2025年5月31日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、先日の続きです。

『mono』

愛車の車中泊スペースを完成させたスズ子。華子おすすめの車中泊スポットにやってきて、試運転兼動画収録兼原稿をしようとあいなったのですね。

華子たちは案内だけしてすぐ戻っちゃうんですね。ということは、なにかあってもスズ子は自力で解決しないといけない。一番問題になりやすいのはポタ電かな? 午前3時までは使えるはずと当たりをつけて、原稿を進めるスズ子。休憩して夜食をとって、ここまではスムーズにいったのだけど、思ったよりも電力の消費がはやい! 寒さが原因!? やっぱり実際に試してみないとわからんものなんですなあ。

たとえ電力に問題があっても、仕事を進めるスズ子は立派ですね。理由をつけて休みたがる人とは全然違う! 仕事が終わるとほぼ時を同じくしてポタ電も力尽きて、まずまずは無事目的を完遂。就寝とあいなったのでした。

車中泊だと体がバキバキ。あれだけスペースをしっかり作っても、やっぱりは休まらんものなんですなあ。そして早朝、夜明けの富士に心を洗われるスズ子。これはすごくいいんだけど、作風ゆえに問題が出ちゃうというの。ああ、なにもかもうまくいくわけじゃないんだなあ! そのうまくいかないポイントの意外性。実にこの漫画らしい落ちでした。

『ずんだもんTV』

動画がひとつ、視聴不可にされてしまったずんだもんTV。なにかまずいもの、映ってたっけ? 問題の動画はずんだもち作りの生配信回。なにかまずいもの、映ってたっけ!? 実にわからん状況ですが、運営からのDMを見るに、「能力の誇示」に抵触しているのだそう。

「能力の誇示」!? そんな規約があるんか! しかも東北家に調査が入るという。なんだっけ、ずんだもん、なにかやらかしてたっけ? みたいなこと思ってたら、なんと問題はずん子! 調査に訪れた中国うさぎがずん子の能力を確認して、異能力者と判断。しかし危険はなさそうだとおとがめなしになるんですね。

ああ、よかったよかった、と思ったら、ずんだもんが能力に言及。そのままだったら、動画も無事だったのに、なんかややこしいことになったじゃん!

見逃がされていたずんだもんの異能力。それが本物なら話が違う。ずんだもん、捕縛されて、このままだと幽閉!? 必死に抵抗するずんだもんに中国うさぎの能力が炸裂する! って、服を木っ端微塵にする能力!? 因幡の白兎的な能力!? ともあれ全裸に剥かれたずんだもう。ここからどう反撃するのか。いや、ずんだもんに羞恥心がなければ、特に戦力低下はしてないな。でもどうなのだろう。ずんだもんの活躍に期待です。

『このままモブじゃ終われない!』

すんごいいい話! コモナのもとでコスプレさせられているA子とB子。このふたりがアシスタントとして大活躍! というか、コモナが無理な仕事の入れかたして大ピンチ。もういろいろ構っちゃいられないと、コスプレ解除してアシスタント業再会させるのですね。

このふたり、無理やりコスプレさせられてるわけじゃないんですね。なかなか芽の出なかった漫画家コンビがアシスタントとしてコモナのもとにやってきた。最初はいろいろ野心なんかも隠していたのだけれど、コモナの才能の前に気持ちがくじけてしまった。そんなところに持ち掛けられたコスプレをネガティブな気持ちのまま引き受け、堕落するにまかせ居着いてしまったというのですね。

今回、アシスタントを買って出たものの戦力外のピコがですよ、ふたりの気持ちを救う。このくだりが本当にいい。互いの能力を買っているのに、自分のことは信じられない。そんな気持ちが作品を弱めてしまっているのでは? ピコのあの優しくそして力強いアドバイス。ほんと、輝いていた。この人、こうして誰かの相談受けて、問題解決していく仕事の方が漫画家よりも向いているのでは? というくらいにキラキラしていて、そしてふたたび漫画家を志そうとするA子、B子のその姿!

ああ、感動的!

もしこの漫画が、問題解決してなにかアイテム集めたりする系の漫画だったら、さぞかし素敵な宝物が得られたことでしょう! なんてこと思ったのですが、もちろんモブおわはそういう漫画じゃないから、なにもアイテムは得られないし、それどころかコモナの問題は解決してないし! ともう大変。

でもなんとかなったそうでひとまずは安心です。でもA子、B子がひとりだちしたりしたら、コモナどうしちゃうんでしょうね。本格的にピコをものにしないといけなくなりますか!?

2025年5月30日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年7月号、先日の続きです。

『となりのフィギュア原型師』

工房に現れた謎の女性は、大きくなった代表! ならぬ、代表こるりの姉、宙飛。世界を股にかける彫刻家。すごい経歴と半藤が驚くような人で、けれど代表はそんな姉のこと、苦手に思っている模様です。

ぐいぐいくるスタイルが苦手ということもあるようだけど、問題はもっと根深そう。姉に勝てなかったという意識がある? ファインアートの現場で活躍する姉に対し、自分はドロップアウトした身。なにか負い目のある、そんな態度が半藤には我慢できなかったんだ!

代表は諦めたんじゃなく、フィギュアの世界を選んだ。ここから半藤、怒涛のマシンガントーク。言葉を尽くし代表を、その作品を褒め続ける。すばらしい。熱い愛、あまりの熱さに桐山姉妹も半藤本人も赤面する。そして斉藤、はぐに誘われてフィギュアづくりを体験する宙飛。知らぬ世界のおもしろさに没頭して、そして妹の仕事の価値を知るにいたるという流れ。

ああ、彫刻にフィギュアに、それぞれ違いはあるかもしれないし、序列なんかをうんぬんされることかもしれないけれど、作っている人にとってはどちらもおもしろく、魅力あるものなのだと、ここに姉妹の和解のなるところ。たいへんよかった。そしてこの和解に大きな役割を演じた半藤。いやもう、たいした男であります。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

ヨシアキとマコトの出会いは見合い。あまりに自分の生活に頓着しないヨシアキを心配した編集者が、この人ならと編集長のツテからマコトを引き合わせたんですね。

わりと強引なセッティングながら、なんだか悪くなさそうな雰囲気です。ヨシアキはこざっぱりとして、対しマコトは元気よく、挨拶なんぞかわしてそして後はふたりでごゆっくり。見合いの定番の流れとなるんですね。

でもここからがマコトの時間。最近小説にハマっています。先生の本がおもしろかったです。自分の感じたよさをヨシアキ本人に語るくだりはとてもいい雰囲気で、と思ったら、念願のサインに舞い上がって帰っていっちゃった!

ほんと、驚きの展開に、さすがに断られたと気落ちするヨシアキ。で、見合いであることを忘れていたと舞い戻ってきたマコトと本音も本音の話をかわして、お互いの人となりを理解していく。まさに今、夫婦としてふたりがやっているすりあわせ、相互理解は、この見合いの席にはじまっていたのですね。

急がず、ゆっくり時間をかけて相手を知っていくふたりの話。その第一歩が、まさに自分の欠点に悩む人を前にして、即断はやめよう、長い目で見て、理解し受け入れていこう。その心づかいがあたたかい、実にこのふたりらしいと思える出会いに、ああこういう関係はよいなあと思うばかりでありました。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

バイトすると決めたいぶき。駿の同僚の紹介で、妹が働いているという職場を紹介してもらうことになりました。場所だけ知らされ、明日から。妹についても明日いけばわかる。なんとも乱暴な流れで働くことになったのですね。

いきなりの展開にあわあわしているいぶきですが、そらそうなる。突然の仕事発生、詳細不明で知らない人たちのなかに放り込まれるわけでしょう? いぶきでなくとも不安になるってものですよ。でも大丈夫、問題ありません。その同僚の妹さん、こないだいぶきも参加した企業案件でご一緒した松下亜子さん! まさかの再会に混乱しまくるふたりなんですが、それでも相性よさそうですよね、この子たち。案の定といっていいものか、ここからもいい感じにコミュニケーションとって、だんだん打ち解けていきそうな雰囲気。実に期待させるふたりなのです。

亜子との仲も、職場の雰囲気、仕事内容も、いぶきにとって向いていたっぽい。継続すると決めての帰宅。さらなる経験値の獲得に、いぶきの成長も見込めそう。というか、普通に新職場でいぶきの経験すること、その様子など、楽しみになっているのです。

2025年5月29日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、先日の続きです。

『花唄メモワール』

令和の世から大正の御代にまたも戻ってきた梅。しかしこちらでは4時間が経過。行方不明扱いになっていた梅は、皆を心配させるなとこっぴどく女将に叱られるハメに。さらにアイリス、イネが梅の不在に不安になっちゃって、どうにもこうにも離れがたいと、すっかり甘えんぼうになってしまっているんですね。

ああ、ああ、梅さん。いたいけなこの子たちをわずらわせてはいけませんよ。とはいえ、梅にしても制御できない時代の行き来。かなうことなら梅だってタイミングはかって移動したいだろうのに。どうにも謎の時間移動に翻弄されている梅であります。

さて、こちらの世界での生活が再開されて、アイリスからもたらされたウスターソースで豚カツ作ろうと大盛り上がり。藤野の身請け話は解決し、竹子も自分と小説に新たな向きあい方見出すなど、少しずつ変化したり進展したりしています。そして藤野から梅への贈り物。梅の柄の着物! 藤野が手ずから縫ってくれた着物で、一緒に彼岸獅子を見にいって。そのときの梅の願いよ、どうかかなっておくれと、読者の私にして願う気持ちになったのでした。

と、そんな叙情心情に迫る描写の後にです、国指定登録有形文化財への釘打ち! いやもう、驚きますよね。そりゃそうか、この時代にはまだ普通の建物なんだ。それだけに梅との意識のギャップが目立ちます。

『ウクレア!』

楓さん、ウクレレベースを狙ってるんだ。5月頭の連休に参加したイベントで、ギター、ウクレレ体験がありまして、そこで見たのがうどんみたいに太い弦を張ったウクレレベース。楓が買おうとがんばってるのも、そういうのかも知れませんね。

アンサンブルをするにあたって、ベースがあるとないではずいぶん違う。表現の幅を広げていこうという楓の気持ち。今後のさらなるウクレレ部の躍進、期待させてくれます。

さて、ステージを懸けた吹奏楽部との対決。ウクレレ部の勝利となったわけですが、吹奏楽部の子たち、決してひきずることなく音楽祭を快く譲ってくれて、さらにはエールまで。ああ、さっぱりしていい子たちですね。コンクールがんばってくださいね!

音楽祭に向けての練習が続きます。里桜の家で合宿を、というのですが、城!? 想像を絶する偉容に異世界を感じてしまう舞帆ですよ。そして音楽祭のセットリストを決めていく。新曲を入れたい。どんなのがいい? というところで、空子から自分たちで作ってみればと提案。そこにまさかのお客さん。舞帆を訪ねてきた生徒会長に助力を期待するも、素っ気なく帰ってしまう会長と、その後を追った空子が知った会長の秘密。

ああ、物語が動きます。ここにきて、会長の抱えてきた苦悩がクローズアップされて、ここで空子たちが会長のためにできることがある!? 会長の問題が解決されることで、なにか変わってゆくこともあるのでしょうか。ここに明かされた問題をそのままにしておく空子たちではないでしょう。もしこの子たちの活動のはてに、会長の安堵やしあわせがあるなら、なんてよいことだろうと思います。

2025年5月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、発売されました。表紙は『mono』。メインに春乃、左右に華子、スズ子という、このところの車中泊改造大作戦に従事している3人が登場です。着ている服が、黒、白、黒とモノトーンで整ってるのが印象的。そしてそれぞれの手に、あいさつしている自分の愛車のミニカーがいるという実にかわいい表紙にしあがっています。最前面には犬もいて、なんだか人懐っこそうないいお顔。なんだかほっとして、笑みも浮かぼうという愛らしさです。

今月は新規ゲストが2本です。

『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』

新しいクラスで端から大失敗。いつだってそう。自己紹介さえまともにできやしない。言葉をうまくあやつれず、コミュニケーションも失敗。なんとかしないとと焦るも、出るのは脂汗ばかり。そしてついには戻してしまい、初日から早退となったこの子、猫塚夜市。

公園で自己嫌悪に沈んでいたこの子に話しかけたのが、同じ高校の先輩、犬塚万里でありました。あいかわらず、うまくコミュニケーションとれない夜市だけど、強引な万里の前に逃げることもかなわず、そしてついには自分の言葉を、気持ちを引き出されてしまうのですね。

万里の武器はギターでした。様々なジャンル、曲調で歌われる、そのノリについつい引っぱられて、自分自身を不安や自己嫌悪の底から引き上げた夜市ですよ。

この子には可能性がある。その一端を自分自身知らされることになった夜市。この子のこれから、万里とふたりの活動? その行方やいかに。ちょっとした旅立ちの一場面思わせる第1話でした。

『K而上のメモリー』

転校生の乙木ゆづる。なにか部活をしなければならないという校則を知らされたゆづるは、幽霊部員でも大丈夫そうという理由で写真部を選びます。しかし写真部はいわくつき。人の気配もなく、活動している形跡もない部室を訪ねてみたところ、OB、Kを名乗る謎のセーラー服少女と出会うのでした。

今の制服はブレザーなんですね。セーラー服の彼女は、卒業生を名乗り、昔を懐かしむためにかつての制服を着ているとかなんとか苦しい説明。いやね、読者にはまあわかりますよね。この子はおばけだって。まさしく本物の幽霊部員。幽霊部員が幽霊部員を迎えて、一緒に活動しようという構図なのですね。

Kの撮りたかった写真というのを見せてもらったゆづるです。ああ、デジカメなんですね。不思議な写真がいくつも記録されていて、なにかはわからないものの、そこになにをか感じたゆづるです。

そしてKがこの世のものでないと気づいたゆづる。ゆづるはKを受け入れて、ふたりで活動していくことに。かくしてゆづるは幽霊部員ならぬ写真部部長に!? 思わぬ展開。けれどこのふたりにとっては、楽しい日々のはじまりになりそうです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

千星を遠巻きに見守る冴。乃々花が色めき立つも、事実は乃々花の想像とは違っていた。なるほど、冴は素敵な女性になるべく千星を参考にしようとしていたのですね。その試みが乃々花をも焚きつけた!? 千星を観察する女生徒がひとり増えました! そこからさらにひとり、もうひとりと増えていう千星の追随者たち。千星の真似がちょっとしたブームになってしまうというのです。

ジェネリック千星さま大量発生の絵がもう面白いのに、照れちゃってる千星がもう本当にかわいくて、ほんと今回は千星と冴たち、かわいいおもしろいエピソードだなって思ってたら、やっぱりちゃんと麻雀に繋がるのですからさすがです。

千星と冴、ふたり入れ替わり麻雀の勃発です! 乃々花と純礼に内緒でふたり入れ替わってのオンライン対局。ふたりにバレないように、冴は千星に、千星は冴になりきるのですが、どれだけ相手の傾向を理解しているか、どれだけそれらしく振る舞えるのか。それをがんばることで、いつもの自分とは違うスタイルを体験するというの、ほんとにおもしろい。

でも、手のはやいポジティブ麻雀にいい影響受けてる冴とは違い、即降りネガティブな冴を演じて心底ネガティブに沈み込んじゃってる千星。かわいいんだけど、大変だな、これ!

入れ替わりは、乃々花の言葉を勘違いした冴が秘密をバラしちゃっておしまいになったのですが、そのときのアバターの表情がいつもと違って新鮮! いや、これ、実にいいですね。目的と手段を履き違えてるとか心の中でツッコミいれられてますけど、たまにはこういう試みもたのしい、おもしろい、かわいいで、素敵です。

2025年5月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年7月号、発売されました。表紙は『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』。洗濯物畳んでいる椎奈がこちらを見ている構図。ということは、こちらに賢太がいるのですね。いつもの作務衣姿、仕事着ということはこれは自宅での情景。静かでにぎやかなふたり暮らし、その一端でありますね。他に『年下の酒先輩が可愛い』、『ラディカル・ホスピタル』のカットもございます。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

一緒にお散歩から、お外でキスだなんてずいぶん踏み出した賢太さんです。やりすぎたと謝りながらも、椎奈も結構ご機嫌。ふたり一緒に進展して、ほのぼのラブラブな時間は続きます。

みたいな感じで、椎奈賢太のほのぼのしあわせ生活がこれからも描かれるものだと思ったんです。整体院の院長との会話からも、そうだと思ったんです。

ところがですよ、まさしく青天の霹靂とでもいうべきできごとが。整体のお客さんがやってこない。倒れてしまい、来院できないという。そして今後通うことはむずかしいのではないかと聞かされた賢太の反応。

ここまで重く受け止める。そこにこの人の人柄というのがうかがえるようで、しかしこのできごとが賢太にどんな影響をおよぼすのか。なかなかにシリアスな状況になっています。

『クールな氷上さんは迫りたい』

課長の妹ふたりと出会い、一緒にお酒を飲んだ氷上。上の妹、くるみ、いやさモンブラン先生がずいぶん飛ばしていますね。兄の恋人を前に、やたらテンションあげてるこの人。よっぽど兄の色恋沙汰がおもしろいのか、いやあるいはそれだけ兄のことが心配だったのか。いずれにせよ、氷上の存在を心からよろこぶ姉妹なのですね。

でも氷上からいろいろ聞かされて狼狽するふたりですよ。自作の感想聞かされて、兄の性的傾向に疑念を抱く妹たち。さらに、くるみの発した言葉、生きた人間というのが氷上に怖れを抱かせて、ああー、マゾだの死体愛好者だの、とんでもない誤解が発生してますよ!

でもね、ちゃんと兄の誤解、解けたようでよかったですね。くるみのいう、生きた人間っていうの、兄はちゃんと二次元趣味と理解したんですけど、氷上は間違いなく死体と思ってますよね? でも、課長、きっぱりそこは否定して、そしてその言葉が氷上との関係を繋いだ。ええ、とてもいい展開だったと思ったのですよ。

というところで、気になるところが一点。氷上にくるみが伝えたこと。それはなんだったのか。兄の秘密。それはなんなのか。私、すごく気になります!

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

ジュローがステラの母から頼まれたこと。それは冒険者として活動すること。偽の経歴ながらギルドに所属し、魔王討伐後の世界でこの国の冒険業を後押ししてほしい。冒険業が、国の発展に寄与するからこそなのですが、この申し出、ジュローにとっても望ましい。結構わくわくしているというのですね。

自宅から魔法で王都に移動し、ギルドに通う。これからはステラとの生活以外にも、こうした冒険生活が描かれることになるのですね。しかしだんだんレベルダウンしていくジュロー。どこまで下がるのか。冒険者生活でレベルの下支えはできるのか。そのあたりもまた気になるところでありますね。

さて、今回のこの施策。もしかしたらステラもなにかしらの職を得て、ギルドに登録したりなんぞするのかな? と思ったら、そういうことはありませんでした。でもって、まさかのにあ氏とベリコが再登場。しかもご近所さん!? ってことは今後のジュローの冒険に関わってきそうだな! はいいのだけど、そうなるとステラさんのご機嫌がななめに!

なかなかにあちらもこちらもうまくいく、なんてことはなさそうですね。

2025年5月26日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『スポチャン!』

県の18歳以下の大会に出場するももたち。部内競技と部外競技、それぞれ1種目ずつ選んで出るのですが、まさかの短刀が参加者1名で不成立。難民となったレイが、まさか後にあんな旋風巻き起こすだなんて、まったくもっての予想外。おおいに驚かされましたよ。

しかし今回は、ももにとっての試練といえる試合となりました。あかりが基本動作で3位、アメリアが二刀で優勝と、次々結果を出していく中、長剣フリーでほむらに破れ、棒での優勝からのグラチャン戦出場に希望を繋ぐも、りんに破れ、さらには難民レイが棒で無双。あんた、なに持たせても強いのか! 驚きの現実なのですが、この敗退を受け、悔しさに泣くまでの自分を発見するももですよ。

ああ、この子は負けて当たり前と思ってたから、負けても悔しさを覚えなかった。それが今、ここまで悔しいと感じる。それはこの子の選手としての成長と、そして人としての成長の証であるのですね。

でも、団体戦大将戦でほむら、りんと戦えるチャンスがある。それを知り、気持ちを奮い立たせるもも。ああ、ここにこの子のさらなる成長の機会、おとずれそうですね。ぜひとも、悔いなく戦ってほしいです。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

今回は番外編? 街歩きじゃなく、ファッションリサーチだそうですよ。気になるあの子のファッションを丸裸に、なんて意味深なこといっちゃうすかいですけど、ひぐれのこと、なにも着なくても大丈夫とか、ほんとに丸裸にしちゃう勢いなんですね。

皆のファッションのチャームポイント語っていくすかいです。それではじめて知ったのですが、ふうのワンショルダー、ただ襟ぐりが大きい服着てるせいでこうなってわけじゃなく、あえてのワンショルダーだったんだ! さらにはあめちゃんのブランケットの下が公開されて、皆のこだわりのファッションや、とくにこだわってるわけでもないファッションが白日のもとに。そしてそこに個々人の個性が見えるのとてもよかったです。

あらためてこうして見てみて、好みの服装はたから、それからマリンと判明しました。ええ、私は保守的ですね。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャたちが旅行にいっていたあいだ、そだちと蒼がふたりやっていたこと。それは、粉に水とか色々入れておいしく食べる調理実習。これ聞いて、お好み焼きかな? と思ったら、違うんか! 粉は粉でも米ぬか! ぬか漬けやろうというんです。で、ひとりじゃ寂しいからと呼び出されたのが蒼。

最初は微妙に乗り気でなかった蒼が、やってるうちにその気になっていくのがおもしろくって、でもぬか床が熟成するまで相当な時間がかかるって判明して、自分には無理とくじけてしまうアップダウン。いやね、一週間でもまだ短い、毎日毎日やることがあるっていうの、これよっぽどやる気じゃないと続かないわ。自分も無理だと思います。

ぬか床づくりの後、蒼のお泊まりが発生して、恋バナしたいとかいう蒼のトーク、そだち、まるで聞いてないじゃん! いや、まあアニメキャラとかいわれても困るよってとこなのかもですけど、こうした傾向あらためてここに示されたことで、後のアーシャのお土産が光りましたよね。

お土産のチョイスが絶妙だったアーシャさま。そしてぬか床に無理やり手をつっこまされるアーシャさま。いやもうすごい試練! でもこれでこそアーシャさまとも思いましたよ。

2025年5月25日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、一昨日の続きです。

『球詠』

決してコンディションが悪いわけでもないのに、ヒットが出ない。ぎりぎりで凌がれる。ファールと見て見送ればヒットになる。攻めるにせよ守るにせよ、ことごとく裏目に出る。その流れは白菊の大アーチあっても覆ることはなく、あたかも確率の谷にはまりこんだかのよう。いわく、越谷市民球場の魔物。悪夢のような時間を過ごしているというのですね。

不運としかいいようのないこの状況において、芳乃も萎縮してしまい、さあここからどうするか。具体的な策が出ない中、一年生が美咲がハッパをかける。運も実力のうち。姫宮は目立ったミスもなく、その運を確実に拾っている。しかし新越谷も負けてはいない。この状況で自滅もせず踏み止まっている。このまま終わるとしても、いつもどおりに。悔いなくプレイしてほしい。

この言葉になにか流れも変わったか、稜がポコンとまさかの出塁! 思わぬ展開? いやしかし、ここからが新越谷の時間かもしれない。稜のかけごえに皆は応えることができるか。いやもう、待ちに待った出塁であります。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

東京からおこしの穂夏さん。ロゼを眼前にして、滂沱の涙。ああ、推しとはここまで尊いものなのか。あれだけいろいろネガティブだったこの人が、心機一転、生き生きとしてきて、ああ、推しとは生命の原動力なのか。すばらしい。穂夏さんはもっとロゼのきらめきを摂取して健康元気になるとよいのです。

さて、穂夏を案内して佐渡のアクティビティをいろいろ経験していきます。その最後となるのがゴールドパーク。砂金とり体験のできる施設なんですが、とった砂金はもらえる!? いやもうすごい。皆のテンションもあがります。

いわゆるパンニングってやつですね。皿にすくった砂を水中で揺すって、比重の重い金だけを残す。紗菜、ロゼ、穂夏に、運転手として参加してもらった麻衣も加わっての金探し。ロゼがうまく見つけるのに対し、穂夏はやる気が空回り。一向に金を見つけることができずにいるのですね。

そんな穂夏に麻衣がアドバイス。助言を受けてがんばりを見せた穂夏がようやく見つけた金! ああ、一時は自信喪失していたこの子が一気に元気に。ええ、麻衣、いい仕事をしましたね。

お別れに穂夏にプレゼントされた砂金のキーホルダー。いずれまた佐渡にくることを約束し帰路についた穂夏の検索するのは、佐渡への移住!? いやあ、これはまさしく人生の変わる旅でしたね。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

文化祭で猫耳メイド喫茶を出展する美都たちのクラス。初日は美都が猫耳メイドに扮して接客を担当。訪れた妹幸町も大喜びのその姿。多くの人の目をひいて、いやもう素敵のひとことなのでありました。

一日目は美都も甘那も得意分野を担当して、ということはメンバーが入れ替えになる二日目が問題になる。美都は苦手な調理を、甘那は接客をしなければならない! というのですが、着替えの時点でなんだか雲行きが??? 執事姿の甘那にざわめくクラスメイトたちですよ。皆がその魅力に気づいてしまった!? となれば当然接客においても好評で、かっこいい、素敵と、やたらめったらチャームをふりまいているというのです。

これ、知らぬは甘那だけというやつですね。文化祭も終わって、最後の順位発表で、食品部門で1位を獲得し静かによろこぶ甘那。さて問題は個人賞。最多の得票を集めたのは、予想に違わぬ美都さんであったのですが、読み上げられる受賞者たち、その末席にしっかと甘那も選出されて、ああ、大変だ、皆に甘那の魅力が知らしめられてしまいましたよ!

いやあ、これは美都さん大変ですよ? あなたの甘那さんが皆の知るところになりましたよ? と思ったら、美都さん、よろこんでいらっしゃるーっ! これは美都さんの器の大きさを見誤った私の不徳のいたすところ。ええ、これは慶事でありますね。皆が甘那さんを好きになるのがいいのです。そしていつかは姫宮のベストカップルとなるのです。

2025年5月24日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『アイドルビーバック!』

いよいよセットリストが決まります! とはいうものの、具体的に決まってるの、ルナティックスターだけでは!? ざっくりと持ち曲コーナー、カバー曲コーナーとあって、そして終盤に未知のゾーン。こわ! これはこわい。まるで決まったかのようにテンション上げてるあんじゅがすごい。いやほんと、明るく元気でいい子だなあ!

未知のゾーン、新曲5曲ってことらしい。さすがに焦るトモコ様。新曲5曲も作れるのか? 椿におうかがいをたてるのだけど、そこで椿から逆提案が。

旧アイビバ曲のリアレンジをしたい!

古参ファンには嬉しく、メンバーにとっても覚えなおしがない分、しあがりがはやい。いいアイデアと好感持って受け止められているのですが、椿の負担は新曲より若干マシ程度なのか……。

そしてここで問題が。やっぱり権利の問題をクリアしとかないといけない。ということで、ここで旧アイビバP探しが発生。配信から知りあいからと、可能な限り手を尽くして捜索する。はたして元Pは見つかるのか。見つからなかったら、権利問題抱えたまま続行!? いや、それは避けたい。ええ、なんとか見つかってほしいと願うばかりですよ。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

こごみが置き去りにされた件、まさか続いちゃうんですか!? いやもう、びっくりしました。つくしの家の門前で、ハブられたと嘆き悲しむこごみちゃん。そこにまさかの来訪者。同じくハブられたターコイズが、こごみから事情知らされて、やっぱり同じく嘆き悲しむというのですね。

ひとりとぼとぼ帰路につかんとするターコイズを呼びとめたこごみ。親はいない、施設暮らしと聞かされて、我が家におまねきするのですね。

かくして突発お泊まり会とあいなりまして、ちょっと得意気なこごちゃん、かわいいな! 対しおどおどしてるたぁ子。お泊まりなんてはじめてだっていうんですが、ほんとこの子もかわいくって、なんだろう、ハブられた同士というだけでない結びつきが期待できる展開。ええ、期待どおりどころか期待以上の情景見せられて、ほんと、このふたりよいなあ。ターコイズ? って呼ばれて赤面するとかさ、なんてかわいいんだ。たまらんものがありました。

ずっとつくしを巡って対立してきたふたりだけど、これでもう完全に和解ですね。ふたりともにつくしの妹だ! いや、本当の妹はひとりなんだけど、ともあれターコイズはこごみの妹とあいなって、いやあ美しき姉妹愛。これからもずっと育んでいただきたいものであります。

『ぬるめた』

連休で昼夜逆転したちあき。くるみと一緒に深夜のコンビニに向かうのですが、こんな時間にしゆきに電話!? 迷惑では!? と思いきや、なんとしゆきも昼夜逆転なんですか。なんとまあ不健康な若人でしょう! 昼夜逆転の理由は連日の麻雀とのことですが、となると、こごめやさきなも自動的に昼夜逆転。当たり前のように連絡とって、会うことになるんですね。

コンビニ前で店からもれる灯りに照らされたこの子たちの様子。なんだかゆったりした時間感じられてとてもいい雰囲気。そして皆で集まって遊ぼう、麻雀しようという話になって、ここで散々描かれる実は麻雀弱いこごめのじたばた。

めちゃくちゃおもしろい。完全に手筋をしゆきに読まれて、事前に回避された上に狙い撃たれる。徹底的にボコボコにされた上で、テレビゲームに移行していく。こうした気楽で起伏のない時間の流れは、なんだか無駄のように思えて、けれどとても贅沢で、過ぎさって振り返るほどに豊かに感じる、そんなよさがあると思ったのでした。

2025年5月23日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年7月号、発売されました。表紙は『gg!』。見下ろすカメラにピースサインで応えるセシリアにマイ。けれど優香は余裕がなくって、これはゲームプレイ中? いや、プレイの合間の情景なのでしょうね。一戦終わらせて余裕の勝利なのか、あるいは優香の特訓中か。いつものようにといったら悪いけど、優香ひとりが汗かいて奮戦中といった様子です。しかし、こうして一緒に取り組むものがあるということ。チームで戦うゲームもまた情熱持って向きあう青春のステージなのだと、この子たち見ているとわかるように思います。ゲームを取り巻く環境、ずいぶん大きく素敵になりました。

今月は新連載が2本、新規ゲストが1本です。

『あまねくシグナル』

空から落ちてきた女の子。出会ってすぐに逃げ出したその子は言葉が通じぬようで、ということはこの世界、少なくともこの国の人ではない模様です。あまりに不思議なできごとに、学校にいっても気もそぞろだったあまね。あれは宇宙人かなにかなのか? 疑問に思う彼女に、向こうから答がやってくるんですね。

自宅前で待っていた朝の女の子。しかも言葉が通じるようになっている! 謎の存在。お尻に触手。さらに不思議生物まで連れていて、明らかに不思議。それどころか不審。近づきにならないほうがいいと思ったものの、その子、逃がしてはくれなかった。家族になってくれと頼みこんできたのです。

この子、シグ。日本にやってきた宇宙人。ご飯を作るといったシグを招き入れて食卓を囲むのですが、地球オタクという彼女は、日本のガイドブック持っていて、これのおかげで日本食も立派に作れるのですね。

シグがあまねを選んだのは、あまねの心の穴に気づいたから。しかし伝えることは得意ではない? 一度は気持ちの疎通に失敗してしまったシグだけれど、自分の母星がもう住める環境ではなくなったこと。家族から見捨てられたことを話し、そしてふたりの暮らしがいよいよはじまろうというのですね。

あまりに違いすぎるふたり。でもどこか似たところもあるふたり。そんなふたりの生活や、いかなものになりましょうか。やわらかなタッチで描かれる、情感豊かな雰囲気が印象的な漫画です。

『ゴスロリ横丁』

ゴスロリ衣装に身を包んだショップ店員のゆな。見た目も華麗なその人は、実はかなりの飲兵衛で、どうしても酒をたしなみたい夜もあるというのです。そんな彼女のおきにいりの場所は、新宿西口思い出横丁。日本人だけでなくインバウンドの外国人客でも賑わうその場所は、夜でもこうこうと明かりを灯し、居並ぶ飲み屋はどこも満員。あてどなく横丁をそぞろ歩いて、直感だよりで今夜の店を決める。ああ、目当ての店があるでなく、馴染みの店にいくでなく、まさしく嗅覚一本でここという店を選んで立ち寄る、それがゆなのスタイルなのですね。

今夜のお店はおでん屋。まずは熱燗2合を注文し、あとは気持ちのおもむくままにおでんをつまんでいく。ここにも彼女の予期せぬ出会いに身をゆだねる、そうしたポリシーが見てとれるのです。

そんな彼女の今夜の出会いは、常連のみが知る裏メニュー? 焼きおにぎりおでんというの、これ、焼きおにぎりをおでんだしにひたしたものか。これは本当においしそう。予想もつかないメニューを知る。それもまた楽しみ。知らない店の、はじめてのメニュー。初対面の人たちとのしばしのコミュニケーション。ああ、楽しい夜の過ごしかた。これもまた優雅でありますね。

『吉岡さんは差し入れがしたい』

京都は嵐山に店をかまえる一件の蕎麦屋、雲母庵。それが吉岡詩織の切り盛りする店。クール? あるいはミステリアスな美人。とっつきにくいとバイトの杏はいいますが、決して冷たい人じゃない。表情こそは変わらないけれど、新人バイトの杏のこともちゃんと見てくれている。古くからいる店員さんには、その店長の思うところ、いろいろわかっているのですね。

そんな吉岡店長の楽しみは、働く仲間への差し入れ? 嵐山のメインストリートに居並ぶ店をざっと見て、皆が喜ぶのはなんだろうか。特に今回は杏の好みを意識して、そのアクセサリーからお団子にしてみよう。みたらし団子に決めるのでした。

ただ差し入れにお菓子を買うというだけじゃなく、実際に自分でも食べてみる。吉岡店長による食レポがメインなのか、そう思わされる充実の描写が空きっ腹を襲います。

店長の御眼鏡にかなえば、差し入れ用にテイクアウト。お店の皆に振る舞われるそれらはまさしく店長吉岡の心尽くし。杏の好みを的中させて、優しい笑みを見せた店長に心わしづかみにされる杏よ! これだけで、店長の人となりもわかろうというもの。距離を感じていた杏にして、一発で陥落せしめたその表情は、ただ美しい、魅力的というだけでなく、人に近しさ感じさせる人懐こさにあふれるものなのですね。

2025年5月22日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

がんばって登校したぎゃお。すっかり疲れはててしまって、今日は一日休息する模様です。でも残念ながら、そのささやかな望みが許されない。日曜日まで人に会いたくない! 共感ばかりの切実な思いが簡単に踏みにじられてしまう。

ああ、なんてかわいそうなのぎゃお! それもこれも、ドラゴンを征伐してまわるドラゴンスレイヤーがためなのです。

って、そんなやついるんだ。しかも普通のセーラー服でくるんだ。学生? かと思ったら、世をしのぶ仮の姿みたいですね。伊勢原たまという名前も偽名なのかな?

このドラゴンスレイヤー。パパドラゴンがぎゃおに注意をうながすくらいの危険存在。ぎゃおが必死でひまりに助けを求めるも、ひまり、異世界からきた本物のドラゴンスレイヤーと聞いて、テンションだだ上がりですよ! 親しげにたまに話しかけて、ぎゃおは無力だから討伐しなくていいよ! なんだかうまいこと丸め込んでしまうんですね。

いやもう、ひまり、頼りになります! しかもたまのこと、チャーハンでしっかりハートキャッチして、ああ、この子もこの家に入りびたるようになったりするのかな? と思ったら、ひまりの圧に怖れをなした? 逃げちゃいましたね。でもぎゃおがいるかぎり、また再登場もあるでしょうね。

『セーラー服と関西弁』

まつりと薫の出会いが語られます。ただ家が近所だった。それだけの理由で、病欠した薫の家にプリントを届けることになったまつり。それまで薫とは交流がなかった。とっつきにくいやつだと思っていた。それが実際話してみれば、予想以上に気のあうやつで、初対面ながらすっかり打ち解けて、一緒にゲームして、友達になったんですね。

これがまつりの運命の分かれ目? 一緒に薫のこといけ好かないといってた友人たちが、まつりのこと、最近つきあい悪いと、普通にムカつくと陰口。

目をつけられてしまった。敵認定? もしや大阪ミナミから箕面まで通うことになった理由、それはこの人間関係のごたごたにあったりするのでしょうか?

不穏な空気のまま次回に続く。ああ、なんかいやな人間模様見ることになるのかなあ。まつりに薫は、そんなのにふりまわされず、ぶちかましてほしいものだなあ。

『エイティエイトを2でわって』

奏に連弾しようと誘う神音。これ、ちょっと試しにやってみない? って話じゃなくて、ガチでやろうぜ。ツアーとかやろうぜ。給料だって発生するよ。練習は1日10時間!

すげえな、もう見てる世界が全然違うんじゃん!

語られる内容は、奏にとっても望ましいもので、あきらめたピアニストの夢、ふたたび? 心が揺らいでいるのですが、この申し出に奏、思いっきり、これでもかと、渾身、全身全霊で断るというのですね。

あまりに勝手すぎる。いろいろいってくれたけれど、自分の演奏が揺らいだ理由は神音にある。悩んで迷ってわからなくなって苦しんで、それでようやく美弦との連弾に可能性を見出したというのに、ここで神音との連弾だなんて無理。というか、10時間の練習がもう無理! それができるだけで才能だよ、うらやましい! と思うところをすべてぶちまけたんですね。

奏、ここまで自分のうちにある気持ちを、しっかりまっすぐありのままに誰かにぶつけられるまでに、確かなものに育てあげていたのですね。そしてそれは美弦やゆず、来夢との日々あってのことだと思う。

会場を後にした奏と美弦の会話に思うところたくさんありました。美弦や咲雪にとっては奏も天才なんだって、そしてその天才に心打たれた人もいたんだよって。奏も美弦も知るよしもないことですが、そのひとりがかつての神音だったというのですか。ああ、奏、あなたが思ってるよりもあなたは大きな音楽家なのですよ。そう語りかけるような幕引き、印象深かったです。

2025年5月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーにとって天敵ともいえる存在、躾役のマツバが登場。ムチを片手にチイパッパ。不埒で怠惰なリリーを厳しくしつけます。

この人、リリーの関係者なのに百合に対してアンチなんですね。見つめあうイオリとルナをハレンチと牽制。いや、ただ見つめあって雰囲気作ってただけなのに!? さらにリリーに百合漫画見せられて、完全に否定。

いや、どうだろう。理解できないからというよりも、理解できてしまうから。これまで守り続けてきた自分の枠が揺らぎかねない。それがわかっているから、百合を受けいれるわけにはいかない!

なかなか手強そうな相手ですね。でもこういう人は、一度突破しちゃうと案外チョロかったりして? と思ったら、速攻で突破されとるがな! イオリの母がやさしくマツバを抱きしめて、私を本当のママと思っていいのよ。それで陥落! いやもう鮮やかすぎてチョロいなんてレベルじゃありませんでした。

しかし、イオリの家。母とマツバ、さらにリリーと、なかなかにカオスな関係性乱れる不思議空間になりつつありますね。でもさ、リリーよ、あなたがいつまで傍観者でいられるのか。ええ、リリーも充分百合ップルの一片になっていいと思うのです。というか、なってほしい。

『夢路あかりと魔法の本』

お城の尖塔目指して、不思議な街を進む志帆たち。しかし困ったことに道がわからない。魔法の木の棒に道案内を頼むも、この街は変だ! ループしている! 同じ場所を堂々巡り、いつまでたっても抜け出せずにいるという現実を直視させられて、もう大変なのです。

道案内を金魚の金太郎に委ねるも、行き着く先が街路の下!? 穴を掘りはじめるメイに小鈴なのですが、志帆がついていけないと離脱。単独行動していたら、そこで出会った人影。開かないはずのドアが開いて、その先に消えていったというのです。

いやもう、これ、絶対勘違いさせられますよね。だって、この街の住人。あるいはこの状況を作り出している張本人かと思うじゃないですか! 家のなかにはたくさんのお人形。あ、これはあれだ。街に迷った人たちを人形にしているんだな! このままじゃ志帆たちも人形に変えられてしまう!

と思ったら、全部違うのかい! 志帆の見かけたあの子は、住人どころか志帆たち同様道に迷っていたひとり。どうしたらいいかわからなくて、たまたま見かけた志帆たちを頼りに後についていったっていうんですか。

そんな子が、今ここに追いつめられてさあ大変! って、君が追いつめられる側か! まったくもって完全に予想を外してしまいましたの巻でした。

『魔法柴犬☆はなまる』

はなまる、胴が長くてふかふかでかわいいな! 愛莉が学校にいっている間は、こうして部屋でおとなしくしているのですね。と思ったら、ポメが全然いい子じゃない。はなまるのおやつをちょろまかそうとし、あまつさえ愛莉の忘れたお弁当まで自分のものにしようとする。ああ、いけない子だなあ! はなまるはこの子をとめることができるのか!?

と思ったら、怒ってガブリ! おおう、結構こわいぞ。さすが柴犬。本気出すとちょっとこわいぞ、はなまるさん。さすがに凝りたポメに、まさかのラコリーが介入。はなまるを人の姿に変身させて、愛莉の学校に向かわせようというのです。

ほんと、ラコリーさん、グッジョブでしたよ。制服はなまるちゃん、めっちゃくちゃかわいい。もうこれだけで今回は優勝ですよね、とか思ってたら、学内に潜入したはなまる大活躍ですよ。というか、はなまる、主役補正でかわいく描かれてるとかじゃなくて、ほんとのほんとに相当かわいいんだ。学内にとりまき引きつれるいけ好かなそうな娘、鮎戸瀬美乃が嫉妬するほどの愛らしさ。しかも美乃のいじわるも、はなまるの運動性、かっこよさを引き立てるスパイスにしかならず、さすがの美乃も美少女はなまるに完落ちしてしまうというんですから、もう手がつけられないってやつですよ!

これ、はなまる大好き女子が増えたという理解でいいのですか!? 変身はなまるにラブの炎を燃やす、そんな美乃をもっと見ていたい! と思ったのだけど、もしや今回だけの登場ですか!?

ああ、それはもったいない。ほんと、もったいない。はなまるにメロメロな美乃さんをこれからも見せてくださいよ。

2025年5月20日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、発売されました。表紙は『江口さんちの純情サキュバス』。女子高生ふたりの放課後帰宅タイム? シアトル系コーヒーショップのホイップのっけたカラフルドリンク片手にしまして、一緒にセルフィーを撮っているヒビキとミアであります。その溌剌として輝く笑顔。日差しのもと、負けずにまぶしさふりまく美しさであります。でも、ミア、八の字まゆで冷や汗!? ちょっと無理していらっしゃる? なかなかはじけられない。そんな性分が見てとれる、かわいくおもしろいカットです。

今月は新規ゲストが1本です。

『百合&テイク』

百合あいらの妹は病の床にふせっています。そんな妹、なのはのために日々特効薬を調達してくるあいら。薬とは百合。女子同士の仲いいトークがなのはの病状をやわらげて、けれどいつしかなのはは薬剤ならぬ百合に耐性がついてしまい、より強い百合を求めるようになったのでした。

大変、あいらさん! とっさのことに、自分に彼女ができたとウソをついてしまった。あとはウソを真にするだけ。学校で彼女になってと友人たちに頼むのだけど、誰も協力してくれない。そんななか、ただ目があったというだけの理由で彼女にさせられた貞久みい。人づきあいが苦手で、けれど百合は好き。百合に釣られて家に招かれたみいは、あいらとの関係に戸惑いながらも馴染んでいく。

馴染んでいってる?

しかし、次から次へと関係のエスカレートを求めるなのは。これはものすごい勢いで耐性が進んでしまうのでは!? ともあれ、なのはの病状緩和に役立てたみい。あいらはこの子にもう頭が上がらないですよね。

『ななどなどなど』

うわあ、ネトゲ廃人が16日ログインしてないだなんて、これ、事件性感じる事態だよ!? あまりのことに生存を確認した小町ちゃん。うん、その気持ちわかるわ。ほんと、死んでるんじゃないか、生きてるにしても無事なのかどうかって思いますよね。

さて、そんなるるです。萌との関係を回復したいと思うも、ニュータイプ的直感でるるを察知し姿を消してしまう萌を相手に手を焼いているのですね。萌に応えたい。けれど萌に会えない。だから萌の下駄箱に手紙を投函して呼び出すことにした。

ただこれだけのことに、どれだけの勇気を振り絞ったことか。さらには小町も、萌に対して、思うところを吐露しようとして、でもそれをあえて飲み込んだ小町。ああ、この子の意地ですね。だからこそ、この子の本気がわかりそうに思います。

決戦は文化祭の最終日。ああ、萌はどんな現実に直面する? 考えすぎている萌に、思いつめすぎだよと、誰か伝えることができたらと、そうしたことばかり考えてしまいます。

『神絵師のおしごと』

ツバキ様と出会っていたさョちゃん。母を亡くして、神のもとに召された、父の言葉に神を恨んだありし日のさョ。けれどそんなさョを元気づけたのは、他ならぬ神であるツバキ様だった。さョちゃんには忍者と思われていたのだけどもね。母を連れていった神をやっつける。物騒なこという子に、これならきっと立ち直れると、元気づけはげましたツバキ。

この出会いがさョを救って、そして今のコスプレイヤーさョを生むことに繋がったのですね。

さて、さョの父がこの神社の関係者であったという事実。そこにも踏み込みます。もしかしてツバキのことが見えていたのではないか? 花御子のデザインとツバキ様の類似は偶然というにはあまりに似すぎている。

この疑いを明らかにすべく、さョが父に聞きました。花御子のデザインにモデルはいたのか。その問への答がすべてを明らかにした!

なんと、さョの絵がベース! しかもその絵をブラッシュアップするにあたり、さョのいってた忍者から神に変更するなど、奇跡のような偶然が導いて、花御子ちゃんをツバキ様に肉薄させるにいたったのですね。

しかしまあ、ほんと、びっくりの展開。あの思わせぶりな侘助のくだり、全部パーじゃないですか! いや、それでもまだなにかあったりするのかな!? いやもう、ほんと、ものすごいこと翻弄されましたよ。

2025年5月18日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月17日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月16日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月15日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第65話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

オカルトサークル活動、まだ続いていたのですか。今度は河童を釣りにいく。あいかわらずろくでもない活動してるなあ! カリンが榎本にサークルに入らないかって誘ってるんですけど、この人が入るわけないじゃん! だってオカルトだよ!?

とか思っていたら、予想外の方向から、予想外の人、というかあなた誰!? 岡崎輝樹なる青年がカリンと一緒にサークルに入ってくれたんですね。

しかし岡崎くん、なかなかのつわものです。これまでもオカルトスポットを巡ってきた。そんな彼がいうのです。河童を釣ったとしてもし敵対的だったらどうするんですか? ぱっと投げつけて逃げるためのキュウリを首に用意して臨む河童釣り。他のメンバーは釣るまでのことだけ考えて、対し岡崎だけは釣りあげた先まで想像の域を広げていた。

この想像力よ。オカルトは想像力。実際にいるとかいないとか、それを問題にしていないように見える彼。河童にしてもいると断言しない。盲信しない、けれどいたらおもしろい、楽しいと、想像を広げる。その想像は、河童が友好的だった場合も想定して、そうした考えの柔軟さ。それは彼のクリエイティビティ、いつか絵本を作ろうという夢につながっているのですね。

あったらいいな、そうだったらおもしろいな。そういうワンダーを大切にしている人なんだと思う。

そしてそういう彼のいろいろが、リアリストに見える榎本を捉えた!?

カリンに連れられて河童釣りに参加させられた榎本が、岡崎にハートキャッチされて、もしかしたらここから彼女の恋などはじまってしまうのですか!?

いやね、正直予想外でした。なにか榎本は、達観して、もっとリアリスティックな恋愛などするものだと思っていた。それがこうしたロマンティック。

自分はつくづく榎本という人を理解していなかったんですね。

2025年5月14日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

紐水着を着ることになってしまったミクル。しかし紐はまずい。というか水着の時点で充分まずい。ミクルが本当は男だということがバレてしまう! この危機をなんとしても回避しなくてはいけない。幻が考えた対策が明かされた今回。なんと、ボディペイント! ないはずの胸まで描いてしまおうというのですか!

朝4時に能勢を呼び出して、半裸の奇跡に会わせます。頭隠して裸隠さず。覆面パンいちの不審人物相手にボディペイントを施していくのですが、能勢くん、だんだん変な気持ちに!? ああ、能勢くん、奇跡に恋するといいのです! できあがりの奇跡はまさにどう見ても女体なのですが、つまりパンツはどうしたの!? 能勢くんの技術がすごいのか、これはまさしく奇跡というべき仕事でした。

そして海に向かいます。紅音の家のプライベートビーチだから全裸でも大丈夫っていうんですが、この子ら、治安が悪いよね。そして海に入るには脱衣ギャンブルで負けねばなりません。負けるが勝ちのルールだけれど、ミクルにとっては好都合。勝ち残って水に入らない、水着を回避する。つもりだったんだけど、まさかここで顧問が敵として立ちはだかるとは予想外の展開でした。

って、顧問も博打に巻き込むのか! 容赦ないな、賭博部。

順調に勝ち進んでいくミクル。勝ちっぱなしのミクルがメインになるために、海回なのに水着回っぽくならないのがおもしろい。でもって、ミクルのボディペイントが汗で溶けて大惨事! ああ、このままミクルの真実が皆の前にさらされてしまう!? 緊迫の勝負が続くも先生の戦線離脱でミクルの勝負とあいなって、よかったミクルの秘密は守られた! と思ったのに、紅音の温情がミクルを襲う!

でも、なんだかんだでうやむやになったミクルの秘密。よかった! けれど、なんだかよくわからない属性がミクルに付け足されてしまいましたね。

『ゴーイング笑ウェイ』

虹汲千葉を相方と慕う、お笑い志願者橋山愛唯。まさか住まいが隣同士。ここにふたたび運命を感じる愛唯ですが、千葉にとっては逃がれられぬさだめ? 同じ屋根の下で暮らす。さらには食事をご馳走してもらって、同じ釜の飯とかいいだす愛唯。着々と夫婦漫才の道が整備されようとしているのですね。

千葉が愛唯を連れていった喫茶店。そこのバイト店員、角田桜希が同じ学校。さらには千葉も同じ学校と判明して、いよいよ愛唯のテンションは高まります。桜希から見てもお似合いのコンビ。いよいよ千葉は逃げられないのか。と思ったら、千葉、桜希にも迫られているじゃありませんか。千葉さん、モテモテです。

この漫画、千葉がモテまくる漫画なのかな? と思ったら、桜希には本命がいる模様ですよ。役者志望の岸谷歩美。うまく演じられなくて河川敷で落ち込んでいる歩美を見つけて、ふたりに紹介する桜希。しかし桜希の催眠!? で、歩美、まるで別人のような演技をする! ああ歩美の夢の実現には桜希が必要なのですね。すなわちベストカップル!? と思ったら、桜希、歩美に対して結構辛辣だ!

お笑いと演劇のふたつのカップル。どちらもまだ片思いが続きそうですね。でもいずれは成就? 成就のあかつきには、千葉のコンプレックスも克服されたりするのでしょうかね。

My Private D☆V

『魔法柴犬☆はなまる』のまるえりです。

D☆Vポイントは、「魔法少女が決意を固めた時に見せる普段と違う顔…的なシチュエーションにドキッとします」。朝日の昇る街を背負って立つ魔法少女はなまる。逆光に沈むその表情はシリアスな憂いを帯びて、ああ、これが決意の表情ですか。

たしかに素敵な表情で、普段は明るくにこにこしている女の子が、こんな表情するというのですから、シチュエーションも込みでドキッとさせられるの、すごくわかりますよ。というのも私もニチアサ勢のひとりです。そうしたシチュエーションにやられてきた蓄積があるのです。

しかし、はなまる、やっぱり美少女ですよね。普段はあんなで、大変なことやらかしちゃったりしてますけど、こうして見るとやっぱりきれい。見事にドキッとさせられました。

2025年5月13日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ちみどろアイスクリーム』

いよいよ最終回。ということで、日向はこんなにも積極的になりました! 寝起きの偲音にのしかかるようにしてキスをせがむ日向。ああ、研究機関での生活は、こんなにもふたりを強くむすびつけたのですね!

って、これ、ロボなのか! 偲音をドキドキさせるために作られた、日向型ヒューマノイド。しかし、これ、日向にとってはとんでもない風評被害なのでは? 女性と見れば見境なく迫る痴女ボットじゃありませんか。せめて偲音だけ認識して動作するとか、そういうストッパーはありませんの? 日向×日向とか、ややこしいことになってますよ!?

なぜ日向ロイドが開発されたのか。それは偲音の研究を続けるため。施設の子供たちの、一般社会で暮らす夢。その実現に偲音の力を借りたい。ただそのためには日向と離れることになり、となれば偲音をドキドキさせる相手が必要になる。ということで日向ロイド。あんまりな話かもしれないけれど、偲音が誰かの役にたてるというならその選択を応援する。日向に背を押されるようにして、偲音、施設に残ったのですね。

そんな偲音の身におこるサプライズ。結婚式シチュエーションで、日向と愛を誓う。本物より先に模擬結婚式をあげることに複雑な思い抱える偲音なのですが、その思いが通じた!? バージンロードの先で待っていたのはロイドならぬ日向ちゃん。かくしてふたりの近いは本当のものになり、と思ったら、大混乱じゃありませんか! いや、これでこそ偲音と日向の日常だ。なんて思わされるにぎやかさだったのですね。

そしてふたりの日常が続いていきます。偲音と日向、ふたりの生活。それはそれはドキドキの毎日なのでしょうね。

『ドラッグストアじゃNPC?』

配信環境を失ってしまった東野えぬ。やりたくもない就職をするはめになって、勤める先はドラッグストア。しかしこの店、店員の個性が強すぎるな!? ツンデレに嫉妬むきだし娘? 男装の麗人、いや中性的なだけか、加藤小日向の愛をえぬと嫉妬娘で取りあうことになるのかしら?

と思ったら、どえらい勘違いだった。嫉妬娘、公野みみは嫉妬娘ではなかった! ナメられイジられ続けた学生時代。それがためにみみはギャルというものに敵愾心を抱くようになってしまった。その見た目からえぬをギャルと認識したみみ。かつての恨みを今ここで晴らさんと、えぬに強く当たろうというのですか!

と思ったら、みみさん、仕事の教えかた、普通だな。むしろ親切、懇切丁寧。というか常識はずれのえぬに戸惑ってるまである? いやだって、挨拶の練習でASMR的接触してきよるんですよ!? いやもう、えぬさん強いわ。ちょっと普通の変人じゃかなわないくらい強いですわ。

休憩にはいったえぬとみみ。ここからがよかったですよね。みみをオタクと見抜いたえぬ。同じニオイがしたといって、すごい勢いで距離をつめていく。で、みみさん、えらいことチョロい。絵を描いてるというの、あっさりバラしちゃって、でもそれが正解でしたね。友人のバーチャル配信者のキャラデザしてたのがみみ。おお、なんと、結構な実力者なんじゃないですか!

ここにこうして友情を深めたふたり。これはいいですね。もっともっとディープな関係築いていってくれると嬉しいです! でもって、仕事についても過酷な現実知らされて、ああ戦友としての関係もはじまりそうな気配です!

2025年5月12日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

神様のママの願い。間違いをおかした私を取り込んで消してほしい。すべてを手放して楽になりたい。その一心であるようなのですが、神様、ママを消したくない一心で一生懸命頼みます。

ママも神様のお願いかなえてほしい。それからのやりとりは、もっとお母さんと一緒にいたい。自分がまえな、ツギノのもとで経験したいろいろを、ママにも体験してほしい。そうした気持ちに溢れて、ああ、神様にとってママとはもっと一緒にいたい人、まさしく家族なのだなあって感じさせられたのでした。

そんな神様にまえなからのアドバイス。ママの力をちょっとだけ吸い取る。神様、普通にできちゃうの!? かくしてちょっとだけ力を吸い取った神様。その姿はもとのままで、ただママだけは幼い容姿に変わったのでした。

ママさん、ちょっと不本意だったみたいですね。でも娘の願いをかなえることはできた。一緒にサイドイッチを食べて、そして一緒に暮らす日々がはじまる。これはまえな、ツギノが願う家族のありかたそのもの? そうした家族の風景がこれからもこの子たちの周囲に広がっていくのでしょうね。

『ほうかごバスケット』

このあいだ見にいったバスケの試合。よほど刺激的だったのでしょうね。さっそく桜井さんの真似なんてやってるけいです。でも、気持ちに現実が追いついてない! そのできない理由をつばさが説明してくれるんですね。

まず桜井さんがやってることを実際に実演してみせて、そして技術の解説。これはわかりやすいわ! でもはなもあかりも違うという。今、つばさがやったことなら自分たちでもできそう。と、これを受けてつばさが先に話を進める。

いや、この子、教えかたがうまいわ。実際にあかりにやってもらう。その際に注文がひとつ。なるべく速く。これだけで同じ技がまるで違うものに見えてくる。そしてここでさらに解説。基本的な技術に、プレイヤーそれぞれの色、持ち味を掛けあわせたものが必殺技になるんだと。

ここで部員それぞれの個性、色に話題が移って、自分ならどんな技にできるだろう。皆の目の色が俄然変わってくる。モチベーションが上がるなか、けいだけは自分の持ち味はなにか迷っているのですが、続けていけばいずれわかってくる。つばさのはげましに、視線が未来に向かうというのもまたとても素敵な構成だったと思います。

しかし今回の話、本当にいい話でした。バスケだけにとどまらない、様々のことに通じる話。ええ、私にしてなにか気持ちの前向きになる。そんなエピソードでありましたよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

体育祭実行委員に選出された新たな山田と渡鳥。この山田音遠、渡鳥に急接近? ハグしてきたりして、山田も思わず気持ちがあがる!? でもぬか喜びはごめんと、冷静に冷静にと自分の気持ちを落ちつける。

ここからのふたりのやりとりですよ。一緒に体育祭の準備を進めていくのだけど、その過程で渡鳥のことお姫様呼び!? 一緒に二人三脚から、さらなる王子様ムーブ、加えておしりタッチまで! 体育倉庫でのアクシデントもうまく切り抜けて、ふたりより一層に密接に!? これ、実際どうなのか。渡鳥のこと、山田は好きなのか? と思うもハナからは否定的な見解が。

実際どうなんでしょうね。なんかよさそうに思うんですが、気を抜くとぬか喜びの未来が待っている? 油断ならない展開。でも、ちょっとでも渡鳥が喜ぶ、有頂天になる、そんな展開があるといいなあって思うんですよね。

2025年5月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

新入部員、空束愛。この子には自分が宇宙人であることを秘密にしたいといったユウ。その意図はよくわからない。ユウ自身にもよくわかっていない。ただそうしたほうがいいという予感がするのだそう。その気持ちを大切にしてくれる部員たち。ああ、こうして思いを受け尊重してくれるの、いい関係だなって。でもって、この関係は彼女たちが時間をかけて育んできたのだと思うと、なんだか嬉しくなるのですね。

さて、そうした関係を愛とも育むことができるのか。早速ユウの秘密がひとつ解禁ですよ! 灯台の秘密。ここにユウが暮らしていることは内緒だけど、愛を招いてのパジャマ合宿開催です。ああ、すごく楽しそう! それにパジャマ姿が愛らしい。いいよね、瞬ちゃん。かわいいといわれて不機嫌な表情するのも、すごく瞬らしいです。

皆で遊んで話して、合宿の目的はライセンス講習だっていうのですが、まずは今を楽しんで、そして外は流星群! 流れる星に思いをたくし、そして愛が海果に向ける思いよ。ああ、これはなにか動きがありそう? 愛の胸中、その思いの正体やいかに。気にならないではおられない展開です。

『しあわせ鳥見んぐ』

うわあ、メイドな翼がかわいいっ! けれど本編ではトリさんの中身に徹しています。すずと岬の通う大学の芸術祭に駆り出されまして、客引き中なのだそうですよ。すずにひなはメイドのかっこうしましてね、もう一着あったのだけど、翼は断固拒否。かくしてトリさんとして参加したのだそうです。

トリさんはこどもたちに大人気。そして飛びついてくる四季ちゃん! 姉、岬の展示を見にきたというのですが場所がわからない。なのでトリさんたちと一緒に写真科の展示場に移動。その途中、そうとう寄り道したようで、学祭を満喫している様子、実に楽しげでよいのですよ。

さて、四季にはちょっと悩みがある? 将来をこれと定められずにいる。って、まあ中学生だったらそんなもんよ! だからまずは勉強、ってことはわかっていても気持ちがついてこない。どうにもやる気が出ないというこの子を、すず、自分の体験談でもって元気づけて、そしてここに姉岬の努力の話が載ってくる。

ああ、四季にはいい刺激になったみたいですね。まだ見ぬ未来だけど、気持ちの高まりを見せるところ。ええ、いい表情でした。四季さん、がんばるんですよ!

『海のみちるごはん』

隣の店が人気。対し夕凪亭は活気がない。店主のこずえが元気なくしてるんですね。でもマルセラがきてくれた。さらに常連の皆もきてくれて、隣の店よりこちらがいいって、ちゃんとよさをわかって選んでくれているんですよ。

元気を取り戻したこずえ。こずえ目当てのお客さんもこれで安心ですね! そしてここからみちるの出番。お客さん持ち込みのタコを使って、ざっとカルパッチョを作りました。この、わざと不揃いに切って、食感にアクセントをつけるというの、ああ、これ聞くだけでおいしそうだなって思えますよね。もちろんお客さんにも好評で、こうした和む時間、場所、それがここ夕凪亭のよさだよなあって思えたのでした。

そしてみちるに転機です。思いついたアイデアを職場にて提案してみた。起死回生なるか。そのアイデア、また結果がどうなるかも楽しみですね。

2025年5月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ』

新たに姿をあらわした幹部、ベルの能力を使い、シエルへのコンタクトを図ろうという魔王乃々。無機物に擬態させることができる。ほんとは鳥かなんかに化けて潜入しようと思ったところが、魔王乃々のちびぬいぐるみになってしまって、城内に入ってからはもうなりゆきまかせ! 危うくゴミとして捨てられてしまうところを、おお、魔王様ラッキー! シエルにかばってもらえました。

期せずしてシエルの部屋にまで潜入できてしまった乃々。ここでシエルの能力が切れたら大騒ぎ? 微妙にハラハラの展開ではあるのですが、魔王様、なおもついていましたね。かわいいといってもらえて、さらにきれいきれいにしてもらって、しかもこの上添い寝ですよ。

もしここでバレたらやっぱり大騒ぎ!? シエルが寝ているあいだに早々に退散しようと思ったところ、まさかの寝言で、魔王さん好き、なんていってもらえちゃったりして、もう乃々に大直撃の返り討ち! と思ったら、好き嫌いはだめですよ? いったいどんな夢を見ていたのでしょうね。

ここで乃々は退場。ここから先のことはわからないけど、ちょっと嬉しいサプライズ。乃々にとってはボーナス回でしたね。

『スロウスタート』

クリスマス会本番です。定番のチキンは各自おうちでいただくだろうということで、この子たちのクリスマスは串揚げなのだそうですよ。おうちで食べれば串カツのソースの二度づけ三度づけも好き放題。誰にはばかることもなく、のびのびマイペースでクリスマスを楽しもうというのですね。

そんななか、たまてが海外にいくかもしれなかったなんて話ししちゃいましてね、動揺しちゃう花名です。あまりのあまりに追い込まれた表情しちゃって、でもたまてから日本に残ると聞かされて安堵。それがまたたまてを喜ばせるのですから、ふたりの気持ち、ほんとに寄り添う仲良しさんです。

そしてクリスマスの定番イベント、プレゼント交換。なにがいいかと相談したり下調べしたり。そうしたらあの子もこの子もバスボムに!? ああ、定番というか鉄板というか。それだけにかぶりやすくなっちゃうのですね。なかなかに難しいプレゼント選び。はたして過半数を占めたというバスボム。誰がバスボム選んだか、その反応から想像できるのもまたおもしろいですね。

『魔女まじょS-WITCH』

森の奥にある沼に異変発生。ルチェッタが対処するも、次から次へと育つ氷に一苦労。少しでも残せば復活してしまうと、全魔力を注いで一気に粉砕。これにて無事対処できました、と思ったら、駄目だ! 飛び散った破片から氷が復活。氷の災厄が広がってしまいました。

光のバリアで身を守るルチェッタにまな。けれどこのままではジリ貧、氷に取り巻かれて、いつか飲み込まれてしまう。なんとかして小夜を呼ばないと! そう思うもルチェッタは意固地になって、助けを求めようとしない。

ああ、ここでまなの出番です。簡単な魔法、明かりを灯す魔法すら使えないまな。でもここが正念場。明かりのイメージを高めるべく持ってきた懐中電灯を手に、小夜に向けて光を届けようと奮戦する。集中が大事。たとえ足元が凍りはじめようとも、まるで意識を乱されることなく、小夜に明かりを届けることだけを考えたまなの、もはや祈りともいえそうな魔法。

明かりよ! 明かりよ!! 明かりよっ!!!

精一杯の気持ちをともに放たれた魔法は、周囲をどころか夜空を貫き照らす眩しさで、ああ、やりましたね、まな! そしてまなに応える小夜ですよ!

即座に飛んできてくれて、氷の異変をかたづけた! ああ、思いの通じたこの瞬間。空からまなを祝福する小夜、素敵な先輩魔女でした。

2025年5月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。すうなとルカ、ふたりの世界といっていいのでしょうか。ふたりともに白基調、光の中に沈みこんで、抱きあう姿が刺激的。背景に広がる桜も、すべて白の世界に溶けていって、ふたりの姿を際立たせています。こちらに向ける鋭い視線は、紛れ込んだ邪魔者を排除しようとする意思なのでしょうか。挑発的で挑戦的。この場に存在が許されるのはすうなとルカのふたりだけ。まさしくふたりの世界なのです。

今月は新規ゲストが1本です。

『ウイニングアンサー!』

体の弱く、運動に向かない女の子が求めた青春、それはチームで挑戦する高校生クイズ選手権! とはいうけれど、このタイプのクイズって結構走らされたりしてなかった!? というのは置いておいて、まずはこの子、主水亜衣の新たな挑戦を見ていくことになる第1回。しかしどうにもこうにも不安になるのはなぜでしょう。

まずは学校。偏差値2ってありえるの!? 家からの距離だけで選んだみたいなこといっていますが、はたしてこの学校が亜衣にとってベストな選択だったといえるのか。荒れに荒れている。そんな学校。どうにも一緒にクイズに挑戦しようだなんて雰囲気はなくて、というかそれ以前に部活がかなり破綻してない? だって運動部が場所取りで抗争繰り広げてるんですよ!?

でも、亜衣は幸運だったのかもしれません。心優しい女の子、大場香奈と出会って、意気投合した。自分の夢、仲間と一緒に競技クイズに挑むというそれを香奈に伝え、熱い思いを語ったところ、なんと香奈がクイズ部に入ってくれるというのです!

ああ、新たな第一歩。いよいよこれからふたりの夢がはじまる! と思うも、香奈、この学校の最下位でしたか! はたしてはたして、いかなる展開がふたりを待つのか。なかなかに前途多難そうですよ。

2025年5月8日木曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、昨日の続きです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコの大ピンチ。友達に誘われて海にいくことになってしまった。しかも水着も、それもビキニを買わされてしまって、もう駄目だ! 逃げ場なし! と、この状況で頼られるのが南見おと。猶予は10日。そんなの絶対無理に決まってる。それはわかっていながらも、泣いてるヒメコを見捨てるなんておとにはできない。というか、見事ひきしまったボディを手にいれたヒメコを妄想して興奮を隠せないおとがかわいい。いやもう、すごい鼻血よ? ヒロインが見せていい顔じゃない。でも、それくらいおとにとっては価値ある結果であるのです。

あとはその結果を掴み取るだけ。といいたいけれど、だって10日でしょう? 無理よ、無理。それはわかっているけれど、とにかくやるだけやってみる。食事を制限。トレーニングをぎっちり詰め込んで、とにかく筋力をつけていく。一緒に取り組むおとが頼もしい。負けじと食らいついていくヒメコもすばらしい。ああ、この友情あらば目標達成なるのでは!?

と思うも、なんも変わりませんでしたーっ! って、そらそうよね! うん、この漫画、トレーニングにめちゃくちゃ誠実だ。

無惨な現状にすっかり諦めの境地にいたったヒメコですが、ああ、助かった! まさかのクラゲの大発生! 猶予ができて、とりあえず長期的にダイエットに取り組めるようになりました。で、ここからの展開、とてもよかった。無理してしまいがちなヒメコに、エネルギー不足を指摘するおと。今日はチートデーと夏祭りの縁日に誘って、一緒に食べる屋台ごはんからの、ふたりで楽しむ花火の夜。

ああ、ふたりは友達。ずっと友達。この距離が、思いが近づく様子。すごく素敵と思ったのです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ルナ同好会には部室がありません。かくしてはじまる活動場所探し。学内である必要はないと、自宅である画材店の2階作業室を提供しようとしたひかり。でも駄目なのか。お母さんが許さない。天文部、月への情熱をお母さんが認めない! って、なんで!? と思ったら、ひかりの父が天文に入れ込みすぎて帰ってこないから、天文への拒否感が育ってしまったのかあ。

こうしてふりだしに戻った部室問題。次の案として、工業高校の校舎、資料室の空いてる空間を使わせてもらおう。からの、部屋の大改造ですよ。作品置き場と部室を分けるパーティション、壁を木工部に依頼して作ってもらう。まさしく手作り感あふれる部室づくり。といいたいけど、手作りというには本格的すぎる施工ですよ! 作ってもらいたい人たちと、作りたい人たち。望みがうまくマッチして、皆が嬉しい結果となりました。

ただしばらくは、新たにできた壁が人気スポットになって、ルナ同好会関係なく部室そのものを見にくる人が増えて、人見知りの部員には居づらくなっちゃった? もうしばらくはこの状態が続きそう。でもしばしの我慢ですよね。

『良倉先生の承認欲求』

写真加工に目覚めた良倉。最初は否定的だったけど、星畑が盛りすぎてイケメンになった自分を見て考えが変わった。さらにはこれは身バレ防止にもなるのではないかと考えて、どんどん先鋭化していく良倉。おすすめアプリを教えてくれといったら、星畑から自分の写真を加工してOLさんとしてアップしちゃダメだよ。絶対バレると釘を刺されるのがおもしろくって、なにがいいってあの真顔ですよ。ほんと、星畑さん、暴走しがちな良倉のいいサポート役になってくれています。

女性に加工できると聞いて我慢できなくなった良倉。自分の写真を女子にして、しかもその感想を明戸に聞く。そうしたら見事にバレて、ああそうそううまくはいかないものですね。そして良倉の凋落はここから。推しの路線変更を嘆く明戸相手に、うかつにも加工礼賛なぞしてしまったものだから、無用な批判を浴びてしまって、さらに氷上、水元相手にも加工奨励して、ああ、水元ちゃん泣かせちゃったよ!

もう完全に立つ瀬のなくなった良倉。明戸、氷上に正座させられて説教受けるハメに! あのふたりの冷たい目。ああ、素敵だなあ! というのは追いておいても、ここでまた助けてくれるのが星畑。ああ、ほんとうにこの子はいい子です。いけないことはいけないといってくれて、助けてくれて、叱ってくれる。良倉にとってのよき母みたいになっていますよ。

2025年5月7日水曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。今や運動の季節は秋ではなく初夏。かくして天海さん、運動着姿でパン食い競争に出場です。天海のかたわらには猫がいて、おおこいつも出場しているのですね。ともにパンをくわえて、ああゴールテープを切ったのはどちらなのでありましょうか。どうも猫が先頭のようですね。そして『ニセアイホンアイ』、『星月夜工業高校ルナ同好会』のカットもございます。

『ローカル女子の遠吠え』

やっぱり秋津さんはかわいいと思う。人目が気になって、これまでジムに通えなかった。それがこのところ増えてきた小規模ジムのおかげでようやくジムにいけるようになって、ランニングマシンが楽しいっていうんですね。変わらず人目ばっかり気にしちゃう秋津さんですが、ゲーム機使っておうちトレーニングとか向いてそうな気がします。

ということで今回はトレーニングの話題。東京では皇居まわりを走るけど静岡だったら駿府城。からの天守の話題に移行していくところなど、実に手慣れたものでした。

運動不足を自覚して休日に軽く運動するりん子が、たまたま会った雲春に問われるトイレのこと。まさかの壁! っていうんですが、あった! これ、昭和の頃にはよくあったよね! そうか、こういうのまだ残ってるのか。こうして漫画で話題になったら、改装にはずみがつくかもですね。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

故郷の三重と東京と、離れて暮らすナズナと太郎。はや三ヶ月がたって、そろそろ限界。会おうと約束して、落ちあうは三重の県庁所在地、津。この週末に会えるとなって、一気に気持ちの高揚する太郎。このときのふたりの気持ちの浮き立つ様は、それぞれに思いのつのり息急くような高まりを見せて、それだけにふたりが久々に顔をあわせてからのくだりがですね、はやる思いが太郎にしてその手を先走らせて、ナズナの思いも確かめずその手をとらせてしまう。思わず手を振り解いてしまったナズナの気にしていること。修行をして硬く傷もある手。その変化を喜んでくれた太郎にほっと気持ちの緩む、そんなナズナの姿がよい。

ええ、とてもよいふたりの関係に読んでいるこちらも気持ちの緩むものあるのですね。

さて、この漫画は遠距離恋愛の相手ナズナと、職場の気になる上司川島との間に揺れる太郎の思い、など描くのかと思うのですが、今のところ上司を前に揺らぎながらもナズナに首ったけじゃありませんか。ここで川島に傾く、そんな展開あるのでしょうか。今回、ここまでナズナとの関係描いて、太郎、川島に気移りしてしまいました! なんてことなったら、太郎の株ストップ安ですよ!? ほんと、今後、どんな展開見せるんでしょう。

『跳べないウサギと神の島』

レオが思い出す母のこと。理沙子の儀式のため島を訪れたレオとその母怜愛。このとき、怜愛が理沙子に気になることいっているんですね。この夏が最初で最後のチャンス。このチャンスとは、理沙子が島を出る機会? つつがなく進行する祭の終盤、禁足地に向かう理沙子と怜愛を追ってしまったレオと、そして訪れた悲劇。

いったいなにがあったのか。理沙子の失踪と母の死。自分もその場にいたかもしれないのに、なにも思い出せないレオです。図書室で昔の新聞を見てみても、くわしいことはわからない。そこに現れた、月兎の監視者メトリに聞いてもわからない。もしかしたら理沙子が知っているかもしれない。彼女が取り憑いた形代に聞いてみるしかないとなったのですね。

しかし理沙子捕獲に失敗して、いよいよレオのもとを離れようとする形代理沙子。ああ、これで理沙子がレオのもとに戻ることがなくなれば、情報を得ることはかなわない? なんとかして理沙子とコンタクトとるしかなくなったレオのこれから。おそらくはリンコの将来にも関わることです。いったいどうやって挽回はかるのでしょうね。

2025年5月6日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月5日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第64話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

お、おおおおおお、こ、こんなことがあっていいのでしょうか!? 

公式から後秋、いや秋後が供給! あのアクシデントキスを思い出して互いを意識してしまうふたりの気持ちに気づく女子が出現。てっちゃん、すなわち秋山の恋の高まりが今まさにここに描かれて、すごい……。すごいことになった……。ああ、あとはふたりが素直になるだけじゃないですかぁ!

さて、今回はセリナお泊まり回完結編ですよ。深夜までゲームに興じるふたりをなだめる秋山。いうこと聞かないカリンをお姉ちゃんと呼んで、模範的行動をうながすくだりなど、もはやお母さん! ああ、秋山ママのふたりにそそぐ視線はいつだって温かく、ええ、本当に優しく慈愛に満ちた素敵なやつなんですよ。

今回はカリンとセリナ、ふたりの気持ちが確かめられて、秋山のことが好きなのか? 好きなのは間違いないけど恋愛としてのそれなのか、よくわからないというセリナ。カリンもまだよくわからないと答えるのだけど、秋山の隣を居心地いいと感じるその感じ、恋というよりも愛や情に近い深まりを感じちゃうわけですよ! とはいえ、まだはっきりそうと明言できるまで、カリンのなかでは明確にされていない気持ちです。もうしばらく、いやもっともっと長い時間かな? この子の気持ちの変遷を見守ることになりそうだなあって思わされましたよ。

今回素敵だったのは、カリンとセリナのよく分かんない同盟。まだ自分の気持ちがよくわからない。同じ感情を抱える同士の恨みっこなし同盟。この女子同士の友情の育まれるところ、最高でした。

そしてほころぶ秋山、中村の嘘。朝はいかんか! 寝ぼけてるからガードがやわい。秋山を起こそうと乗っかったセリナをカリンと勘違いしちゃう秋山! うっかり朝食のリクエストをいつものようにしてしまうカリン。ほんと、ふたり、嘘のつけない人たちだなあ! それだけに信頼が置ける気がする。ふたりの見せる表情、話す言葉、そのままに信じて大丈夫と思わせるよさがありますよね。

総括です! 秋後! 秋後! なんだかんだいってカリン、秋山、本命ラブじゃん! そしてセリナちゃん、前髪の寝癖ウルトラスーパーキュートじゃん! いやはや、見どころありまくりのシリーズでした。

2025年5月4日日曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

おお、今回はメイド長回でありますか! 執事の高倉とぶつかって、いろいろうまくいかないメイド長。しかしそれにしたって屋敷の皆のよそよそしさはなんだろう。嫌われてしまった。ショックを受けて本家を飛び出し、はじめの宅に転がり込んできたのですね。

大荷物をかついだメイド長を見て、家出かと軽口たたいたはじめです。そうしたらメイド長泣いちゃって、ああ、なんて可憐なのでしょう。さあ、はじめ様、抱きしめてなぐさめてさしあげるのです! とりあえずはじめ宅で受け入れられて安心したメイド長。仕事に取り組もうというのですが、どうしても本家のいろいろが気になってしかたがない。でもみんなに嫌われてるからと、傷心のメイド長。

でも、それもこれも全部取り越し苦労だったのですね。皆がよそよそしかったのは、メイド長の誕生日を祝うため。主役がいないと会が開けないという言葉にメイド長喜んで本家へと帰っていくのですが、年齢を間違えられていたですと!? ああ、メイド長ふたたび傷心ではじめ宅に舞い戻り。

メイド長、54歳だったのですか。思ったより若かったといったらまた傷つけてしまいますよね。永遠の少女のようなおかたです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

ケンダイアリーなんてのを忘れていったあおいです。気になるけれど勝手に中を見るわけにはいかない! しかしケンとは何者か。気になるキョウスケにくまちゃんなのですが、先生が知っていた。ケンは犬ですよ。

学校で受けてるドッグトレーニングの授業。その相棒犬がケンなのですね。ということはこれは大事な日記。明日は病院休みだからきっと困るに違いない。ということで、キョウスケが日記を届けることになるんですね。

そこからの展開! キョウスケ見事に不審者として連行されて、たまたまエリがあおいを連れて見にきてくれたから助かったけど、そうじゃなかったらどれだけ詰問されたことだろう。また、キョウスケとあおいの勤務先がさくらば動物病院と判明してからもよかった。学校の先生がくまちゃんの同級生だったんですね。

動物看護師だけでなく教師になる道もある。いろいろな進路の可能性が示されたり、そしてあおいにエリのドッグトレーニングの授業を参観して、専門学校にも興味のわいたキョウスケ。ああ、こうして見識、視野が広がるのはほんとうによかったですよ。読者である私にもおもしろい回でした。

『歌詠みもみじ』

いろいろと問題ありありの妙齢女性ふたり。いまだ結婚の目処もなく、と思っていたら、理央先生、つきあってるお相手がおありとな!? しかも結婚も考えてるとか。まさに青天の霹靂ともいえる話題。芹澤先生ショックでショックで、もう倒れてしまいそうなほど。

かつて一緒に老い、同じ施設にはいろうと近いあったふたり。でも理央には家族が、対し自分はひとり。あまりに違う境遇を想像して、理央に結婚の取り止めをお願いする芹澤です。

ほんと難儀な人ですよ。でもこうして退路を断たれて自分も婚活に乗り出す気になれた。周囲を見渡すもめぼしい相手はおらず、よって頼みはマッチングアプリ。選り好みをしたくとも、有料物件はすでに売れている。妥協しつつの活動、はたして結果はどうなるか。と思ったら、芹澤、見事に見合いで玉砕。悪くないと思ったんだけどなあ。相手はともかく、芹澤自身は魅力的でしたやん。美人だし、職は堅いし、気さくだし、ちょっと難ありかもしれないけれどそれはお互い様でしょう?

でも、フィーリングの違いというのはなかなか埋められるものではなく、え!? そこ!? ってのがひっかかってたんですけど、無理してつきあって後でボロが出るのなら、はやいめに結論出たほうがよかったですよね。

で、後でボロが出たのが理央先生。ああ、破局。かくしてふたりはふたたび一緒の空の下。いずれ未来の同居生活がふたりを待つのですよ!

『座敷童子あんこ』

幸太と一緒に温泉旅行にいったあんこ。座敷童子がいるといって人気の宿なんだそうですが、あんこ、相手のことライバル視しちゃって、ああ、この旅行どうなる!? と思ったら、向こうの座敷童子っぽいのがあんこに入れ替わって幸太に取り入ろうというのですか。

しかし、この座敷童子、かわいらしいな。幸太がおみやげくれたからとすっかり入れ込んじゃって、おお、幸太よいいではないか、この愛らしい座敷童子を連れ帰っておやりよ。と思ったら、この子、座敷童子じゃなくって悪霊なのか!

いやもうびっくりですよ。本人がいってるだけなのか。あるいは悪霊なのは実際で、そして宿の人たちはこの悪霊を座敷童子と思っているのか。どっちなのかと思ったら、座敷童子は別にいるのか! でもって、この悪霊のこと、ちゃんと悪霊と認識されとるのか!

でも、この悪霊、ガチの座敷童子のはずのあんことそう違わない。ええ、やっぱり幸太よ、その子を連れてお帰りなさい。だってかわいいじゃありませんか。すぐにあんこ以上の、いやあんこに負けない人気キャラになりますよ!

2025年5月3日土曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、一昨日の続きです。

『はなまるゲーセン飯』

あがいんの玉子丼に救われた人、それがミキさん。格闘ゲームが得意で、幼なじみでかつおつきあいしているカズを次から次にとやっつけて、ご飯をごちそうさせる。このふたり、かつて学校に通えなくなってしまったミキを、強引にあがいんに連れ出したカズ。ばーちゃんの玉子丼を食べて、それがきっかけで元気になった。なんて過去があったというのですね。

あがいんというのは、こうやって誰かを元気づけたりはげましたりする場所なのかもしれませんね。今回も、サウンドビートの大会、決勝に進めるかどうかぎりぎりで踏ん張ってる田貫に、元気出してとぺろ、うーめんをごちそうする園香です。食べて、落ち着いて、暖まって、こうして待つランキング終了のタイミング。祈るようにしてサイトを更新してみれば、見事決勝進出が決まりました!

ああ、田貫くん、念願の決勝大会ですね。目標に一歩近づきましたね。

『彼女たちのツモる話』

なんだか元気のないしずちゃんです。なにかと思ったら恋わずらい。仕事の現場で一緒になる男性、北山さんが気になっている。けれど自分なんかにゃ目もくれない、自分はずっと片思いなんていってるしずちゃんに店長の節子さんからアドバイスです。

案外きてくれるのを待ってるかもしれない。そしてかつての自分の恋愛を話して聞かせて、いや裏プロ相手にイカサマ麻雀打つ話だったりもするんですけど、でもこれが通った。今のこの店に繋がるストーリー。でもって、今まさにここにしずちゃんを勇気づけてもいるのですね。

ちゃんと恋愛をしたいと、役満に恋の行方を懸けようというんです。そして目指すは小四喜。北単騎で待つという、見え見えの役満を警戒して誰も北を打とうとしないシチュエーション。待ち人来ず? というネガティブを吹っ切って、自ら掴む北山さんとの縁。見事にツモってみせたしずちゃんの気迫やあっぱれ。ああこの勢いで恋も成就させますか!?

と思ったら、北山さん、しずちゃんのこと認識しとらんかったのか! でも、まあ、いいじゃん。このまま一気に突っ走れ。ここから恋を掴み取ったらええんですよ。

『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』

今回、すばらしいな! なにがいいって、ユミくんの姉さん、尾堂にユミくんの昔の写真を見せまして、あまりのかわいさにふたたびユミくんは女なのでは!? 疑惑に囚われる尾堂にですよ、ユミくん、すなわち龍之介が女でも男でも同じでしょう! なぜなら龍之介は美少女だから!

わかるようなわからんような理屈で、けれどその説得力は相当なもの。尾堂にして、男の龍之介、女の龍之介、どちらでも価値はかわらないと認めさせた。

ああ、こうなったら後は進むだけやん! 尾堂、ユミくん、カップルの成立か!? 尾堂さえそれでよければ、龍之介はもう準備万端じゃんよ! いけいけ尾堂! ああ、ちょっと興奮してきた、ほんと彩奈様、いい仕事なさいました!

とか思ってたら、尾堂、ユミくんが思い出のユミちゃんであると気づいちゃった!

さあこれでどうなる、どうする。いやどうもすまい、ただ尾堂が進むだけの話だっ!

ええ、もう大興奮なのです。

2025年5月2日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月1日木曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。ゲーム盤に向かい対戦する孔明、月英夫妻でありますよ。6月号、もうじき梅雨の季節。ということで、インドアで楽しめるもの、ゲームなのでありましょう。『独りじゃない一人暮らし』魚矢さんはひとりトランプですか? 『彼女たちのツモる話』は、そりゃそうですよね、麻雀ですよ! 彼女たちにとっては日常。でもその一局一局にドラマがあるのがよいのです。

『孔明のヨメ。』

孫権の妹、尚香の嫁入り話が進みます。けれど、尚香、なかなか首を縦にふらず、そりゃそんだけ年の離れた相手に嫁げと突然いわれても当惑しますわなあ、と思ったら、どうもそうではない模様。この人、さすがに政治の云々を理解している。いずれは政略結婚と自分の行く末を納得していて、じゃあなんで劉備との結婚をなかなか承諾しないのか。

そこには妻を亡くしてすぐの劉備に対する思いやりや、なにかしらデンジャラスな活躍を夢見る活動的な尚香の性質なんてのが見てとれて、この人すごくいいですよね。そして最後にころりと承諾。決め手になったのが月英。劉備陣営にいる、仕事を任され活躍している女性。自分にもなにか活躍の機会などあるかもしれない!

ああ、やはり尚香は活動的な女性なのですね。

しかし、周瑜、めちゃくちゃ急がせますね! 月英に手紙が届いたと思ったら、劉備のもとに子敬が尚香をともなってやってきているという! いやもうほんと待ったなし。このまま転がるように婚姻までいくんでしょうか!?

『ガチ恋カウント2.9』

リコ、プロテストに落ちました! 次の試験は4ヶ月後。それまで、少しでも力を蓄えていくしかない。練習、体力づくり、それも大切なんだけど、同時に生活のこともある。バイトを見つけないとというリコから、同じくテストに落ちた梓の話題に移っていく。ガールズバーにて働く梓。ガールズバー勤務でプロレスラー志望。意外! といっていいものか、でも梓のなかでは決してそんなにおかしな話じゃない。プロレスを大切にする、そんな梓の気持ちが描かれて、ああこうしてプロレスに救われた人がいるのだと、ぐっと感じいるエピソードでした。

テストに受かったひなせを妬んだ。落ちたリコに安心した。でもそんな自分が嫌だという梓です。2年前、自分に自信がなく、自分を追い詰めるようにして痩身にのめり込んでいた梓が、たまたま同伴した客に連れていかれた女子プロレスで、決定的な出会いをしてしまった。自分のなかにかつてなかった女性のありかた。綺麗からはほど遠い、そんな姿を綺麗と感じてしまって、そして梓は変わった。

だからこそ、次のプロテストには。そう思う女子がふたり。梓にリコ、ふたりまた違う思いを胸に、いかにこれからの4ヶ月を過ごすのか。ああ、次こそは結果を掴んでほしい。そう願うばかりですよ。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

心の憩いを求めて町中華にやってきたスミレ。そうしたらうずちゃんを見つけてしまった。もうそれだけでいろいろ心配になってしまう。絶対残念なことになる。そう決めつけるのは、さすがに失礼なんじゃなくって!? と思ったら、実際注文でしくじり残念なことに。炒飯にスープがついてくるのに、余計に単品でスープを頼んでしまっている!

スミレは回避したこの罠に、うずちゃんは見事ハマってしまった! って、店員さんも教えてあげなさいな! このトラップに掴まるお客、絶対たくさんいるでしょう!?

でもうずちゃんの残念はこれくらい? その後の食事の様子は、スミレにして感心するほどの美しさ。見惚れるようにしてうずちゃんのこと観察していたら、お店から相席のお願いが。

相席のお相手はうずの担任、大待先生。穏やかな大人の男性。その振る舞いがスミレにぐっさり突き刺さる! 一気に咲き誇る恋の花。あの落ち着いたスミレが動揺してしまって、さあここから始まるふたりの関係。発展するのかどうなのか。いやもう気になるばかりなんですけど、このふたりの食事風景見てしまったうずちゃんもどうやら気になる模様ですよ。

ちょっと焼きもち? なんだか心に思わぬ気持ちのわいてきたようで、うずちゃん、うまくあしらえますかね? 混乱したりなんかしないですかね?