2025年2月22日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ななどなどなど』

小町ちゃん、友情の危機ですか? クラスに馴染めてきてるといい気になっていたら、高山萌からふられちゃったと泣き言メッセージが送られてきた。顔あわせるの気まずい! 一時は学校休もうと思った小町だけど、ちゃんと登校しましたね! えらいですよ! しかも萌にもちゃんと会って、いや、でも、萌、大丈夫そうだ……。

いや、そんなことないんですよ。さすがつきあい長い優子です。皆を集めて、萌の身に起きたこと聞き取りする。でもね、これではっきりするわけですよ。萌、明るくふるまってるけど、無理してる。陰る笑顔。もうるるとは一緒にいられない。そういう萌に、黙ってられない! るるのとこにいくと駆け出していくななどが本当にありがたい。頼りになる子だと思います。

こうしたときには、空気の読めない誰かがいたほうがいいのかもとも思える。場の雰囲気に左右されず、自分の気持ちを素直に伝えられる人。萌だけでなく、ななども小町も避けているるるに対し、寂しさこみあげている小町。この子はプライドが高いでしょう? 自分の気持ちを閉じこめて、平気だ、なんでもないって思い込もうとしてるじゃないですか。でも、そんな小町にとって、ななどのそんなの嫌だという叫びはどれだけありがたかったろう。あの、口とがらせて涙ぐんでる小町の姿。あんなの見せられたら、もうたまらないですよ。ええ、小町と萌にななどという友人がいてくれて本当によかった。そう思わないではいられないエピソードでした。

そしてふたりはるるを待ち伏せ。事態を飲み込めていない、ずっと混乱し続けていたるる。ああ、この子もつらい気持ちを飲み込んでいたんだ。萌を傷つけたつらさ。自分勝手な自分への嫌悪感。でもそうしたつらさを和らげようとする小町です。ああ、この子、成長しましたね。友達を思いやれるようになったんですね。ほんと、ふたりは、皆はいい友人同士だと思います。

で、なにがおもしろいって、最後に疎外感あったと告白したるるに、ななどの素直な発言が直撃する。私はるるちゃんに言いましたよ? そうだった! いってたわ! ほんと、この最後の最後、なんだかくすっと笑えて、きっとこの子たちは大丈夫だなって気になれたのでした。ああ、やっぱりななどがいてくれてよかった。そう思わされたのでした。

『SAN値直葬!闇バイト』

さらに成長を遂げた輝くトラペゾヘドロン。バイト3人でまわすには大きくなりすぎたか、さらなるバイトが雇われたのですね。それが七星かれん。いいとこのお嬢さん。なんと馬で登場した。見た目麗しい貴公子思わせる美少女です。

キラキラと輝きをまとわせるかれんです。行動こそは非常識だけど、おお、この漫画ではめずらしい常識人枠だ! と思ったら、本来はこよがそうだった。でも超人あかりとともに危機を乗り越えてきたことで、非常識にも慣れてしまったこよです。今では魔術も使うしな。だからこそか、ここにまた常識人が投入されたというのでしょうか。

どれくらい常識人かというと、あかり、こよ、なごみがまるで動じない異形のお客様を前にして、恐慌状態に陥ってしまう! って、当たり前や、これが普通の反応や。3人を前に、正気ではないと摘示するかれん。って、そりゃそうだ。3人ともに納得しとる。

で、普通ならここで逃げ出すところだけど、この体験を糧にすると異常な店に残ることを明言しちゃうっていうのですから、このかれんって子もどこかまともじゃない。で、そんなかれんに胸ときめかすなごみ嬢。ああ、きましたか? きたのですか? ええ、私にもなにか希望に似た感情が兆してきました。

『セーラー服と関西弁』

居残りさせられるまつりを待って、公園で時間をつぶす薫。いいとこあるよね。暇すぎるとかいってるけど、なにかしらすることないのかい? どうもなにもない模様。と、そこに現れたちびっこに一緒に遊ぼうと誘われて、一旦は断わるも断わりきれなかった薫。ちびっこに口で負けてどないすんねん! このへん、へたくそなんが薫の持ち味なんでしょうね。

まずはレフティング、いやさリフティングをしてみせる薫です。というか、なんででけへんことをできるみたいにゆうてしもたんよ。実際さっぱりできなくて、蹴飛ばしてしまうのはいいとして、顔面にシュートしてしまうのはさすがにまずい。ほんと、変なプライドは捨てたらよかったんですよ。

この次にやったのがだるまさんが転んだ。って、ちょっと待って? 君ら、今どきの子は、ぼんさんが屁をこいたってゆわへんの!? いやもうびっくり、ジェネレーションギャップってやつですか。関西ではこれ、ぼんさんが屁をこいたってゆうたんですよ。

ここで合流したまつり。この子がまあ子供のあしらい上手で、ああ、薫まつりはふたりでバランスとれてますなあ。子供と同じレベルになってしまう薫と、子供に歩み寄りながら年長者らしくあり続けるまつりと、ほんと対照的でした。

さて、このちびっこ、ひなたちゃん。なんと薫まつりの仇敵、というか別に敵対はしとらんけど、二虎咲良の妹ちゃん!? ってことは、また出番ありそうな気がする。そんときはねえちゃん加えて、なんかややこしいことになりそうな気がします。

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