2017年8月23日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年10月号

『まんがタイムスペシャル』2017年10月号、昨日の続きです。

『課長と私のおかず道』。よくよく考えてみると、南条課長、職場でもフルスロットルおかず道。別に隠すつもりもなく給湯室で大騒ぎなのに、皆にご飯大好きマンってバレてないんだな。今回も大騒ぎですよ。課長、橘と給湯室でやりあって、ご飯だパンだって、もういつものことなんですが、まさかここから料理対決! テーマは保志が決めます。冷蔵庫の中のもの適当につかんだら、ごまドレッシングが出てきた。保志に助けを求める課長が可愛いですよね。めっちゃヒロインやん、南条課長。でも、これ、橘が勝利して、おお、まさかこれでデートに持ち込もうというのか。いや、これ純粋に橘さんの買い物のおとも? いや、それともいとこと後輩の背を押すつもりなの!? それはわからん。次回に期待でありますね。しかし私服の課長、いいわあ。

『まちがいだらけの恋愛道場』。あかん、自分もマサスケ、芝タイプかも知らん。どちらもに望みが、好みがあるならば、それぞれ求めるもの目指すべく現地解散。めっちゃわかるー! あー、わかっちゃ駄目な気がするー……。でもマサスケは当たりが強いというか、突き放すみたいな、自分勝手が表に出ちゃうみたいな、そんなところがまずいよねえ。ほら、眼鏡の彼女さんとかよかったやん。ほんま、こいつモテない、続かないとはいうけど、なんだかんだで相手はおるのね。即ダメになるだけで。自分、マサよりよっぽどあかんわー。ヘコむ。夏フェスと同人誌即売会の共通点、あれおかしかった。トイレが最大手。めっちゃおかしい。そしてカナコちゃん! いかす! うおー、かっこいいやん! これ、大当たりやで。でもマサスケあかんのか。自分がイニシアチブとってかつ知識もろもろで優勢とれんといかんのか? あかん、あかんわマサスケ。そこで引いたらあかんわ。師匠と仰いでついてくべきやわ。

『君のパンツに一目惚れ』。手芸部でうずくまる小桜さん。この子、いいよ。すごくいいよ。針がダメ。怖いじゃないけど、ものすごく汗をかいちゃう。でも刺繍は好き! 今回はそんな小桜さんの望みが叶いそう! 副部長の度重なるやらかし、これでこの子の置かれている状況、よくよくわかってきた。汗だくになっちゃう。けど刺繍は好き! その好きの度合いもよくよく描かれて、いいよ、すごくいい。そんな子がね、好きな刺繍をできないなんて変だよね。そういわんがごとしの皆のサポート。汗も別に不快じゃないよって。副部長も綿ノ木先輩も元陸上部だから慣れてるしって、ほんと小桜の大転換じゃないですか。好きな刺繍に囲まれて、好きな刺繍に取り組める。本当よかった。クマパンもナイスサポート。君、ほんと、ヒーローだよ! 夢叶えてあげて!

メェ〜探偵フワロ』。ああ、ああ、またどうしようもないなあフワロ氏。一夏のアバンチュールとかゆうたはるよ。そう思ったら、ああ、なんだこの切なさ感じさせる一夏の人間模様。出会った単身マドモアゼルとの対話。亡くなったご主人。思い出をめぐるはずが、思い出の場所がなくなっていることの確認みたくなってしまって……、町も人も止められない。なんだ、もう、すごくいい話じゃん。バーで一緒に飲んだ時のね、マダムならぬマドモワゼルの涙目。その心情おもんぱかるフワロ氏。しかもフワロ氏、いろいろ聞き出されちゃってさ! でも、切なくて、悲して、そうした中にほのかに楽しさとか希望とか、たくましさとか、小さな火が感じられるのですね。人が置いていかれるのは人生は置いていきながら進むしかないからだ。胸に突き刺さるようだ。不思議と清々しいと感じさせるこのラスト。なんだか映画みたいですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第10号(2017年10月号)

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