『まんがタイムきららキャラット』2016年10月号、昨日の続きです。
『黒髪巫女とマリアウィッチ』、いいですよ。今回は海にいきます。クロエひとりがいきたくない、みたいなこといってるんですが、頼子、うまいことのせますよね。クロエを引っ張り出すことに成功して、そしてクロエ、海についたら見るからに楽しそう! わくわくがとまらない、もう溢れかえってる! っていうのが絵で見ても実感されるっていう、その威力。どんどんエスカレートしていくのがすごい。ええ、見ているだけで楽しい、そんな気持ちになりましたよ。クロエと頼子、岩場までの競争もおかしかった。クロエが魔法で水の上を走ってみれば、泳ぎでそれを追い越していく頼子。うおう、なんか、頼子、かっこいいんだけど。クロエのトラブルも、マリアが必死で助けて、それを頼子が引き継ぐ。ええ、いい展開。マリアの説教もね、実によかったです。トラブルもあったけど、海で楽しんで、お昼おいしくいただいて、そして増やしていく思い出。ええ、とてもいいエピソードでしたよ。
『カスタムメイド!』、最終回でしたよ。イギリスからやってきたアリス。マサキをメイドとして連れていく、なんていうんですよ。なんというわがまま! なんですが、ユウのこと、オタクだってばらすとかいって脅しちゃって、なんということでしょう! ええ、ユウ、これまで家族にも必死に隠してきたオタク趣味のこと。けれどマサキとなればかまっていられない。勇気を出して、勇気を振り絞って、家族に、母に、自分の趣味のこと、話すんですね。って、いやあ、ユウ様、さすがだ! 取り越し苦労だったのか。けど、ユウと母、その会話、互いに相手を思いやったりね、そうしたところとてもよく、というか、お母様、微妙にショックでしたか! いろいろあったけど、ドタバタも解消してもとどおり。そのユウの大切にしたい日常。それが素敵に描かれた。そんなラスト。ええ、お嬢様、いい笑顔ですよ。
『はやしたてまつり♪』。お囃子初心者なのにイベントに引っ張り出されることになって、さあ大変ですよ。とりあえず格好から入るさなみがいいですね。スモールカメラ! お客様☆大還元祭! いやいや! それ、どうだろう! お囃子についての巌の解説、なるほど、組曲みたいになっていて、最初からやると15分とかかかる。その中から、初心者のさなみ、ふうでもできそうな部分をピックアップしてみよう。ふうには笛は難しいから、できそうな楽器に変えよう。摺鉦。四助けという呼び方は知りませんでした。ちょっと嫌がってるふうのこと、四助けの意味でもってなだめる巌、いいですね。そしてお囃子のリズムを教えていく。聞いたらわかるでしょう? って、いやいや、巌さん、それきついよ。というので、唱歌、お囃子では地ごとっていうんですね、それで教えていく。ああ、楽譜によらない口伝の世界ですね。これ、伝統邦楽では重要な要素ですよ。そうかあ。お囃子の口伝、その様子魅力的で、ああ、ただただ伝える、それだけがこんなにも生き生きと描かれて、いいなあ。ほんと、先行きどうなるかはまだわからない彼女たちだけど、きっとなんとかなるんじゃない? そう思わせる練習の日々。そしてさらにひとり笛の奏者が加わる? 次へ次へと引っ張っていかれる思いですよ。
『疾風ういんどみる!』、はやてを賭けたレース、はじまります。緊張してるふうこがね、いろいろ心配させてくれますけど、はやてに緊張ほぐしてもらって、これでどうにかなるのかな? 気持ちははやる、けれどなかなか思うようには進んでいけないふうこだけれど、スタートで出遅れた、その差を少しずつ埋めていく。そこでさらに引き離しにかかるいさな。なるほど、体重移動でヒール角度を調整していく。それをね、ふうこ、はやて組もやってみせる。スッと空を指すはやての指。風をみているのか。その姿を見て、ふうこも落ち着きを取り戻して、空に目をやる、そしてついにはいさなを追い越して……。ここでトラブル発生ですね。これ、トラブルをものともせず勝ちを掴むのか、あるいは勝負に負けてもなんらかのアドバンテージを得るというのか。どちらにも向かいそうな展開。いや、相手は力量ある経験者だっていうんですから、後者になるのかな。ええ、今はまだわからない。だからこそ、これからどういう展開が描かれるのか、楽しみでありますよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第10号(2016年10月号)
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