2014年9月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年11月号

『まんがタイムきららMAX』2014年11月号、昨日の続きです。

アリノス☆ワンダーランド』、大学の風景が描かれますよ。たかみん、ナカちゃん、ふたりの通学の情景。そうか、ナカちゃんに先にいかれると、たかみんは泣いちゃうんだ。大学は丘の上、学校へ向かう坂道で息がきれるたかみん。デザイン科の教室に向かう階段でさらに息のあがるたかみん。けどダイエットは兼ねないのか。ふたりの、技術はともかく理論に苦しんでみたりね、そして校内で迷ってみたりね、そうした新入生らしさ、フレッシュさがあっていいですよね。そしてルリ。おお、なんかルリがしっかりして、かっこいいぞ。そう思ったら、みかの前だとやっぱり気が抜けるのか。バレないつもりでいちゃいちゃしてたら、たかみん、ナカちゃんに見られてた。そうか、たかみんはそんな関係に憧れてるんですね。しかし、それが相撲になるとか、ほんと、ナカちゃんの発想、勘違いにまいりました。

『うにうにうにうに』、めちゃくちゃ面白いな。まんなかのおねーちゃん、サツキが帰ってくるんですね。って、なんで、ゆき姉ちゃん、そんなに邪険にするんだ! いきなり締め出すどころか玄関の扉にバアンと挟んでみたり、もうヒドい! うち定員4名だから。もう、ほんと、ユキ姉ちゃんったら酷い! 最高におかしかったです。サツキ、フランスで宇宙の研究してるんですね。それでうにのことを警戒する。危険な宇宙人らしい。けど、全然そんな風にならなくて、っていうか、うにの可愛さにサツキ、陥落しそうになってるじゃん! ほんと、噛み合わない会話にいじわるなユキ姉ちゃん。しかもサツキ、それがいいのか! 変態かよ! サツキのいうことが理解ができずにいるうに、いやもう、おかしかったです。

ご注文はうさぎですか?』は、なんとメグの隠された一面でありますよ。体育の授業でやった創作ダンス。最初はずっとうまく踊れなかったメグが、チノ持ち込みのバレエ音楽で、見事にバレリーナ! って、今回のテンション、これ、また、なんかおかしいぞ。なるほど、メグのお母さん、バレエの講師をしてるのね。それでチノもちょっと習ってみることになって、それがココアはじめ他の面々にも波及していくのか。くつろいでる(風に見える)ココアが可愛かったな。でもって、お嬢様学校組の仕上りのはやさ! ほんと、なんともいえない元気なノリ、それがあってメグのあの笑顔でしょう? ほんと、素敵なエピソードだった、そう思います。メグのお母さんもよかったですよね。

ホームメイドヒーローズ』、お、進んでる、進んでる。正義側のヒーロースーツ、それがだんだんかたちになってきていて、人口筋肉によるアシストとか、なるほど地味にパワードスーツ。マスクも、酸素ボンベ内蔵で15分ほど潜水可能。すごいな、やるじゃんお母さん。今回はね、こういったスーツ開発の話で終わりかと思ってたんですよ。この後に、悪の組織側のスーツが披露されて、こちらは人の科学を超えた力でしょう。けどそれなりに現実のものにしばられて、こうしたおかしさだけで終わると思ってたんですよ。それがまさかの展開ですよ。うおー! お披露目か! ついに打って出たのか! 空に現れた謎の影。さあ平和を揺るがす悪の登場。いや、ほんと、これ、ほんとにこうして動き出すんだ。びっくりしました。すごいわくわくする。

『アイはぐ』、いよいよ本番ですよ。それで緊張する面々。ひかりは平気なんじゃないかと思ったんだけど、この子が一番緊張するのか、って、おいおい、レイラは魂抜けてるじゃん。今回は、ひかりの心に押し込んでる気持ち、それがぐーっと表に出るんですね。本当はこう思ってる。思ってることをいえてない。けど、そうやって弱気になってるひかりを皆でハグしてはげます。ああ、なるほど、タイトルの本来がここにきて描かれたというわけですね。頑張る娘たち、それを見守る大人たち。ステージも素敵で、この皆の気持ちが伝わって、繋がってる。そうした実感がとてもよかったです。

『みことの一手』、これもなんか不思議なテイストのある漫画ですよ。合宿にいきます。行き先は海です。蛍の親戚の別荘で、というのですが、部室から海までが一瞬。って、ワープか! 別荘では、海に気持ちをつかまれつつも、ちゃんと全国大会の対策も考えます。で、葵がやばいんですね。コスプレ? 変身? 一番弱い自分を大将にして、勝ちを稼ぎましょう。その捨て石扱いに興奮してる……。そしてみことが自分の弱点を克服したい。人前でも平常心を保てるようにしなければ、その思いを口にすれば、蛍がコスプレプランを提示する。海で、九路盤を使っての対戦。日射しで目を痛めちゃいけないとサングラスを差し出し、帽子、上着も差し出す蛍がやろうとしてたの、コスプレプランの実践なのか。ほんと、この、みこと曰く変な事。おかしくて、けれどまさかこの変な事がみことにひとつ気付かせる。おかしいんだか、真面目なんだか。この塩梅、なんともいえません。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第11号(2014年11月号)

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