一昨日の続きです。
『まんがタイム』2025年3月号、『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』
工業高校に入学した素直。高身長ながら、運動が得意なわけでもましてや興味があるわけでもない。そんな彼が、部活必須のこの高校で、なんらかの部活動をしなければならないとなったら、選ぶのは趣味の模型作りを生かした模型部! といいたいけれど、そんな都合のいい部活はありません。
今ある選択肢のなかから、あれがいいかこれがいいか、考えはじめる素直だけれど、まったく決まらぬまま、運動部に引き込まれそうになったところを逃亡。その果てに、多少は知らないわけでもない天文部ならどうだろう。見学にいくことにしたのですね。
しかしここで問題が。天文部、廃部してた! 素直にとっては選択の可能性がひとつ減っただけだけれど、星守ひかりには大問題。なんせこの学校を選んだ理由に、天文部があったというのですから。落胆するひかりに、部の復活をはかってみればと進言した素直。乗り気になったひかりにそのまま引き込まれて、一緒にはじめる部員集め。
かくしてひとりひかりが見つけてきた入部希望者。しかし彼女は素直を見て、入部をとりやめようとする。なぜ!? その理由やいかに。それが素直が理由なら、なんとかして彼の無害さを伝えなければなりませんね。
『跳べないウサギと神の島』
幼いリンコに理沙子が話した秘密。島から出たら死んでしまう天啓の巫女が、その決まりを越えて生きて島の外に出る方法があるっていうんですよ。
はたしてそれはなんなのか。一度は命を落としながらも、ウサギ土偶を形代によみがえってきた理沙子。彼女がなそうとしているのは、まさにその島からの脱出。でも動くウサギ土偶のまま島の外に出て大丈夫なの? ちょっとした怪奇現象だよ? まあ、最初のとっかかりは手間でもかかるのか、雨のなか帰ってきた理沙子です。そのままレオの部屋に居着くことになって、さあ、どうなる、少年のプライバシー!
それよりも、リンコには知られてはいけない。理沙子がリンコに会うことはできないといっている。その曰く因縁は別として、島外に出る方法、それを知らせるわけにもいかないのかもしれない。
わからないことが多すぎる。謎が謎呼ぶ展開に、レオ、翻弄されっぱなしです。
それはそうとして、レオ君、年上のお姉さんに翻弄されてほしい。見た目はウサギ土偶だけど。
『良倉先生の承認欲求』
良倉のSNSアカウント、ぶんちょー紳士がバズっています。それ聞いて、なぜ最初に炎上を思い浮かべるかな、先生。なんでもいいからバズりたい。それが先生の心情でしょう? と思ったら、ちゃんと狙ったネタでバズらせるのが良倉の本来。予想外のバズりは、まさしく想定外。ゆえに炎上と思っちゃうのですね。
でも安心してください、炎上じゃありませんよ。写真に写った木漏れ日が、たまたま人の顔に見えてしまっただけ。心霊写真と話題になって、でもこういうの、良倉的には好ましくない。狙ったバズりじゃないから? いや違うっぽい。良倉、心霊なんて信じない、これもシミュラクラ現象だろうと冷静に判断しながら、それでも怖いものは怖い。そう、おばけが怖いっていうんですね。
ああ、良倉、なんてかわいいのだろう。星畑にもおもしろがられちゃって、良倉なんとか強がるも言葉のはしばしに怖がってることがちらほら出てくる。気にしすぎたからか、夢にも写真の顔が出てきてしまって、すっかり弱ってる! ほんと、どんだけ怖がりなのか。星畑にオススメの神社なんて聞いちゃって、今回、すっかり星畑に頼りっきりじゃありませんか。
そしてなにがおもしろいってこれから。落安が、クソデカ感情をOLさんに向けてくる! さらには氷高がお守りを特定してきて、ああ、ベクトルの違う2大ストーカーが良倉を狙っているんですよ!
身バレの危機を身近に覚え、さらに怯える良倉です。ああ、またも星畑にすがる良倉であります。
- 『まんがタイム』第45巻第3号(2025年3月号)
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