2019年6月7日金曜日

『まんがタイム』2019年7月号

 『まんがタイム』2019年7月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』がメイン、テーマは大盛り? ざるそばをいくつも肩に担いで、出前する部長代理です。他に、やっぱりざるそば届けてくれた『年上お姉さんと恋の壁』佐倉先生。『花丸町の花むすび』花子はそば食べてて、おお、なんか器からえらい距離とって、その長さ堪能してますね。これからの季節、ざるそばもいいですね。食べたくなりますね。

今月の新作は1本です。

『オカルト女子は筋肉がお好き?』。ボーイ・ミーツ・ガールものですね。廊下でぶつかったひとつ後輩の女の子。すごく可愛いとときめいてみたはいいものの、持っていたのが妖怪の本。そうか、少年、怖いの苦手か。少年、増井響、ビビった時には筋肉のことを考えて気持ちを落ち着かせる。ちょっとした変態だな。後輩の子は妖怪趣味にコンプレックスあるようで、なるほど、人からあれこれいわれたことあるのか。けど増井がそれを自然に受け入れてくれたことで、気持ちが軽くなった? なんか懐きましたね。この女の子、文武両道、なんでもできる、才色兼備のお嬢さん。名は佐倉薫。さわやかでいいと評判だけど、そうか、妖怪趣味知ってるの増井だけだから、さわやかさに欠ける隠された側面、とはいうけど、想像の佐倉、いい笑顔してるやん。さて、ふたり接近して、増井は妖怪を苦手にしてるけど佐倉のことは気になる。いかにして苦手を克服するか、あるいは回避? そうしたところが見どころになりそうですね。

『ハニトラなんか怖くない!』。おおお、えらい進展してるじゃないですか。いつぞやの下の会社の人、立花さん再接近。次の週末、綾小路の祖父の家にいくという。刀を見せてもらいにっていうんだけど、ふたりきりだなんて! 焦ってる山田さん、可愛いな。なんか今回、ちょっとデフォルメ効いたコマ多くて、なんかマスコットっぽくなって可愛い。祖父の家にいけば、そうか、孫が嫁候補を連れてきた、みたいな話になっとるのか。刀目当てに立候補しようとする立花、すごいな、手段選ばねえ。しかし、まさか今回、山田さんの正体に一瞬迫るかのごとき展開、そうか、すでに綾小路の過去に関係あったというのか。ご近所さんと話してる山田さんの自然な笑顔、なんて素敵なの。そして気づかなくてあたりまえって、どういうこと? もうずっと昔から暖め続けた恋なのかい? 遊び仲間の女の子、なおちゃんは、違ったー! ともあれ、まさか元男子!? いやいや、それはないよー、といいたいけど、この作者はなにをぶち込んでくるかわからねー! ちょっと覚悟してみようか、みたいになってますよ。

『テレパス皆葉と読めない彼女』。きれいにまとめてきたなあ。棚橋桃の隠した気持ち。そしてなくなった矢ケ崎澄花のお守り。これを見つけるためにテレパス全開にした皆葉と、それでバレてしまった棚橋の恋心。ちょっと動揺してる皆葉がいいですね。そして、棚橋と矢ケ崎の友情回復。嫉妬だった。羨ましかった。素直な気持ちと、お詫びと、そして思いやりの心。皆葉も逃げずちゃんと受け止めて、こいつ朴訥として不器用だけどいいやつだよなあ。そんな皆葉の苦手、人の多いところ、テレパスで皆の気持ちが流れてくるから、というの、それが矢ケ崎の誘いでちょっと苦手ではなくなって、そしてふたりの帰り道。朴訥で不器用で、けどそのまっすぐな皆葉の気持ち、矢ケ崎に届いちゃったよ! これ、いい展開だったよ。矢ケ崎が皆葉のこと気になっちゃうの、だよなあ、わかるってなりましたよ。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』。結婚式の司会の仕事をすることになった琴音。緊張して、入れ込みすぎて、天気予報にその気持ちが反映されるの、実にこの子っぽいですね。新郎が琴音のファンということで、是非にと頼まれた。それで、収録前の時間をぬって、新郎新婦のいとなむお弁当屋さんに顔出して、その仕事ぶりやらもろもろ、下調べするんですね。台本あるから読むだけでいいっていわれても、それじゃ気持ちがおさまらない。ちゃんと知って、自分の言葉で伝えたいんだっていう琴音のその姿勢、これ、好感ありますよね。司会の様子もいいですね。堂々として立派じゃないですか。スピーチの内容、先取りしちゃって、でもそれが会場の受けをさらって、ほがらかな式ですよ。笑顔がたえない、素敵なその雰囲気、新郎新婦のそれもあろうけれど、ふたりにとっていい式になりますようにという琴音の気持ちもあるんだろうなあ。そして続くサプライズ。折り鶴のシャワー、翼に書かれた皆からのメッセージ。これも琴音のアイデアなんだ。ほんと、素敵な話でした。

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