2022年3月31日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2022年3月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号、昨日の続きです。

『ひなたっこ』

この漫画、やっぱりといいましょうか、面白いです。日向高校保育コースにて学ぶ子たちを描いた漫画。今回は、なぜ保育の仕事を目指そうと思ったか。その問いからはじまって、ちょっとカオスな入学式の日のことを回想することになったのですが、その回想が本当に面白い。

自己紹介ならぬ、くじでペアになった相手と話して得られた情報をもとにして、ペアの相手を紹介するという試み。他己紹介というのですが、これがね、すごく楽しいの。というか、この子たち、初対面から自由だったんだな! ってのがわかる。5分のインタビュー時間を利用して作った輪飾りにお花で教室を飾りはじめる那奈。やたらおにぎりを押し出してくるつきの。いやもう実に個性的。のびのびしてるなあ。にじむ個性もチャーミング。人好きのする、そうした子たちのわいわいとにぎやかに夢に向かって頑張っている姿がとても素敵な漫画です。

今回は授業の様子まではいたらなかったのですが、続く保育演習では絵本の読みきかせをやるという。皆でね図書室いって絵本を選ぼうというところで終わるんですが、この続きもきっと楽しいことになるんだろうなあって想像させてくれる余地がある。ええ、いい膨らみがあるのです。

『トゥーBEE オア ノット トゥーBEE』

農業部で世話している蜜蜂。どうもこのところ元気がないので心配しているんですね。スズメバチに襲われていたのが原因かも知れない。こういう時には、蜂に栄養を与えるべく給餌器使って砂糖水を与えます。へー、こういうのもあるんだと勉強になる。こういう知らない分野に触れられるの、すごく嬉しく感じます。

そして今回は蕗の話題もありまして、すごく大きな蕗の葉っぱ。仮面を作ってみたりしてね、そして降り出した雨を避けるべく、蕗の葉を使って傘を作ります。あの大きな蕗の葉を手にしている絵、なんか夢があるなあ。雨も思い出に残るイベントになる。そんな感触。蕗の葉を持った子たちが列なして歩いてる様子、それだけでもなにか楽しくなってきます。

ここからがまた面白い。ただ蕗の葉を傘にしましただけじゃなく、それを使って料理をしよう。塩もみして茹でて酢蜜に漬け込んで、そして皆で食べるところまでしっかり描いてくれる。農業部の面目躍如たる描写。酢蜜に蜂蜜使っているのも、この漫画のタイトルにもあるBee、蜜蜂の存在感感じさせてくれてまたよかったです。

そして最後に蜂をいたわる花子。虫が苦手だったこの子にしても、こうして蜜蜂を身近な存在、仲間と捉えている、そんな様子にほっと温かい思いのしたのでした。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

人の姿になれなくなってしまった抱き枕のねね。夢の中では、しずね姫を助けるべく走ってみたり、謎のふわふわと戦ってみたりと、どうにも落ち着かない様子。しかもそのふわふわが嫌なこというんですよ。しずねはもうねねのことなんて忘れてしまってるよって、しずねの独り立ちが叶い、ねねの役目も終わってしまったんだよって。

そうした声にくじけそうになりながらも、しずねの力になろうと奮闘し続けるねね。この子の、自分の存在に迷いを抱きながらも、気力振り絞るようにしてしずねのために頑張り続ける様子を見れば、ああ、どれほどにしずねがねねにとって大切な友達であるのかがわかろうもの。だからこそ切なくもあるのですが、じたばたし続けるねね、涙のとまらないのの。ふたりの弱気になりながらも負けじと抗うその姿に涙でありました。

そしてここでしずねがねね、ののたちのために動きますか! あかりにも声をかけて、ふたりを救う儀式をする! って、いったいどんな!? いやもうまるでわからんのですけど、この思いがけないことやらかしてくれるしずねの頼もしさ! ああどうか、ねね、ののを救ってさしあげて! なにをどうするのかさっぱりわからないけど、しずねの助けがふたりに届くこと、願う気持ちでいっぱいです。

2022年3月29日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号、昨日の続きです。

『紡ぐ乙女と大正の月』

卒業式にてしみじみこれまでを振り返る紡。え!? もう卒業だっけ!? いや、そんなこたあない。紡たちがいるのは在校生席。先輩たちを見送る立場であるのですね。

しかし大正の御代、卒業式といっても学内の式典というにはちょっと想像を超える出来事がいろいろあったようで、皇后様がいらっしゃったりする。すごいな、市会議員とかじゃないんだ。で皇后様がいらっしゃるとお菓子がグレードアップ、初野大喜びですよ。紅白まんじゅうにしょんぼりげっそりしてた去年の初野に対し、今年の初野は生き生きとして、しかも過去10年の傾向から今年のお菓子の店まで予測する。どんだけのモチベーションなのか。ええ、そんな初野が最高です。

大正の頃の卒業式を描く、それだけではなく、唯月を妹にしようとした島津嬢、この人との絡みを通じて当時のS事情を垣間見させてくれた。娘たちの恋愛事情。自由な振る舞いが許される学生時分ゆえの割り切った恋愛ごっこ、そうした関係もあらば、思い詰めた末に心中にまで至る、それほどの切実さに貫かれた情愛まであったのだそう。島津嬢は断然前者で、学生時代の楽しい思い出、若き日の徒花として青春の一ページに残し先へと進んでいく。それはまたひとつの進歩的な女学生の嗜みであったのかも知れませんね。

紡と話している島津嬢、けれどその視線の先は紡ではなく唯月があって、女学生間の恋愛話で紡を翻弄しつつも、唯月の心境をこそ意識している。紡はまだそうした恋愛ごととかよくわかっていない。ましてや女学生同士のものとなればなおさらでしょう。対し紡に対するただならぬ思い抱えている唯月。この気持ちのミスマッチ、今後どういう波乱を生むのか。

といったことはさておいても、島津嬢の一挙一動に気を揉んで、そして紡に焼き餅焼きまくる唯月。めちゃくちゃ可愛いかったです。というか、紡、なぜ気づかない! なぜ、そうまで鈍感ですか!?

『ササエルの中には誰もいない』

クローゼットに隠れる怪しい女! ササエルコスプレのこの眼鏡女子はいったい誰なのか!?

いや、どう見ても小依の姉、日和子なんですけど、でもなんでそんな格好してるの? しかもなんで隠れてるの?

ササエルの新衣装を作っていた日和子。気の迷いで着てみたら、頭につけた笹かまぼこパーツがとれなくなってさあ大変。いや、なんで両面テープ使ったの!? ヘアピンとかでとめればよかったじゃん! なんとかとろうと奮闘していたら、まさかの小依の帰宅。しかも友達まで連れてきた! 隠れざるを得なくなった日和子のやきもきし続ける様。いや、それはもう面白かったんだけど、この人、どんどん自分を追いつめる方向に進んじゃってますよね?

しかしどれだけ混乱しちゃってたというんでしょうね。ササエル衣装さえどうにかできれば誤魔化せるとか思っちゃった? で、それで衣装を脱いだらまさかの全裸? なんで!? なんでそこまで!? あ、もしかしたら冒頭の笹っぽいビキニっていうの、慌てて落とした下着だったりしたの? 部屋着の半纏にシャツ、その下はなにも着てなかったりしたの? まあ、ゆったりして楽だもんな。

いや、それにしても、隠れてしまったのは大失敗だったよなあ。日和子がササエルに関係してることは皆も知ってるんだからさ、普通に着心地確かめるために試着してみたんだよー、そっちの方向で誤魔化せばよかったんだ。なのに隠れてしまったもんだから出るに出られない。で衣装オフでさらに苦境に追いやられて……。ああ、日和子、背丈こそはあるけれど、やっぱ小依と姉妹なんだな、よく似てる、そう思わせてくれるところありました。

でもねこれ、まさか通報までいくとは思わなかったよ。容赦なく通報したの誰!? 小依!? いやもう、今回見事なカオス回。でも姉ちゃんの可愛いところ、たくさん見られてよかったです。

『死神ドットコム』

この漫画、ほんとものすごいな。風邪をひいてしまったタマを襲う理不尽の数々。大家がくる、優しくするといいながら地味にタマにダメージ加えてくるのすごいよな。さらにミライもやってくる。タマのこと大好きなこの子なら、タマをちゃんと看病してくれるかな? と思ったら、輪をかけて酷くないか!?

というか、大家のミライ煽りがすごい。言葉で煽り、行動でもって煽る。タマにチューのコマは、見た目だけは可愛いのにな。でもって極めつけは、あの写真のくだりですよ。笑顔でビリビリ、目の前で破ってそれをミライに拾わせるのな! 拾わずにはおられないミライの心情、それを見越した煽りの手管、いやもうものすごいわ。弱み握られた悔しさと屈辱と怒りと憤りと、様々な気持ちがないまぜになったミライの表情。あのやりとりは本当にすごかった。大家、こんなこと続けてたらいつか刺されるよ? いやほんと、この人、いつか取り返しのつかないことになりそう。やらかす方か、やらかされる方か、どっちかはちょっとわからないけど。

タマの受難回。汗をふいてくれと頼まれたメルメルの見せた怒り! いや、それはかわいそうよ! メルメルだけはタマに優しくやってくれよー。ほんと、さすがにタマの気の毒が過ぎる、そんな回でした。

タマにおかゆを作ってくれたミライ。ここまでは好ポイントだったのに、まさかのピザ味? いや、ドリアみたいな感じで悪くないのでは? と思ったけど、それは健康だった場合か。タマ、気持ち悪くなっちゃって嘔吐するはめになっちゃって、で、ミライが袋用意して介抱してくれるんですが、ですが……、これ、袋持って帰ってますよね、絶対持って帰ってますよね、ミライ……。

いやほんと、タマの周囲の人間関係、その酷さが際立ってました。安息を確保するため、体調悪くしてるのに必死で大丈夫なふりをしてみせたタマ。ほんと、今回はお疲れ様でした。今度こそ、メルメルにはタマのこと優しくしてあげてほしいです。

2022年3月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年5月号、発売されました。表紙は『RPG不動産』。4月からのアニメ放送を目前に、主要キャラだけじゃないな、懐かしいあの人もこの人も一緒にわーっと表紙に登場ですよ。中心にはもちろん我らが琴音が元気にジャンプしていまして、その周辺にRPG不動産のスタッフが。背景の青にオレンジという強めの配色が勢いをより一層印象づけて、その勢いを背に受けるように推進している、そんな様子が気持ちいい。ええ、生き生きと元気に溢れた表紙であります。

今月は新規ゲストが1本です。

『働きたくない!!聖女様!?』

魔王により崩壊目前となっていた世界。そこに現れ、世界を救った妖精国の聖女ルミナリア。平和になった世界でルミナリアはなにを思うのか……。

メロンパンになりたい? おおう、意味がわかんねえな、聖女様。

ルミナリア、仕事が嫌なんですね。妖精国にひきこもって食っちゃ寝生活をだらだらと満喫したいというんですが、わかる、わかるわ。でも、世界を危機から救った、それだけじゃあかんかったんかな。なぜその後も世界の平和を守る仕事をさせられているのだろう。それこそ侍女? のティアがいうようにルミナリアは身を引いて、後は勇者に任せてしまえばいいのでは?

それができない理由があるのか。いや、魔王相手ならともかく、魔王不在の世界においてなら、たとえ弱くとも勇者に任せておけばいいんですよ。でもそれができないの、なんだかんだで世界を守った強者のプライドみたいなのがあるのかな。人に任せられないタイプの上司なのかな。でも、その後の勇者の振る舞い見れば、任せられなかった理由はわかる気がする。ルミナリアばかりがちやほやされることに嫉妬して、聖女を亡きものにしようと軍を差し向けてきたですって!?

でもこれ、ちやほやして、生活その他保障して、悠々自適な隠居生活に入っていただいていればよかったのでは。それをせず、むしろこうして喧嘩売るような真似するからこんな酷い目にあうわけで。

どんなにぐーたらでもふりかかる火の粉くらいははらう。やる気を出さないルミナリアが出した実力。おそらくこれでも全力じゃあないんだろうなあ。あまりに過ぎた能力は、自身をも蝕むのか。世界統一後の仕事生活見るに、この人の性格と能力は微妙にミスマッチなんだろうなって思いました。ほんと、統一した世界を誰かに譲ればよかったんですよ。でも勇者のくだり見るかぎり、それができない性分だったりするんでしょうね。

『またぞろ。』

あまりにも私服がダサいと駄目だしされた殊ちゃんの、私服を見繕うべくアウトレットに繰り出す面々。そのやりとりが楽しい回でありましたよ。

今回の見どころは、殊をとりまく友人たちの和気あいあいと買い物を楽しむ情景や、殊をいい感じに着せ替える、その目にも楽しいファッションショーイベント。けれどそれと同時に、麻里矢が殊の置かれている状況、その人間関係の実際を知り安心するに至るところが重要だったように感じています。いわば打ち解けるきっかけですよね。当初は、殊を囲い込むやばいやつなのでは!? みたいなイメージだった麻里矢が、このメインの4人、その人間関係の輪に自然と入り仲を深めていく、そうした新しい関係性の兆しに期待もふくらむエピソードだったと思いました。

さて、肝心の殊の衣装ですよ。誰コーデが一番よかった!? どれが好み!? といわれたら、巴のちょいお姉さんイメージですよ。どうもちょっといいとこのお嬢さん系衣装が好みのようです。殊以外だと麻里矢の私服、これがかなりキてました。

『ニチアサ以外はやってます!』

ぶつかる唯と苺。特撮研のSNSアカウント。苺が管理しているんですが、この前作った予告編の惹句に女子高生と入れたものだから、軽く炎上。女子高生を売りにしている、可愛さアピールで媚び売ってると、唯からも反発されてしまったんですね。

今回は苺という人を知る回でした。あかねは、唯や博見が知らない苺の側面を知っている。苺は可愛さを売りにするような子じゃない。むしろ、可愛いと思われることを嫌がっているとさえ。その理由は彼女の生い立ちにあって、ああ、男の子向けの特撮が好きだったのに、母の好みで可愛いもの、可愛い格好を強いられてきたんだ。

本当は可愛いよりかっこいいの方が好きなのに、そうした気持ちを表現することに後ろ向きになってしまっていた。そんな苺が変わろうとするきっかけを作ってくれたのが、中学時代のあかねだったんですね。そして一歩踏み出そうとした苺の勇気を挫いたのが、中学時代の唯だったんか!

いやでもしかし、これは唯も悪いよ。相手が好きといってるものを初手から否定したら、そらこじれるって。高校生になった苺は、あの時の自分の対応をあまりにも子供だったと反省していたけれど、これはきっと唯も同様だったんでしょうね。互いに相手の嗜好、自分とは異なる感性に対し、受け入れ、尊重することができずにいた。けれど今回のできごとがふたりを一歩前へ進ませて、過去のわだかまりからも、それぞれ自身をしばっていた頑なさからも自由になれたようですね。

そして今度はあかねの番? あかねの抱える向きあわなければいけない過去とはなにか。予告編でヒーローを演じるあかねを見ている女性は誰なのか。

しかし今回思ったのは、特撮とかに熱中してると子供っぽいとか馬鹿にされがちだけど、女子となると男子以上の大変さがありそうってことでした。だって、今回のトラブル、女子というラベルがあってこそ生じたものばかり。苺の母の嗜好の矯正もそうなら、唯の苺に対する女子を売物にしているという決めつけもそうだった。実際、SNS上での特撮女子に対する偏見なども見たことありますものね。いやはや、ただ好きなものを好きと表明したい、それだけのことがこんなにも不自由なんて。シンプルなはずのものが、いろいろ難しくされている。難儀な話です。

2022年3月27日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年5月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年5月号、昨日の続きです。

『通勤通学クエスト』

松島、客観的に見ても美少女なのか! いやまあそうだよなあ。その通学の途中、同じ電車を使っている他校の男子から熱い視線送られているんですね。かわいいと、よく知りたいと、恋心抱かれて、いろいろ想像されて、声かけたいな、そんなこといってた男子ふたりだけど、いざという時に動けなかったんだ!

松島にぶつかってきた酔っ払い? ふらふら歩いてたと思ったら、そのまんまホームの下に落っこちてしまった。皆が慌てる中、冷静にホーム非常ボタンを押し軌道に飛び降り救出に向かう。って、あかん! 降りたらあかん! 非常ボタンで列車はブレーキかかるから、そこで降りちゃあいけないよ!

手伝って! 松島が助けを呼ぶも少年たちまたも動くことができず、そこに駆けつけるのが柏木。見事全員助かったわけですが、いやもうこれは本当に危ないからあかんよ。冷や冷やのシチュエーションでした。で、少年たちはクエスト失敗してしまって、なかなかに珍しい! ええ、大抵はクエスト成功させていくのに、この少年達はというとちょっと内向きすぎた感じですね。

カントリー少女は都会をめざす!?

原付登校に憧れを示す大河さん。歩くのが面倒だからなのか。でも実際原付、便利ですからね。ちょっとの距離でも、さっといってさっと帰ってこられる。登校にしても、距離があったりしたら自転車よりも原付が楽だよなあ。でも振り返ってみるに、自分の学生時代、原付登校してる人、いなかったな。禁止されてたのかな? もっぱらみんな自転車でした。あと電車。これ、私鉄駅が近くて交通の便がよかったからかも。そう考えたら、八重たちの学校はちょっとアクセスが大変なのかも知れませんね。

さて、亜紀の原付登校についての見解、これが面白い。アニメのキャラに憧れて。実にわかりやすい。そしてコラボ商品を探してコンビニ巡りする時に原付が欲しい。自転車だと疲れ果てちゃうか。いや、でもわかるわ。昔はネットで買うとかできなかったから、漫画の新刊探して何軒も書店をはしごしたりしてました。でも今は書店がもうなくなっちゃっててね……。という悲しい話はどうでもいい。ああやって自転車でぐるぐる書店を巡るとか、今じゃあもう無理だなあ。

今回よかったの、八重が大河にいったこと、一緒に登下校できなくなるから原付登校は寂しいっていうの、これ素晴しかったよね。大河と一緒にいるのが楽しくて好きって、あの満面の笑顔! 最高だと思う。一発でほだされる大河も素晴しかったです。

『敷金礼金ヤンキー付き』

たえの学校での様子描かれましたよ。明るくてしっかり者、頭もよくて親切と、友達からも好かれていて、さらにはヤンキーに動じない! これ度胸があるといえば美点だけど、バイクの爆音気にしてないところだけ見ると、無頓着なだけにも思えてしまう。それで友達の夏帆と刹那から不思議に思われてるのが今回のキーポイントですね。で、擬態真夜がいよる! 夏帆ともども、たえのお友達、可愛い子が多いなあとか思ってしもうた。いや、別に真夜が可愛くてもなんら不都合ないんですけど。

夏帆の家での勉強会。たえと刹那が集まったんですが、そこで夏帆がもらした悩み。家の隣りの公園でヤンキーが縄張り争いしてるらしい。うるさいし物騒だし迷惑だし、というのだけど、たえがまたもやけろっとしてる。いや、たえさん、大人物では?

今回はたえの行動力というか揺るぎなさが際立っていましたよね。グループ同士の抗争のさなか、喧嘩をとめるべく割ってはいっちゃうんだ! いや、知りあい、友達、血縁者と馴染みの顔だもんなあ。それに普段から結構躊躇なく注意したりつっこみ入れたりしてるいるし。そのたえのヤンキー慣れ、喧嘩にも動じず、なにいわれてもびしばしはねつけて、ついには大家の威光で場を納めてしまう!

サンライズ荘のこと友達には内緒にしておくのかと思ったら、ちゃんと話したんですね。こういう隠し事しないところ、これもまたたえの美点かも知れませんね。学校の友達も、アパートの住人、ヤンキーたちとも、区分することなく自然体で向きあえる。こうしたところにたえのよさ、人間としての幅というのが見えるように思います。というか、あのアパートで暮らしてるおかげでどんどん幅が広がっていってますよね。

『とびだせT.O.Z』

兄貴のインターハイ挑戦。妹からの発破も応援も不要と、自身を追い込むかのようにストイックを通してきた兄貴。いよいよインターハイ、準決勝のレースに臨んで、さあこの結果やいかに!

まさか、マナの声援を受けていろいろ思ってしまった。それがきっかけになったってことはないのかな? 脚がつってしまって、敗退を余儀なくされてしまった。ああ、兄貴のインターハイが終わってしまいました。

この漫画のタイトル、テーク・オーバー・ゾーンですが、バトンの受け渡しゾーンですよね。そこから飛び出しちゃあいかんのでは!? とか思ったこともありましたが、いや、そうじゃないな、しっかりバトンを受け取って、そして前へと飛び出していけばいいんだ。

兄貴のこれまでの挑戦は、後続にバトンを渡す、そんな行為に繋がるのかな。そのバトンを受け取るのは誰なのだろう。宇佐美たち後輩全員なのか、あるいは妹マナであるのか。兄貴の夢は破れてしまったけれど、準決勝のレース中、その目的が揺らいでしまった瞬間があった。兄貴、自分のあるべき姿、目指すところが変わっていくのかも知れない。そんな兄貴の根本からの変化を感じた瞬間でもありました。

次回、最終回! ああ、兄貴と妹、その関係はどうなるのか。バトンは渡されるのか。終わるのは寂しいけれど、物語の行方、その決着を楽しみに待ちたいと思います。

『オネェの恋のはじめかた』

うわーっ! うわーっ! なんかすごいことになっちゃってる。翔人を口説く時宗!? ぎゃーっ、いつのまにそんなことに!? と思ったら、文化祭の出し物、その演技指導でありましたか。というか、そんなBLシナリオでいいんですか!? いや、これ指導目的の即興で、文化祭の演目そのものではないんですね。ふー、安心した。

しかしそれで火野淡子に大ダメージ。いや、ダメージこそは入ってるけど、むしろこれあえてライフで受けにいってるやつだ! そしてここから淡子が積極介入! 淡子が提供するシナリオ。それが翔人、時宗によって演じられるの、うわーっ! うわーっ! 素晴しい。淡子、あなた素敵よ! 輝いてる!

めっちゃダメージ受けて、情緒ぐらぐらさせつつも、いい笑顔見せてくれた淡子。いやマジ今回は淡子回でした。

そして時宗の八神ちゃん呼びに触発されて、一気にスランプを脱した淡子。ええ、あなたとても素敵よ! 今回は見事に淡子のためのエピソード。淡子の存在ともども、私にもめちゃくちゃ刺さりまくりました。

2022年3月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年5月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年5月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。今回のテーマは帽子なのかな? 「面白さに脱帽!!」とのキャプション。山下ナースはナースキャップ、他に牧村、桃山、咲坂師長も、それぞれ思い思いの帽子をかぶって登場です。『小森さんは断れない!』しゅりはベースボールキャップですね。『可愛い上司を困らせたい』恵はエレベーターガール? 『らいか・デイズ』らいかは安心安定、体育の赤白帽が似合っています。

『おしかけツインテール』

花梨のうちにある不安が悪夢を見せる。とはいうものの、見た感じ、そんなに悪い感じの夢ではないですよね。俊郎が課金をひかえめにするとか母が禁酒をするとか、ありえないとまではいわないけど、まあそうそうなさそうなことをふたり揃っていっている。合格のお祝いでというんですが、それがこんな不条理な発言につながるなんて、花梨はそんなにもふたりに課金とお酒をやめてほしいと思っているの?

いや、これ違いますよね。ほんと、びっくりしましたよ。今回のラスト、完全に課金を、お酒を断つというふたりを前にした花梨。このあまりにありえないことを脳が拒否している。それほどにありえないことが繰り返し花梨の夢に現れてくる理由、それは、自分の受験の失敗、恵まれた環境にある自分がもし受験を失敗したらという恐怖があるからなのか。

この自身を追い詰めていくもうひとりの花梨、その凄み、さすがのものがありました。花梨、気楽にいこうというのも気がひけますが、確実性がないということをこんなにも怖れるとは。こうしたところに垣間見える花梨の性格。本当に真面目な子ですね。それゆえに、自身で自身を縛ってしまう。今回は裏目に出ちゃったケース。なんとか立ち直って、不安もなにもかも超えていってほしいですね。

『ネコがOLに見えて困ります』

美術部の葛飾くん、いい感じに馴染んできてますね。ミコトの家での勉強会。ミコトの友達とは面識のなかった彼だけれど、以前ミコトが描いてもらったOLさんの絵、それがみんなに大好評。それで皆が飼ってるペットの絵を描いてほしいと口にしたら、その特徴を聞いただけで見事に絵にしてくれて、でもその絵、動物じゃなくて人の姿なんだ!

でもこの人の姿が、ミコトの見ている姿によく似ていて、それで驚いてるミコトがすごい顔してるの! 葛飾のイメージを的確に掴む能力にびっくり!? そしてさらに、自分の見ている姿にかなり寄ってくることにもびっくり。

ここからの、社長ちゃんとOLさんを人の姿で描いてもらおうとするくだりがめちゃくちゃ面白かった。社長ちゃんはすごくいい線いってたけど、OLさんがちょっとゴージャス寄りで、それをミコトがイメージ伝えて修正してもらっていくの。そこでね、好みのオネーサンを描いてもらおうとしている疑惑が飛び出したり、でもってさらにリコから、ミコトにはOLさんがそう見えてるんだろうと指摘されたり、いやこれ結構重大な指摘では!?

いや、おそらくはそういうイメージで見ているんでしょう? ってことなんだと思うけど、とりあえずリコの思惑やいかに! ええ、これ、先が気になる展開見せています。

『となりのフィギュア原型師』

半藤が卑屈だ! 前回の雛人形について代表がいろいろこじつけ気味に語ってみせたこと。それが半藤に刺さってしまった。専門教育を受けた者へのコンプレックス!? あー、でもわからんでもない。ちゃんと学んでいる、体系的に構築された知に憧れる気持ち。それがあれば、自分ももっと先に進めるのではないか。今自分がいまひとつうまくいかないのは、そうした知に欠けているからなのではないか。

いや、まあ、それをいうときりがないからなあ。とはいっても、半藤の気持ちはわかるんだよ。ということで、半藤の体系的に学びたい欲を満足させるべく、おこめ予備校が発足されました。モデルを呼んでデッサンしようぜ、というので、モデル台作ったりイーゼル用意してきたりと、突発にしてはえらいこと本格的だなおい。そして斉藤が声をかけたモデルが飯塚イスカ。この人、バイトでデッサンモデルとかやってるの!? あれ、相当キツいっていうよ? それをこうも慣れた風にこなしてしまうの、すごいな飯塚さん。でもって、結構デキるやつと思ってた半藤がこんなにも苦戦!?

いやもう、アカデミズムってのは大変なんだなあ。造形とか、これまでも結構しっかりやってきたように見える半藤も、リアル人体を表現するとなったらそううまくはいかないのかあ。いやもうこれ、半藤にとってはいい勉強になったのでは? 半藤だけでなく、皆それぞれに得るものあったかも知れませんね。頭部の塑像に取り組んでる斉藤も結構四苦八苦してますし、こういう勉強会、定期的にやると工房メンバーの能力の底上げに繋がりそうだって思いましたよ。

でもそのたびに代表が飯塚にさらわれることになるの? いや、まあ、そうそう悪いこともおこらんでしょう。なのでちょくちょく勉強会、やってくれると面白そうです。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』

大学で氷室に声をかけた女の子。中学生の頃の知り合いだっていうんですが、絶対的な記憶力を誇る氷室がこの子のことを思い出せない。名前は佐伯あゆみ。まるで覚えがないというのですが、板野以外にも記憶から抜け落ちる人物が現れて、こりゃもう大騒ぎですよ。

で、ここから何度も板野のことを思い出す儀式が繰り返されるの、本当におかしくって、いやもう毎回大変ですよね。

でも板野と佐伯はちょっと違う。毎度毎度記憶から抜け落ちる板野とは違い、翌日になっても佐伯のことは覚えていた。

ここからの謎解き編。面白かった! なるほど、佐伯、姓が変わっていたのか。中学の頃は西田だった。西田歩。といわれて思い出す氷室。いや、待って、男だったろって、姓だけでなく性別まで変わってるの? と思ったら、ボーイッシュだった西田歩のこと、卒業までずっと男だと思い込んでいたっていうの!

この展開、めちゃくちゃ面白かった。で、あゆみさん、いい感じのお嬢さん。板野のこともちょっとなにか知っているっぽい雰囲気ですが、ということはこれからもちょくちょく出てくるのかな? これは期待されます。なんか素朴な愛らしさある子ですよね。

2022年3月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年5月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年5月号、昨日の続きです。

『球詠』

美学の攻撃が続きます。初球エンドランで一塁走者が二塁へと進塁。珠姫、確実に刺すと気迫をともに二塁に送球するも、予想を上回る走力で盗塁を許してしまう。この初回からじわじわと追い詰めてくる感覚にじりじりと焼かれ、そして美学の4番、諸積の打席がとりわけ熱かった。諸積の発するプレッシャーに詠深が呼応する。その互いに通じあっている感覚。同じ場にいる珠姫の立ち入る隙もないふたりだけの世界、まさしくライバルと認めあっている、ゆえに相手の最良をこそ打ち崩したい。自身の最良でこそ打ち取りたい。

そうしたふたりの気持ちのせめぎあう様。そして緊張感の中、楽しそうに投球する詠深。充実の時間でしたよ。初対決こそは打ち取らた諸積にしても、まったく気にしていない。むしろせいせいとしているんですね。詠深の決め球こそを打ちたいと、あの楽しそうにベンチに帰っていく姿を見れば、ああこの人の真価はいよいよこれからだと思わされるわけです。

手強い美学を相手にする新越谷。攻撃においては、カットすらしないという作戦。これが後にどう生きてくるのか。それが対美学戦における勝利に繋がってくることになるのだろうと思うのだけど、今回ばかりは芳乃もちょっと自信なさげですね。

『追風のジン』

忍術を駆使しスパナを追うジンに、カエルモチーフの忍具でもって対抗、上回っていくスパナ。忍術を使う忍者はいわば超人。人並みはずれた運動能力を前に肉薄されながらも、都度的確に動いてジンを退けていくスパナの判断力。ここに彼女の経験の高さをうかがうことができて、ええ、スパナ、相当に場数を踏んできているんでしょうね。

スパナとジンの対決は、目当ての本をジンが取り返したことでジンに軍配があがりましたね。けれどここに忍者を取り締まる侍、マサムネが介入。その刀、月虹が発する強大な力でもってジンを叩き伏せて、これ、忍者という存在の業がジンに災いしとるなあ! ジンは取り締まられるような悪いことしてないのにな。むしろマサムネと同様に、悪辣な忍者に対立しているというのにな。この誤解がどのように解けるのか。今はこうして対立しているジンとマサムネだけど、このふたりが同じ敵を前にして協力する、その時のことを考えるだにわくわくさせられるというものです。

しかし今回、いろいろなことがわかりましたね。スパナが、七虹架ゲンナイの孫だということ。なるほど、スパナは散逸した祖父の発明を取り戻そうと動いているわけですね。そしてユザワ村にやってきた商隊。その頭領が忍者と裏で手を組んでいることも。この事実を知ったユザワ村村長とココロは捕われの身となってしまい……。

この次へ次へと気になる状況が発生していく流れ、この推進力。ぐいぐいと読み手を引っ張って、ああ、このピンチをいかにジンが引っくり返してくれるのか。次の展開が気になって、楽しみで、来月がもう待ち遠しい。ええ、見せてくれますよ。

『ねことちよ』

前回、お店やさんをやっていたねこ。なにか目的がありそうだなあって思っていたら、ああ、ちよの誕生日をお祝いしたかったんだ。教えてもらいながら、お祝いのカードを書いてね、そしてふみと一緒にケーキ屋さんにいくそのくだり。自分のお金でなにか買うのはこれがはじめて。ふみから、ちよがきっと喜ぶっていわれてすごく得意そうな顔してるねこが可愛くて、いやもうこの子、すごくいい表情見せてくれますよ。

ケーキ屋さんでは、たくさんあるケーキに圧倒されてね、けどそこからちよが好きないちごのケーキを選び出すの、ああちよのことよくわかっています。そしてねこが財布からたくさんの10円玉をジャラジャラ出してからの店員さんとのやり取りがまたいいの。大人がよくねこのこと見守ってくれていますよね。こうして健やかに育まれていくねこの様子が、ほのぼのとした温かみとともによく描かれて、見ているだけでなにか安心できる、そんな気持ちになっていくのです。

ちよの誕生日のお祝いは次回に描かれることになりそうですね。ちよの喜ぶ様子、それを見るのが楽しみです。

『最果てのともだち』

キヨが救われる日は果たしてくるのでしょうか。アサヒへの執着をいよいよ強めていくキヨ。いずれくるアサヒとの別れを思えば、穏やかではいられない。いずれ小学校を卒業していくアサヒ。4年生から5年生に進級して、残り時間は刻一刻と失われていく。置いていかれることに苦しむキヨの心情、いかばかりでしょうか。

アサヒはアサヒで不安を抱えているんですね。新学期、新しいクラス。いつもうまくいかないと沈んでいて、けれどキヨはそんなアサヒをはげまして、放課後キヨに会いにきてくれたら笑顔にしてくれると、しあわせにすると、アサヒの学校生活はこれからも楽しいと笑顔でいってくれるのですね。

別れに苦しむキヨと、明るくふるまうキヨ。どちらのキヨがよりこの子の本質に近いのでしょう。誰にでもある両面性、それをキヨも有している。しかし、ただ両面性というには苛烈にすぎるキヨのありよう。信じていいのでしょうか。それとも、深みにはまるその前に、距離を置いておくべきだったのか。わからない。今いえるのは、嫌な予感しかしない。ここからどうやって、しあわせな未来を指向していけるのか。その道筋がまるでわからないんですね。

新しいクラスで、アサヒが日暮と友達になれたことも不安材料に思える。悪い状況にあっても立ち向かえる、そんな強さを持った子。また霊の存在を感知することのできるこの子が、キヨとアサヒの関係にもなんらか働きかけて、よい方向へ向かわせてくれるかも知れない。そういう希望がありながらも、クラスに友達ができたことでアサヒのキヨに対する依存心が薄れていけば、キヨはまた豹変することにもなるのではないか。

今はもうあらゆることが不安をかきたてて、ああ、なんとかよい方向に向かってくれることを望みます。そしてその先に、キヨの、先生のさいわいもあればと思うばかりです。

2022年3月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年5月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年5月号、発売されました。表紙は『スローループ』、ひより、小春、恋の3人が春の野原に寝転んでいるその様子。手に手を繋いで、いい笑顔を見せてくれているのが実に素敵な表紙です。3人のまわりには白詰草、クローバーが茂っていて、これ、よく探したら四葉があったりするのかな!? 春は芽吹きの季節。この子たちにはよく似合う、そんな情景でありますね。

今月は新規ゲストが1本です。

『はざまサンドイッチ』

人が人に向ける好意を、数値として視認できる狭莉理。たとえ喧嘩をしていても、そのふたりが互いにどう思っているかは一目瞭然。幼少の頃より、こうした環境に身を置いているために、人と人の好悪の機微は感じとるものではなく視認するもの。客観的に外部から観察する。そうした振る舞いが自然身についてしまっていたというんですね。

そんな彼女にふりかかった恋愛ごと。友達の陽彩芽依から告白されて、ああ、自分に向けられる好意については視認できなかったことを実感させられ戸惑う莉理。これまで、恋愛とは第三者的視点から見守るものだと思っていたのに、自身もまたひとりのプレイヤーであったと思い知らされた。さあ、どうする。莉理は、芽依のことを思っている友人、紫日葵を応援してきただけに、その関係に介入したくない。

いろいろ思い悩んじゃうんですね。

莉理の能力は、一昔前の恋愛シミュレーションゲームに出てくる親友キャラを思わせてくれますよね。電話をするとヒロインたちの好感度や攻略状況を教えてくれるやつ。いうならば莉理は、そうしたポジションに自身を位置づけていたのに、自分も誰かの攻略対象となるえることに気づかされて、そこからの動揺。一旦は断わるも、決して諦めない芽依に、不審な行動をとりはじめる日葵と、途端に騒がしくなる莉理の周辺。ええ、莉理のプレイヤーとしての日々がついにはじまろうとしている。身の置きどころが変化するということ、それこそが見どころでありました。しっかり読ませていただきましたよ。

『スローループ』

ひとり釣りに出かけるひより。言葉少なに、ただただその行動を追うかのような描かれ方は、淡々と釣りに臨むひよりのスタイルがそのままかたちになったようで、またこういう表現も面白いなと思わされました。

満開の桜の並木を抜け川縁を歩くひよりの姿は、大きな景色の中、ぽつりと小さくて、それがまたこの子のあり方を物語るように感じられます。自然を前にひとり対峙している、そんなこの子の向き合い方が不思議とこの子の気負わない姿勢を浮き立たせて、ロッドを手に魚と格闘する様子も、あたかも対話しているかのよう。ひよりにとって釣りとは、魚とのコミュニケーション。魚とのやりとりを通じ、その相手のことも、自分のことも、知っていこうとする、そんな試みのように感じられる描写の連続でした。

そしてこのまま家族でのお花見に移行していく、その流れもまたよかった。ひとりを楽しむひよりと、また同じくらい小春たち家族との時間も大切にしているひより。ふたつの側面がこの子のうちに同居していることがよく伝わってくる、好エピソードであったと思います。

2022年3月23日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2022年3月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年5月号、昨日の続きです。

『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』

いつもクールなイトちゃんも、むっとして桔香と喧嘩して、なんてことあるんですね。売り言葉に買い言葉的な展開。イトちゃん好きすぎ桔香ちゃんが、このところハマっている折り紙にしもべのみんなを引き込もうとしたところ軽く反発されまして、イトちゃん自身はそこまで嫌がってたわけじゃないんだけど、なんか決定的に決裂することになっちゃった。

イトちゃんも素直じゃないから。桔香は桔香で意地っ張りだから。だからおそらくこういうことは、これまでもちょくちょくあったんだろうなあ。でも今回はイトの交友関係が広がったがゆえの掛け違い。友人関係っていうのも、なかなか難しいものですね。

陽キャでギャルのカネポンの誘いで、みんなで花見にいくことになりました。桔香もイトも喧嘩中なのに、距離とりながらもなんだかんだ律儀に参加するのがおかしくて、でもってカネポンと一緒にいる子たち。この子らも相当だな! 桔香の周囲の子らもたいがいだけど、カネポン周辺もすごい。なだっちすごいな。イトちゃんとはまた違ったベクトルのクールガールだ。キリちゃんもすごくいい子だし、ほんと楽しい友人の輪が広がりますよ。

そしてイトちゃんと桔香の仲直り。素直になれないイトちゃんの、不器用なコミュニケーション。可愛いやん、泣けるわ。そして取り出すおりがみセット。ああ、この子の感情の発露。桔香のこと大事なんやな、好きなんやな、素直じゃないし気持ちの表現ヘタだけど、それでもいろんなところから漏れる思い、それがすごくいたいけで、最後にはほっとできる、そんなエピソード。よかったです。

『のむラリアット!』

双子の選手を替え玉に使ってまで、翼と一対一の状況を作り出したヴェスパー。翼を相手に、正々堂々と挑むのだろうか。まさかここでも卑怯な手を使うのか? いや、この期に及んでそれはないだろう。ヴェスパーの求めているのは完全勝利に違いない。自身の力で翼に打ち勝つ。ケチのつくようなつまらない勝ちなんて望んじゃいないだろう。

ヴェスパーの思惑はまさしくその完全勝利。これはもう、待ってました! でしたね。自分の中に残る甘さ、弱さを克服し、翼にも勝ってみせるとその気迫や尋常ではない。対する翼もここで負けてはいられない。目指す戦いは、ヴェスパーを降したその先にこそあるのだと、全力を振り絞るようにヴェスパーに対峙する。

その一挙一動が熱い! 本気と本気のぶつかりあいを制するのはいったいどちらなのか。マットに倒れたヴェスパーに翼のフィニッシュムーブが炸裂、試合が決着を見ると思ったら、これをチャンスと反撃に出るヴェスパー。技と技の応酬。必勝の決め技をいかに返し、上回れるかで勝負は決まる。決め手となるのは意地なのか、仲間の期待に応えたい一心なのか、憧れの存在に向ける思いがゆえか、そしておそらくはプロレスが好きという気持ちも乗せての一撃からのフィニッシュホールド。

いや、いいものを見た、その思いでいっぱいでした。

でも次回、最終回なのかあ。これは正直、驚きでした。

『今日の授業は恋愛です!』

さがり、かつて名雪との間に起こったこともすべて受け入れ、消化することができましたね。ずっと後ろ向きだった恋愛学にも前向きに取り組もうと動きはじめて、そうしたさがりの助けになってくれる人も現れて、というか最初さがりが思いっきり敬遠してるのがこの子らしくていいですよね。ええ、この子、こういう距離感持ってる子でした。基本的にソロ行動。知らない人を前にする時は警戒から入る感じ。でもその人、白百合会副会長の二ノ瀬ひなは屈託なく距離を詰めてきて、この踏み込み! コミュニケーション強者の風格感じさせます。

今回からはじまるエピソード。また一波乱あること予感させてくれまして、さがりに恋愛学を教えてくれていたひな、この人の悩みがさがりにも関わりがないことではなかった。このところ、ひなのカップル、パートナーの元気がない。そのパートナーというのが名雪。さがりが名雪の不調に関わっている。名雪のいうさぁちゃんがさがりのことであると気づいたひなの豹変。

ああ、真っ向からの宣戦布告じゃないですか。さがりはきっちり断りをいれているのだから、ここでひなと対立するいわれはないんですけども、名雪の中ではさがりへの気持ちは解決していない。となれば、ひなも退けない。この恋愛感情に突き動かされる激情。まだこの漫画においては描かれてこなかった恋愛の苛烈な一面に踏み込もうという、そんな予感をさせられます。

そして気になるのがしらべです。転科を考えている? なにを思い悩んでいるのだろう。その真意こそはまだわからない。この、ひなとさがりの問題に、どのように関係してくるのか、それもまるで見えない。けれど、情報の提示される流れからするにまったく無関係に進行するとは思えない。今回のキーパーソンこそはしらべであろう。そう思えばこそ、この子の行動、今なにを思うのか、それが気になってなりません。

2022年3月21日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年5月号、昨日の続きです。

『SAN値直葬!闇バイト』

相変わらずヤバい雰囲気ただよわせていますよ。仕事のお供にショゴスを提供されたあかり。あまりのおぞましい姿に恐慌寸前、涙目で抵抗してたらこよは正気度のチェックに失敗してしまっていた……。しかも2連続で失敗してるんですが、こよは大丈夫なのかな。今後、なにかしらの悪影響が続くのでは? ええ、この漫画の雰囲気だと、あとあとまで尾を引くようなこと、あってもおかしくない……。

ショゴスとちゃんとコミュニケーションできるんですね。暗黒端末なるスマホ似の機械でメッセージのやり取りが可能。で、これがいわゆるおじさん構文で出てきて、ショゴス、お前、古きものの下僕というのは知ってたけど、ネット古参でもあるの? あの思いっきり引いてるあかりが気の毒で、しかもこのおっさんショゴスが自分の制服に同化、まとわりついてくる!

ヤ、ヤバい……。あかりが恐慌状態に陥らずにすんでるのが奇跡のようでは!?

今回のあかりの任務は、学校に棲息するという半魚人の確保。皆には知られないようにと釘を刺されていたあかりだけれど、友達のうらんが半魚人の噂を追ってしまっていて、あああ、この子が巻き込まれるの!? と思ったら、こ、このタイミングできよるか! この一気に距離を詰めてくるの、びっくりしますよね。ダゴンの時にも思い知らされたことですが、毎回がこの距離感、この踏み込みなの!? いやあ、やられまくりですね。これ、ほんと、心捕まれまくりです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

新しい町にやってきたアヤたち。本格的に探索を開始しているのですが、残念、なかなか食料が見つからないようですよ。

そんな腹ペコパーティがたどりついたのがいたち商店。駄菓子屋さん! 作者の実家!? たまごボーロにリル感動。充分な食料が得られて一安心ですが、持ち運びには向かなそうなのが玉に瑕かな? でもお菓子あり、おもちゃありで、文明の滅びつつある状況においては心の栄養も補給できた、そんな貴重なスポットであったように思います。

前回明かされたアヤの過去、この世界がゾンビ禍に沈むまでの状況、その重さを受けてなお健全であろうとするアヤがとてもよかったです。これまで食料をいただいてきたアヤ。それを全部ノートに書き留めている。いずれ世界がもとに戻った時にお金を払えるように。この異常な状況において、せめて正常であろうとつとめているのか。親御さんの教育あってのことか。こうしたアヤの健やかさに救われる思いがしました。

そして今回のピンチ、リルが迷子に! この問題解決に笛ラムネが活躍するのね。ええ、描かれたこと、それがのちに生きてくる。これもまた嬉しいところであります。

『うちのババアしか勝たん!』

女子高生にまで若返ってしまった祖母のウメ。同居することになった孫、にこの生活ががんがん改善されて健康路線になっているのがおかしくて、いやいや、よかったではないですか。規則正しい生活リズムに栄養に配慮された食事。健康もそうだけど、美容にも効果ありだよ? ええ、にことウメの同居、ふたりそれぞれにメリットありではないでしょうか。少なくともにこには得しかなくなくない?

今回はウメの生活用品を買いにいきます。ご近所のショッピングモール? にこは衣料品店にて服を物色、ウメは陶器市にて食器を見てまわって、その陶器の見立て、知識についても折り紙つき。若い子に壁を作っていた陶工の心を開かせるのがとてもいい。素朴さと素直さと、謙虚さと、穏やかさ。そしてにこへの情愛。そうしたウメの情緒が、にこならぬ他の人たちにも伝わっていく、そんな温かみがとても心地よい漫画であると思います。

今回のラストに登場した、にこの友達とウメとのコンタクト。それもまた楽しみですね。きっと悪いようにはなるまい。そんな予感がするのですね。

『妖こそ怪異戸籍課へ』

お、おそろしい。今回の怪異戸籍課は過去一おそろしい。愛三女学園にて帝華たちを出迎える尚美がおそろしく可愛らしい……。等身大ポップを作って芳文社入り口に展示すべきでは!? それくらいに可愛かったです。

さて、今回は皆でテスト勉強ですよ。一学期の期末テストを前にして、楽しみにしている帝華と、はやくも諦めている饗子。え? 饗子、勉強あかんの? なんかひょうひょうと乗り切ってる、そんなイメージあったけど、そうか、テストとなるとそうもいかんのか。

というわけで、帝華の友達と饗子の友達、合同で勉強会することになりました。場所が饗子の学校、愛三女学園。饗子の友達ならぬ保護者、尚美がうまく場を取り仕切ってくれて、この子、クラス委員長やってるだけあってさすがの手腕です。というか、委員長スキルというより饗子の世話で身についた能力って感じなのかな? 細かいところにまでゆきとどいて、しっかり皆をリードする。ええ、しっかり者の尚美。帝華の友達ともすっかり打ち解けて、いい勉強会になっていましたよ。

そしてめでたく帝華も饗子も、友達みんなも赤点回避。帝華のちょっと悪ぶりながらも真面目で前向きな個性も見事に発揮されて、ほんとこの子、いい子ですよ! そんな帝華が虎の扱いに憤慨した時に、すかさずなだめてくれた饗子もいいお姉さんしていたと思いました。また睦子の勉強についての姿勢もいい感じで、こうした皆のあり方に伸びゆく若さや瑞々しさ、しなやかさを感じて眩しかったです。

2022年3月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年5月号、昨日の続きです。

『こみっくがーるず』

必死の表情でおまんじゅうを運んでいる割烹着かおすちゃん。ああ、これ、幼い頃の思い出なのね? と思ったものの、いや違うな、いくらなんでも違う、だって扉の幼かおすちゃんと髪型も違ってるし、それに表情もやっぱ違うもんなあ。

いやもう、かおすちゃん、なにをやるにも大仕事な子ですよ。でもその歩みを温かく見守ってくれているご両親。ええ、いいご家族です。そしてかおす父の手仕事。魅了されるかおすがいいですよね。そして、この父の姿と娘の姿、ふたりの姿勢を重ねあわせて語ってくれるお母様。ええ、かおすちゃんがくじけそうになってもまた頑張れる、その根っこを知ることができたように思いましたよ。

そしてかおすちゃんの着想。次の漫画のとっかかりができた。けれど次に続かなくて、悩んでいたところに編沢さんのアドバイス。誰かをモデルしてみれば? ええと、自分自身をじゃないよね? と思ったら、まさかのお父様!

この発想が閃いた時のかおすちゃんのあの表情! ええ、名作の予感では? ええ、なんとしてもこれをチャンスとはばたいていただきたいところです。

『ぬるめた』

カオスのお話だ! 猫耳を装備したくるみ。耳だけじゃなくヒゲやしっぽもつけたんだ。でもこれがまさかのトラブルの種に!? 思いもしない展開、ガチケモナーしゆきが次々と駄目出し、辛辣批評をはじめたと思ったら、さきながしゆきにダイレクトアタック! でもってこの辛辣さがくるみにも炸裂。

なんだなんだ、今回はギスギスモードなの!? と思ったら、なるほどそういうフリと思ったと……。いや、いやいや、くるみがマジへこみしてますやん。思いっきりすねちゃってるし。

と思ったら、ここにれあが介入。で、さきなとれあがえらいこっちゃに!? いやもう、ここでも再び思いもしない展開に微笑ましく(?)思っていたら、まさかのギスギスモード継続ですか!? からの、れあ可愛い発言でとどめ刺しちゃうとかね、さきな、どれだけ人を翻弄してしまうのだろうか。このアップダウンの激しさに、見てるこちらもつりこまれてしまった感ありましたよ。

そしてまさかの落ち。ゆうかが、なんらかのガチ反応示しちゃってるよ!

ほんと、これ、毎回といえばそうかも知れないけど、カオス回でした。くるみ、ちゃんと返却されるのでしょうか。

『コンビニ夜勤あくまちゃん』

連勤の果てにいろいろ駄目になってしまってる店長多田の大ピンチ。まさかの誤発注、12個のつもりで123個発注しちゃったパンが押し寄せてきた午前4時。いや、こういう話、ちょくちょく聞いたりしますけど、やっぱりフェイルセーフを設けておくべきなのでは? 通常の発注量に比べて大幅な増減があった場合、なにかしらの確認をするとか、そういうの。もうあったりするのかもなあ。でもこういう失敗をやらかしてしまう時って、そのフェイルセーフも余裕でぶっちぎっちゃったりするんよね。ほんと、たまにそういうことあるから、取り返しのつかない操作には二重三重の対策が欲しいところです。

さて、123個のパンを前にした店長。思いっきりブロック長から詰められとるわけですが、こういうことやると失敗が隠蔽される組織になるよ? いや、システムで監視できるのなら発注が通る前に確認したれよ! ってのはまあいいとして、店長、ヤバいな、全部買い取るつもりでいる……。

この店長のピンチを前に、門音さん、いやさねね姉さんの段取りで123個の新商品を売り切るべく皆で動くのがね、ほんとよかったですよ。この店、組織としてはブラックかも知れんけど、店員は仲がよくて団結できるのが本当になにより。それぞれの持ち味、得意を総動員して見事にパンを売り切った! このやりきった感。いやもう、すっきりと気持ちのいい展開見せてくれました。

『ななどなどなど』

いや、おだんごの子、めっちゃ可愛いですよ。いやもう、めっちゃくちゃ可愛いですよ。

さて、ステージに立った小町ちゃん。緊張したところをね、ななどが手をとってはげましてくれるの、これ本当によかった。ななどの小町に向ける気持ち。手だけでなく、気持ちが繋がっている、そうした感触がその笑みからも伝わるようで、このふたりの関係性、繋がりに心持っていかれる思いがしました。

ステージを成功させた小町たち。続いては、茶々の問題を乗り越えないといけません。これ、茶々と真っ向対立するのかと思ったら、小町、妹の抱えている悩みを見抜いて、ああ、茶々の傷ついた気持ちに触れて、そのつらい気持ちから抜け出せるよう妹をはげまし、背を押してあげるんですね。ええ、小町ちゃん、いいお姉ちゃんしていたではありませんか。小町の立ち直りにななどが支えになってくれた。そしてそれは同時に、茶々のお姉ちゃんとして振る舞えるだけの成長を小町に対しうながしていたんですね。

宮前このみとのいろいろも清算されそうな雰囲気ですよ。このみから返却された500円。いや、すぐさま400円の返却、100円の貸しになってしまうんですけど、いろいろこじれはしたけれど、ふたりはまた違った友達のありかたに踏み出していけそうな気がする。萌やるる、ななどたちとは異なる、気づかうことなく、思ったことをいいあえる、そんな関係ができていけそうに思います。

そして今回のよかったの、ばあやさんのあの笑顔! ああ、ばあやさん、報われましたね。大事に面倒を見ている子たちの頑張り、活躍を目にして、どんなにか嬉しく思ってらっしゃるか。その気持ちのひしひしと浮かぶあの一コマ。最高の瞬間だったと思いましたよ。

しかしこの文化祭のエピソード、多くのできごとがあって、多くのことが落着して、これは、これはグランドフィナーレが近いのではないか……。ハラハラしながら最後のページ、下のコメント見てみたら、セ、セーフ!? セーフということでいいのですか!? いやもう、これからの小町ちゃんも見ていきたい。お願いしますよ。ほんとにお願いしますよ。

2022年3月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年5月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。ココアとフユがふたり手を繋いで、一緒にジャンプ? 色違い、揃いの衣装。ピンクのココアに青系のフユ、そのコントラストがそれぞれの個性、キャラのカラーを強調していていい感じです。チェックのスカート、ストライプのリボンにネクタイ、制服っぽい格好のその上に着ているパーカーがカジュアルさを追加して、そのポケットにはチノぬいぐるみ! ココアとフユでちょっとずつ違うんですよね! なんか緩いチノぬいの表情もまた面白い可愛いイラストです。

今月は新連載が1本、新規ゲストが2本です。

『サキュバスなんてもうこりごり!』

両角裕香はサキュバスハーフのお嬢さん。ある日、突然ツノが生えてきてびっくり。そして明かされる出生の秘密。サタンから、人間の精気一年分を納品すれば人間に戻してくれるとの確約を貰って、しかしこれまで誰かとつきあった経験さえない裕香にはあまりに酷な条件。でも、母が性奴隷に堕とされる、いや違った、母はむしろ自分から立候補しとる。ともあれ、家族を守るためには自分がなんとかするしかない。

ここからの裕香の活動。まだサキュバスとしての能力は未知数だけど、いや、思いっきり幼なじみの女の子を落としてしまってこれはこれで大変なことに。なるほど、サキュバスとはいっても相手が男である必要はないのか。しかし接触で人を発情させることができるという能力、危険では? 満員電車とか乗れないよ!?

ともあれ、裕香の方向性、決まった感ありますね。なるほど冒頭に描かれたように、女子ハーレムを築くことになりそう、というか、裕香は完全に暴走する女子たちに翻弄されてますな。純情サキュバスの、望むと望まざるとにかかわらず女子に迫られ大変なことになる、そんな漫画。とりあえず第一話は幼なじみが、いや、幼なじみの毒牙にかかって……。でもってこれ、どうもどんどんエスカレートしていきそう。サタンに課された条件、わりと楽勝で達成できそうな予感がしますよね。

『メイドさんはハジメテの友達』

2022年1月号からゲスト掲載されていた『メイドさんとおたのしみ』が改題、設定も少し変更されて連載化されたようですよ。

友達のいない桜井フブキ。新しくできた喫茶店になかば無理矢理入店させられて、店員のお嬢さんから私とお友達になりましょうといわれてしまう。この店はちょっと特殊で、ギャンブルの勝ち負けで飲食代が無料もしくは全額支払いとなる。でも今回は特別に、友達になるならないを賭けよう。かくしてブラックジャックを遊ぶことになったフブキ。でもルールを知らんのだろう? そりゃ勝てないって。駆け引き以前の問題じゃないですか。

しかもこの店員、イカサマ疑惑がある!? イカサマも技術? それ、カジノで客がやったら裏に連れてかれるやつだよ!? ともあれ、金銭賭けてるわけでもないこの勝負。そこまでしてフブキと友達になりたい!? いや、イカサマしてるかどうかは確定してないグレーな状況ではありますけどさ。案の定負けて友情を差し出すことになってしまったフブキ。ここからどういう関係が育まれることになるのか。なかなかに剣呑なシチュエーションではありますよね。

『食べちゃいたいくらい××』

サキュバスハーフに続き、マンイーターハーフのお嬢さんが登場です。赤喰かるまはマンイーターと人間のハーフ。この世界には怪物、モンストラムが人に紛れて暮らしていて、ルールさえ守っていれば大丈夫、けれど人を襲うなど規律に違反すれば怪物狩り、ヴェスパに取り締まられることになる。かくしてかるまは、ぎりぎりルールを超えないよう注意しながら人のエキスを奪っているわけです。

そんなかるまがある日出会ったのが、イケメン美形と見紛う美少女ヴェスパ、狩屋蜜蜂。なんとか逃げおおせはしたのだけど、翌日すぐさま再会。女子高生連続失踪事件を調査するため、転校生として潜入してきたというのですね。

わりと無害であるため見逃がしてもらえているかるまと蜜蜂の交流。そして蜜蜂に迫る脅威!? 事件、隠れた危険、調査潜入にバディもの。結構好きな要素がずらりと揃って、ここからの展開やいかに! 蜜蜂のピンチ? そこでかるまがいかなる助力をしようというのか。即席デコボコバディの活躍、期待しますよね、これ。

2022年3月18日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2022年3月17日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。