『まんがタイム』2018年3月号、昨日の続きです。
『見上げればいつも妹が。』。遥、大学、無事合格しましたね。心配しちゃってるツブテ、でも妹にはそんな素振り見せないっていうところ、いやあ、頑張ってますよね。さて、今回、妹の、この兄妹のちょっとした転換点。遥が一人暮らしをするか、それともツブテとの暮らしを続けるか、その決断をするというんですね。その途中で、大杉、リズの愛情? 炸裂するのが面白くって、大杉さん、妹に志願って、それなんですか! リズの、いつしか本当の姉妹に! っていうのもおかしい。ほんと、このふたり大好きです。遥とツブテの出会いの頃が描かれたの、これ、よかったです。そうか、遥、堂々と背すじ伸ばせるようになったの、ツブテと出会ってからなんだ。ええ、ツブテ、いいお兄ちゃんしてるじゃないですか。遥はなかなかそうはいってくれないけど、ツブテの存在、大きいんだろうなあ。いい話でした。
『ボンジュール!仲居さん』。最終回までカウントダウンですよ。宮原さん、結婚するのだそうですよ。というので、彼女さんと一緒に宿泊、というんですが、宮原さん!? ええーっ! すごいな、読者もビックリだよ。サラのこれまでしてきたこと、それが改めて評価された、そんな回でもありました。サラがやってきて皆が変わった。積極的に人に関わっていこう、そうした姿勢を皆が持つようになった。宮原さんも、ここで働くのが楽しくなったってね。このアットホームな感じ。肩肘張らず、自然と思いあっている感じ、それがこの宿の、そしてこの漫画の魅力になってるのだ。そうした気持ちを新たにしましたよ。そしてこの漫画、次回で終わりなのだそうですよ。ああ、残念だ。好きな漫画でした。単行本にはならないのかなあ。
『ウレ漫とガケ漫』。女子高生漫画家のもとでアシスタントをしている白井、いよいよ誤りそうなのか!? ついつい距離が近くなる、茜の無防備さに意識せずにはおられなくなって、女子高生と密室で二人きり! しかも締め切りギリギリだからって今夜徹夜で参加してくれないかって、ほんと、白井氏、崖っ縁ってそういうこと!? 前回のことあってですかね? 茜の表情、よく出るようになって、その切り替わり、それが魅力的。クールかと思えば、ちょっと焦ってみたり、涙ぐんでみたり、そうした感情のうかがえるところもとてもいい。そりゃ白井氏も惑うわけだ。そんな白井氏の受難というのか、ご近所の目が気になったり、煩悩にさいなまれたり、そして一番は人畜無害と決めつけられてることの面白くなさ!? 大変だわ。ほんと、でも、その期待を裏切るわけにもいかんからなあ。大変ですよ。
『おかわり自転車』。最終回、カウントダウンだ! あばー。この漫画、自転車を趣味にして、そして友人と出会って、そうしたいろいろが人を成長させるってことをこれまでも描いてきたわけですが、今回はその成長の要素がより色濃く表現されていましたね。元気のないレイ。生徒会長に推薦されて、そんな柄じゃないって気落ちしてるこの子にね、サイクリングの先頭を任せるっていうんです。そうか、縦列で走る、その先頭って結構重要なんだ。後続の状況に気を配りつつ、進路の選択、路面の状況他をメンバーに伝えていく。そうか、ただ漫然と走ればいいわけじゃないんだ。この経験がレイにいろいろを気づかせる。また、ミトが他の人のことをよく見ている。人を見て学ぶというその姿勢にも思うところがあるようで、ええ、このちょっとしたことからも多くを学ぶことができるっていう、その様子。とてもよかった。人の成長するってことはこんなに魅力的なんだよって、よくよく実感させてくれました。この漫画も好きだったんですよ。単行本は出ないのかなあ。
そして『だいじょうぶ!?カナ先生』、『友ちゃん!』も次号で最終回だそうです。『見晴らし良子さま』もそうか。『パパは心配ご無用♥』、『ニッポンのワカ奥様さま』も。いっぱい終わっちゃうなあ。誌面刷新かな? これはずいぶん景色が違ってしまいそうだ。こうして入れ替わりがあって、また好きになれる漫画との出会いもあるのだろう。それはわかっているし、その変化、出会いを大切にしていくことが重要なんだっていうのも理解しているのですが、それでも好きな漫画、気にいっていた漫画、愛着のあるキャラクターとのお別れは寂しいものです。次号、3月7日、そうか季節は卒業の頃でありますね。
- 『まんがタイム』第38巻第3号(2018年3月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿