『まんがタウン』2016年3月号、発売されました。表紙は『ままごと少女と人造人間』をメインにしまして、なんだろう、これ、すごくドラマチックなイラスト、マフラーをふたりで分け合ったりしましてね、いやもう、驚きであります。他には『新クレヨンしんちゃん』、しんのすけが雪玉持ってるイラストに、『押しかけ時姫』姫が寒い季節なのにチョコアイス持ってるカット。そして『野原ひろし昼メシの流儀』に『ちはるさんの娘』のカットもございます。
『押しかけ時姫』、最終回でありますよ。なんと、海斗さん、大学生になってる。史学科に進んで、蔵の古文書調べてと、そんな海斗、歴史が好きなわけじゃねえというんです。ああ、そうか、好きなのは姫か。姫の消息が気になるのだな。残された古文書には、帰った後の姫の様子を記したものはなかった。海斗さん、一途だなあ。そしてここで再び姫との再会かなって、ああ、姫、戦の出で立ち。その姿、凛々しくて、ああ、海斗の先祖が姫を逃がしてくれたのか。ほんと、姫、16に育って、見事な娘ぶり。ああ、嫁ぐ相手もおらぬようになって、これは海斗、恋、叶いましたな! と、きっとこうなるだろうと思われた、そんな最終回ではあるけれど、姫との再会、本当に嬉しく思うわけですよ。
『恋するヤンキーガール』。ナデシコがとんでもないことになってるな。手だけでそこまでなるんだ! ナギを男子と意識するアヤメちゃん、いろいろ言動が大変で、ほんと、こういうところは可愛らしい、そんな女の子なのでしょう。はいいとして、お前がアヤメちゃんを女にした発言、これは不穏当だわ。穏かじゃないわ。ナデシコとアヤメの子供の頃の話。だんだんにうちとけて、仲良くなってきた。ナデシコにとっては、アヤメがほんとすべてだったんだってわかる、そんなエピソード語られて、だもんだから、アヤメのね、ナデシコ大切というその態度、ああ、ナデシコさん、報われましたね、よかったねと、思わないではおられません。
『ポジティブ先輩ネガティブ先輩』、すごいな、ポジティブ天使先輩がなぜか落ち込んでいますよ。同僚の結婚、それを祝えない理由がある!? って、お金の問題なのか。祝儀貧乏ってやつなんですね。しかし今回、めちゃくちゃ面白かった。巫女川の自虐ネタについて。なるほど、人にいわれると面白くないわけか。わかる。でもって、天使、巫女川、カップル成立。ああ、素敵です! いいよ、その方面、もっと押し出していこう! そして主任の怒り。ブーケ予約済み。おかしくておかしくて、けど最後の絵皿アレンジ。ほんと、やってくれました。ほんと、この威力、素晴しいです。
『漂流系女子高生』、ボトルメールを拾ったら、それ出したのななみだった。いつか救助されることを信じて、いろいろサインを用意してという、ええ、なんとか希望を繋いでいる感じですね。今回は火が欲しいという話。うん、生水とか、体によくないよ? 沸かさないと本当は危ない。雨宿りに適した洞穴見つかって、そこで落ち込むななみと、そんなななみをはげますふたり、それがよかったなあって思ったんですね。落雷があって、木が燃えていた。ああ、火が手にはいりましたよ。魚も焼いて食べられます。煙で自分たちの存在を外に知らせることだってできます。しかし、ここでななみのいう、一気に問題が解決したのが怖いぐらいだという、ああ、これ、やっぱりそういう仕込みなのかな。誰かが彼女らの求めるもの、それをうまいこと用意してたりするのかも、ですね。
- 『まんがタウン』第17巻第3号(2016年3月号)
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