『まんがタイムきららフォワード』2016年8月号、昨日の続きです。
『ちょっといっぱい!』は、登場人物紹介といった状況続いて、気になる同級生の藍川さんとか、道路に転がってる二日酔いとか、ええ、今回はこの二日酔い、如月真澄の回であります。店の関係者。店にきていきなり吐きそうになってたり、その世話して、汚い! 大人って本当汚い!! ちゆりが具体的な汚さに抗議したりと、いやほんと賑やかであります。今回もみじは真澄のための料理を作ることになるんですが、二日酔いなんて経験ない。それでどうしたらいいのかな、ちゆりにアドバイスもらいながら、しじみの雑炊を作るんですね。大きく描かれたスタッフルーム、その雰囲気のよさ、素晴しく、そして店のスタッフ、それぞれの役割が紹介される。ああ、二日酔いお姉さんは仕入れ担当なのか。こうしてこはる屋スタッフ全員が揃って、これからいよいよ店をもりたてていきましょう。そうした予感させる展開、とてもよかったです。
『はるかなレシーブ』、かつてショッピングモールで水着を取り合った彼女らとの対決でありますよ。愛衣と舞。はるかな vs あいまい。遥と舞ばっかり盛り上がっちゃって、それをたしなめるのがかなたと愛衣先輩です。さて、愛衣・舞組はビーチバレー専門ではなくインドアでバレーボールをやってきたプレイヤー。そこに付け入る余地があるはずと、リベロの舞に狙いをさだめていくかなたの作戦。実際、あいまい組は慣れないフィールドやルールに翻弄されて、うまくいかない、思うようにプレイできない。けど、愛衣が状況を見て、理解して、どんどん順応してひっぱっていくんですね。アドバンテージがなくなったとかなたが理解したあの瞬間。ぐっときました。まあ、舞のサーブ失敗とか、なかなかピリッとはこないんですけど、でも、愛衣も舞もどんどん追い上げてくる、追い付いてくる、そうした苦しい状況。ついには舞がその真価発揮させて、いやあ、熱いですよ。ほんと、舞の意地あるいはそのプライドから発された言葉、かっこよかった!
『45分間の魔法使い』。いよいよ今日から魔法の授業! というので浮き立ってる生徒たち。さらには担任の先生もちょっと楽しそう? 朝のホームルームでちょっと話題に出したら、生徒たちにわーっと置いてかれちゃって、ま、そーなるよな、魔法だもんな…、とかなっちゃってるの、おかしかったです。魔法の先生、繊月理。自己紹介でばーんと魔法をアピールしたり、ほんと、生徒の期待は高まるばかり。そしていよいよはじまる魔法の実習。まあ、全然うまくいかないんですけどね、それぞれの期待と現実のギャップがおかしくて、一番期待してたっぽい柚木に大ダメージ! そしてひとりかなりいい線いってそうなのが芹沢千尋。おお、すごい! 飛べそう! そう思わせたところで種明かし。先生の姪なんだ! 髪形一緒にしたらふたりそっくりで、いやあ、ほんと、いい感じ。でも、それ、千尋怒っちゃうんだ! なんだかおかしなコミュニケーション。というか、千尋が可愛くってよかったです。
『夢喰いメリー』はなかなかに状況緊迫して、メリーは思い出しつつある失われた記憶に苦しみ、アタシはこれをどこから見た? 気になることをいったかと思えば、夢路は夢魔エルダーとの戦闘中、どんどん激しくなる右手の痛みに苦しんでいる。これ、いつ夢路のもとに助けが到着するのだろう、そう思いながら読んでいたんですけど、いや、ちょっと待って? エルダーの結界、こいつのせいで誰も立ち入ることができない!? レガレクスの介入があるんじゃないかとか思ってたの。でもこの子はこの子でジェイスとの対立姿勢を露にして、いやもう、あっちでもこっちでも戦闘戦闘。メリーはというと勇魚の部屋で倒れているという始末。この状況の錯綜しつつ、どこかに接点を持ちそうと思わせるところ。さらには、プレイヤーがまだ全員揃ってない。動いていない状況があちらこちらにあるというんですから、いやもう、目が離せない。いったいどういうものを見せようとしているのだろう。気が気でないんですね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第10巻第8号(2016年8月号)
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