『まんがタイムきららキャラット』2016年4月号、発売されています。表紙は『ひだまりスケッチ』、ゆのさん、雪の日、小さな雪だるま、たくさん作っていますよ。ゆのさんは屋外、表紙のこちら側はガラス戸のうち、ぐいぐいって曇ったガラスを拭った向こうにゆのがいるんですね。曇ったガラスには、指で書いたひだまりスケッチの文字に、表紙&巻頭カラーを告知するゆのっちイラスト。ええ、凝った表紙であります。
『NEW GAME!』、面白い見せ方でありますよ。ねねとうみこ、それぞれのゲームづくりの情景描いて、ねねがエラー出したと思ったらうみこもエラー出しちゃってるといった風に、それぞれのやってることがリンクしていて、でも初級者とプロ、やってることのレベルは全然違うんだけどね、重なる気持ち、思いがあるんだって、そうしたところがすごく面白かったんですね。そして、うみこ、ねねのプログラムを見てくれる。ちょっと褒めてくれた。すごくは褒めてくれなかった。こうして教えてもらったり、甘いところを指摘してくれたりと、ふたり、いい関係だなあって思わされるエピソード、とてもよかったです。そして2本立て、2本目の、青葉2年目。この一年で変わったのは青葉だけではないんだよ、っていう、そういうエピソードもまたよかったですよ。
『Aチャンネル』は、ナギの回でしたよ。トオルの家にいって、炭酸でテンションをあげます! 炭酸って飲料かと思ってしまうけど、猫ですよ、猫。ナギが猫大好きで、メロメロで、語尾なんてニャンとかいっちゃって、もう可愛いのなんのって。猫可愛い、ナギも可愛い。クールを装うナギの、クールさがどんどんほつれていっちゃう、そこがとてもよかった。炭酸の、猫の気紛れ、ばんばん翻弄しちゃう、そうしたところもとてもよかった。ほらあれね、新聞読んでると邪魔するってあれ。期待してるナギが、めちゃくちゃ面白い。しかし、極めつけはラストの一本。おおう、頬擦り。なんて愛らしいんだ! もう、ナギさん、素晴しいね。
『アニマエール!』、ゲストです。鳩谷こはね、友人、猿渡宇希の部屋に駆け込んで、なにをいうかと思ったら、チェアになりたい。チェア……。ああ、チアね、って、わからん! 全然わからん! 高校に入ったらチアリーディング部があるのではないか。それではじめてみたらいいんじゃないか、宇希にアドバイスされて、もう、これでもかこれでもかと期待をふくらませていたら、なんと、なかった。部がなかった。なるほど、部を作るところからはじまるって感じなんですね。新入生代表、有馬ひづめさん、この人がこはねにチアの魅力を見せたチアリーダーだったとか、そういうの、いろいろ盛り込んで、話がふくらむよう、ふくらむよう、工夫されてるの、うまいなって思いました。そして、ひづめに気持ちの向いてるこはね見て、ちょっと嫉妬してる宇希とか、そして、なんか王子様っぽいひづめ、けどチアはやりません。そんな彼女を応援するぞというこはね。そこにテーマの根本みたいなの見せて、単純に部員集めする導入ではないという、これも工夫だと思います。よく考えられてますよ。感心ばかりですよ。
『五つ葉クローバー』、ゲストです。今日から高等部の寮に移ります。そんな女の子4人が、お世話をする初等部の子をお迎えです。初等部から高等部までの一貫校で、高等部の寮生は初等部の寮生のお世話をする制度があります。なるほど。いや、こういうの、本当にあったりするらしいですよね。クローバー制度。主人公、でいいのかな? 日高常葉がすごいですよね。初等部の子がくるの、すごく楽しみにしてるんだけど、いろいろ駄目っぽくて、手本にならない? 礼節の見本にもならない? 体力も持久力もない? いろいろ危ない? 引っ越しの荷運びだけであんなにおかしくなるとは思わなかった。また、初等部の子、さらさを迎えて、そこからの言動の駄目さ! めちゃくちゃ怯えられて、お風呂は脱衣場でのあの目! あれ、あかん! ほんま、あかん! そして夜中の寝言! やばい! この人、駄目な人だ! ほんと、あんまりにアレすぎて、全部、常葉がもっていった、そんな漫画でしたよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第4号(2016年4月号)
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