『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、昨日の続きです。
『エイティエイトを2でわって』
めずらしい。今回はさゆゆのひとりがたり回ですよ。ゆずにお呼ばれしたからと、水着にパジャマを新調したさゆゆ。お友達と過ごす夏休み。お泊りも楽しみでしかたないというこの子の高揚感が見てとれて、とてもいいんですね。
そしてピアノの作曲活動も続けています。だんだんと活躍の場が増えてきている。さらに活動の裾野を広げるにはどうしようか。前向き! 戦略的! 結構アグレッシブなさゆゆの側面が見えるのもおもしろい回でした。
そして連弾曲へのチャレンジ。弾くのではなく作る方ですね。4手ならではの響きの厚み。表現への関心と、4手ならではの難しさ。以前、美弦と奏もプリモとセコンドが入れ替わる曲を弾いたりしていましたが、パート、手が交差するとかもわりとよくある。とはいえ、さゆゆが危惧するように、手がぶつかるようだといけない。ましてや同じキーを叩くとかね、やはりいろいろ難しさがあるっていうんですね。
こうしたひとり問答に、なぜか脳内美弦が介入してくるさゆゆの世界観。これ、よっぽど美弦が好きなんだね!? いや、本当か? 美弦のアグレッシブに絡んでくる、あの行動あっての刷り込みではないのか?
そして最後にさゆゆが思い描いた美弦と奏の斬新連弾。ピアノを離れ踊り出した美弦が、ラストにピアノにズバーン! って、ピアノの底抜けてない? パクリだというのは、カーゲルのあれですか? あるいは内部奏法の一種? 実際こういうのもあるのかしらと、そうしたこといろいろ思うこの描写。なんかおもしろかったのですが、この曲、美弦はともかく、奏は敬遠しそうな気がします。
『ゲームセンターのこころ』
なつとハル。ふたりの生活の情景を垣間見るような今回。仕事が終わればとっとと帰りたいハルがですよ、せっせと閉店作業してたのに、なつが頼まれていた仕事を思い出した! 今日中にやっておいてといわれた作業があったんだった! かくして帰りは遅くなるのですが、それでもなんとか早帰りしたいハルがむしろ清々しいですね。ええ、私も断然ハルタイプ。1分1秒でも職場には残りたくない人間なのです。
でも、ハルはなつと一緒に帰りたい理由がある。というのは送迎ですね。ハル、車の免許をとってない。いや、免許とっても、乗らず名目だけになるってこともあるからなあ。ハルはきっとそういうタイプだと思う。ええ、私がそういうタイプです。
車に乗れないハル、なつと一緒に帰らなければ足がない。はやく帰りたいという気持ちが強すぎて、仕事が残ってるなつをあんまりに急かしたもんだから、ハルのこと両親同様追い出すかもね、なんていじわるいわれちゃって、ああ、ハルさん、絶体絶命だ。
そこからのハルの狼狽。なつに取り入ろうと仕事手伝おうとしてみたりするんですが、見事に空回り。さらには邪魔しちゃう始末で、いよいよ追い出されると凹みまくるハルです。そんなハルのこと、大好きなカレー作ろうかなって甘やかしてくれるなつ、ほんといい子ですよね。
今回は、ハルがなつに甘える回でした。駄々こねて、困らせて、でも一緒に料理なんてして、なつがいつもがんばってくれてることあらためて認識して、ちょっと反省もしたみたいですよ。
ハルを家から追い出したご両親。そばになつがいてくれたら安心ですね。こうしていろいろ学んで成長していくんだと思う。とはいえ、ハル、ただ便利だから、楽だからなつといるんじゃなく、なつのこと大好きすぎるきらいもありますよね。楽が好き、面倒が嫌い、でもなつと一緒ならがんばれそう。そんなハルなつの関係性。ちょっと前進、変化したみたいですね。
- 『まんがタイムきららMAX』第23巻第6号(2026年5月号)
『まんがタイムきららMAX』2026年6月号、
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