2016年8月20日土曜日

『まんがタイムファミリー』2016年10月号

『まんがタイムファミリー』2016年10月号、一昨日の続きです。

『牧場OL』は婚活だそうですよ。町が主催するのかな? 町コンに野花が動員されて、まあいわゆるサクラ。当日には全員道連れ、スアンさんもハルカも舎熊も駆り出されて、あ、スアンさんが出るってことはあいつも出るな。イタドリ食品の虎杖浜。ええ、案の定出ましたよ。でもそれよりも重要なことありまして、鶴沼さん。ああ、もう最高だ。鶴沼さん、最高だ。めちゃくちゃ可愛い。完璧です。フリータイムの情景がおかしくって、なにしろ別に結婚だなんだ興味のない人たちですから、野花は肉山盛りにして食べてるし、鶴沼さんは市場調査の様相を呈してる。ハルカ、舎熊のふたりはそれなりにやる気もあるっぽいんですが、ハルカは農家の一人娘というのが災いして、舎熊は直腸検査についての情熱が人を遠ざけてるというんですね。そして虎杖浜とスアンさん、なんとカップル成立か! と思ったら、スアンさん、ルールわかってない! ええ、虎杖浜のぬか喜びでありますよ。

『レオタードって、恥ずかしくないですか?』、これ、いいですね。新人教師、萩原豊が新体操部の顧問となって、実地にいろいろ知っていく。このなにもわかっていない人がいるからこそ、新体操の基礎から少しずつ、だんだんとでも知ることができて、それが面白いと思うのですね。今回はトレーニング、音楽にあわせてのランニングだっていうんですが、一年生がフラフラしてる。爪先立ちで走るっていうんですが、これがやってみると難しい。まったく知らない先生が試してみることで、そうしたいろいろについて自然と知ることができる。その仕組みはとてもよいと思います。これ、先生が好奇心持って新体操に素直な目を向けてるのがいいのだろうな。知ることの面白さ、それがあるのだろうなと思いました。あと生徒の皆が、すくすく伸びやかなのも素敵ですよ。

『あまてる!』、これも面白い。天照に誘われて、舞、椛のカフェにいくんです。そこで出会った優さん。大学生かな? 都会に出ているというのですが、ええ、つまり舞とは逆のコースをたどっているわけですね。この人の都会にいって気づいたこと、わかったこと、それが面白い。田舎は基本的に車移動だから歩かない。ちょっとの距離でも車出しちゃうって聞いたことありますけど、そういう話が語られましてね、それ語る時の様子がすごく面白い。熱意! そして逆に都会にいったからこそ気づいた田舎の、この町のよいところ。海の音、静かな海、豊かな時間。そうしたいろいろが私にも実感伝えてくれるようで、とても魅力的でした。ええ、この町の魅力、それが活かされることになるといいなって思わされましたよ。

『かしこみかしこみ』は山椒がお兄ちゃんになる話。しかし兄とはいかなるものだろう。山椒らしいですよね、考えちゃって、それで参考にするのは原生様。奏衣様の兄だっていうんです。まず格好から入るのも山椒らしいですよ。原生様に兄とはいかなるものであるか、直に聞きにいきます。そこで語られる兄バカエピソードの数々。ああ、神様だけあってスケールがでかい。そして弟妹のエピソードをばらすと絶交されるっていうの、ほんと面白い。原生様、奏衣様に嫌われたくないんだ! 兄というならムクも参考にすれば? というのですが、ムク、もはや兄どころでなく大おじさんにまでなっている。そしてムクも山椒を手伝って、町の人に兄について聞きにいってくれる。全部の問に、はいって答える時期、これ、面白かったなあ。そして山椒、どんな兄になるかの前に、ただ楽しんで待てばいいんだって気づく。それがねほんとよかったなって。ええ、後一ヶ月。って、はやいよね! そうか、狐って二ヶ月なんだ。

  • 『まんがタイムファミリー』第34巻第10号(2016年10月号)

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