、ひふみ登場。コスプレだ。そうだった、コスプレが趣味でした。しかし、ひふみを眼前にして気づかないはじめとねね、君ら、すごいな。でもって青葉は普通に気づくし! あの不意をつかれたひふみ、めちゃくちゃ面白かった。なんだろう、今回はいつもとはちょっと違うテイスト、それがいかしてましたね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第15巻第8号(2019年8月号)
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