『まんがタイムきららミラク』2016年1月号、一昨日の続きです。
『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』はちょっとした新局面迎えますよ。鈴木家の人々。妹、お姉ちゃんのこと千絵理ちゃんって呼んでるんだけど、これかわいいよね! 千絵理ちゃん! 仕事以外はゲームばっかりしてるのね、千絵理ちゃん。って、仕事してるからいいじゃん! ゲーム内ではあんこ先生のレクチャー、第二ジョブ開放についてボンちゃん、キャロに説明しているんですが、そこに突然様子を違えたチェリが登場。ああ、これ、中身が違うよ! 妹光理が入ってる。でもって、これはどうも気付いたな! キャロライン・チェンバー(ズ)。そうですよ、赤音がそこにいるって、わかられちゃったよ! かくして、光理、参戦!? キャロ親衛隊にいれてもらえないか、突然あらわれた謎のプレイヤー! はたして誰なのか!? これ、いずれ光理とキャロたちにもわかる日がくる? ということは、いずれ千絵理ちゃんにも!? ほんと、これ、わくわくさせられる展開になってきましたよ。ああ、そうそう、ベッドに寝そべるキャロラインさん、大人の色気ですね!
『かんきつパンチ!』、扉の実桜、これ可愛いなあ! 豹変した蜜柑、そのヒミツを解きあかそうと皆に呼び掛けて、とはいっても、実桜にとってはレクリエーションの一貫といった感じでありますね。次々提示される仮説。でもどれも現実味がない、っていうんだけど、うん、普通に考えると二重人格あたりで決着ですよね。でも希望は宇宙人らしい。このゆるい展開がおかしくて、でもって蜜柑の追跡もなんだかぱっとしなくて、でもこのゆるさが魅力なんでしょう。ええ、真相よりも、蜜柑をなかだちとして楽しそうにやってる、友達と一緒になにか楽しんでいる、そうした雰囲気がいいんですね。そのこと口にするすずも実によくって、あの表情! ほんと、魅力的です。でもって、黒蜜柑の謎、判明です。なるほど、そうでした、いってましたね、妹の柚について。蜜柑の作ったふたりめの人格? とか思ったら、もう死んじゃった妹なのか。5歳だったのか! ショック! あんまりに不器用な姉が心配で、ずっと側についている。もうね、普通にコミュニケーションとってる皆がびっくりですよ。柚さん、一歩間違えると悪霊っぽいけど、それでもなんだかいい子そうで、皆とも仲良くなりそうで、この対照的な性格の姉妹と、楽しい仲間たち。ほんと、すごくチャーミングです。
『箱庭ひなたぼっこ』、ああ、終わっちゃいました。先輩の部屋で思うぞんぶんくつろぐ三人娘ですよ。蘭は勝手にテレビつけるし、陽向は勝手に漫画読むしで、ほんと、完全に自室みたいにしてますよ。そこで気になる、めくるめく植物同好会 — ワクワクスプリング、なる冊子。部の活動記録だというんですね。先輩たちのことが書かれている。そこではじまる、先輩話。どんな職業についた人がいるとか、そういう話から、皆の卒業後の進路についての話になるんですね。まだ夢みたいな話です。現実味なんてまるでなくって、こんなだったらいいな、こんな風になるんじゃない? って勝手な妄想、想像なんですけれど、それだけに皆の興味、その傾向反映させて、広がって、ああ、楽しそう。仲のいい子たち。これから先も一緒だったらいいな。そして皆でおもむく初詣。ほんと、この子たちの歩んでいくその先に、さいわいがあればよいなあと思わないではおられない。しあわせで、暖かな子たちでした。
『やさしい新説死霊術』は、この世界における死霊術についてのおさらい、そして新情報の提示、そういった感じですよ。本物の死者の魂を使うか精霊魂、ゴーストを使うかに大別されるという死霊術。人工の疑似霊魂なんてものがあるらしい。ソレイユのつれているゴース子、これが人工のやつらしいんですね。これの精度をあげるためには術者の血液を必要とするとかなんとか。それでゴース子、しゃべれるようになるんですね。このしゃべるゴース子がなんだかいい感じなんですよ。片言で、なんだかかわいげあるこという。あの、ごめんね? とか、ゆるしてね? とかね、まいったな、ちょっと可愛いじゃん。このゴース子、なんかダスク先生の秘密を知ってるみたいで、死霊術の禁忌とかなんとか? と思ったけど、先生が猫かぶってるとか、そういう話っぽいな……。けどそれだけではなく、ゴース子ないし死霊術ないし、あるいはダスク先生、ソレイユにまつわる謎、リンリに問い掛けられられた禁忌のこと、それが引っ掛かって、ええ、なにかありそうと思わされるんですね。楽しいばかりではなさそう、そんなこと思わされるんですね。
- 『まんがタイムきららミラク』第5巻第1号(2016年1月号)
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