2017年9月10日日曜日

『まんがタイムきらら』2017年10月号

『まんがタイムきらら』2017年10月号、一昨日の続きです。

『にーにといっしょ!』、状況進んでいきますね。兄がまいを狙っている。ともの誤解がどんどん進行して、いや、こやつ、誤解なのか? わかっててやってるんじゃないのか? まいを自分のものにしたい、その一心で、兄にあらぬ欲望があることそれとなく周知しようとしているのではないか。いろいろ不穏な子であるわけですが、すごいよね、どんどん自分の影響範囲を広げていく。まいからは、兄のこと気になってると勘違いされてるともですが、その嗅覚ゆえか、兄の身近にいる重要な存在にいきあたる。みくも。その行動もろもろから、兄のこと気になってるんじゃないか、まいに知らせて動揺させる。さらにそのままみくもに突撃して、兄のこと好きですよね。すごいよね。直接聞いちゃうんだよ。しかも協定持ち掛けるとかね。いやあ、兄と妹、そしてみくもだけだったら絶対状況動くことなかったよね。きっと膠着していたよね。そんな中にともが放り込まれたら、ここまで動くかという。いやもう、これからしばらくの動向、注視せざるを得ませんね。でも、ともが勝利することもないような気がするんですよね。

『ぽんこつヒーローアイリーン』。これ、めちゃくちゃ面白いな。バイトをやめたアイリーンとメロンに会いにきたジュンですよ。人見知りを治したい、ちゃんとふたりのことを知りたいっていうんだけど、メロン、アイリーンふたりともにまるで信用していないっていうのがあからさまで、名前聞かれてバレバレの偽名で答えるとかね、すごいなこの危機管理。しかも持ってきてくれたケーキ。部屋に招いて一緒に食べようというメロンの本心、毒が入ってるんじゃないかとか思ってたのか! すごいな、この危機管理。これ、最後の最後まで危機管理の徹底してるメロンがおかしいのと、そんなメロンがたこ焼きパーティーやりたがったり、お酒入ったらやたら弱気になったりと、ほんと、今回はジュンを通じてのメロン回でしたね。この人の警戒心と実はいろいろ弱いところ、可愛らしさ、そうしたもろもろよくよく描かれて、ほんとなんか放っておけない感じですよね。たまらんわあ。ジュンには放って帰られてしまいましたけどね!

『おとめサキュバス』。ヴェロルと接近していきますね。こちらの世界では偽名を使ってるのに、キュリアから、そしてみちるから、ばんばん本名呼ばれてしまう。ああ、セキュリティの穴だ……。でもこのヴェロル、いろいろ寂しかったりしたのかな。涼香から話しかけられて、ちょっと気持ちやわらいでますよね。いい表情でしたよ。最初は敵対してたように見えたヴェロルですが、だんだん距離が近づいてるのわかる描写、よかったです。技術もろもろを褒められても素直に受けとらなかったのがね、メロンパンもらって、そのおいしさに心もほころんだか。ええ、いい友達になりそうな感じがしてきましたよね。そしてここで新展開。ああ、サキュバスとしての課題、その進捗が評価されるというんですね。ああ、キュリア、ピンチじゃないですか。キュリアとともに女子校にいるルナもピンチじゃないですか。あ、ヴェロルもきっとそうですよね。いや、夢を使っていろいろやってるから、この子は大丈夫? ともあれ三人、どうやってこの課題を乗り切るのか、ちょっと楽しみですね。

『ボディーガードのいる生活』。ボディーガードの柊氏。この人、ただのボディーガードじゃないのか。剣術は3歳から。他にも武道の心得なみなみならぬものがあって、しかも実家は忍者の家系なの!? というか、なんか仙人みたいな話出てきてるな。いやもう、海月が戸惑うのもわかる。しかもその後の子供時分の話がおかしい。クラスの男子から目をつけられてるのはいいとして、名前、全然覚えてないとか、ほんと興味がないのか。ヌメ田とか呼ばれてる沼田がおしいっていってるの、いや、沼田君、いいやつだよ。しかも高校生のヤンキーにも目をつけられてるって、ないから! どんな小学生なんだ。海月の聞く、殺してないですよねがすごく効果的なアクセントになってましたね。そしてこの話、海月に信じてもらえてない。ほんと、これくらいぶっとんだナンセンス見せられて、見事、笑わせられました。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第10号(2017年10月号)

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