『まんがタイムオリジナル』2017年11月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが、これは車掌、いや運転士かな? 出発進行、指差し確認する姿が本当にかっこよくて、これはほんと素晴しいなあ。今回のテーマは鉄道みたいですね。師長がなんかどこかで見たような格好してますよ……!? 『らいか・デイズ』らいかは段ボールで作った電車を装備して、なんだろう、妙に楽しそう。『小森さんは断れない!』小森さんは鉄道旅ですね。駅弁、釜飯、これまた旅の楽しみでありますね。
『カントリー少女は都会をめざす!?』。意外といっちゃいけないのかも知れないけど、なんと、八重ちゃん、勉強できるのか! というか、ものすごい努力家。自分でまとめたノートの量がものすごく、しかも中身もきっちりまとめられてるのか。有能だなあ。でも、そのノート、授業ノートじゃないのね。東京観光スポットまとめ! 八重が妄想日記みたいなもんだって自虐するところ、ちょっと好きです。もちろん大阪編もありますよ、っていうんだけど、大河さんに突然ふりかかるプレッシャー! ほんとおかしい。勉強会を開くとなって、大河さんの家にいく? でも、八重、駄目なんか。ほんと、この子にとって大河さんってどんな存在なんだろう。弟はきてるよっていうの聞いてさ、なにするかと思ったら、弟日向にお姉ちゃん自慢するよう要請するんだ。ほんと、八重さん、素晴しいわ。わけわからんけど、素晴しいわ。でも弟は大変やな。
『北斎のむすめ。』、あ、これこないだNHKでやってたドラマにかぶる展開だ! オランダ人商人が江戸一の画工を求めて北斎家にやってきた。それで北斎が仕事を受けることになるんですが、ああ、ここで栄がはずされちゃうんだ。これはドラマと違うところで、もしかしたら史実とも違うところなのでしょうが、逆にこの漫画で表現しようというお栄像が明確にされたように感じます。父親にあるいは師匠なのか、未熟さを指摘されて家を出ちゃう栄。けれどそこに栄の父に対する思慕や憧れが見える、それがこの漫画のタイトルである、北斎のむすめであるというところを浮き立たせたと思ったのですね。しかし、栄、物持ちいいなあ。子供時分に父から買い与えられた筆。それ、宝物だったのかもなあ。いつもほったらかしにされてる、それだからこそ父に対する気持ちは屈折し、なお強くあったのかも知れないですね。
『きっと愛され女子になる!』、手料理デーって定期的にやってるんだ。しかし志摩ちゃんは料理が得意でない。そんな彼女に、伊勢崎がアドバイスくれましたね。カレーを作れ! これ、親身のアドバイスかと思ったら、個人的な好物だからなんだ。けど、変にアレンジしようとせず、レシピどおりに作れというの、これ、ほんと、重要な指摘ですよ。さゆりの店でもね、カレーならひととおりの調理方法に慣れることができる。市販のルーを使えばまず失敗はない。ええ、志摩ちゃん、これステップアップのチャンスだ! さゆりの母による、料理と恋愛の類似点とかおかしくて、でも志摩ちゃんもさゆりも、どうもピンときていないのがらしいです。うまくできたカレーをカレーパンにアレンジしてみたり、大好評だったカレーパン、これにさゆりの惣菜店の案内つけてくれてたり、このふたりの一緒に歩いているという感触、とてもよかった。ふたり、ほんと、いい相棒になったと思います。
『スズちゃんでしょ!』。スズちゃんが浮かれてますね。ピンチを脱したこともそうなら、完成させた留袖も褒められてと、これ本当に快挙なのだろうなあ。でも、恋愛話振られて即冷めた。いや、冷めた方がいいですよ。浮かれてるとろくなことになりません。今回は祭との会話が主ですね。祭おすすめのツアーとかね。どこかと思えばまさかの南極。スズちゃんが温泉希望すれば温泉あるよって、いや、あるけどさ。水温2℃はつらいな……。他にもグルメあり、出会いあり、最初は乗り気でなかったスズちゃん、現状に焦りを感じていってみようかと決心したものの、現実を前にその決心がくじけるくだり。面白かったです。南極は高いって聞いてましたけど、そこまで! スズちゃんの行き先は国内になりそうですが、ということは旅行の情景など見られるのかな?
- 『まんがタイムオリジナル』第36巻第11号(2017年11月号)
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