『まんがタイムきららキャラット』2016年10月号、発売されています。表紙は『NEW GAME!』、青葉とですね望月紅葉が並んで立っておりまして、心なしか嬉しそうな青葉。対し緊張してる? そんな雰囲気ただよわせる紅葉。え? 紅葉って誰かって? 矢印つきで新人さん☆とありますよ。ええ、インターンでもって今回からイーグルジャンプで働くことになった新人さんだっていうんですね。なぜこの人が青葉に対してこんな雰囲気か、それは本編読めばわかります。ええ、鼻息荒いですね。でも、これも若者の特権かと思いますよ。
『NEW GAME!』、表紙の紅葉さん、登場でありますよ。雑誌を見ましてね、新作『PECO』のデザイン、キービジュアルこそは八神コウであるけれど、なにか違うと感じとっている。すごいな。やっぱファン、さらには志望者ともなるとわかるもんなんだな。望月紅葉と鳴海ツバメ、ふたりともにゲーム専門学校からインターンシップでやってきた。ツバメはプログラム、紅葉はグラフィック志望。紅葉と青葉のからみは多くなること予想されますよね。紅葉と青葉、同い年。はじめての後輩にちょっと浮かれてる青葉がいい感じ。親切心を大開放しましてね、と、ここまでは紅葉も友好的? でも、紅葉が『PECO』に感じた違和感。その正体が判明した。そうか、デザインは青葉によるもの。同い年の青葉がキャラクターデザイナー。もうね、見事にライバル視しちゃって、ああ、これが若さか! でも、険悪にはならない感じ。こういうのはよいですね。
『まちカドまぞく』は、シャミ子、桃に果たし状を出すの巻、であります。藁半紙に筆文字。いや、今も高校って藁半紙使ってるの? その様子見まして、アドバイスしていく先生がめちゃくちゃ面白い。結構な理解者ですよね。というか、魔族とかご先祖とか、まったく意に介さず、普通に、当たり前みたいに接してるのが本当にすごくて、今回も果たし状を添削したりして、そして決闘なんて許しません。書き直させたら、なんかラブレターみたいじゃん! 内容も、意図がわかりにくくなったせいで、桃は遊びに誘う手紙と勘違い。その勘違いのまま進行するふたりの行動、ほんと面白かったです。というか、桃が可愛い! もももーん! 永春拳とか、ブルース・リー好きなの? 桃のお散歩コースがいいですよね。猫と会える公園。たまさくらちゃんガチャ。ダブりはプレゼント。ほんと見事なお散歩デートになって、その勘違いしてること気づいてからは、シャミ子の方がむしろ桃に気を使っちゃってね、ああ、いい友達だ。髪留めのプレゼント。ほんと素敵な一日でした。
『ぶんぐのくにのおひめさま』、ゲストです。漫画家志望の青年のもとに現れた不思議な女の子。何者? 宗教? 一旦は接触を拒否するんですが、強引さに負けて部屋に入れることに。この女の子、モコモコ星とやらから地球にきたんだそうです。かつては付喪神と呼ばれていた、そんな種族? 今回やってきたこの子、シアラは、ふせんを操るのだそうです。というか、ふせんを爆弾に変えるの? シエラ、文具の国の第一王位継承者。お姫様なのだそうで、そうした肩書にどんどんやられていく青年、最初は非協力的だったのに、どんどん攻め入られて、しかし可愛い女の子との同居かと色気を出したら、いきなり夢が断たれるとかね、こういう夢も希望もないところ、よかったですよ。
『レトロゲーム・オンライン』、ゲストです。父から譲り受けたレトロゲーム。『ヒストリア』の電池が切れてしまった。バッテリーバックアップですね。なんとかしてデータを救えないか、そう思っていろいろ頑張るのだけど、まあ、無理ですよね。電力が断たれた時点でパーですわ。この点、パスワードは優しいですね。この子、まつり、今まで友達に恵まれてこなかったようなんですが、ゲームがきっかけになってクラスメイトに友達ができた。スマートフォンで遊べるゲーム。そのメンバー探してる子につかまった。めりあと花火。ふたりはスマートフォンで遊んでいる。対しまつりはフィチャーフォンを使ってるので、同じゲームは遊べない。新しいゲームとレトロゲーム、そのギャップ、互いに珍しく思いながらも、埋めていくような交流の情景、よかったです。これ、まつりに友達のできたことを喜ぶお母さん、電話先のお父さんもですね、娘にスマートフォン買ってくれるんじゃないかな、みたいに思っていたら、ああ、それだけじゃないのか。まつりお気に入りのフィギュアそっくりな子が仲間にいるのか。このあたりの展開、どうなるか楽しみですね。
『屋根裏のイチコさん』、ゲストです。学生寮に入寮することになったお嬢さんたち。201、202、203と入室していくのですが、そこで出会ったのがちんまりした子。口調はきびしく、偉そうで、さてこの人は誰なのか。この一期寮の精霊、イチコだっていうんですね。でも、まあ、そりゃ普通は信じない。それを変身でもって信じさせる。新しい寮生はナナ、キリ、リオの三人。この子らにイチコが伝授しようとしているのは、モテ技術だというんです。寮を訪れたその実例。この寮のOGで、大学学生課に勤務しているエリ。その出で立ち、立ち居振る舞いは女子学生でさえも魅了して、これがイチコの授けたものなのでしょうか。エリの言葉からは、そうとばかりいえないなにかもありそうですけどね。さて、こうしてはじまる寮生活。イチコの存在がどういう影響与えるのか。なんか一筋縄ではいかなそうですよね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第10号(2016年10月号)
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