『まんがタイムスペシャル』2016年4月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、桃の節句でありますね。マキが手にしているのは、リコとナギ、お内裏様とお雛様でありますよ。きれいな衣装、リコもナギもちょっと頬染めて、とても可愛らしい、そんなお人形、これは実にいいですよ。そして『可愛い上司を困らせたい』、『なり×ゆきリビング』のカットもございます。
『ざしきわらしと僕』は運動会描きまして、おお、小学校の運動会だけれど、参加者は生徒だけじゃない。地域の運動会にもなっているんですね。賞品目当てで皆が本気で、妖怪の皆さんも本気で、そうした中に子供時分からのライバルもあったりするっていうんですね。これ、距離が近いといいましょうか、もう本当にずっと一緒に育ってきた、暮らしてきた、そういう人たちの関係の濃さがありますよね。そして運動会が苦手だった裕貴も、今日は楽しかったと、そういう雰囲気、よかったなあって思ったんですね。あとけい君、応援せざるを得ない。で、次回、なに? お楽しみ会? もちまきですかい?
『だけど温田さんはひとりでデキない』、ああ、温田さんがあやうくて見てられない! 富崎さん、温田さんのこと手放したい、いや別に富崎さんのものってわけじゃないんだけど、その一心で五徳さんに押し付けて、つきあうことになった、でも温田さん、そういう気があるんだかないんだか全然わからんじゃん! ほんと、あやうい! すごく怖い! いや、五徳さん悪い人じゃないから、ほんと、よかった! でもほんと、この人たちの関係、どうなっていくんだろう。全然先が見えないですよね。全部、温田さんのせいなんですけど!
『BONSAIガール』、おお、いい展開ではないですか。松田秀造氏と竹林マネージャーの関係がももこに知られた! そこで竹林の語る、なぜ父であることを隠してきたか、その理由。おおう、盆栽の才能がないとして、背を向けたのか。でもそんな彼の表情見てね、ももこ、思い切るんですね。ももこ、かっこいいよ。マネージャーのために黒松を買う。名付けて松乃助、それをマネージャーに託して、盆栽のこと好きだってわかってると、認めてしまいなさいと、その気持ちの真っ直ぐさ! でもって、ここで振り絞る勇気! おお、素敵女子だ! いや、もう、あのチョコレート差し出すあの表情、あれはとてもいい。ぴしっと一本、強いもの通ってますよね。
『同姓同盟』、今回は勇ましい方の伊東さんがフィーチャーされて、これまで微妙にクラスメイトから距離を置かれてきた彼女。怖いからってんだけど、その伊東さんがクラスの皆に勉強教えまくっていて、それでクラスの皆の彼女に対する視線がね、変わるんですね。なるほど、これ、家庭教師にいわれた勉強法、その一環なのか。しかし、この家庭教師、優秀なのかも知れないなあ。休み時間の勉強を禁止してみたりして、勇の勉強に対する意識、それを根本から変えていこうとするかのようで、いやもう、これで勇、希に勝てますかね? でもってラスボス。いやもう、これ、ラスボス扱い、嬉しくないよな!
『壁越しの脳内マフィア』、ゲストです。ドアベルを鳴らすものあり。誰かと思ってドアスコープをば覗いてみたら、今テレビでやってるマフィアもの映画、そこに出ている人に似ている!? マフィアがやってきた! なんて思っちゃうのだけど、もちろんそんなわけはなく、でももしマフィアだった場合というシミュレーションね、もちろんそんなことにはならんのですが、なんかおかしかった。というか、我が身振り返って恥ずかしくなる、そんな描写ですよね。この人、マリオさん。イタリア人? なんだか威圧感あって怖かったりするんだけど、そんな彼、本当はなんか気さくそうで、けどビトー青年、勝手にマフィアと思ってという、凸凹コミュニケーション。ここからどんな風に展開していくのでしょうね。
- 『まんがタイムスペシャル』第25巻第4号(2016年4月号)
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