『まんがタイム』2017年9月号、昨日の続きです。
『見上げればいつも妹が。』、出会いましたね、ついに。兄ツブテが飲み会に参加。家では我慢していたといってつい羽目はずしちゃいましたね。酔い潰れちゃって、いやまあ危険だ。大杉が見守ってる! そばでじーっと見守ってる! 家まで送り届ける係も大杉に決まっちゃって、私の理性が危いって、自分でいっちゃうんだ、この人! タクシーですでにやばい。自分で自分の手を抑えなければならないほどに気持ちが高ぶって! そして小宮家についたら妹遥と意気投合。手と手を取り合っちゃったよ、この人たち。しかし今回は大杉大活躍。目の保養。いい顔すぎる。遥は遥で弟にしたい。なにその曇りのない目。そして大杉、お兄ちゃん連呼。この人はどこに向かおうとしているのか。ほんと、大杉可愛すぎ問題が勃発ですね。
『ボンジュール!仲居さん』は水着回だ! って、海じゃなくて大浴場の掃除なんだ! 海を楽しみにしていたお客さんも参加してのお風呂掃除というのだけど、ほんと大イレギュラー。なんでかお客さん食いついちゃって、しかも女将さんも許可出しちゃった。朋香も水着、というかスクール水着なのか。似合ってるとお墨付きだ。そしてサラ、おお、この屈託なく素直な感じ、いいですねえ。このお風呂掃除、お客さんには一番風呂に入っていただいてという、この仕事もイベントにして、そしてメリットも享受してもらう。そうしたいろいろ、なんだか楽しそうだったなあ。しかし、朋香の商い、いつのまに写真なんて! でしたが、お兄ちゃん、見事に食いついちゃいましたね。
『おかわり自転車』。ミトさんの甥っ子が、ミトの自転車がかっこいいって、けどミト姉はぼんやりしとるけんチグハグじゃって。おお、そうか、この子ら、広島出身なのか。自宅でのミトのふんわりした格好、これ可愛いなあ。それで甥っ子マサ君の自転車特訓に付き合って、おお、その後ろで支えるやり方はあんまり効率よくないんよ。ともあれ、コトコ、レイも参加しての自転車特訓。そうか、レイは小さなころ、コトコに教えてもらって酷い目にあったっていうのか。今回は皆の昔の姿うかがえたり、そして小さい頃から可愛い格好が似合ってたミト、この子の自転車への憧れの芽みたいなエピソードも見られてね、おおいいじゃないか。姉の自転車に憧れたミトが、その姿で甥っ子の憧れになるっていうのがね、しみじみよかったのですね。これ、最後にコトコ、レイに広島弁がうつってるのも面白かった。なんかついつい引き込まれてしまう、そんなものがあるんだろうなあ。自転車もしかり、ですね。
『友ちゃん!』。敬老の日の話。修と一緒にお婆ちゃんのための買い物にいったのですが、そうか、友ちゃんにはもう祖父母いないのか。修と一緒で嬉しい気持ちと、ちょっと寂しい、羨ましい、そんな気持ちが混ざりあっているのね、ほがらかな友ちゃんの意外な側面とでもいおうか、キャラクターの幅が広がるとでもいいましょうか、よかったと思ったのですね。帰宅してからのお父さんとの会話、これもよかったなあ。お父さんがいるから大丈夫だよ。ほんと、お父さん、泣いちゃってねえ、まあ、ほんと、よかったねえ。この一見とっつきにくい? そう思わせる友ちゃんの、素直で表情豊かで、それが本当に可愛らしいっていうところ。よくよく押し出されて、実にいい話でありました。
『パパは心配ご無用♥』。「ないしょ」の話、すずとの秘密といったのに、父、どこで聞いてたの! そのご意見もっともだと思いますけども! と思ったら、思いっきりぶっ叩かれちゃってるの、あれはおかしかった。うん、社長、めちゃくちゃ面白いです。今回は娘ラブが過ぎるパパのおかしさ、それもばっちり面白く読ませてくれて、「うからない面接」とかね、実によかったし、「社歌」の成長ととるべきだろうかもね、ほんとよかった。そしてそうしたスタンダード路線に一味添える「祖父の肖像」ですよ。お婆ちゃん、そんなに息子と夫は似とらんかったか! あの夫ラブの過ぎるばあちゃん、最高でした。やめて!! って、ほんと、どんだけやねん。素晴しかったです。
- 『まんがタイム』第37巻第9号(2017年9月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿