『まんがタイムファミリー』2016年4月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、チエちゃんをかこんで朝食、のシーンですね。って、待って、主役、手だけ!? と思ったら顔もあった。思いっきりまんがタイムの「ま」がかぶってるんですけど! トーストにですねジャム塗りましてね、食べてる、その様子がなんだかすごく一生懸命に見えて、不思議と面白いんですね。その様子を見守る麗子さんもいい感じです。『おしかけツインテール』花梨が鏡を前に髪をツインテールにまとめているカットもありますよ。
『かなみ育成中』、面白かったですよ。扉がアリスモチーフの可愛い雰囲気だというのに、本編、これはなんだい。恋愛とはなんぞやからはじまって、過去最高におかしな展開していく今回。女子三人、いや四人だ、途中からひとり加わる! 四人もいて、全然花がない。というか、変な顔いっぱいだ! 興奮しすぎるさきちゃん。なんともいえない顔連発のかなみ。そしてホラーな花村先生! さきちゃんが怯えてるの、おかしくて、おかしくて。ここからはじまる恋愛話がね、もうね、酷いね、夢も希望もないよね。妄想、編集者、アシスタント目線。もうね、どうもこうもなくって、ネタ探ししてるお母さんもね、もうこれはたまらぬ。最高に面白かったです。そして落ち。母の違うの一言。あれ、素敵でした。
『軍神ちゃんとよばないで』。虎千代、兄の死にそうとうなダメージ受けてるみたいですよ。受け答え、その言葉に覇気が感じられない。いや、ちょっと待って、これまでこの人の言葉、態度から覇気というものが感じられたことあったろうか。ともあれ、いずれにせよ、この落ち込んだ虎千代、いよいよ武田の軍と対峙しようとその直前に、兄に似た面影の青年と出会うんですね。ああ、これ、武田信玄か! この男が実にいい男で、しかしいうこということ、虎千代の、兄の思い出に触れて、いやもうなんだろう、この間の悪い人! でもこの人の言葉に虎千代、素直に悲しい気持ちを出せて、そして元気になれた。ああ、この人が次回虎千代、いやさ謙信とぶつかる!? いやもう、普通だったらはらはらの展開ですね!
『ダ・ヴィンチ系女子高生』、自分こそが小悪魔サライと思い込んでるクロナカの、やだなー!! っての、可愛いなあ。絶世の美少年! やだなー!! 素晴しいよ、クロナカ。しかし残念ながら、サライはクロナカではありませんでした。レオナルドの若い時分にそっくりな少年。いやもう、この子、ジャンジャコモこそがサライであるわけですけど、レオナルドの溺愛ぶりがやばい! 同性愛のかどで告発されるのもしゃーなしじゃん! 手癖の悪いジャンジャコモ。この子が小悪魔なら、悪魔はクロナカなのか。クロナカ持ち込みのお菓子をむっしむっし食べて悪魔の所業っていうのね、奥歯にガツンとくるのってまずくない? でも、ほんと、この時代の人からすれば、到底想像もできないような美味なんでしょうね。さて、チェチリア・ガッレラーニ、高貴な方、再会であります。ああほんと、この現代の価値観からすれば、到底共感にいたらない彼女らの意識、行動、それがうまいこと描かれて面白かった。ああ、そうそう、『白貂を抱く貴婦人』の絵、以前日本にきた時に見にいきましたよ。ええと、なんだっけ、スプモーニじゃなくって、ええと、ああ、そうそう、スフマート! この絵でその技法のこと覚えたのでした。
『レオタードって、恥ずかしくないですか?』、ゲストです。おお、目立つの好きじゃない女の子、藤岡莉奈が主人公。転んじゃって、注目されて、それで落ち込んじゃった莉奈のこと、はげましてくれた先輩に、莉奈ちょっと憧れ抱いたようでして、いいじゃないですか、いいですね。やたらやる気のある子、谷口さん、って、髪形がまさかの角! 角はないよ! 角は! この子に巻き込まれるかたちでクラス委員になっちゃったりと、莉奈、新学期からハードモードであります。さて、オリエンテーション、部活紹介の舞台にて、部活の説明するあの人、あの先輩と再会して、それが新体操部。すごく奇麗、さらに憧れを深めて……。けど今のままだと、入部はしなさそうですよね。ここで谷口さんが活躍するのかな?
- 『まんがタイムファミリー』第34巻第4号(2016年4月号)
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