2018年2月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年4月号

『まんがタイムきららMAX』2018年4月号、昨日の続きです。

『はんどすたんど!』。ほんとに面白いなあ。市民体育大会の本番当日。一部に出場するゆかは明日。高校二部に出る皆は今日が本番となりまして、ではいよいよと気合い入れていくななみがほんとにおかしい。テンション高いんはいいんだけど、わっしょいわっしょいって、ほんと、元気でいいんだけど、可愛くていいんだけど、なんかちょっと違う! で、すぐおなかすいちゃうのかあ。ゆかちーがおそろいのシュシュをくれたりね、こうやって皆の結束高めていくの、とてもいい感じ。そしてゆかとあやが団体戦で一緒に戦うメンバーふたりも紹介されて、寺田まいと櫻井あかり。ふたりもいい子そうだなあ。で、ななみたちの自己紹介がとんでもなくて、あっしはチビ助でヤンスにはじまり、ヘタクソでっす、なんか大きいやつです…、って、皆、ずいぶんななみナイズされちまってるよ! もう、ほんと、おかしかった。やたら元気で負けん気の強いまいに、ひかえめでおとなしそうなあかりと、個性もきれいにわかれて、ええ、ひなたがあかりといい友達になれそうで、これ、なんか嬉しかったな。今回面白かったもの、いっぱいあったんですが、ハイパーローリング小野寺、いちごのオエー。もう、散々おかしがって、面白がって、そして最後に極めつけのななみ挨拶。なんだろうこの充実。もう油断ならぬおかしみの畳みかけに、圧倒される思いでしたよ。

『のけもの少女同盟』。今回はももちゃん先生がメインですね。高校生のころ、大親友がいたんだって話してくれてね、おっとりとして、家庭的で、なんだか不思議と近すぎる距離感が素敵なふたりだったんだけど、まさかこの友人、つっちんの言葉が原因で、今のももちゃん先生があるっていうのか。そして話は急展開。この子、つっちん、土屋さんからの手紙が届いて、それで、もも、ショックだったのかな。結婚の報せだったんだ。それで、前祝とかいってますけど、飲んだくれちゃって、吹沢先生に拾われて、なんだかカオスな飲み会になっちゃうんですけど、これ、よかったんじゃないでしょうか。今は友達らしい友達がいないんでしょう? 吹沢先生とも仲良くしたかったんでしょう? それが叶ったようで、ええ、なにがきっかけになるかわからない。というか、吹沢先生も飲んだら酷いな……。そして、意外な趣味。それがふたりを一層に結びつけて、ええ、気まずいっていいますけど、これ、本当によかったんじゃないでしょうか。最後に、もものコスプレ写真、保存してるふっきーね、なんだかここにやられちゃって、そうか、気にいっちゃったんですね。でもってこの時の様子がですね、なんか、とてもいいって思ったんですね。

『TCGirls』。これはおかしいわ。シオンの父の会社が、スマホアプリに乗り出そうとしている。スマホでTCG、業務拡大でありますね。それでアスターに出入りする皆にモニターとしてプレイして欲しいっていうんですが、ほんと、これ、アンが駄目すぎてすごかった。最初は紙のカードじゃないとって、相手と直接向き合ってこそデュエルだ、みたいなこといってたのに、実際触ってみたらそうした矜持なんて全部吹っ飛んじゃって、コロっとハマる。没頭して、熱中しすぎて、ええーっ、一晩でそこまでいっちゃう! 終わらないリセマラ。プレイポイントを無駄なく使い、無料ガチャならぬ有料ガチャにも果敢に挑戦。ほんと、この人、あかん人だ。それこそ、そもそもがTCGにあんなに入れ込んで、TCGのために生きてるみたいな人だったわけだからさ、その方向性がDCGに向けばこうなるっていうのは必然か……。その様子は、ニイナが困惑するほど。シオンが暴走するほどで、いやあ、戻ってこれたからよかったけど、うん、あかん、ハマりすぎる人には危険すぎる誘惑なんだって実感させられました。そうそう、最後のメイね、これちょっと意外でした。いつもの強運でSSRとか無料分でさらっと引いちゃって、みたいな皆も羨む展開になると思いきや、まさかの廃人一直線! ああ、この人もアンと同じ領域にある人だったか……。ええ、ほんと、危険な誘惑だと思いましたよ。自分は気をつけたい。

『ゴスロリJK無人島漂流記』。見事、ゴスロリ回でありました。無人島においてもゴスロリを忘れない。そんな姫野のチャレンジですよ。少ない物資をやりくりして、ちえのためにゴスロリ服を作るっていうんですね。で、これ、布を黒く染めるためにイカ墨タコ墨使ったんだ。何回も重ね染めすることで、セピア色から黒へと変わっていくっていうの、その情熱! 姫野のこの姿勢、楽しいことに本気なだけって本人いってますけど、こうやって打ち込めるものがあるっていうことがいいですね。そしてこの情熱が皆に伝わるのがまたよくって、すずや三森は布を提供してくれるし、ちえも応援してくれるしで、そして完成したゴスロリ服ですよ。おお、ちえ、いいじゃないですか。そう思ったら、姫野がやばい。嬉しいのはわかるけど、その喜びよう、尋常ではない。でも、こうやって取り乱すくらい嬉しいっていうのは、なんかよいなあ。でも、これね。染めてるのイカ墨でしょう? あんだけ臭い臭いいってたの大丈夫だったのかな、そう思ってたら、ああ、やっぱり臭いのか。でも慣れるって。慣れる? 慣れるの? ほんと、最後のコマのふたり、なにか達観したもの感じましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第4号(2018年4月号)

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