先日の続きです。
『まんがタイムきらら』2025年3月号、『スロウスタート』
カタログで見たクリスマスケーキが食べたいばかりに、冠の誘いにのる榎並です。うちに食べにくる? 食べたい、けれど教師としてそれはどうなのか。欲と自省の狭間で揺れる榎並です。そこに栄依子が家庭訪問なる大義名分を提示して、徐々に千石家訪問が現実味を帯びてくるんですね。
というか、完全にいく話になっとる! しかもここに栄依子も混ざることになって、どうするどうなる、この顛末。次回に続く! ええ、クリスマス会、そのメインは次号を待たねばなりません。
楽しみのクリスマス会。果実がですね、母ともども本当に楽しみにしていて、前日から、いやそのもっと前から、あれこれ調べて、準備して、その様子が実にほほえましい。
こうした、特別の日を楽しみにする人たちがあるからこそ、その日は特別になるんだなって思わされた回。最後の花名のメリークリスマス。これもまた素敵でありました。
『海のみちるごはん』
メニューを増やしたいこずえ。メインになるものをという要望に応えて、みちるが提案したのがご飯もの。コストも考え、アレンジもしやすい。そうしたポイントを考慮して、選ばれたのがしらす丼。
ということで、魚のメニューが増えました。と、ここに現れたのが魚大好きマルセラさん。魚が好きで日本まできた人らしい。でもこずえの料理には期待できない? ええ、みちるシェフを紹介されたときの反応が想像以上に熱烈で、ああ、魚をおいしく調理できる人。それをずっと待っていたようなのですね。
そんなマルセラも納得させるしらす丼。生シラスもいいけど、日持ちを考え釜揚げしらすにしました。ざっとご飯にのっけて、醤油をたらす。もうそれだけで絶対おいしい! からの、マヨネーズをかけてみる。大葉とゴマを加えてみる。味変の可能性、そのアレンジの幅広さがここにこうして提示されるのです。
ここでこずえのアレンジです。いつでも食べたい、そういうマルセラのために、しらすのおにぎりを作ってわたす。この相手のためを考える、そうした気持ちにみちるも感じるところがあって、この互いに相手から得るものがあるという関係。ふたりのともに支えあい与えあうという姿勢に、ああいい友人だと思わされたのでした。
『ほうかごバスケット』
ああ、確かに写真の人、先生はギャルじゃないほうだ!
写真に写るふたりのうちのどちらが先生か、それを確かめにいく同好会の面々。その途中、けいが生徒会長にいうんですよ。これは会長の仕込みかと。それは一面では正解。会長も人に頼まれてやったことだというのです。
その頼んだ人というのは、榛原先生、会長のおばあさん。若草先生にバスケ同好会の顧問をやらせたいと考えているんですね。
つばさを見て逃げにはいった若草に榛原先生がバスケットボールをパス。それ以上歩いたらトラベリング。ドリブルをしようにも、体育館でなければボールが痛む! こんな足止めの方法、はじめて見た! かくして身動きできなくなった先生をるりが確保。きまし! いい匂い!
生徒たちの説得を受け、そしてかつて自分をバスケ同好会に誘った先輩の言葉に背を押され、顧問を引き受けることに決めた若草先生。ああ、これで同好会も安泰だ。と思ったら、なんと先生も頭数なの!? 続いて同好会への参加を表明した生徒会長。ええ、こうして仲間が6人になりました! 控え選手ひとり。余裕ができますね!
- 『まんがタイムきらら』第23巻第3号(2025年3月号)
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