『まんがタイム』2026年2月号、一昨日の続きです。
『遠恋カノジョとおとなり上司!』
上司の川島さん。その元夫と知りあった太郎。それはいいんだけど、それをナズに報告する必要はなかったのでは? 少なくとも、決着ついて情報揃ってから事後報告すればよかったのでは?
というのも、元夫の翼さん。太郎のことどうこうしようというわけじゃないんです。生け花の講師をしているという翼。生け花という文化を世界に広めようと、海外に渡っているのだという。その翼がなにゆえ太郎にコンタクト? と思ったら、なるほど川島との関係を疑っている。川島狙いなのだと思われていた。それをきっぱり否定して、今は地元に彼女がいますから! それを聞いて、遠距離恋愛の大変さを語る翼です。
川島が太郎の恋愛にいろいろ懸念を示すのも、翼との破局があってのことだったのですね。すれ違いが多かった。川島に甘えていつも後回しにしてしまっていた。それが結果、浮気をしていたのだろうと誤解をされて、しかもそれを話しあうこともできずに、離婚するにいたったというのですね。
なるほど、翼が、そして川島も、太郎とナズにとっての遠距離恋愛の先輩になるというわけですね。時にすれ違うこともあるだろう。今回の太郎の闇雲な報告がそうだったように、ふたりの間に不安を引き起こすようなことだってあるだろう。
そうしたときに、先輩の存在が助けとなればよいなと思ったのでした。自分たちの轍を踏むなと、アドバイスや叱咤などなど、あればいいと思ったのです。そしてそれがいつか、川島と翼、ふたりの誤解を解くきっかけにもなればいい。なんてこと思わされたのでした。
『まほろば小町ハルヒノさん』
ちあきがかつての思い人、暁の生まれ変わりと知り、今生はふたり添い遂げていきたいと誓いあったハルヒノ、ちあきのふたり。ともに春日大社を訪れて、とうとうハルヒノは神鹿としての任を解かれるのでした。
というか、その角をまるごと移譲しますのん!? 次の神鹿は試験に浮かったホロ。この子はこの子でおもしろそうだなあ。先生としてふたりを見守っていた武甕槌命は、なおも教師としてふたりを見守る所存。なんだかんだで人間の世を楽しんでいらっしゃいますなあ。
そしてこれからはじまるちあきとハルヒノのふたりの新しい関係。ともに歩いていきましょう。これはつまりはハルヒノは人として生きていくということ。1300年の別離を経ての再開。それからのリブート。離れていながらも思い続けた、その情あらば、これからの生はより一層に深く尊いものになるだろう。などということを予感させるふたりの後ろ姿。この進む先に幸あること、それが願われるラスト。いや、神様も見守ってるんだもんな、きっとふたりは大丈夫と思わせてくれる最終回でした。
『ローカル女子の遠吠え』
蜂須賀家はなんというか、改めてヤバいな。ハッチがブラック企業サバイバー。父も同様。ふたりともに心に傷を抱えながらも、今はもうすっかり落ちついて……、いないね? ブラック企業の気配を得ると、とたんに開く傷口! 父が、娘が恐慌に陥るなか、兄が、母が、ふたりをなだめるべく香を焚きハーブティーをいれる!
なんちゅうカオスな家なんだろうね。
そこに新たなカオスが放り込まれます。この健やかに暮らしていそうな兄がですよ、なんと今まさにブラック企業に在籍中! 妹が嗅ぎとったハラスメントの匂い。父が鑑定するに、それはパワハラの匂いなのだそう!
って、なんだこの家、ハラスメントソムリエがおるんか。これ、能力を生かしてコンサルかなんかやればいいのでは? あるいはブラック企業Gメン。ブラック企業を見つけては、次々摘発するがいい。
さて、話を戻しまして、兄のつとめる会社ですよ。聞いてみればブラック企業の特徴バリバリ。続くエピソードが異常そのもの。なんで上半身裸で正座させられてるの? しかも深夜残業当たり前。それを異常と思わなかったのは、父の、妹の環境の異常さを聞かされていたため。濃淡はあっても黒は黒。父の言葉に、ついに兄が、その妻が、目覚めるのですね!
とはいうけど、兄、わりかしマイペースだな。社内でのパワハラを見極めて、会社の闇はオレがとめる! ちょっとしたヒーロー的セリフが光る兄なのですが、その行動が極めておかしい! パワハラ源の課長の匂いを直に嗅ぐという奇行に、逆に嗅ぎハラを指摘されてしまうという、またカオス。
でも、こういう奇行、パワハラ源の課長はどう受けとめるのか。さらなるパワハラに繋がるのか、あるいは兄を怖れ距離をとるのか。乞うご期待、といいたいけれど、この続報いつか語られるのかなあ。いや、ぜひとも語っていただきたい。兄の覚悟が会社を、憐れな社員を救う、その日を心待ちにしています。
- 『まんがタイム』第46巻第2号(2026年2月号)
『まんがタイム』2026年2月号、
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