2020年1月31日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号、昨日の続きです。

『アニマエール』

夏合宿ですよ。自分も特別になりたいとやる気出してるこはね。けど、この子の場合は気負うほどに駄目になる、空回りタイプでありますね。

新入部員、兎和がいいですよね。日陰から出られない。ずっとスケッチしてただけなのに、疲労困憊、立てないほどに衰弱している。うん、この子、かなり好みですよ。実際この子が自分でもチアをやる日がくるのか、それはわからないのだけど、でもどちらであっても面白くなりそう。今は非チア部員でがんばってほしいところです。

さて、空回りのこはねが出会ったふたり、根古屋姉妹だ! この子たちいいよねえ。奇遇にも夏合宿なんだそうですけど、一緒にいた八木先輩、この人と話したこと、こはねには大きな意味ありましたね。しかし、この八木先輩、かつて特別を感じたひづめに対してネガティブな感情を抱いて、いうならばあの子がチームを抜けるきっかけを作ったひとりだったわけだけれど、その彼女が過去を悔いていること、よく伝わってきて、それだけにこはねと会って話して、そして救われているところ、しみじみ思うところありました。

思えばひづめがチアを続けているのも、こはねあってのことでしたね。ええ、特別じゃないなんて思ってるこはねだけど、いやいや間違いなく特別なひとりですよ。とりわけひづめの中では、みたいにも思わされることたびたびです。

『精霊さまの難儀な日常』

今回はルカのボーナス回だな!

このところルカが感じる謎の視線。しかし表現がアレだな! なめまわすような視線なんだ! 自分は超絶美少女だから云々いって納得してるっぽいところあるけど、いやいやまずいまずい。もっと危機感持っていただかないと!

まあ、その視線の主、サラだから問題ないんですけどね。

サラのことが大好きなルカ。学校でも、皆の注目集めてるサラにやきもち焼いたりして、もう大変なんですけど、今回はそんなサラが自分のこと大注目してくれているとわかったり、さらにはふたりで下校イベント! 半分人である今だからこそできること、手つなぎイベント!! さらに加えて水って綺麗なんだなって、まさしくルカを喜ばせるイベント盛り沢山!

いつもはなかなか素直になれないでいるルカだけど、ふと見せた素直な表情、その姿、大変に美しくて素敵でした。この人、いつもこうしていたらいいのにね。というか、まっすぐ素直に伝えないことには、サラにはいつまでたっても通じませんよ? そんな今回、ラストがね、惜しい! 惜しかった! もうひと息ってところが難しいんですね。でも、こうだからこそルカだ、って感じもするんですね。

『あやしびと』

みぞれ、可愛い……。

アヤ、勉強遅れてるのか。このままだと赤点だって校長から警告うけるんだけど、留年してもいずれもとの世界に戻るから大丈夫って! アヤ、心が強いな。いや違うか、ちょっとしたやぶれかぶれだな。寮からほっぽりだすぞっていわれてはじめてやる気出すアヤ。うん、でもちょっと気持ちはわかります。

勉強会、みぞれが勉強教えてくれるっていうの、目が悪いわけでもないっぽいのに賢そうにみえるからって眼鏡かけてきて、残念! っていいたいけど、いやいや、最高だと思う。

カバネとサカサも参加してくるの、サカサが性懲りもなくアヤの正体探ろうとしたり、ことあるごとにアヤのこと煽ってきたりするんだけど、そのたびにアヤ、渾身のセクハラで対抗するのがねもう完全にお約束になってる。でも、これ、かなり仲良くなってる感あるやりとりではありますよね。悪くない、悪くないですよ。

今回、この世界の常識みたいなことととか、それから彼女らの背景、関係性なんかもよく描かれて、読みごたえある楽しい話になっていました。命名のならわしとか、サカサの成績とか、でもってカバネとみぞれの仲にアヤのこと大好きすぎるみぞれ! あの、アヤがサカサに勉強教わろうとしたときの様子! 拗ねた姿がやたら可愛くて、今回はほんとみぞれ回でした。

『せんぷくボンバー!』

これ、面白いなあ。

敵の組織に潜入しているレッド。完全に組織の仲間にほだされちゃっていて、というか組織のメンバーがあまりに不甲斐ないせいといってもいいものか、役職としては下っぱ戦闘員なのに保護者みたいになってしまってますよね。

潜伏任務中だから戦いに参加できない。なので戦隊メンバーに代わりに出動してもらうよう頼むんですけど、これ、出勤なんだ! まあ仕事なんだろうな。だったら出勤だよな。でも、ブルー、バイト優先しちゃうんだ。

代わりに出勤してきたグリーン。この人もなんかいい人ですね! 戦闘中、猫耳つけてるレッドに当惑しながらも健気に戦って、それで敵幹部を攻撃したら手加減してやれってダメ出しされるの! そうか、帰ってから泣いてるのか。それは確かにつらいな、気の毒だ。そのいたわる気持ちがおかしくて、でもなんだろうなあ、敵幹部、可愛いんだよなあ。レッドがこうなるのわかるんですよ。

でもって極めつけ。なんとグリーンからお見舞いのおまんじゅうが届くのか! 住所ばれてる! しかも詫び状つきって、どいつもこいつもいいやつだな!

このどうにもゆるい戦隊もの。なんか目が離せない、そんな感じになっていて、ああ自分もこの組織のメンバーにほだされちゃってるのかも知れません。

2020年1月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号、一昨日の続きです。

『RPG不動産』

圧倒的なドラゴンの火力になすすべもなく蹂躙されて、なんとか防壁を張るも被害甚大。この漫画がファンタジー的世界観だってことわかってても、その被害というの、大量に死傷者が出てるとなるとゾッとさせられますね。肉体が滅んで魂が抜けると蘇生できなくなる。よほどのことがないかぎり蘇生可能だけど、今回こそはそのよほどの状況で、この一刻をあらそうシチュエーション、はらはらさせられます。

さて、我らがファーに琴音。出産場所を探しているだけというドラゴンを説得すべく、飛龍を駆ってドラゴンのもとに向かうも、荒れ狂うドラゴンにファーの言葉が届かない。さらにこの場にラキラとルフリアもこようとしている、ええ、このふたりがどういう役割を担うことになるのだろう、前のめりに読んでいたらですよ、ここでファーに異変。うわー、ドラゴンに変身するの!

次から次へと、危機的状況とその変化を描いてみせて、この緊張感。ほんと興奮させられます。またファーの変身をうながした謎のフードの人物。この人、最初は敵なのかと思ったんだけど、いや案外見知った人かもなんて思いはじめています。ともあれドラゴンに変化したファー、ここからの活躍? 大期待ですよ。

『まちカドまぞく』

番外編!

作者、体調不良とのこと。心配です。こうして漫画が読めるのは嬉しいけど、どうか無理なさらないでください。

さて、番外編ではちょっと本編のストーリーから離れて、短めの日常話をテンポよく見せてくれますよ。でもって私はこういうの大好き! おお、体調不良じゃなくても、年一くらいはこういうのやってくださっていいのよ? 本編に組み込めずボツになった小ネタ集みたいのでもいいから、他の漫画家さんもこういうのやってくださっていいのよ?

しかし本当に面白かった。思わず水没させてしまったスマートフォンの回復法。米と一緒に密封すると聞いてまさかのあつあつごはん! のっけから笑って、いいですよ、切れてますよ。

これ以降の、ボケか本気かわかりにくいリコとか、やっぱりやばい小倉とか、意外とホワイト白蛇との契約、そしてミカンママ! あの鬼電のくだり、最高だと思う。なんだこの切れ味。もうブルブル震えるほど面白い。ほんとなんなんだこれ。

さらにラストの桃の夢! おかしな夢は即シャミ子のしわざ認定なんだ! まったくの濡れ衣だったわけですが、いやしかし桃さん、シャミ子のこと大好きよね。ほんと、これ地味にきましたよ。

『かぐらまいまい!』

合同公演本番当日。気持ちが高揚、あるいは緊張のせいで、こふくがひとりで大騒ぎしちゃってるのが面白かったです。足袋忘れたかも! 着てくればよかった! と思ったらあった。ほんと、このひとりで慌てて、ひとりで決着しちゃってるの。でもなんだかんだ大変にならずにすんでよかったですよね。

この公演に、以前参考にした動画のグループ、荒魂高校の神楽部も参加していたりね、もしかしたらこの人たちの御神楽を見て、意識しすぎちゃったりするのかな? なんて思っていたら、思いもしなかった方向に展開して、ええ、こふくの前にたびたび現れたあのお姉さんですよ。その姿に気をとられてリハーサルでミスを出した美夜。再び現れたその人に、こふくを連れていかないで、問いつめるその様子、いかにも穏やかでない。まさしく鬼気迫るその姿に、かつてこの人と美夜のあいだになにかあったのかも知れない、いろいろ思ったりしたのですね。

美夜もいってましたけど、この人、神様なのか幽霊なのか。自分は神様だと思ってたんです。美夜の神社の神様で、自分の氏子に関わろうと、導こうとしてるとか? みたいに思ってたんですが、本当のところはどうなのか。いよいよわからない。

むしろかつてこの人と出会ってそのはてに、美夜の大切にしていた誰かが連れ去られた、亡くなるようなことがあった。それが本当かどうかは別としても、美夜がそう思うに充分ななにかがあった。そんなこと思わされて、それだけに美夜に安息が戻ること、望んでしまうというんですね。

Aチャンネル

今回は修学旅行にいっている上級生組がフォーカスされるのかな? 京都でのいろいろ描かれて、なるほど三十三間堂にいったんですね。千本も手があったら便利そうっていうの、わかる! めっちゃわかる! キーボード叩きながら、漫画を支えてページをめくりたい! というのは置いておいても、この旅行先で見せたやりとり、基本いつもと大きくかわるところのないるんたちと、対して意識しまくってる鬼頭先生と、この対照もよかったです。

そしてるんたちの帰りを待つトオルですよ。いつになくそわそわして、でもハグしようと迫ってくるるんたちの迫力に逃げちゃうとか、ほんとこのやりとり! 他愛もないものなんだけど、なんか見てるだけで笑みがこぼれる。そんなチャーミングさありました。

トオルを見守ってるユタカにミホもいいですよね。今は先輩たちと一緒にいたいだろうと、距離おいて眺めている。そこに、この子たちの優しい気持ち、よく表されていたと思うのです。優しさはるんたちも一緒ですね。ひとり離れていたトオルだけど、気持ちは一緒ってことなのかな。皆の写真にトオルも合成してくれていてね、ええ、次は一緒にって、写真こそは雑コラ気味ではあるけれど、その心意気、大変に感じいりました。

2020年1月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年3月号

『まんがタイムオリジナル』2020年3月号、一昨日の続きです。

『ネコがOLに見えて困ります』

最近はやりの猫動画。兄貴さんもOLさんのこと撮影して動画サイトに公開、だなんて考えてるみたいですが、顔出しなんてしたら個人特定されるのではないか! いや、猫の顔で個人特定できるとか、それミコトくらいだから! と思ったんだけど、真の猫好きはできたりしそうな気がする……。

OLさんの可愛いところを撮ろうとしたら、どうしてもあられもないところが映ってしまって、いや普通だったらいいの撮れたってなりそうなところなのに、ミコトが気の毒がって公開するの許さないっていうのが面白いんですね。猫はじめ動物が人に見えるから、どうしても気を使っちゃう。加えていえば、OLさん、妙齢の女子だもんな。

いろいろに気を使いすぎたミコト編集の動画が、手とか耳とかしっぽとか、OLさんのはしっこばっかりになってるの、普通に考えたら失敗動画なんですけど、それが不思議と人気になってるっていうのが面白かったです。新しい切り口ってやつだ! 想像画まで出てるっていうの、これもまたおかしかったです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

有名スポーツ選手がやってくるというの、大河さんと八重のやりとりがべらぼうに面白くって、だってですよ、野球選手の!! ってのに、サッカーです。車のCMしてる人よな! には洗濯機です。冷静沈着、けっして礼を失わない八重のつっこみ。いやもう、あまりの展開にふきだすかと思いました。

ふたりで見物にいくんですね。いつもはどこにいくのも自転車だけど今回はバスでいきます。自転車をめぐる大河とみなの印象の違いとか、もう都会といなかでまるで前提が違ってること押し出してきて、さらに加えて八重の満員バスに乗れただけで満足してるところ。ほんと、普段人出のないこの地域、こうして人が集まるだけで大イベントで、たとえ目当の有名人は見られなくてももう満足っていうの、いやこれいなかあるあるじゃなく、八重だけなんじゃないのか? 一般化しちゃいけないケースだと思います。

今回、乗るバスを間違えると山にはいって大変って話をする八重のね、ほら、バスの中で酷い表情してるやつね、いつも大抵ご機嫌というかポジティブなこの子もこんなになっちゃうんだ! おかしかったですよ。そして今回、痛恨の乗り間違い。ほんと、いろいろままならないもんですね!

『通勤通学クエスト』

リコーダーが苦手なメイちゃん。クラスの子から合奏コンクールで負けたらお前のせいとかいわれちゃってね、さあどうする? と思ったら、練習がんばるんだ! いいねえ。こういうの大好き。

おうちでピープー吹いてたら寝られないから静かにしてって夜勤のお父さんからお願いされたメイちゃん。この子が公園にいってからが面白い。通りがかるご近所さんがいろいろ気にしてくれて、がんばれがんばれって応援したり、その人たちの日々の感想でメイちゃんの上達もちゃんとわかるってところも面白くって、ああこの皆で見守ってる感、すごくいい。

見守ってるっていうの、メイのこと、かわいい子だねって写真撮ってるあやしい男に、学生さんが怒りながら撮影してるやつ、最高だった。ちょっととらないでっていわれたら、かわいいおじさんなので! でしょう? こうして皆で近所の子供を大事にしてるっていうの、ほのぼので、けどそれ以上の暖かみ感じて、本当によかった。

最後の合奏コンクールの勝敗のゆくえ、これ、残念だったんですけどね、でもメイのこと下手だって怒ってた子とちゃんと仲なおりできたの、これはよかった。がんばったらちゃんと認めてくれる。ふたり、いい関係だと思いました。

『大奥より愛をこめて』

大崎様が去って、新たな御年寄が決まって、そうなると人事も刷新されるのか。これ、結構大変。蒔乃なんて降格させられたんだ。調理場にて下働きさせられてて、しかもいろいろ因縁つけられたりして、ああ、煙たがられてしまいましたね。わりと蒔乃が平気そうにしてるのがせめてもの救いでした。

この蒔乃のこと、手伝いにきてくれた菜々緒殿。この人、ほんといい人! って思ったけど、せっかくふたりの友情感じたというのに、ええーっ!? そうじゃないの? 私も友達いないから安心しなって、どうしてそんなにもハードタッチなんだ。

今回、蒔乃が気にしていたこと。自分の役目とかいってますけど、これなんなんだろう。間者ってわけじゃないんでしょう? そう思っていたら、結構無茶な手段でもって定信公に会いにいきましたよ! というか、お茶菓子にけえきって! しかも梅のせてるの? このすっとんきょうな会話のさなかにシベリアが誕生してるってのもおかしいんですが、ここから先の展開、これちょっとシリアス方面にむかってるって考えていいんでしょうか。

とめられない世の変化の流れ。蒔乃の身につけていた西洋由来の知識や技術の数々。否応なくはいりこんでくる西洋列強の事物、風俗、そして思惑。いずれは日本も開国に迫られるのではないか。蒔乃の進言に続いて、おや大崎様だ。知らず遭遇する外国船! ああ、時代が動いていく。

まさかこんなダイナミックな展開がくるだなんてまったく思っていませんでした。この思わぬところからガツンとこられる感覚。見事、してやられたと感服です。

2020年1月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年3月号、発売されました。表紙は『恋する小惑星』。みら、あお、すず、三人がチョコクッキーを作って、バレンタインの準備中? この服装、メイドのかっこうしてるのはスズヤベーカリーの差し金!? 手についたチョコ、ちょっとつまみ食いしてる風のみら、ちょこっと出した舌が可愛い、実にキュートな表情、素晴しいです。あおはなんだか緊張している様子で、これはがんばって作ったチョコレート、みらにどう渡そうかと思案している感じでありますね!

今月は新規ゲストが2本です。

『私の上司は中二病』

会社もので上司が中二病。なんかありそうでなかったみたいなところをさらってきた感がありますよ。

IT企業、企画開発部の部長が中二病。ウィステリアを名乗るも本名は結構普通で藤梅子。本名では呼ばれたくないっていってるの、梅子という名前が古風で嫌だったからとかなんでしょうか。同期で部下の、ええとこちらが主人公なのかな? 漆黒翼がその名前のせいでずっといじられてきて嫌だったというのと、方向性は違えど似た経験があるのかもなんて思いました。

しかしこの上司。ずっと騒いでる? 遊んでる? そんな風ではあるけれど、実際同期を置き去りに部長にまで昇格して、またその明るさ? 元気さ? ポジティブさで人気もあるってところ、これは実際読んでいてもなんだか愉快で、ついつい笑ってしまったりして、ええ実際わかる気がしたのですよ。

中二病ワールドなんていってるけど、自信たっぷりにみせてちょっと打たれよわい? そんなところがどことなく愛され系みたいに思えたところも好感でした。

『まちまちまぁち』

町のおもちゃ屋さん、そんな懐かしさみたいなの感じさせてくれますね。

おもちゃ屋まぁちの店長は、いろいろ駄目で、人気だからと際限なくプラモデル仕入れてしまったり、え? 人気だからいれたってことは、つまり発注ミスってわけではないんですね。ちょっと過剰で、これといれこんだら暴走しちゃう店長と、実質この店をしきっている店員、蒼咲のふたりが切り盛りするお店ライフ。最初はどうにも頼りなさそうな店長だったけど、お客がきて、これというおもちゃを出してきてから、がらりと変わったアクティブ感、ノリが出てきてよかったです。

今回のおもちゃはピンポンキャッチ。円錐型のラケットでピンポン球を打ち出してキャッチして遊ぶおもちゃなんですが、ああなんか昔やったことがあるような!

そういう、ちょっと懐かしさ感じたり、遊んで楽しかったこと思い出したり、ほのかに懐古的味わいあるところなど、昔こどもだった皆に通ずるそんなよさになりそうな感触がありました。

『mono』

おお、立山ダム。桜子の希望っていうんですが、ここで春乃のダムカレーリベンジがくるっていうのね、ああそうだよ、すっかり忘れてた! この執念、どんだけダムカレーを楽しみにしてたのかしのばれて、いきなりちょっと面白かったです。

しかし今回、なんだこのテンション。のっけからダム建設ドキュメンタリーにひっかかり、見事に感動。そこからはもうなに見ても泣く。というかずっと泣きっぱなし。おかしい! 記念写真も泣き笑いやんか君ら! ほんとおかしい。なんかおかしい。泣けば泣くほどこちらはおかしい。まったく不思議なテイストです。

とか思ってたらですよ、最後、ダムにひとしきり感情移入した果てに、泣き顔ばかりじゃもったいないっていって、みんな、笑顔の記念撮影するんですが、それがもう本当にいい笑顔で、あれ? おかしいな。なんでかここで泣けてきちゃった……。

不思議なノリを抜けたところに見えた、皆のすごく素直で自然な笑顔。そこになにかまっさらな気持ちのようなもの思ってしまいましてね、それがすごく胸にしみたんです。ええ、ほんと不思議な漫画。涙に笑わされて、そして笑顔に泣かされました。

『恋する小惑星』

あれ? なんかみらの様子が変です。あんなにやる気でいたのに、今日はどうにもぼーっとしていて、身がはいらない? いや、これ、違うな。あれだ、夜は星を見るから寝不足なのか!

いや、どうなんだろ。ただ単に座学が苦手なだけかも知れん……。

今回のクライマックス、夜の観測ですよ、あおが見つけた動く点に、小惑星かも知れない! そんな可能性見出して、一気に状況も緊迫。みら、あおたちもそうなら、読者である私もそう。一緒にドキドキしながら読み進めて、まさかここで念願の小惑星発見にこぎつけるのか!?

いやあ、ほんと、スリリングでした。可能性にかけて再撮影に臨み、しかしそれが既知天体と判明する瞬間。それまでの高揚した気持ちとあまりに静かで重い落着のコントラスト。自分の服を掴むみらの様子、表情こそは見えなくとも落胆しなかったわけがなく、けれどともに希望をも実感しているところ、これは感動的でした。

そしてきら星チャレンジも終了。発表にむけて資料をまとめる作業中、あおの活動が役立っていたこと、そしてチームの皆で記念撮影しようというときに、あおも一緒にと呼ばれて、皆で手をつないでジャンプ。ひとつの目標に取り組んで、ほんとに仲良くなって……。このくだりにも感動させられました。

ここに加えて、みらの気持ちのゆきついたところ。きら星チャレンジのみんなも地学部のみんなも、それぞれ好きなものが、得意なものが違っている。多様に存在する皆の世界がつながって広がる、そのダイナミズムに心が動いて、ああ、これこそがこの漫画の描こうとしていること、核になるものなのかも知れませんね。本当、素晴しい、そう思わせてくれる描写。みらの表情もまた素晴しかったのです。

2020年1月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんがメインで、バレンタインの情景ですよ。チョコレート作ってる山下さん、隣にはマッキー。このふたりの並んで立つところ、おお、プレミアム感あっていいですね! ふたり楽しそうにしてるのがまた魅力的です。『らいか・デイズ』らいかは、チョコレートのラッピングですよ。不器用ながら一生懸命、チョコの包みにリボンかけようとしてるの、ええ、頑張ってます。応援したくなりますね。そして『ネコがOLに見えて困ります』からOLさんがパティシエール姿で登場。おお、めっちゃチャーミング! 手にした皿に乗っている、ネコ姿の自分とミコトのチョコ? これもまたチャーミングであります。

『おしかけツインテール』

引き続き進路の話。メインは由利なんですが、まだ進路が決まらない。どうにもこうにもちゃらんぽらん。それで美代におこられたりしてるんだけど、たびたびに花梨が思い浮かべる駄目な例、俊郎が浮かんでくるのがおかしくったんですね。あまりに達観したかのような花梨もまた面白くって、ええ、このやりとり、ちょっと花梨の経験値、高すぎるんでしょうか。いや、駄目な大人がまわりにいすぎてるだけかも知れないけどさ!

しかし今回なにが面白かったかって、瑠璃と杏夏の花梨争奪戦。さらにそこに美代が参戦してくるところ。でも三者ともに花梨に求めるもの、それがちょっとずつ違ってますよね。その差異がまた面白みになっていて、でもまさかの泥棒猫呼ばわり!? 情念が漏れ出てますよね、ここ。しびれました。

その後の先輩のアドバイス、はいいんだけど、なんで危険人物扱いなんですか元生徒会長! なんとなくわかりますけどさ。ともあれ、アドバイスで皆がそれぞれに方向性定めていくところ、そして変化をも楽しんでいる花梨。ああ、この子たちの成長ですね。それが実によく描かれていて魅力的でした。

しかし、花梨はこのまま俊郎と一緒になにかやっていくんですかね。それはきっと面白い! 俊郎の夢もかなっていくのだとしたら……、なんて考えると楽しさにわくわくさせられます。

『ローカル女子の遠吠え』

水馬さん、昔ダイダラボッチだったんですか。滋賀で掘った土を運んで富士山を作った。その途中、休憩した時に手をついたのが浜名湖になりました。って、そんな言い伝えがあるんだ。しかしダイダラボッチの伝説を、自分を参加させて語る水馬さん、この人のこの発想がのびのびしていていいですね。語る水馬さんのその楽しそうな姿もまた素敵です。

今回は浜名湖、浜松が舞台なんですが、小畑のあのエネルギー! どんだけ浜松を愛してるのか。以前の浜松祭の時もそうでしたけど、今回ももうみちみちに溢れ返る情熱。この、ただただ浜松が好き、あれもこれも浜松の風物が大好き、それを押し出してるだけなのに、なんでかこんなに面白くなってるというの、不思議な漫画だと思います。

最後の方にね、ふたたび披露していた水馬さんのダイダラボッチトーク。これで鎌木がアウト発言しちゃうの、もうめちゃくちゃ面白かった。えらいの放り込まれてきた、というよりも、鎌木の通常運転って感じではあるんですが、それが即アウトってのがまた面白かったです。

『となりのフィギュア原型師』

最高に面白かったです。

そわそわしているおこめ先生。これから社外の人間に会うっていうんだけど、そうか、納期に遅れたから、それ気にしてるのか。すまない気持ちより、怒られたらどうしようの方が大きそうなのが、この人らしくていいですね!

社外の人。フュギュア原型の発注元、倉田が連れてきたフィニッシャーなんですが、フィニッシャー? ああ、なるほど、フィギュアの彩色見本を作る人なんだ。いわゆるデコマス作るのね。なるほど、デコレーションマスター、略してデコマスなんか! めっちゃ勉強になる! これ、こういうフィギュアまわりのこといろいろ知ることができるのも、ほんと魅力的です。

フィニッシャー、鳩居旭。これまた個性的な兄さんだ! なにごとにもきっちりきっぱりはっきりといった印象の人。いろいろ厳しそうで、ちょっとえらそうで、で、この人がですよ、ジャージ姿、だらしない滝舘おこめのこと一度はダメ出ししたっていうのにね、原型見たら本性が漏れ出るのな。

すっげ塗りてぇ〜…!

って、あんたそんなキャラだったの!? さらに極めつけ、

バチピタかよ〜!!

笑いがとまらないよ!

そこからの打ち合わせの様子もおかしくって、って、待って? なんでせっちゃん、バイトほっぽりだして工房にきちゃってるの? マスター、たびたび怒りながらも、なんだかんだせっちゃんのこと店に置いてるのがね、これ優しさ? それともなんか諦めてるの? 謎だわ。謎です。マスター、人間が大きいな。

おこめ先生の彩色所管、これがことごとくせっちゃんにダメージ与えるってのもおかしくって、チャーハン、蛍光黄緑なの!? さらにはハンバーグが暗いグレー。わからん! いや、以前半藤が食わされてましたよね。ほんと、体に悪そう!

しかし、今回、本当に面白かった。最後の倉田のしたたかさもアレなんですけど、ほんと、よくいえば個性的、ありていにいえばろくでもないのが揃ってて、いや本当に最高です。

『僕は女心なんて知りたくない』

バレンタインデーが近づくと穏やかではいられなくなる浄見春喜。そうか、独身女性のアレな本音がドバドバ押し寄せきちゃうから、深くダメージ受けちゃって、心がもたないのか。大変だなあ春喜。でも寮のお姉さんがたは、そのへん大丈夫そうじゃない? ある意味、のほほんとマイペース、それでもってチャーミングです。

今回もっていった方がよいものか、姫谷の本音、これがいろいろ酷くって、さすがでしたよ。見た目はキュート、中身はわりと真っ黒。それが実にこの人らしくって、完全に佐藤をロックオンしているんだけど、それを誤解して自分に気があるのでは? そんなこと思ってる野尻、おお、彼もまた気の毒に。野尻はさっぱりわかってなかったけど、筒抜けの春喜、その心の迷いがまた大変そう。きっと春喜はこういう葛藤をずっとやってるんだなあ。大変そう。

大変だったの、佐藤ですよ! わけもわからず春喜から距離を置かれちゃってね、ショック受けちゃって、春喜のためにチョコレート買ってきてくれるの! 友チョコだって! 春喜に嫌われたら寂しいって、涙目でいうんですよ? もう最高だと思う。春喜よ、佐藤の気持ちに応えてやれよ! そんな気持ちで溢れ返ってしまいました。ほんと、このふたり、この関係、大好きです。佐藤のこと全力で応援してますよ。

2020年1月26日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー

まさしく消耗戦といった様相です。叩かれようと斬られようと、諦めもせず怯むこともなく、夢魔の力を借りて戦い続ける夢路。たとえ白儀が何度夢路を上回ってこようと、その都度自身を鼓舞し、ギリギリの線で踏み止まっていくその姿は、見るだに痛々しく、けれどそれでも絶対にくじけない。

なぜか。なにが夢路にそこまで踏み止まらせるというのか。

その答が導かれるあの展開、素晴しかったです。

白儀に対峙するは夢路。そして校内にあふれる銘無しに対抗する夢路の共闘者たち。夢路に頼まれて戻ったクリオネに助けられた仲間たち、クリオネから夢路の状況を聞いて、人であろうと、夢魔であろうと、ただただ夢路ならきっとやってくれると、厳しい状況は理解しつつ、それでも信じたい、そう思わせるのが夢路であり、それだけのことをずっと続けてきたのが夢路であるということ、もうひしひしと感じさせられた。

また、それに呼応する夢路の言葉、あの表情、それが素晴しく、さらにもうひとり、夢路の、仲間のいまだ捨てない希望に応えようというものがいるっていうんですから、これはたまらない。

ここからの展開、それがどうなるのか。まだまだ壁は何枚も、厚く、高く立ちはだかるのかも知れないけれど、それでも逆転に向けた転換点、いまここに迎えた、そんな気がするのです。

『桃ノ木家の四姉妹』

なにこの衝撃的な導入!

妹の授業参観にはりきって向かう長女。下調べもバッチリだ! っていうんだけど、なんでそれがこんなことになっちゃうの!? しかも思いっきり基本的なところから落としてしまってるし!

あんた、妹の通ってる学校、知らんかったんか! つうか、転校したこと気づいてないって!?

正直、度肝抜かれる思いでした。

ここからの展開、一葉がこないこと気にしてる四稀のこと、励ましてくれようという女の子がいたりね。マリアちゃん、なんかミッフィー的可愛さのある子。この子が、自分も両親こなかったって、貧しい家庭で云々って、自分のこと語ってくれて、でもそれ嘘なんかーっ! そもそも名前からしてマリアじゃないっていうの、すごいな。

この子、本当はお金持ちのお嬢さんなのか。専属の執事がいる。本当の名前は門脇千束。ちょっと嘘ついちゃう悪癖があって、そのせいで友達も少なくてっていうんだけど、執事さん、ララさんが心配しちゃってね、なんとか友達作れるようにって手助けしてくれる。でも、それがフリップなの!? 独特すぎるよ!

この千束をめぐるやりとり、それが面白くて、なんか可愛らしくて、今回は楽しいコメディ調だなあ。お姉さんのポンコツもなんだかんだ許してもらえるだろうし、楽しい嬉しいで終われるかなあ、とか思ってたら、ここからの急激な転換! おおう、お姉ちゃん、四稀の言葉、断片的に漏れ聞いて、それで誤解しちゃったーっ!

この落ち込むお姉さん。どうリカバリーされるのか。一悶着あるのか。いろいろこじれていくんだろうか。ほんと、ハラハラ。なんとか和やかに収束してくれること、そこに期待しちゃいますよ。

『ひまりのまわり』

あー、ひまり、自分の中の兄への気持ち。気づきかけているのか。しかも、それ、なんか恋愛的な感情っぽい? あー、これ、なかなか大変なことになったりしちゃわないか。単純に、素朴な独占欲みたいなのならオッケーだけどさ、兄貴はなんかこの手の展開すると、いろいろこじらせちゃいそうだぞ。

ナノちゃんセンパイ、眼鏡の可愛い小牧さんからお出かけ誘われたという兄。それでやたらそわそわしとったわけですが、最初はねひまりも面白がっちゃって、それでもって焚き付けるみたいなことしちゃって、ほら、買い物のシミュレーションとかね、ノリノリで、楽しそうに、しかもちょっと恋愛含みみたいな雰囲気でやってたのにさ、実際に兄が小牧とふたり、わりかし楽しそうに連れだって歩いている姿見たら、胸に兆す違和感に戸惑ってしまうっていうんです。

これ、はたして本当に恋心的なアレなのか。まあ、ひまりは別に兄に恋愛感情持っても、また兄がそれに応えても問題ないっちゃあないんですけどね。ただ、この漫画がそちら方面に向かうのか。当初の雰囲気、その後の流れからしても、そういった側面はあまり強く押し出してきてなかったですからさ、あれ、そっちいくのかな? いくならいくでオッケーよ? なんかそんな感じ。どちらに向かっても面白くなりそうかな、なんて思いでおりますよ。

2020年1月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号、昨日の続きです。

『球詠』

新越谷、いよいよ大ピンチですよ。一死満塁のチャンス、2点のアドバンテージを覆すことはできるのか!? けど、ここでまさかのダブルプレイ。 制球に優れるピッチャー相手に、そうそう打たせてもらえない。打てたとしても、守備がまた優れているというのですから、いよいよ格の違いが見せつけようというかのごとき展開。これ、ほんと、勝ち目ってあるんですか?

新越谷の守備も負けてないんですよね。ヨミの癖が読まれてしまっているハンデをチーム全員でカバーしようとするかのような好守備。ああ、チャンスこそは逃がしたけれど、これで再びのチャンスに繋げていけるかも知れない。

そう思わせたところで、敵方、柳大川越のあの守備でしょう。ピッチャー大野の投球が場を完全にコントロールしてしまっている。正攻法の野球にはこちらも正攻法で応えるしかない。だというのに相手の守備の厚さが破れない。この逆境!

さあどう切り抜ける? と思うも、本当に勝ち目が見えなくて、でもここで負けるわけにはいかないんでしょう? どこに逆転の目があるというの? ほんとまったく先の見えない状況、一種絶望的なヒキ。ほんと、これ、穏やかじゃありません。

『はるかなレシーブ』

勝負が決しましたね。ギリギリまで粘って粘って、追い付かれて、マッチポイントを制することができるのかという局面。ここでポーキーをずっと警戒させてきたかなたのスパイクが生きるところ。ああ、かつてかなたはこれを武器に戦ってきたんだった。それがここに再び勝ち目を作ったところに熱いもの感じました。

勝負が決してからが本番といってもいいのでしょうか。ただビーチバレーでの勝ち負けが描かれる漫画じゃないということ、しっかり実感させられて、夏希と沙都子の気持ちの通じたところ、それから夏希と姉の会話、じんとくるものありました。ああ、夏希、いろいろを乗り越えたのだということを見せてくれた。姉への宣戦布告、あの表情が実によかった。

そしてはるかなサイドでは、いよいよ次が決勝戦。約束の戦いに臨もうという状況。こちらのドラマも見逃せないですよね。と、ここでちょっと気になるのが、かなたが自分の右手を心配している素振り。あれ、手首を痛めてたりするのかい? 心配になりますよね。どうか満足に戦い抜いてほしい。悔いのない、かなうなら好勝負のすえに勝利を勝ち取ってほしい。そんな気持ちでいっぱいです。

『スローループ』

この漫画は表情がほんとにいいなあ。明るい笑顔の小春。ちょっとかしこまってるひより。そしてなんだこの色っぽさ! 恋がね、ほんと、たまらんよな。と、ここに新しい登場人物、一花の友人、宮野楓が登場ですよ。すっきりとした美人さん。かと思ったら、一花を前にした時のあの表情! いいよなあ。ちょっとぶっきらぼうで、でもってあの半目! ああー、半目が魅力的なのかも知れない。いや、半目といういいかたで正しいのかはわからんのだけど、恋もそうでしょう? すごく魅力的、色気がある。これ、実に強みだと思いますよ。

さて、小春の釣り上げたシイラの調理ですよ。メニューはカルパッチョに決まったのですが、若干一花に振り回されてる感のある楓。なるほど苦手というだけはある。というか、一花には地が出るところがね、なんかいいですよね。一連の会話。そして小春たちが帰った後の昔話も。

ここに、小春たちが友情育んでいるように、かつてともに育みあった一花と楓の物語を感じるようで、なんか嬉しい気持ちがした。思わず笑顔になる、そんな感じがあったのですね。

2020年1月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年3月号、発売されました。表紙は『SA07』。物思いの茉愛ですよ。勉強中? 机に肘ついて頭を支えたそのままに、眼差しをこちらにふっと向けてくる、その仕草、悔しいが可愛いな。まさかこの子があんなにヤバいキャラだとは! この絵だけではわかるまい。そんな雰囲気ではあるんですが、実際この子、いろいろ落ち着けばもっと魅力的になる、そんなポテンシャルある子だと思う。癖は強いけど決して悪い子じゃない。そんなこの子のよさ、もっと出てきたらきっともっと好きになる。そんな予感がある。その予感を下支えする、そんな表紙だと思います。

今月は新作ゲストが2本です。

『ココロフレーミング』

美術もの? なんだけど、額縁にフォーカスしてくるの、面白い目のつけどころだと思いました。

美高に通っているお嬢さん? その子がクラス展に用意した絵が、独特の雰囲気こそあるのだけど教師受けがとにかく悪くて、独創性のマネごとだ、独りよがりだといって、もう散々ないわれよう。しかし、ちょっと教師、悪辣すぎやしないか? 最後の校長の登場、そこでギャフンといわされるところまで含めてのこのキャラクターなのだと思うけれど、それにしても怖ろしい。

自分の表現したいものはあるけれど、いわれたことに面と向かって抗弁できずにいたこの子。けど、譲れない気持ちを絵にして仕上げて、そしてそこに画材店のお姉さんのサポート、一緒に額縁を見立てることで、気持ちも定まり、より強くなっていくっていうんですね。

絵に描いたもの。不安を優しく包んでくれる好きな人のイメージ。その人こそが画材店のお姉さん。一緒に選んだ額縁が、まさに絵を優しく包んでくれた。そのことがまた彼女の支えとなって、高圧的な教師にも、しっかり自分の言い分いえるようになった。

抱擁、額縁が、お姉さんが支えとなって、絵もヒロインも力をつけていく。テーマをしっかり重ねてきてましたね。

『彼女のスキは伝わらない』

学校に好きな人がいる。けれどその人の前では全然素直になれなくて、憎まれ口ばかりきいてしまって……。でも、それにしてもあんまりにあんまりな態度じゃない? 好きとはいえないまでも、あえてわざわざ大嫌いとかいわなくってもいいのでは?

みたいに思ってたら、まさかの呪い! かつて先祖が神の怒りを買ってしまって、かくしてあまのじゃくの呪いをかけられてしまうはめになった。この呪い、子々孫々にたたるのか! 呪いは常に発動するわけじゃなく、このヒロインで100年ぶり。それでそろそろ許してもよいだろう、神使がつかわされてきたというんですね。

この呪いを解くには、彼女の好きな女の子と両思いになる必要がある。というんですが、それができたら世話はない。この呪いがために、ただでさえハードモードなのがナイトメア級じゃないか。ここで手を貸す神使。神の使いってからにはさぞや有能なのではあるまいか、期待するもあんまり役にたってないんですけどね。

それでも不器用なあまのじゃくヒロインの気持ち、意地悪されてる女の子もちゃんとわかってたっていうの、それが示されるところに未来の明るい展望感じさせていい落着だったと思います。でもって、人情の機微をつかめない神使が言葉のまんまに受け取って、悪口いってましたよって伝えてくる。この落ち、なかなかに面白かったですよ。

『SA07』

まさかのガンプラ回! いやね、作者がTwitterでガンプラ描きたくて権利者から許可とってもらったっていってるの見ましてね、マジかーっ! ガンプラ回かーっ! ええーっ、それいったいどんなの。めちゃくちゃ楽しみにしちゃってましたよ。

でもなんでガンプラ? と思ったら、そうだった、そうだった、みんなで秋葉原いくって流れだった。秋葉原といったらガンダムカフェ。そうなの? よく知らんのだけど、ともあれ宮田がふらふらと吸い込まれていって、店内狭しと積み上げられたガンプラに大興奮。しかもここからのガンプラトークが濃い! 自分でもわからん! ええーっ、MGバルバトス、エイハブリアクターが回るん? って、エイハブリアクターって露出しとったっけ? さっぱりわからん! ガンダム見てて、オルフェンズも見てて、ガンプラも作ったことあって、それでもついていけないガンプラトーク。けど、このついてこれるやつだけついてこーい! ってなノリは面白い。むしろ、このわからなさにワクワク、ニヤニヤがとまりませんでした。

そしてここからの展開も面白い。まちかもガンプラ買います! どんなの買うのかな? いろいろ予想してたの思いっきり裏切ってくる展開な! R・ジャジャとバーザムからの二択。ここのテキストの圧! もう、めっちゃくちゃに面白かったんだけど、これ、ほんと、ついてこれるやつだけついてこーいだよなあ! そしてさらりと出てくる、俺はギャン子推しの男。笑いがとまらないよ!

しっかし、ほんと面白かった。なんだ、この熱量。でも、ただのガンプラマニアトークだけでなく、帰宅する途中のまちかと宮田の対話とか、なんかしみじみと心の伝わる、そんな雰囲気があって、なんだろうなあ熱狂を過ぎて静かに落ち着いた気持ちが優しく触れる。とかそこまでいっていいんかわからんけどさ、恋とかなんとか関係なしに、まちかと宮田の関係の、少しこれまでとは変わったのが確かさもって伝わったと思われて、それがとてもよかったと思うのですよ。

2020年1月23日木曜日

Pascal's Wager

結局買いましたよ。『Pascal's Wager』。『ダークソウル』ライクなアクションゲーム。プラットフォームはiOSとAndroidだけど、Android版のリリースにはもう少しかかるそうです。ファミ通の記事には日本語字幕に対応とあるけれど、これももう少しかかるようで、2月16日頃配信予定。それまでは英語でがんばるか、漢字頼りで中文字幕で乗り切るか。私は英語字幕でやってますが、よくわからない単語も多いので、調べず雰囲気でなんとなくやってます。あかんやんけ!

しかしこのゲーム、860円って破格ですよね。売り切り型ゲーム。アイテム課金とかないので、一度買えば最後までノンストップで遊べちゃう! また今後のアップデートも予告されていて、一度クリアしてもさらなる冒険に挑めるというのも嬉しい。ほんと、しかし、これほどのゲームが860円って、採算とれるん? 信じられない価格ですよ。

2月16日までに購入すると、主人公テレンスの別コスチューム、先駆者セットが貰えるというのもあって、気になってるんならくよくよ考えてる間に買って遊んじゃえ。860円なら、仮に駄目でもそうそう痛手ではない。

そう思って購入、さっそく遊んでみたところ、全然駄目じゃない! むしろ、こんなクオリティ、860円でいいの!? 信じられない! もう最高だと思う。大当たりも大当たり、リリース日にこのゲームの存在を伝えてくれたファミ通さんありがとう! すべてに感謝したくなるレベルの良ゲームです。

ダークソウルライクというの、これ、ちょっと笑っちゃいました。だって、タイトルで流れる音楽が月光蝶を彷彿させるもので、うおー、めっちゃダークソウルーっ! あまりのあまりにストレートなリスペクト、それだけでもう楽しくなってくるレベルでした。

ゲームは、まずは初期プレイヤーキャラ、テレンスでプレイすることになるのですが、この人は騎士でいいのかな? 両手に剣を持って、弱攻撃で左のレイピア、強攻撃で右のロングソードを繰り出していく、接近戦特化のキャラっぽいです。

ここで出てきた弱攻撃、強攻撃。隙が少なく連続攻撃できる弱攻撃と出は遅いけど一気にダメージ与えられる強攻撃をボタンで出しわけられる仕様になっています。

基本アクションは歩く、走る、弱攻撃、強攻撃、防御、回避、投げナイフやポーションなどのアイテム、そしてエスト瓶。

ええ、エスト瓶があるんですよ。これ、名前はなんてったかな。ちょっと覚えてないんだけど、『ダークソウル』でいうところの篝火に相当する奇妙な割れ卵オブジェで祈ると、体力全回復し体力回復ポーションも3つ回復する。これ、先に進むと持てる数も増えたりするのかも知れませんが、最初は3つ。それで足りない場合は、消費アイテムでも回復ポーションがあるので、それで補えるから大丈夫。最後に利用した割れ卵オブジェクトが、死亡時のリスポーン場所になるのも『ダークソウル』の篝火に同じ。ただ、『ダークソウル』みたく死亡場所に落としたソウルを回収にいく必要はありません。デスペナルティで、骨のかけら(『ダークソウル』でいうソウル。レベルアップやアイテム売買に必要)をある程度持っていかれるだけで、ごっそりやられるということはありません。

プレイアブルキャラクターは4人いるんだそうです。騎士のテレンス。あと、名前はわからんのだけど、銃を持ってる女性と、なんか金色の面をかぶってるパワー型っぽいの。もうひとりは、まだちょっとわからない。

武器はキャラクターごとに固定のようで、たとえばテレンスの場合、 上級の装備に持ち替えるみたいな仕様にはなってないようです。『ダークソウル』なんかは武器を持ち替えるとグラフィックとともにアクションまでがらりと変わるというのが売りになっていたわけですが、このゲームはそのあたりのバリエーションはないかわりに、スキルツリーみたいなものでアクションを増やしていくという方向でパワーアップさせていきます。あと、見た目には影響しない装備品で攻撃力や防御力など各種パラメータを強化させるという要素もあります。

テレンス以外のキャラは、先に進めば使えるようになり、プレイ中に切り替えていける模様です。おそらく魔法使いキャラとかもいるんでしょう。いろいろ戦い方の変化も楽しめるようになってそうで、おおいに期待しています。

このゲーム独特のギミックとして、正気度、Sanityがあります。行動していくとどんどん正気度が下がっていって、アブノーマルになると体力ゲージは一定割合(3割だったかな?)カットされてしまう。スタミナも減るのかな? いろいろ戦闘で不利になる。あと、視界がゆらゆらしだして、酔ったみたいな感じになる。正気度は割れ卵オブジェで全快できる他、正気度を保てるポーションがあるので、ポーションで正気を保ちながら割れ卵オブジェを目指すのがおそらく正しいプレイングです。

ゲームコントローラーがなくても遊べるようにできていて(当たり前だけど)、画面左、指を置いたところを中心にした操作用サークルが出てきて、それでもって移動できるようになっています。ただ、これ、指を置いた場所が仮想ジョイスティックの中心になるから、敵が出た! 急いで離れたいと思って、ぱっと指を離して置いたら、そこがジョイスティックの中心になる! これ、結構慌ててしまって、そこから走ろうと指をスライドさせたら、どんどん仮想ジョイスティックの位置が動いていっちゃって、しまいには指が届かなくなって、ちょっと不便。アズレンみたいに仮想ジョイスティックの位置は固定だったらよかったのに。

視点移動は画面右側に触れると可能。こちらはジョイスティックみたいなのは出ません。普通にフリック操作するだけでぐるぐる視点を動かせます。

画面右に、攻撃や防御、回避、アイテムのボタンが表示されていて、このボタンをタップすることで様々なアクションが可能です。敵が出てきたらロックオンボタンが表示されるので、ロックしちゃえば視点移動を考える必要はありません。とはいえ、視点が固定されてしまうので、背後から襲われてパニック! みたいなこともしょっちゅうあるので、このへんはむずかしいですよね。

と、まずはこんな感じの印象。快適に遊ぶにはゲームコントローラーがあるにこしたことはなさそう。というわけで、こないだ悩んでいたXbox One ワイヤレス コントローラー、買いました。これについてはまた後日、感想など書けたらよいなと思います。

2020年1月22日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号、昨日の続きです。

『ハルメタルドールズ』

眼鏡チズが可愛い。それはさておいても、マコト、ドラムがかたちになってる! まだシンプルなセットでしか叩けないっていうけど、基本ができてきてるっていうのなら、いずれは応用、バリエーションも可能になっていきそうですね。いい展開じゃないですか。

と、ライブの予定があって、練習も軌道にのってきて、じゃああとなにをしないといけないか。それで曲がないっていうの、結構致命的では? メンバー3人でいろいろ話しあうも、これというもの出てこなくって、でもここでハルの曲をやるって決定かあ。チズがやれば勝手にメタルになるだろう。それはいいけど、権利はクリアしとるのか? ともあれ、チズの目的にも合致してる。悪くはなさそう。ただどうも不安そうなチズが気になって……。

とか思ってたら、やっぱりコレだよ! チズに関しては心配するだけ無駄なのかな?

『初恋*れ〜るとりっぷ』

いきなりシリアスな展開? みかげから呼び出しを受けた琥珀。いったいなにごとか。不穏な空気ただようも、ああー、悩んでただけ! 姉、つまりまひろの誕生日になにを贈るか、それがどうにも決まらなくて、そこで琥珀に助けを求めたわけですか。

まひろは大人だから欲しいものがあったら自分で買えちゃう。そんな姉のまだ持ってないものといったらなにか。学生でも手が出せるものでなにかないか。との要望に、鉄道からはなれよう、そう提案できる琥珀、さすがですね。確かに、鉄道ファンだからといって、鉄道だけしか興味がないってわけない、のかな? 人によるよな、みたいに思ったけど、実際これは琥珀のいうとおりだと思う。興味はあって、でも鉄道優先で後回しにされてるもの、そういうのを攻めればいいわけか。うん、これはたいそう役にたつアドバイスですよ。

ここで前回の、同じような服ばかり着てる、これが効いてくるの見事でしたね。服に興味がないわけじゃない。けれどなにを着たらいいかよくわからないから、評判よかったの、それ一本槍で押し通してる。そんな先生に、似合う服を選んで贈ろう。それはいいんだけど、普段着に向かないのばっかり想像するのはなぜ!? でも車掌スタイル、あれは可愛かったな。

今回、服の話、買い物をメインにしながら、途中にかつて仙台に走っていた路面電車のトピック扱ったり、こういうところ、確かさありますよね。なにかあるごとに鉄道の話になる、ここにこの子たちの鉄道が好きという気持ちも感じられるわけで、これ実に好感触です。

そして買い物の情景を描きながら、肝心の先生に贈る服、それがどんななのかは描かない。ああ、これは憎い見せ方ですね。どんな服かはわからないけど、先生が喜んだってのははっきりわかって、それだけにどんなのだろうって気持ちが強くなる。次回、先生、着てきてくれますかね? ええ、興味が先へ、先へといざなわれる思いなんですね。

2020年1月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号、昨日の続きです。

『しょうこセンセイ!』

すごいな。しょうこ先生、いつもなんか動きが可愛いみたいな、小動物的愛され方しとるわけですけど、実際その知能となると尋常じゃないものあるんですね。それがしっかり描かれた今回、実に面白かったです。

生徒会の最上さん。この人もまた天才なのか。まさかのしょうこ先生に勝負挑んできて、中間テストだと自分は出題側だから勝負にならないと。なので互いに問題出しあって、それで勝負しましょう。

それはいいんだけど、その出題の傾向がですね、やっぱり違うんですね。しょうこ先生は相手のこと考えて、このくらいの問題なら解けそうと思ってテスト作ってる。対して最上さん、持てる知識総動員して、しょうこ先生を捻じ伏せにかかってる! でも、それをばっちり解いてくるってんだからしょうこ先生すごいな。なるほどなあ、面目躍如じゃん。

その後の勝負、かるたやったり将棋やったりも面白くって、そうか、こういうのだとしょうこ先生が勝てないのか。完全にムキになっちゃってるのがね、やっぱりこの人の愛される所以っての描き出してて、でもこうしてしっかりつきあってくれること、それは最上には嬉しかったんでしょうね。

あの、ぐるぐる眼鏡で表情の見えないこの人の、本音、喜びを見せた時のあの表情、素敵でした。ラストのしょうこ先生とのやりとり、これもまた魅力的でありました。

『エンとゆかり』

ゆかりたち新人で組んだパーティを狙って、凶悪な魔物が移動中。ここからの緊迫感、すごかったですよ。青ざめるかなえ。ゆかりを助けるべく、つてを頼って熟練者をゆかり救援に向かわせようとするくだりね。ああー、前回鍵の魔物にやられちゃった冒険者、それがかなえのつてだったんか! しかもこのくだりで、この人たちがかなりの熟練者だったことがわかる。

あかん! ゆかり、ピンチもピンチ、にっちもさっちもいかない大ピンチじゃん!

ここから、エンに助けを求めにいく流れは納得させられるもので、ゆかりの危機と聞いて飛び出していくエン。対しゆかりはというと、鍵の魔物と一緒にクッキーとか食べちゃって、でもなごやかな時間はあまりにも短くて、ああ、魔物が追ってきた魔術の使い手、アメが危ない! ゆかりとチリを逃がそうと、自ら名乗り出て、ああ駄目だ、自分を犠牲にする気でいる。

エンを雇っているロッソ。いまいち正体のわからんこの男の、けれどエンのこといろいろ気にかけているっていうのがわかるくだり、大変よかったです。そしてエンがゆかりたちのこと、大変に大切に思っているということ、それがはっきりするのもとてもいい。

それだけに、ラスト、アメのピンチにぎりぎりで間に合ったエン。その活躍。あまりに強い鍵の魔物にどう対しようというのか、その勝負の行方、気になります。

『のむラリアット!』

大変な人しかいない……。

今回登場した先輩ふたり。部長の美森恵に副部長の青井海音。とりわけ海音がたいがいで、一年生相手に先輩風吹かすの、楽しみにしとったのか! 用があるからと恵、翼は席を外して、なので一年ふたり、みるくと桃のことは海音に託されたわけだけれど、海音さん、いろいろ駄目な人だ!

威勢だけはいいけど実はけっこうビビりとか、でもそのわりに弱い者いじめがしてみたいんだよぉ!! って、そんな迫力いっぱいにいうようなことじゃないよ! かっこわるいよ! しかもそこからのダイブに対する偏愛? かたよってる……。かたよってるよ……。あの、棚橋選手とは何も関係ないポーズですってのは笑っちゃったけど、ここからの特訓? ほんとに海音、駄目すぎて、この人のこと、キャラとして愛していけるだろうか……、ちょっと不安に思ったら、桃のボディプレス炸裂ですよ!

桃、やったぜーっ! しかも最後に伝えようとした言葉、翼ちゃん、メガネもかわいいね。ここに及んでそれ!? でもわかるーっ! おかしくってですね、さらに海音、しっかり恵におしおき受けるの、うん、このバランス、大変よかったと思います。いけないことしたらちゃんと怒られる。ええ、因果応報。

この漫画、海音はヒールとしてのポジションにあるのかも知れませんね。となると恵や翼がベビーフェイスということになるのかな? こうした役割考えならが見るのも楽しむコツになりそうですね。

2020年1月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号、昨日の続きです。

『いのち短し善せよ乙女』

めちゃくちゃ面白い。天使よりも天使らしい優しく清らかな少女、神成夏芽。ただ欠点はあって、二重人格? びっくりすると凶暴性が出てしまうっていうのね、それを乙女が悪霊にでも憑かれてるんじゃないかって、そうしたら杏エリカが当たり前みたいに取り憑かれてますよって、ほんと、この展開、おお夏芽がただただ優しく清らかな天使を超える天使になってしまうというのですか!

ほんと、心底やられまくりました。神成夏芽親衛隊の出現にも度肝抜かれたんですが、夏芽に憑いた悪霊が髪を操りグサグサ突き刺していくあのシュールな様! そこに生き残った親衛隊と乙女が協力して立ち向かうっていうの、あの絵面! すごいよな! 普通転がるか!?

しかし今回一番面白かったの、悪霊の由来ですよ。憑かれたの、今回冒頭、あの瞬間か! 二重人格とはなんの関係もないやんけ! ほんと、この徒労感! 労多くして益まるでなし! いや、そうでもないか、乙女の一善が達成されたもんな。ともあれ、気をきかせてくれた悪霊。ええー!? 君、本当に悪霊か? むしろいいやつやんか! もう、めちゃくちゃ面白かったです。

『六条さんのアトリビュート』

ああー、六条さん、めちゃ好み。冒頭1ページ目、あのバアアンと振り返ってみせるあの姿、最高だったと思う。けどそんな六条さんの、なんもかっこよくないところがエピソード通して語られて、いや、そんなあかん子六条さんも魅力的でしたよ。

部屋いっぱいに積まれた本やらなんやら雑多なもの。いきなり崩れてさあ大変なんですが、本を打ちこみ継ぎの石垣みたいに扱うのはいかんよ! 痛むよ! 本棚は木彫りが占領? いろいろ面倒で手をつけられない子なのに、木彫り作ったら即、本をどけて木彫り陳列してって、そういうことはできるのか! なるほど、パッと着火した瞬間はエネルギー漲るタイプだね? わかる! わかる気がするわ。

どたばたのおかたづけ。細かくマメなこのみと六条さんの対比はいいし、途中途中出てくるヤバいもの!? そうした合間に、ちょっとシリアス味感じさせる六条さんの生前の記憶へのきっかけかもっていうの出てきたりね、こうしたコミカルとシリアスとのいったりきたり、ふいに現れてくる真摯な美術エピソード。これ、いい幅になっていると思いました。それに、ただ美術の知識や解説になるのではなく、加えて六条さんを知る可能性になるかも知れない、そんなこのみとの関係の進展思わせたりするところもいろいろ興味を引いたのですね。

『ぬるめた』

この漫画、すごいな。テンションがすごい。あと、見せ方が自由度高くて、こういうのも面白いな。読むテンポ、リズムが時々で変わってくるの、新鮮というかシンプルに面白かった。まさか、途中にナチュラルにワイド四コマ化してくるってね。コマの広さを活用した会話の広がり。さらに、ハンドレッドくるみのインパクト! これか、最終的にこれやりたかったから、大きなコマが必要だったんだな。わかった。素晴しいね。目的のために手段が選ばれているんだなって、ほんと関心しましたよ。

しかし、溢れるようなキャラクター性。ちあき、さきな、くるみにしゆき、4人ともに個性がよく伝わってきてチャーミング。しかも個性が強くて、それぞれに違う理由で友達いなさそうっていうのがおかしいんだけど、あ、くるみは除くよ? でも今回のくるみ増殖騒動でさ、なんか仲良くなっちゃってるのがさ、あれ、よかったよー。なんかほのぼのとした? 気持ちが暖かくなった。ほんと、ちあきはなにこれとかいってますけど、そのなしくずしのハグ。みんないろいろ寂しかったり悲しかったり、それをこうして友達同士で癒しあうのかい? ちあきだって、苦笑もあるかもだけど、そんなに悪い感じしてないっぽいじゃん? ああ、ほんと、よかったですよ。

くるみ増殖から減らしていくときなんかもね、皆の個性、よく出てました。しゆき、共感性が高いんだな。あるいは思い入れ。うん、この子の情の深さ、それにほだされましたよ。いい話。

2020年1月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号、昨日の続きです。

『ななどなどなど』

冒頭がすごいな。中間テスト終了直後の小町の様子描いて、本人有頂天だけどその後急降下する運命にあることを畳み掛けてくるーっ! ほんと、笑う。

今回、前回よりちょっと時間巻き戻して、テスト終了後の打ち上げの情景描こうってわけですね。打ち上げというと焼き肉、ネット情報で決めつけてくる小町と、そんな小町のために泣いてくれる高山萌。ああ、萌、いい子や。さらにここに優子も加わって、で、これで嫉妬の嵐があちこちで吹くのか。すごいよ。みんな小町のこと大好きだな。

カラオケに連れてこられて本気で嫌がる小町。でも、カラオケ自体はこれがはじめてなのか。

萌も不憫がってましたけど、小町は持ち前のネガティブでなんでもかんでも悪く決めつけてしまってるんだねえ。けど、今回の経験で少しでも小町にとって楽しい思い出が増えたらよかったなって、さらにはなんでもかんでも決めつけて拒否するんじゃなくて、こうして友達と一緒になにかしら楽しんでってやっていけるといいなって思ったんですね。

いやもう、小町、素晴しかったですよ。歌ってみたら、うまいって、ちやほやされて、すごくいい笑顔じゃん! ああ可愛い、小町が楽しそうでよかった。ほんと、最後のななどの見守る目。これきっと読者みながそうなってたと思う。ああ、小町、本当によかった。輝いていました。

『私を球場に連れてって!』

扉が、扉が素晴しい。猫子、可愛すぎるよな。

さて、今回の主役は猫子のお母さんですな。キャッツが好調、現在1位。なのに、自分が応援にいくとチームが負けるっていって、猫子の母、球場にいきたがらない。ああー、でもわかるよね、こういうの。自分が応援すると負ける、見たら負ける、興味持っただけでも負ける、みたいなの。とか思ったらレオナに酷いこといわれた……。まあしかたがない。自分はもうおっさんなんだ……。

猫子の母、応援にいかないといいつつ、本当はいきたいって気持ちがユニフォームや応援グッズにバリバリ現れてるのおかしくて、けどここまで思いは募るのにネガティブ、不安がために足が向かない。これ、不幸だよね。皆が説得するも気持ちを変えない母。ああ、この母をどうしたら球場に連れていけるというのだろう。

酒で一発だったの、面白かったけど、ダメなお母さんだな。体、悪くするよ?

球場いってからがもっと面白くってまいりました。実際母来場でチーム低迷しちゃうの? 見る見る顔色なくしていくのが笑えて、そこからの浮沈も母がスタンドにいるかどうかで決まるの!? 面白いんだけど、やっぱりちょっと気の毒でした。

終盤でね、キャッツが逆転するでしょう? お母さん嬉しくなっちゃって、お酒ガンガンいっちゃうじゃない? でも、まさかここから負けるなんて展開ないよね? ハラハラしちゃって、ほんと、ページめくるのがちょっと怖かった。

でも、これも取り越し苦労。作者の温情がありがたかったですよー。でもって、猫子母のジンクスの理由。ああーっ、そういうこと! これ、すごいな。ちょっとしたミステリー調。思わぬ真実にやられました。

『みわくの魔かぞく』

今回は試験の結果をめぐる人間模様。まいが赤点! 涼も赤点! ふたり追試が決まって、沙夜香とミラに教えてもらう展開なのかな? そう思ったら、ふたりともに補習!

今回、追試と補習で、ミラと沙夜香、まいと涼というように、いつもとは違うふたりが組み合わされるのがよかったんですね。ミラと沙夜香の間、わだかまりや申し訳なさといった感情が解消して、また沙夜香が涼について思っていること、そうしたものも見てとれて、ああ、ふたり気持ちが少しずつ近づいていきますね。また涼とまいふたりも、勉強はかどらないながらも、共通の趣味があったり、またいろいろ語りあったりね、そうしたことが仲を深めさせていく。

このプロセスがよかったなって思ったんですね。

追試が終わってからも皆のこの関係続いて、ミラと沙夜香は普通に仲良くなってるし、涼とまい、ふたり一緒にいると楽しそうってミラが焼きもち焼いちゃったりね、たまたまの組変えだったけど、それが新しい関係を開いて、より魅力的になった、そんな気がします。そしてなにより、嫉妬してるミラのこと沙夜香がかわいいですよねっていってるの、ええ、こういうの、気持ち開いてるって感じするじゃないですか。ほんと、いいなって思ったんですね。

2020年1月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年3月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』。お正月だから? しの、アリス、カレンが着物姿で登場ですよ。みんな、ひざ丈のフリルつき着物。振り袖の華やかさ、上半身はオーソドックスに見えるのに、足元はがらりと違えてくるこの鮮烈さ。魅せてくれますね。アリスは大きな傘を持って、その下、しの、カレンが寄り添うかたちになってる。しのがなんかしっかりした感じに見えて、ええ、この子、成長しましたね。着物もよく似合って、もうこけしだなんて思わせない。そんなところもまた魅力になってます。

今月は新規ゲストが1本です。

『ひふみよワーキング』

通販会社の就職面接? けど距離感がおかしくて、面接官、真横に座ってぴったり寄り添ってくるの? セクハラかといえばさにあらず、こぢんまりとした女の子。服装もラフで、デボン紀と大書されたTシャツ着ていて、ええと、これ会社なの? 個人宅で細々とやってる家業なのかな? 作業は姉妹3人で分担してるっていってるし。

タイトルにいうひふみよっていうの、姉妹の名前なんですね。長女がひなみ。次女はふじか。三女がみゆり。そして今、面接受けているのが蒲生よもぎ。おお、ひふみよと揃いました。

しかし、これ、ひふみ姉妹、ちょっとした天才姉妹じゃないの? 三女みゆりは10歳にして高校卒業。しかも主席。そんだけ優秀ならそのまま大学いってとかならないの!? と思うも、そのまま労働。しかも姉ふたりも優秀で、皆高校卒業済み。長女は15、次女14。そのまま家業ってもったいなくない!?

初回は就職面接受けにきて、家政婦として雇われることになるよもぎの話。家事全般駄目な姉妹の実情知られて、そこからのとんとん拍子。よもぎの母がなかなかのダメな人っぽいのも含めて面白かったです。でも、よもぎ姉さん、母と同じ傾向、しっかり持ってますよね。いや、ただ単に姉に憧れた末っ子って解釈でいいのかな?

『ぼっち・ざ・ろっく!』

えらいことになってる。いや、主に大槻さんが。

ライブ当日、リハに臨む結束バンドのおかしさもおかしさなんですが、ダンボールアーマー装備してくるぼっちのインパクト! しかも、モニターの返し大きくしてくれって、ダンボール装備のまま進行してたんか。これ、もう面白さがすごかった。

面白いの、ここからもノンストップで、やさぐれクリスマスにはじまり、どんなライブしようがどうせ滅茶苦茶になるという諦観、シデロスのメンバーが安定しない理由にずっとにらみつけてくる大槻の秘密がバレるところ。そして大槻のマウントに喜多、ぼっちの逆襲が刺さるのがね、ほんとおかしくて。でも大槻、こんな局面で気弱になっちゃったけど大丈夫? あっちもこっちも心配がつきないの。おかしかった。

しかし、一連のやりとりで結束バンド、リラックスできた? 次回のステージシーン、これは大いに期待しちゃいますよ。

『こみっくがーるず』

はー、はらはらさせられました。かおすの誕生日を前にして、なにやら様子のおかしな翼ですよ。なになに? なんか心配ごと? みんなに話せないこと? え? もしかして退寮しちゃうとかそんなシリアス展開が待ってるの? もう本当に本当に心配させられて、これ、どうなるどうなる? あー! 悪い話じゃなかったーっ!

この一転しての安心感!

かおすが、自分のための誕生会開いてくれるの知ってからの挙動もろもろも不審でおかしかったんですけど、誕生会で自分のこと差し置いてもまず翼のこと心配するところ。決して譲らず、ぐっと踏み込んでいくのがね、この子、強くなったよねって思えて、その成長も友達を心配する気持ちも、両方がなんか嬉しく思えたんですね。

けど、最後にはやっぱりネガティブに落ちるのん!? あの急落! すごかった。あまりに唐突で対応しきれてない翼が読者の気持ち代弁してくれてるみたいで面白かったです。

2020年1月17日金曜日

Xbox One ワイヤレス コントローラー

 iOS搭載デバイスで使えるゲームコントローラーが欲しくなっています。先日リリースされたゲーム、Pascal's Wagerが気になっていまして、『ダークソウル』ライクな本格アクションアドベンチャーだっていうじゃありませんか。グラフィック良好、ゲームとしてもハードめなアクション? ゲームコントローラーにも対応して、かつ売り切り型。価格は860円。安っ! これは買いかも知れん。万が一ゲームとしていまいちだったとして、860円ならなんも痛くない。いやもう、すごいよなこの価格! と、ここでふと立ち止まって、コントローラーが高いんだよな……。そうなんですよ。コントローラー、高いんですよ。

AppleはApple Arcadeなんていうサービス開始して、iOS/MacOSでのゲーム展開に乗り気です。この施策の一貫なのでしょう。iOS 13はXbox OneコントローラーとPS4のDualShock 4にも対応して、ゲームパッドで快適に遊べる環境も整備されている。そう、つまりXbox OneかPS4のコントローラー持ってたら、それをそのままiOS搭載デバイスで使えるってわけですよ!

持ってない!

まいった。すごくまいった。なんでSwitch Proコンにも対応してくれなかった。iPhoneでSwitch Proコンが使えないか試したりもしたんですが、残念ながら無理。認識してくれません。そうかあ、iPhone / iPadでゲームしようと思ったら、なにかしら買わないと無理かあ。買うならXbox Oneコントローラーかなあ。

と、ここまで書いて8BitDoのアダプターを思い出しました。これ、Windowsに繋がるモードがあったな……。もしかしたら、Xbox Oneコントローラー準拠だったら、これでそのままiPhoneに繋がったりはしないものだろうか……。

後で試してみようと思います!