『まんがホーム』2019年8月号、昨日の続きです。
『孔明のヨメ。』。襄陽に赴いた劉備一行。景升から状況によっては荊州をとり、治めて欲しいといわれて戸惑う劉備。はたして景升の意図はいかなるものか。そこで語られたことが、まさに孔明の計略に繋がるというの、ああ、景升にとっても曹操は無視できぬ脅威で、対抗するとなればおよそ普通の手段では及ぶまい。それで辿りついた結論が孔明の策と重なるというのですね。ここに、孔明の見立ての正しさ、あるいは実際にこの地を治めてきた景升ゆえに辿りつける確かさといったようなもの思わせられるところありました。そして孔明はというと趙雲から蔡家との因縁を聞き出していて、ああそうか、これ、孔明は知らんかったのな。そうだわ、確かにそうだわ。軍師として働くには知らぬ情報があってはならない。そこからぐいぐいいく孔明、これが頼もしいやらおかしいやら。でもって、景升の息子のこと相談されて、即座にお断りいたします! すんごい。見事な切り落としでした。
『歌詠みもみじ』。お母さんがテレビに感化されてDIYとやらに興味持ってるんですが、もみじもお父さんも早々に逃げたい気持ちになってるのがおかしい。こうなること予測してたというか、その予想どおりになるわけだけど、ほんと、このお母さん、すごいよ。まったく自分は動かないのかい!? このDo it yourselfを根底から揺さぶるお母さん。使われてくたびれてるもみじがなんか可愛いです。でもって、またもお母さん、目的と手段が入れ替わってしまっとるみたいなんですが、いや、でも、安く抑えるのが目的じゃなくDIYをやりたかったわけだから、これでいいのか。今回はお母さんに振り回されっぱなしって感じではありましたけど、ちょっとヤバい風になってるお母さんも、無口なもみじも、なんだか表情豊かでよかった。もみじ、いい表情、たくさんでしたよ。
『うちの秘書さま』。はじめがプールにいきたいといえば、七瀬それに応えて、水着を買いにいきたいと。それを受けてメイド長、ぼっちゃんとふたりでデートですよ、そういうんだけど、いやいや、七瀬、まったくそんなこと思っちゃあいないよねえ。即座にレモネードでごまかすメイドが最高でした。そしてデパート。即座に姿を消す田中さん。いかす! そして、田中さん捜索のためだけに呼び出される山田。ほんと、ここからの展開もおかしくて、七瀬が自由すぎたり、ばったり出会った高倉も自由すぎたり。ほんと、警備員に連れられていくくだり、最高でした。はいはいカメラとらないでとか、いい臨場感出してましたよね。しかしこの高倉の退場が最後、大落ちに繋がってくるとはまったくの予想外でした。送られてきた赤ふんどし。七瀬は嫌がってるけど、メイド連はなんか嬉しそうですよね。ええ、ぜひともぼっちゃん、ふんどし姿、ご披露いただきたいところです!
- 『まんがホーム』第33巻第8号(2019年8月号)
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