『まんがタイムきらら』2026年5月号、発売されました。表紙は『一畳間まんきつ暮らし!』。ヘッジホッグの4人が揃って登場です。制服ながら、揃いで鮮やか華やかな雰囲気は、さながらアイドルグループのようでありますよ。芽衣子をセンターに、それぞれ個性感じさせる表情、ポーズで、かわいかったり、かっこよかったり。それでいて非常にまとまったチーム感あるイラストです。
今月は新規ゲストが1本です。
『くらげ先輩はまんざらでもない』
生徒会二年代表をつとめる間島メイは真面目一徹な堅物お嬢さん。生徒会室で寝ている副会長、花倉こかげ、通称くらげ先輩を起こしたら、突如意味深な誘いを受けて混乱中。しかしくらげ先輩は、よくわからないまま謎ノートの文章を読み上げただけみたい。
表紙にマル秘と書かれた謎ノート。それはマジメなる人物の願望が小説として綴られた危険物。はたしてマジメとは誰なのか。まあ、間島なんですけど、こかげの熱烈なファンとして、生徒会に潜り込んだ間島は、こかげとの関係を妄想してはノートに記していた。その危険物を、こともあろうに当の本人に読まれてしまって、さあ大変。なんとしても自分が持ち主であることを隠さなければ。
必死のごまかしはむしろ怪しさ感じさせるのでありますが、実際、これ、なんの効果もないよね? どうもこかげは察している。間島をくすぐるように、探りをいれる? いや、むしろからかいの類いかもしれない。間島の心に触れては、離しをくりかえし、そしてついには間島をマジメちゃんと呼ぶにいたっては、もう完全にわかった上で転がしていたんじゃん!
でも、くらげ先輩は、決して人の気持ちをもてあそんでおもしろがるような人ではないのです? ということは、マジメちゃん、その気持ちの行方、結構望みがあったりするんじゃないですか!?
『しあわせ鳥見んぐ』
ものぐさ怠惰な自分は東北には住めません! というのも冬の重要事項、雪かきがですね、無理だと思う。出かけようとする翼を待つは、まずは雪かき。車の周囲、ついでに玄関まわりの雪かきせねば出かけるどころではない。
雪かきは重労働。汗をかけば、なにしろ真冬、冷えて冷えて寒い寒い。これもきつい! 私は寒さに弱いんですよ。よう北国では暮らせないと、心底思わせてくれるエピソードでした。
さて、翼のおでかけは、例によって鳥見です。すずと落ちあって一路河川敷に向かうのですが、一面の雪! こんな状況で鳥見なんてできるのかというすずの疑問に、具体的に答えていく翼が頼もしい。雪を避けているアオジたち。木の枝から落ちる雪に、ジョウビタキの存在を感じ取る。そして河原には、寒さを対策するアオサギが。しかしこの鳥、かっこいいなあ。あの長い首を、すっかり収納できてしまうんですね。
鳥見を楽しみ、そして撤退するふたり。寒さにまいったすずが、寒冷対策していた翼から暖をとる。この様子、とても親しみ感じさせて愛らしい。なんだか照れてる翼もまたいいんですよね。もっと仲よくなるとよいのです。
『初凪ヒメリウム』
陽姫の下校を校門にて待ち構える玲央奈が、すわ不審者かと学内で話題です!
さて、玲央奈が陽姫を待っていたのは、自作のアクアリウムの仕上げを目前にわくわくがとまらなかったから。陽姫とともに入店して、そして陽姫に無理難題を! 自分のアクアリウムにいれる魚を、初心者向けの魚を選んでほしいというのです。
責任重大案件に潰れそうになる陽姫! しかしくるみも玲央奈の提案に乗り気だ! かくして陽姫はこの重責を果たすべく奮闘するのです。
陽姫が選んだ魚はなんだったのか。それはグッピー。アクアリウムの定番種という印象がありますよね。でも、初心者でも扱いやすそうだからという理由だけでなく、アクスタが配置された玲央奈の水槽に似合いそうだと思ったから。青や赤のカラフルな体色が、ペンライトのように彩ってくれるだろうと、そう考えての結論だったのですね。
しかしこれ大正解ではないですか。水槽も華やぎ、そしてお客様も大喜びだ。店員として立派に役目を果たした陽姫。これはきっとこの子の成長にもつながる、そんな機会となったのでしょうね。
ほんとは水合わせメインで書こうと思ったんですけどね。学習要素大好き! でも、すっかり陽姫のがんばりに持っていかれてしまいました。
- 『まんがタイムきらら』第24巻第5号(2026年5月号)

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