2019年6月6日木曜日

『まんがタウン』2019年7月号

『まんがタウン』2019年7月号、昨日の続きです。

『ダンナさんは大学教授』。これ、漫画として面白いのか、ダンナ氏が面白いのか、それがなんともわからない。いや、たとえ経験したできごとが面白くとも、それを的確に描写し伝えられないと面白さは台無しになるんだから、やっぱり漫画もいいんだろう。面白い。面白いよ、これ。若く見られることに悩んで、ヒゲたくわえようかとか思いつつ、毎朝寝ぼけて剃ってしまうとかね。なんというおっさんカワイイなのか。膝掛けも手帳もカワイイで、学生には不評って、いや気にせず貫いていただきたい。追い込まれた末の逃避行動のくだりも、片付け定番といいながらやらないとかね、ああおかしい。さらに深夜のシェイクから職質の流れね。ほんとおかしくて、けどこういう奇行、っていっていいと思うんだけど、突然のホイップにホットケーキでつきあうとかね、このタッグ感、素敵でしたよ。

『珈琲と猫の隠れ家』。バイトの後木。明日は店長休みのため、ひとりでカフェをきりもりしないといけなくなりました。意気揚々、やる気充分だったのに、翌朝寝坊。でも常連さん、皆、わかってくれてるなあ。仕方がないっていってくれて、オーダー間違いもかまわないって、笑顔でいってくれて、ほんと、いいお客さんがついてるなあ。結局、ひとりで店をまわすのは無理、店長にヘルプコール出して、ちょっと落ち込んで、けどそんな彼女の気づいたこと、それが大ホームラン。ああ、猫の不調、見逃がさなかった。店長、見た目にはキビしいけれど、呼ばれたことも怒ってない、後木のことちゃんと見てくれて、いい店長だよなあ。この店の雰囲気、いいお客のついてること、それ、この店長が作った空間だからだろうなあ、そう思わせるところありましたよ。

『あいたま』。とまちゃんのお母さん、やっぱり可愛いわ。最高やと思う。さて、今回は苫子の親子事情。父も母もとてもおかたくて、けどふたりともに娘を理解しようと懸命なことだけは間違いないとわかる。そんなふたり、娘の友達、あいに挨拶したいって、またお家にお呼びしなさいって。あいはね、二度とこないっていってたけど、とまちゃんのあの笑顔! さらに、絶妙の口説き落としスキル。おお、情に訴えたぞ。あい、実は情にもろいぞ。けどね、お父上への挨拶。無茶なこともいわれたけど、あい、いいことしましたやん。相方にとの頼みこそは断ったけど、お父上に安心を提供できた。徳をつみましたね。なんか表情が終始かたくて、目も若干死んでたけど、でもいい話だった。あい、いい子だった。

『レトロゲーとかマジウケる!』。ときメモか! 念願の声あり版が偶然にも転がりこんできた。それでちょっと遊んでみたら、美咲とその友達ゆかりが途中参戦してくるんですね。うん、これは想定内やわ。このゲーム、ゆうてみたらつっこみどころ満載だから、今どきの子らである美咲、ゆかりにはどう映るのか。いきなりの設定否定から基本ルールへの駄目だし、いいねえ、いいよ。でも、ゆかり、ゲームで描ききれない部分を想像で補完するあたり、素質あるな。ゲームに描かれる恋愛に直面したふたりが現実に疑問感じはじめたり、そして向こうからの誘いと選択肢の齟齬に大抗議。わかるわ、共感性高いよな。プレゼントのくだりも同様。そして極めつけは爆弾。気になる本命だけでいいやんか! なんで特に親しくもない子らのケアに奔走しないといかんのん! これ、当時皆がつっこみいれてた部分、そこにがっつり踏み込んで、でも、こうやって文句いってるのが面白かった、楽しかった。なんか懐かしい気持ちになりました。そしてラストは、女々しい野郎どもエンドかと思いきや、館林か! ラスト、すっかり館林にもっていかれてる美咲、ゆかりがおかしかったです。こういうのもなんかちょっとわかるんよな。

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