『まんがタイムオリジナル』2016年4月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。おお、仕事の情景、ナース姿で山下、牧村、関口、3人ナースが揃い踏みであります。本編で見慣れているから、というわけだけでもないと思うんですが、この人たちは、この格好が一番しっくりきますよね。そして『小森さんは断れない!』、3人もナーススタイルで登場です。あ、ひとり医者がいる。『らいか・デイズ』は、単行本を告知するカットでしょうかね。
『北斎のむすめ。』、今回はお辰姉さんがメインってところですかね? 手習い所で子供に読み書きもろもろ教えるっていうんです。さてどうなるか、ってわくわくして待ってたら、家でぐうたらしてるだけのお栄の方が目立つというね。ああ、姉さん、地味やもんね。のっけからのふえるワカメ。手習い所では動じない姉の働き、実に素敵で、そして姉妹の昔話。今回は、なんかね、細かいネタをぽつりぽつり、テーマをリレーしながら繋げてるみたいなところあって、いろいろな方面に目が向いて、面白い。高尾花魁のくだりなんかも実にいい。遊女の社会における習い事やその審美眼のくだりなど、実際そんな話、聞いたことあった気がしますよ。ほんと、広く視野がとられてる感じ。とてもよかったです。そして男装お栄! 久しぶり! かっこいい!
『スズちゃんでしょ!』、お仕事の話ですね。お客さんの持ち込んだ反物で着物を作ります。作るのスズちゃん。あの、口先で納期を延ばすあのテクニック。素晴しいわ。そして裁ち物。これ、母が洋裁を仕事にしていたので、ちょっとわかるんですよ。裁ちそこなうと損になる。失敗したらやりなおしのきかない作業だから、もうね、すごく気が立って、神経質になって、音をたてるな、声を出すな、ばたばたするなどもってのほか。ほんと、気を使う作業なんだっていうんですね。突然の電話、これ、昔の電話だとモジュラーは抜けなかったなあ。母の友人に書家がいたんですけど、これも失敗すると一発で駄目になる作業でしょう。電話に布団やらいっぱいかけて、音が鳴っても響かないようにしたりしてたらしいですよ。などという感じに、ええ、よくわかる、ほんと、よくわかるわ、そんな感じの今回、仕事の状況、楽しく読んで、そしてスズちゃん、梨乃ちゃん可愛さで仕事を一端中断する! いや、でも、その状況、ちょっと時間を置いた方がよさそうですよね。今は裁ち物には向いてない時期なんですよ。
『放課後すずなり倶楽部!』、うおお、卒業とか、そういうの関係ない漫画かと思ってた。もうすぐ中等部の卒業式。なので先輩たちも卒業していきますよ、って、ほんまか! 特に玉緒先輩、この人はなんか人の時間に縛られない感じがするからさ、なおさら無関係だと思ってた。優良先輩、よかったです。クールな振舞い、お姉さんぶってる? みたいなこの人。寂しがってるのは美亜ばかりなのかい? いやいや、そんなことありませんでした。最後のね、部の引き継ぎも全部終わってね、あとは卒業を待つばかり。気をつかわないでね、そういう優良に、ほんと気を使ってない感じの千弦に部長。でもね、ほんとはそんなことなかった。ああ、これはちょっとしたサプライズだったんですね。優良の振り返るねこら部でのいろいろ。その表情美しく、そして思いのあふれるようで、ええいああ、ええ、もうね、もらい泣きでしたね。いい話だった。ほんと、そう思わされる回でした。
『かでん屋さんの基礎知識』、今回、面白いなあ。今日は街の電器屋さん! 園宮電気が頑張りますよ。軽トラにいっぱい商品載せて、配達、設置もいたします。園宮が途中で三笠拾ってですね、現場となる女子校へと向かって、その道すがら、あるいは現場で語られる街の電器屋事情。なるほどなあ、地域、地元の繋りっての、あるんだなあ。今回、園宮のこと、ちょっといろいろ語られて、女子校出身と判明。さらに、まだ学校に繋り持ってて、いいなあ、いいOGじゃん。そしてリーダーとして在校生を仕切る! おお、女子たち、実にいいな! 女子校女子は、男の手など借りないぜ。できることは、自分たちでどんどんこなしちゃうんだぜ! そうした意気込み、実に気持ちよく、そして廊下で大暴れ。いいねえ、活発な女子、かっこいいよ。ところでですよ、今回は草薙出る幕なしだな、そう思ってたら、なんかしれっとまざってる! まざってますよね!
- 『まんがタイムオリジナル』第35巻第4号(2016年4月号)
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