『まんがタイムオリジナル』2026年3月号、一昨日の続きです。
『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』
危険な敵からの遭難者救出ミッション。無事になしとげて街に帰りついたジュローたちであります。すっかり安心して、酒場でしこたま飲もうというのですね。しかしジュローたち、いいやつですよ。遭難していたイーシュが冒険に入れ込む理由を聞いて、ボブとともに今回の報酬をすべてイーシュに渡したというんですよ。
酒場で語る四方山話。そこに女神さまの啓示なんてのもあって、ジュロー、いろいろ物思うのですよね。ジュローがこの世界にきたのも女神の意図。与えられた強大な力でもって世界を救ったのも女神の意図。そして、その力がどんどん失われていくのもまた女神の意図なら、それが意味するものとはなんだろう。
でも、なんせ酔っ払いですからね、思考が深まるはずもなく、もうすっかり酒に飲まれちゃって、そのまま帰宅したらステラさんがおかんむり! ステラの小言に、抱擁と愛の言葉で応えるジュローさんは卑怯です! でも、ステラさん、チョロい! すっかり許しちゃって、けど話はここでは終わらない。
ジュローの気になる言葉。以前から気になってきたこと。それをついに確認しようとする。寝入ったジュローのもとに、ステータスを見通すアイテムを装備して訪れようとするステラは、はたして彼の真実を知ることになるのでしょうか!
『うちこもり妻はコスプレ配信者』
いぶき、未体験の領域に飛び込んでいくことになりますか? ひずむに誘われたコスプレは、商店街主催のコスプレ街歩きイベント。これ、日本橋とかでやってるやつっぽいイベントですよね。地域密着で、コスプレのまま街を歩いて、飲食店なんかもそのままの格好で利用できる。即売会ではないから、ほとんどすべてが自由時間。ちょっとしたお祭りですよね。
そこにひずむが参加する目的は、推しの作家、毒紫ばいおを応援したいがため。だんだん活動場所が狭まっていく、そんな世相に自らの存在価値を揺らがせるばいお先生に、応援しているファンはここにいるんだと伝えたい。実にまっとうなファン活動ではありませんか! 一途で真摯で、あとちょっとこじらせた癖があるひずむ。なんか嫌いになれない好キャラですよ。
いぶき、そんなひずむに当てられて、ちょっといろいろ悩んでしまって、でも駿のアドバイスにまず自分が楽しむことを目的にしてみようと思うのですね。それはとてもいいこと! でも、当日は雨かもしれない。前向きな気持ちと、ちょっとの不安要素。さあ、街歩きコスプレイベント、どうなりますか。なにごともなく、成功裏に終えられるといいですね。いぶきたちのためにも、街のためにも、いい結果を願うばかりです。
『もどかしコンプレックス』
しーさんは自信が持てない。そのせいで、気になる相手、もちのこと、実はえのんといい仲なのではないか。自分と違って美人さんのえのんのことが好きなんじゃないか。いろいろ思って、悩んで、迷って、揺らいで、どんどんネガティブな方向へと沈んでいっちゃうんですね。
そんなしーさんにもちからのプレゼントですよ。ハンカチのお礼。ハムスターのマスコットと、そしてもちの直筆ミニ色紙! これは嬉しい! しーさん、奇声とともに腰抜けちゃいました!? すっかりネガティブが吹き飛んで、嬉しい気持ちでいっぱいになったんですね。
今日という日がいい日に終わって本当によかった。しーさんにとって、悔いのない、楽しい、嬉しい思い出になってよかった。本当にそう思えるエピソード。こうやって、皆との思い出をたくさん、もちとの思い出もたくさん、積み重ねていければきっとしーさんも自分のことを信じられるようになるんじゃないか、なんて思っちゃいましたよ。
『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』
旅行以来、どことなくぎくしゃくとしてしまう賢太と椎奈。それはやっぱりアレだよなと、さらに関係を進める、そうした意識がアレなんだよなと、思い悩んでいる賢太さんです。でも、それがまさか避けられてる!? 自分が椎奈にとってのプレッシャーになってる!?
こうしてどんどん悪い方に考えちゃうのが、この賢太という人なんでしょうね。
優しさの裏返しでもあるのでしょうけど、思い悩みすぎてしまって悪夢まで見ちゃって、もうほんと大変。帰りたくても帰れない。どうしても家に辿り着けず、自分がいない方が椎奈はゆっくり休めるんじゃないか、思っていたことが言葉になって突きつけられて、あまりのことに叫び声とともに寝覚めてしまった。
その夢の内容を心配する椎奈に伝えた賢太。ああ、これはよかった。賢太の抱えている不安を、夢の話というかたちで、ふたり、共有することができたんじゃないでしょうか。そして椎奈からの、おかえりなさい。その言葉に癒される賢太。どこか許された気持ちになったんじゃないでしょうか。その許しとは、椎奈からのそれではなく、自分自身の束縛に対してだったのかもなんて思われて、優しい人だからこその自縄自縛。
ああ、でもこういう人だからこそ、悩み苦しむことがあっても、椎奈とともにいられるのだと思います。
- 『まんがタイムオリジナル』第45巻第3号(2026年3月号)
『まんがタイムオリジナル』2026年3月号、
0 件のコメント:
コメントを投稿