『まんがタイムきららMAX』2026年3月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。祝・連載15周年! の文字ともに表紙を飾ります。ココアはじめ初期からのメインの5名が白い衣装に身を包み登場です。祝祭的な雰囲気。皆が手を繋いで座っているその後ろに両手を広げたココア。リゼと千夜の手をとって、大きな輪になりました。皆の周囲には花が飾られて、ぶどうなんかもありますね。これもまたお祝い、むしろそれよりも華やかで輝かしい、喜びにあふれた世界を見せてくれているのです。
今月は新規ゲストが2本です。
『超コタイちゃんX』
大好きなコタイ先輩と一緒に登校。このしあわせで満ち足りたはずの朝の情景が、突如惨劇に変わる!
住宅街に出現したティラノサウルスレックスに頭から捕食されるコタイ先輩! あまりのことにショックを受けるも、友人アサちゃんはなんら動じることがなく登校をうながす。なんという冷たさよ! と思うも、この人は宇宙人。さらにはコタイ先輩も宇宙人で、すなわちT・レックスに対抗しうる能力が! とくにないんですね。
けれどコタイ先輩には特殊な性質が。というのも、コタイ先輩は一体ではないというのです。複数人のコタイ先輩に囲まれて、ついには倒されるT・レックス。でも食べられた先輩はそのままなのか。
コタイ先輩、ひとつの精神を共有する群体なのですね。ざっと80億人ほどいる。なので、コタイ先輩がひとりやふたり捕食されたとしても、なんら気にする必要がない。実際、これほどに数がいるのも、食物連鎖の下位にいるがゆえ? 小鳥にさえ捕食される。でもって、鳥の群についばまれる自分をそのまま放置して、新たなコタイ先輩が現れて、学校いこうといってくる。
なんというカオスでしょう。精神を共有してるのに、食べられる感覚など流れ込んだりはしないんでしょうか。あるいは、食べられること前提だから、やられた時点で切り離されてるのかもしれませんね。というか、こういうツッコミをそもそも受け付けない、そんな世界観が光る一品でした。
『雪解けチョコレート』
常夏の島、モアモア島にて中学の3年間を過ごすことになったチョコ。ギリシャとかスペインにこういう風景ありますよね。真っ白な建物が海辺に並ぶ印象的な景観。温泉で知られるここモアモア島の温泉宿のお世話になるというのですが、温泉宿と聞いて想像する建物とはえらい違いじゃないですか。
まるでお城のような壮麗な建物! この温泉リゾートを運営するのが母の友人であるツバキ。この人のご好意で、豪華リゾートの最上階に住まうことができるというのです。
このお城にて出会ったのが、プリンセス、ならぬツバキの娘、ユキネです。綺麗で、どこか冷たさを感じるお嬢さん。しかし実際には年頃の女の子。チョコがくるのを楽しみにしていたり、でもって方向音痴、どこか放っておけない、そんな女の子だったのですね。
チョコとの距離の詰め方も相当のもので、まさしくぐいぐい押してくる。食事の際にはあーんと食べさせてくれて、第一印象とは本当に違う、人懐こくて感情に溢れるお嬢さんなんですね。
そんなユキネとの生活がこれからはじまります。一緒に島をめぐってみたり、そして温泉のあとは一緒に寝ようと約束して、と思ったら、チョコ、ひとりで先にベッドにはいっちゃって、ユキネぐずっちゃった!
ええ、本当に情感溢れる女の子なんですね。
- 『まんがタイムきららMAX』第23巻第3号(2026年3月号)

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