2017年8月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年10月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年10月号、発売されました。表紙は『NEW GAME!』、青葉とコウがなんだか乙女な雰囲気ですよ。全体に白基調、ハイキー風の表現で、ふたりともに白いワンピースもさることながら、淡く明るい髪が映えますね。ともに調和を見せて美しいです。振り向きながら口元に笑みを見せるコウ。対照的に口元を花で隠した青葉。この隠された表情が、イラストにそっと謎を添えて意味深。このイラストのキーになっていると感じさせてくれます。

すわっぷ⇔すわっぷ』、お、なんか雰囲気変わった? 扉のイラスト、ちょっと今風のアニメっぽい感じになった気がする。可愛い。さてさて本編も新展開ですよ。文化祭での入れ替わりまくり演劇、これが新たな扉を開きました。クラスの子が、春子、夏子ふたり、本当にキスしてたよね? って詰め寄ってきて、バラされたくなかったらバーガーをおごるのだ。わーっ! 脅迫だーっ! というか、それをもってお近付きになりましょう、みたいな雰囲気ですよね。しかし、キスしてたこと、なにか他に目的があったんじゃ? って、これ、入れ替わりが目的とか、さすがに誰も気づきませんから! 新人物参加で、ちょっとこれまでとは違う展開見込めるの、いいですよね。春子が夏子のこと大好きだよね、そういわれて夏子がめちゃくちゃときめいたりね。このふたりの関係、それが新たなステージに昇格しそうな予感がありますよ。グッド。この子たち、手嶋さんと宮田さん、今後も関わってくるのかな? それも面白そうだなあ。夏子に嫉妬させたり、そしてふたたびキスを現認させたりと、これは期待がとまりませんね。ところで、春子のせりふ「夏子ちゃん以外としたら体がどうなっちゃうのか」。これ、意味深すぎませんか!?

『アニマエール!』、こちらも新登場人物ですよ。バスケ部の応援依頼を受けて、さらにやる気になってるチア同好会に、呪の一字のはいった張り紙がされて、あれ? なにかうらまれてるの? そう思ったら、悪の巣窟と失礼なこといってくる女の子現れて、この子、牛久さん、まさかこれ、十二支全部揃うまで部員増え続けたりするのん!? ともあれ、ひづめの後輩か。いや、同い年か、ややこしいな! ひづめ以外のチア経験者登場。チア同好会の演技に納得いかないようで、じゃあ同好会に入ったらいいのに、といってもそういう感じでもない? なんかただただ敵視してるばっかりだなあ。今回は、いつもみたくひづめに振り付けをつけてもらうのではなく、皆で考えてみるというチャレンジがあって、頭の中で誰かを踊らせるという、その仮想演者を誰にするかでえらいことになるっていうのが面白かった。そしてラスト、牛久さんと宇希がトラブル? これ、抜けた宇希の穴を牛久さんが埋めるって展開なのかな!? ともあれ、新入部員は大歓迎ですよね。

『魔王様かるちゃあしょっく!』、ゲストです。世界征服が趣味の魔王。いろんな世界を征服しては、新たな征服先を探して移動していっちゃうのか。手段が目的化してしまってるってやつだ。統治にはまるで興味がないってわけですよ。そんな魔王がやってきたのが現代日本。見た目美少女、姿もいかにもコスプレといった彼女。魔王のなんのとか興味のない、いや魔王ものには興味あるのか、ともあれ、売り子をしてくれるレイヤーを探していたヒロインにとっつかまって、しかも異様な熱気に押されて売り子になってしまった。かわいいといわれて喜ぶ。魔王陵辱本を見て怖れを抱く。そんな魔王の即売会体験からはじめてのお友達。褒められたり感謝されたり、そういうのに飢えてたのかな。これまで知らなかった喜びを知って、世界征服より同人活動に打ち込むようになるのかな? かくして森岡陽夏と茜宮いちかの友達になったリリベット・フォン・リージュ。いい笑顔。だけど陵辱同人誌はやっぱりまだまだ怖いんか。

『ごきんじょリビングデッド』、ゲストです。なんだかヒロインが邪悪だ! お金持ちの白瀬川輝良。高台から町を見下ろしては下界の虫けらどもめと悦に入るのが日課だってんですが、どんな日課なのか……。この人の家の敷地に突然現れた不審な館。訊ねてみればフーラという怪しげなのが出てきて、ゾンビだという。体のパーツ取り替え自由。家に手足つけて家ごと自力で引っ越し可能。便利だ! これ、商売になるな! ともあれこの化け物フーラさん。輝良のペースに全然巻き込まれない。むしろ輝良がフーラに巻き込まれてますよね。輝良の父の依頼で輝良の友達になりにきた。渋る輝良を泣き落としで籠絡し、けどそれはそれで友達になれたのは嬉しいのか。輝良もフーラも、どちらも悪い顔持っていて、その反面なにか素直な部分も持ってるといった風。そのギャップ? たまに見せるナチュラルさ。そこに魅力がありますね。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第10号(2017年10月号)

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