2025年2月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年4月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年4月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。優と亜鳥がふたりかわいく、がおーっと登場。これ、どういうシチュエーションなんだろう。背後には桜。花びらも散っていて、そんなところで下向いてがおー。お花見? 春の陽気に誘われて寝ていたところを強襲したのかもしれませんね。そんな茶目っ気あるふたりの様子。これだけみれば、普通に仲いいふたりとしか思えないのがいい感じです。

今月は新規ゲストが3本です。

『#れんだら』

美容系の学校に通うつもりが、どういう間違いしたらこんなことになるのか、CG映像科に入学してしまっていた安李レン。夢いっぱいで上京してきたその初日に落胆することになってしまって、これ、どうしたらいいのだろう。

もう学校やめて地元で農業やろうか、とまで思い込んでしまったレンに、ひとつ上の先輩が希望を与えてくれたのですね。人を相手にするというわけにはいかないけれど、メイクならばレタッチを、服飾ならばモデリングをと、興味を生かせる方向を示唆してくれたのです。

さらにはレンの見てきたアパレルブランドの広告にもCGは使われている。道は、方法は違えど、自分の目指すものがこの先にあるかもしれない。気持ちを入れ換え、前へ前へと進もうと決めるレンなのですね。

でも、パソコンをさわるのは小学校以来。ああ、ちょっと不安にもさせられるそんなレンの門出であります。

『ブリンク・ザ・ミント+』

レコード店でバイトをしているトコ。DJにあこがれるも、自分には向かない、あんなキラキラ自分には無理だと、あきらめてしまっている子なんですね。自己肯定感が薄い。どこか自信がない。けれどそんなトコにチャンスが舞い込んできた? 友達のヨシノちゃん。そのお母さんが開くカフェの開店イベントでトラブル発生。いろいろ粗忽なお母さん。DJを頼んでいたのだけれど、頼む日を間違ってしまっていた。

他に頼める人もなし。ということで白羽の矢が立ったのがトコだったのです。

いろいろと理由をつけて断ろうとするも、どんどん逃げ道を塞がれてしまうトコ。ついには逃げきれなくなって? というよりも、トコならできる、曲を選んで流しているときのトコはキラキラしてると、後押ししてもらえたのですね。

かくして腹をくくりましたか、トコ? 買い出し、頭出しの段取りつけて、そして服も買いましょう。いよいよトコのDJデビューとあいなります。

『クロウな恩返し!』

ゴミのネットに囚われてしまっていたカラスを助けたみおり。なんと翌朝、助けたカラスが人の姿になって、恩返しにやってきたというのです。

とはいえ、なにかできるほど器用でもない模様。ゴミ捨てを頼んでみたら、そのままゴミをあさってしまいそうだったので到底まかせられない。

そんなカラスをともなっての登校。学校は好きじゃない。友達いないし、ひとりぼっちで楽しくないから。そういうみおりに元気になってもらいたいというカラス。嬉しい言葉に気を許し、自分から動いてみることが大切と知ったみおりは、カラスに友達になってとお願いして、そして学校でも友達を作ろうと思うにいたったのですね。

こうして変わっていくのかもしれないみおりの学校生活。まずは遅刻と、よい方向かどうかわからないけど、なにかしらの変化は訪れているのかもしれませんね。

2025年2月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年4月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年4月号、発売されました。表紙は『小森さんは断れない!』。卒業式を迎え、学校をついに去るときがきた。そんなしゅりの描かれている表紙であります。小脇に卒業証書の筒をはさみ、そして手にはダンボール箱。学校に置いていたいろいろを持ち帰る、まさに学校からの旅立ち、新しい場所に向かう、そんな様子であるのですね。他に『クールな氷上さんは迫りたい』、『うちこもり妻はコスプレ配信者』のカットもございます。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

互いの距離が縮まった。そう思うもなかなか実感を得られないふたりです。ジュローは自身のレベルダウン問題をステラに打ち明けようと思いながらも、どうしても踏み出せない。そしてステラは、ジュローのことをどうにも理解できていない気がする。悩んでいるのですね。

この問題の根底にあるのは、ジュローの恐怖心。誰になんと思われようとかまわないが、ステラの期待だけは裏切りたくない。ステラに無用と判断されて、見捨てられることを怖れているのか。そしてステラはステラで、自分の使命、公務というものにとらわれすぎている。素直な気持ち、いちこじんのかんじょお、でジュローを見て判断するのはよくないのですか?

ジュローに歩み寄りもっと知りたいと思っているステラ。ステラに有用な人間と思われたいばかりに、自分の弱味を知られないよう取り繕い続けるジュロー。このかけちがいがあるかぎり、ふたりの距離が決定的に縮まるということはないのかも知れない、そう思わされたエピソードでもありました。

さて、ステラさんがちょっとしたアイテムを入手されましたよ。なんと、他人のステータスを見通せる眼鏡! というの、店主はガラクタといっていましたが、なんだよ、本物じゃん! なるほど、ステラは王家の人間だから。というのは置いておいても、このアイテム、かなり重要なのでは!? ジュローの秘密を見通せる。加えて、ステラがめちゃくちゃかわいくなる! ええ、すばらしいアイテム。すばらしい美しさでした。

『クールな氷上さんに迫りたい』

栗園課長に抱きついてきた若い娘。いったいなにもの!? と思ったら、なんと、妹さん。兄と一緒にいた女性、氷上結衣を見定めようというのですか!?

妹とはいえ距離の近すぎるまろんに嫉妬を覚える氷上。そのせいか、妹を前にして堂々、おつきあいしていると明言してしまったっていうんですね。課長もびっくりだ。家族の前で、いわば既成事実を作られてしもうたぞ。で、これを聞かされて涙ぐむまろんですよ。兄、妹にどんなふうに思われとるの!? ほんと、うおおおおって、感情高ぶりすぎでは? からの、氷上が兄の妻にふさわしいかチェックがはじまるという。なんと、結婚前から、なんならおつきあい練習の時点から小姑がたちはだかってくるのですね。

でも、妹の信頼は勝ち得たようですよ、氷上さん。意気投合も果たしたようで、ここまではめでたしめでたし。そしてさらになにか課長の秘密を知ることになりそうですよ? 課長の姉妹、もうひとりいるのか。どうも少女漫画家みたいだぞ?

なにかふたりの関係に影響及ぼしそうな要素がいろいろ出てきた模様です。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

妻いぶきに連れられてイベントに参加した夫しゅん。慣れない場所、慣れない状況に不安を覚えるのですが、イベントがはじまってしまったら不安のなんのいっていられない! どんどんやってくるお客さん。頒布物は次々と出ていき、もうとんでもない忙しさ。

と、ここで夫、気づくのですね。いつもよりはきはきとして、てきぱきとしている妻いぶきの姿に。幼少期から知る妻とはまた違った姿を見て、妻の新たな側面を知る。妻いぶきとしての彼女と、コスプレイヤーeveとしての彼女。知っているようですべてを知っているわけではなかった。そうした刺激、気づきがしゅんになにをや喚起するのか。これからに期待させる、そんなことが描かれたのですね。

そしてラストに、さらなる期待が。ゲームショーの公式コスプレーヤーの依頼がきた! これはいぶきの晴れ舞台? さらなる妻の飛躍に、夫はなにを見るのか。ええ、これもまた新たな世界への扉だったりするのかもしれませんね。

2025年2月26日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、一昨日の続きです。

『さうのあっ!』

ホット・パラティーゾで世界レベルのアウフグースを体験できるイベントが開かれます。熱波を送ってくれるサービス。サウナがより熱くなる! というので、リューディア、ルミも楽しみにしていて、というのもフィンランドにはアウフグースの文化がないのだそうです。

しかし今回は芹香がすごかった。よっぽどアウフグースが楽しみなのか、トークがまったくとまらない。こかげを前にして熱弁。槇の解説を横取り。さらにはアウフギーサーの説明にも介入。最終的に縛り上げられるという。ほんと、どこまで我を失っておられるというのでしょうね。

さてアウフグースの実演です。いろいろ趣向が凝らされたサウナで、熱い風をあびる。見た目にも、香りにも気配りされた場では、こかげも退屈しなかったのか、15分という時間をあっという間のように感じて、ああ、すっかりこかげもサウナを楽しむようになったのですねえ。

と、このようにすっかり変わったこかげ。友達のおかげです。でもリューディアは故郷に戻ろうというのですか? いつまでも日本にいるわけではない。ずっと一緒にいられるわけではない。現実に引き戻されてしまったこかげです。さあ、次回どうなるのか!? ええ、なんと最終回! えええ、終わってしまうのですか!? 結構ショックなんですが!

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

楓蓮さん、開幕早々謝罪をキメていますよ! 小さい子大好き! ユーリを見初めて自分のものにしようと強引に迫ってしまったことを詫びたい。というか、前回もソファの上とはいえ土下座しとったのに。もう楓蓮は謝りキャラでいくのでしょうか。

さて今回はお詫びだけでなく、つくしの仕事の心配もしてくれます。楓蓮は以前の会社はやめ、ベビー用品を作る会社で活躍中。赤ちゃんにはじかには関わらないので大丈夫! って、自覚はあるんだ……。自覚あってそれでユーリにあの狼藉というのなら、もう自分では抑えられないレベルの衝動なのだろうなあ。困った人ですよ、楓蓮さん。

つくしの就職を考える会。まさかここにメイメイも加わるんですよ。楓蓮の第一印象は最悪? 互いに怪しい相手と思われて、まあそれだけつくしが心配されているってことですよね。そして話してみれば、楓蓮もメイメイも意見が一致、ここからつくしの就職相談になっていくんですね。

でも、ふたりのアドバイス、悪くなかったと思う。つくしは自己肯定感が低い。それは実際そうなんだろうなあ。つくしにできることはきっとたくさんある。しかしつくしは、仕事にするなんて無理と決めつけていて、そうした意識が変わるとつくしの可能性も広がっていきそうに思うんですね。

楓蓮と別れたつくしとメイメイ。家に帰れば、そこにはターコイズが待っている。さらにはユーリも出てきて、なにこのパラダイス!? と楓蓮が飛び出してきたよ、おい! 帰ったんじゃないんですか!

ここにきて友人関係を結ぶつくしと楓蓮。ここはよかったんだけど、ユーリとターコイズは渡せない。楓蓮の提案にダメと即答するつくし。ああ、もしかしたら楓蓮はつくしがはっきり主張できるはじめての相手になるのかもしれませんね。

2025年2月25日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ウクレア!』

時は春。一般の高校へと進学した里桜が通学中に出会った少女、それが楓でした。カラスに爆撃されて困っていた楓を助けたことがきっかけで、楓への親しみを覚えた里桜です。なにを見ても、なにに触れても新鮮で楽しい高校生活で、お嬢様だからと周囲から距離を置かれてしまうことが悩みだった。そんな里桜にとって、フランクに接してくれる楓はいわば希望であったのですね。

ウクレレ部の体験会で楓と再会した里桜は、ハワイで聞いたウクレレの演奏を思い出し、ショーを彩る彼らのような素敵な関係を楓と築けないか。胸を高鳴らせるのですが、お嬢様であるがゆえに腫れ物にさわるような扱いをうける。ここでも寂しさを覚えるかと思われたそのときに、楓が借りていた楽器を里桜に手渡し、そして自分の楽器を手に戻ってきてくれたというのですね。

ああ、これ、運命的な出会いといっていい。これまでずっと、里桜が楓にいたずらめいた接近を繰り返すのを見せられてきました。その理由がよくわかるエピソードでした。楓は里桜が求めるものをくれた人。自分に近しくあってくれたはじめての人。そして不運から守ってあげたい大切な相手であるのですね。

ほんと、楓と里桜の接近。ああ、今回もものすごい接近してる! ええ、いいですね、とてもいいですよ。里桜さん、もっともっと詰めていきましょう!

『ネコかぶりアンコール!』

おお、音子のネコかぶり隠蔽大作戦、見事にハマりましたね! 兄を斥候に放ち、友人への接触にて先手をとった音子。作りに作り込んだメイドとして友人たちの前に現れて、そして文化祭の間、自分が見せる人格は役になりきった姿だと印象づけることに成功するのですね。

これがまずは第一歩。昔の友人たちの前でも、また学校、クラスの皆の前でも、誰もが知らなかった音子を見せつけた。音子は演じている。普段の音子とは違う。昔の音子とも、今の音子とも違うメイド音子を押し出すことで、誰にとってもいつもとは違う音子になったのですね。

そして次は昔の友人たちの前で、昔の音子になってみせる番。本来の音子、すなわちかつて本性がバレたことを隠蔽するために使ったキャラクター、灰かぶりになってみせるのです。がさつで乱暴な灰かぶりは音子そのもの。しかし、学校の皆はそれを演じられた個性だと思っている!

かくして自分らしい自分で、友人たちとの時間を過ごせた音子。それはそれは楽しいひとときだったようで、ああ、よかったですね音子。これからも、正体バレを心配することなく、昔の、今の友人たちと過ごしていけそうですね。

『オールドヨコハマラジオアワー』

掟やぶりの全員でタイムリープ! これまでのように、協力者を再び味方につけて、新たな策を試してみてといった手間をかける必要がもうないのです! 集まるは燈台家。オルヨコ終了問題のラスボス、燈台ミサキに直撃しようというのです。

作戦はルールーによる一点突破。突如推しのアイドルが自宅を訪ねてくるというサプライズをしかけられ、正気を保てないミサキ。一種恐慌状態にあるミサキに、容赦なくぐいぐい接近していくルールーですよ。でもミサキには譲れないことがある! それは、今のルールーはもうアイドルのルールーではない。オルヨコのルールーだから、メロついてはいられないんだ!

でもそんなミサキにルールーからの爆弾発言! え? アイドルやめてなかったの!?

ここからの急転直下。オルヨコのルールーはアイドルのルールーを否定するものじゃない。オルヨコのルールーでありアイドルのルールーでもある、多様多面なルールーのなかに、ミサキが愛したルールーは今も生きているんだ!

こうして報われたミサキのルールー愛。ルールー部屋を愛しのルールー様に披露する機会にも恵まれ、そしてルールー様との和解。こうしてオルヨコ終了の危機は去ったのでした。

最後にいい落ちがつきましたよね。初対面のはずのなぎさが、なぜかルールー部屋の秘密を知っていた! ミサキにとっては恐怖そのものでしたよね。で、それがふたりのしこりになっとる! いやもう、かつては友達になれたふたりなのに、今回のループではかなわないのか!? いやほんと、めちゃくちゃおもしろかった。ミサキの本音がきれいに出ていましたよね。

2025年2月24日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、一昨日の続きです。

『スポチャン!』

10月の大会では団体戦もあります。ただここで問題が。団体戦は3人戦。ということは部員全員では参加できません。

というわけで部で選抜戦をすることになりました。総当たりで勝ちが多いものが団体戦に出られます。で、いきなり辞退しようとするももですよ。実にももらしい、と思ったのですが、それを許さないのがあかりさん。これ、生真面目ってこともあるんだろうけど、出場を譲られるみたいなかたちになるのも嫌だったのかもしれませんね。

そしてここからの戦いですよ。レイ、ももを相手にまさかの秘策を出してくる! ももの回避の実力が評価されているってことなんだろうなあ! 残念ながらレイの策が当たってももは敗退してしまうのですが、ここまでレイに対策させるなんて、ももは誇っていいと思うのです。

レイはこの部で最強。アメリアがレイを攻略するために策を講じてきた。残念ながらレイ相手には失敗してしまったんだけど、ももには見事に通用! ああ、持ち手を繰り出すことで剣の長さを調整。間合いを一歩詰めるというのですか!

皆が強くなろうとして、いろいろ考えて試している。それが披露されることになった今回。ああ、これはわくわくさせられますよ。そして戦いは全敗のふたり、ももとあかりによる最後のひとり決定戦に。ここで勝つのはどっちか。それぞれに勝つための手、なにか考えていたりするのでしょうか。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

ふうとひぐれ、コラボ動画を撮ることになりました。最初は嫌がったひぐれだけど、あめの提案と聞いたら断れない。

かくして向かうは国会議事堂前。目的地はあくまでも前であって議事堂じゃない。というわけで、まず見るものは日本水準原点。って、こんなところにあるんだ。まったくもって知りませんでした。

これを基準に、測量をして高さを測っていく。地震などで動きがあったら、測量して改訂していく。場所だけでなく、そうした活動の全般が語られるのがやはりおもしろい。場所がある、そこに見るべきものがある。そしてそこから広がる発想、話題。この広がりがいいんですよね。

続いて向かったのがお江戸日本橋。日本国道路原標がある場所。かつては五街道の起点であり、そして今は国道など幹線道路が集まる道路の起点。

ああ、今回は原点、起点、集まるところがテーマであったのですね。ということで、ひぐれもふうも、皆が集まった今回。こうして集まることで気づけることも、得られることも、たくさんになるよって、まさに広がっていくぞーってことが感じられるエピソードでありました。

2025年2月23日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号、一昨日の続きです。

『スローループ』

小春、突然の独り立ち宣言が波紋を起こします。パパなんて真っ白になっちゃって、いったいなにごと? 家を出ちゃうの? と思ったら、釣りの話でありました。

ひとりでやってみたい。ひよりに頼るばかりでなく、自分自身の力を試してみたい。そんな感じみたいですね。場所は箱根の駅前。家族の了解もとりつけて、ひよりの注意もちゃんと聞いて、そしてひとり箱根に向かった小春なのです。

準備は万端? ちょっと不安。これまでどれだけひよりに頼ってきたかが、あらためて実感させられて、いやあでもこれが第一歩よ。誰でもはじめてってことはある。わからないなか、探り探りやってくってことがある。だからこれが小春のはじまりなんだよ。

これまでの経験を頼りに、いろいろ考え、状況見ながらとにかくチャレンジです。ひよりにアドバイスされてきたことを思い出しながら、釣りあがっていく小春。しかし小春を追う不審な人影がーっ!?

って、ひより、ついてきちゃったんだ。小春のことが心配ってこともあったんだろうけど、新しい釣り場への興味もおさえられなかったんだろうなあ!

小春のことを考えながらも、自分ならこう釣るとまずは実践。そして見事に釣り上げてみせるひよりなんですが、ちょっとはしゃぎすぎちゃった!? 小春にバレちゃってるじゃないですか!

さすがにちょっとおかんむりな小春さん! す、すごい圧だよ、小春さん!? いやもう、思ったようにはいかなかった小春だけど、ふたり一緒に温泉につかって、今回の反省会? ひより、すごくいい顔してますけど、小春さん、ちょっとすねてますよ。ほんと、この感じ。なんだかおかしいんですね。

『球詠』

先取されていた新越谷。ついに逆転して、さあこれからどうなるか。まだ1点ならなんとかなると、前進守備で勝ちの目を拾いにくる連合です。しかしこれが裏目に出て、次から次へと加点を許してしまうというのです。ああ、これ、つらい展開だ。新越谷の夏を思えば、ここで彼女らに勝てないではお話にならない。とはいえ、連合の彼女らの心情に迫る、そんな描写がためにまた彼女らのことも応援したくなってしまってるじゃありませんか。

ほんと、ここからの新越谷打線爆発を見せつけられて、連合の彼女らの心痛、焦り、落胆、ネガティブな感情をともに味わうがようでした。

ここで試合を投げ出したりしない、せめて一矢報いたいと奮起するのがね、泣かせるのですよ。胸中に渦巻く感情に翻弄されつつ、この夏の終わりを予感し、そこまで本気でなかったはずの野球への未練が強く強く迫ってくる。あのゲッツーの渾身! もうね、たまらないものがあった。たとえ今は負けるとしても、この子たちの今が、これからが、きらり輝くものであればいい。そう願わせるものあったのでした。

そして試合の終わり。勝つものがあれば負けるものがある。それは勝負ごとの当たり前ですが、この漫画はその当たり前を描いて、勝ち進むがわにも、敗退するがわにも、同じように感情を向けさせてくれる。勝って続く試合へと気持ちを向かわせる新越谷の面々。負けて、けれど次を考えはじめる連合の皆。ああ、悔いなく戦えましたか? さらなる未来へと思いを馳せるその気持ちに、彼女らの来年が実り多いものであれと、そうした思いのしたのです。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

小木祭りが終わります。ということは夏休みも終わり。紗菜もロゼもなんかあっさりとしていますが、麻衣にとっては一大事。学校がはじまっちゃう! これまでみたいにふたりと一緒に暮らせなくなっちゃうんですね。

そんな麻衣が大宣言。学校がはじまっても毎週くるってさ! って、学校に友達はいないのかい!? ともあれ、麻衣には秘策があるのです。それは自動車免許。もう教習は終わらせている。残すは学科だけ。合格すれば、晴れて車に乗れるというのです。

ここからのロゼとの会話、めちゃくちゃおもしろかった。なぜ紗菜は免許持ってないのか。それは高いから! 免許の取得にかかる。車も高い。到底手が出ないうえ、自分が運転したら絶対事故ると涙目。麻衣がね、さすがに佐渡で事故なんてといいかけていいよどむ。そうか、紗菜先輩、そんなに危ういのですか。私とどっこいどっこいかもしれませんね!

そしてここからの送別会。七輪を出してきてサザエの壺焼きを楽しみます。と、それがですねご近所さんが集まってきて、サザエだけだったのが、イカの一夜干し、野菜にウインナーなんて風に増えていくの。ああ、これが佐渡の近所づきあいなのですね。

送別会を終えて、おなかもいっぱい。すっかり落ち着いて、とそのときにロゼから渡されるチャーム。魔力酔を防止するための腕輪だというのですね。これからのふたりとの生活がずっと続くんだと、そうしたロゼの気持ちの感じられるいいシーンだったと思います。さらにこれをロゼにもと、皆でおそろいにしようという紗菜の発案がまたよかったんです。

2025年2月22日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ななどなどなど』

小町ちゃん、友情の危機ですか? クラスに馴染めてきてるといい気になっていたら、高山萌からふられちゃったと泣き言メッセージが送られてきた。顔あわせるの気まずい! 一時は学校休もうと思った小町だけど、ちゃんと登校しましたね! えらいですよ! しかも萌にもちゃんと会って、いや、でも、萌、大丈夫そうだ……。

いや、そんなことないんですよ。さすがつきあい長い優子です。皆を集めて、萌の身に起きたこと聞き取りする。でもね、これではっきりするわけですよ。萌、明るくふるまってるけど、無理してる。陰る笑顔。もうるるとは一緒にいられない。そういう萌に、黙ってられない! るるのとこにいくと駆け出していくななどが本当にありがたい。頼りになる子だと思います。

こうしたときには、空気の読めない誰かがいたほうがいいのかもとも思える。場の雰囲気に左右されず、自分の気持ちを素直に伝えられる人。萌だけでなく、ななども小町も避けているるるに対し、寂しさこみあげている小町。この子はプライドが高いでしょう? 自分の気持ちを閉じこめて、平気だ、なんでもないって思い込もうとしてるじゃないですか。でも、そんな小町にとって、ななどのそんなの嫌だという叫びはどれだけありがたかったろう。あの、口とがらせて涙ぐんでる小町の姿。あんなの見せられたら、もうたまらないですよ。ええ、小町と萌にななどという友人がいてくれて本当によかった。そう思わないではいられないエピソードでした。

そしてふたりはるるを待ち伏せ。事態を飲み込めていない、ずっと混乱し続けていたるる。ああ、この子もつらい気持ちを飲み込んでいたんだ。萌を傷つけたつらさ。自分勝手な自分への嫌悪感。でもそうしたつらさを和らげようとする小町です。ああ、この子、成長しましたね。友達を思いやれるようになったんですね。ほんと、ふたりは、皆はいい友人同士だと思います。

で、なにがおもしろいって、最後に疎外感あったと告白したるるに、ななどの素直な発言が直撃する。私はるるちゃんに言いましたよ? そうだった! いってたわ! ほんと、この最後の最後、なんだかくすっと笑えて、きっとこの子たちは大丈夫だなって気になれたのでした。ああ、やっぱりななどがいてくれてよかった。そう思わされたのでした。

『SAN値直葬!闇バイト』

さらに成長を遂げた輝くトラペゾヘドロン。バイト3人でまわすには大きくなりすぎたか、さらなるバイトが雇われたのですね。それが七星かれん。いいとこのお嬢さん。なんと馬で登場した。見た目麗しい貴公子思わせる美少女です。

キラキラと輝きをまとわせるかれんです。行動こそは非常識だけど、おお、この漫画ではめずらしい常識人枠だ! と思ったら、本来はこよがそうだった。でも超人あかりとともに危機を乗り越えてきたことで、非常識にも慣れてしまったこよです。今では魔術も使うしな。だからこそか、ここにまた常識人が投入されたというのでしょうか。

どれくらい常識人かというと、あかり、こよ、なごみがまるで動じない異形のお客様を前にして、恐慌状態に陥ってしまう! って、当たり前や、これが普通の反応や。3人を前に、正気ではないと摘示するかれん。って、そりゃそうだ。3人ともに納得しとる。

で、普通ならここで逃げ出すところだけど、この体験を糧にすると異常な店に残ることを明言しちゃうっていうのですから、このかれんって子もどこかまともじゃない。で、そんなかれんに胸ときめかすなごみ嬢。ああ、きましたか? きたのですか? ええ、私にもなにか希望に似た感情が兆してきました。

『セーラー服と関西弁』

居残りさせられるまつりを待って、公園で時間をつぶす薫。いいとこあるよね。暇すぎるとかいってるけど、なにかしらすることないのかい? どうもなにもない模様。と、そこに現れたちびっこに一緒に遊ぼうと誘われて、一旦は断わるも断わりきれなかった薫。ちびっこに口で負けてどないすんねん! このへん、へたくそなんが薫の持ち味なんでしょうね。

まずはレフティング、いやさリフティングをしてみせる薫です。というか、なんででけへんことをできるみたいにゆうてしもたんよ。実際さっぱりできなくて、蹴飛ばしてしまうのはいいとして、顔面にシュートしてしまうのはさすがにまずい。ほんと、変なプライドは捨てたらよかったんですよ。

この次にやったのがだるまさんが転んだ。って、ちょっと待って? 君ら、今どきの子は、ぼんさんが屁をこいたってゆわへんの!? いやもうびっくり、ジェネレーションギャップってやつですか。関西ではこれ、ぼんさんが屁をこいたってゆうたんですよ。

ここで合流したまつり。この子がまあ子供のあしらい上手で、ああ、薫まつりはふたりでバランスとれてますなあ。子供と同じレベルになってしまう薫と、子供に歩み寄りながら年長者らしくあり続けるまつりと、ほんと対照的でした。

さて、このちびっこ、ひなたちゃん。なんと薫まつりの仇敵、というか別に敵対はしとらんけど、二虎咲良の妹ちゃん!? ってことは、また出番ありそうな気がする。そんときはねえちゃん加えて、なんかややこしいことになりそうな気がします。

2025年2月21日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年4月号、発売されました。表紙は『純情エッチング』。スタイラスを手にしたまま、あおむきに寝転がる卯月ノノ。青みがかった光に照らされる彼女の姿は、窓から差し込む月明かりを受けてのものか。描いても描いてもモノにならない、もどかしい思いを抱えたまま、ごろりと背中向けに倒れ込んだのでしょう。髪がばさりと後ろに流れて、いつにない表情がよく見える印象的なワンシーンとなっているのです。

今月は新規ゲストが3本です。

『アイランド・アンドロイド』

人を助ける存在となることを願い作り上げられたアンドロイド、もこは実に自堕落で、その能力を持ち腐れさせている。自身もそう言及する超性能は、フィジカルの強さだけでなく、超能力や動物とのコミュニケーションといった超常の域にまで及ぶもの。しかしやる気がないのではしようがない。

ということで、更生のため宮古島に送られてしまったもこです。帰るためには日々課される各種ミッションをクリアしなければならない。最初のミッションは人から「ありがとう」といわれること。簡単だけど、なにもやる気のない、それどころか人を自分より劣るものと見下しているもこには難しい。はたして、もこは最初のミッションを達成することができるのか? というのがこのお話の肝でありました。

もこが住むことになったのは、3人の女性が暮らす家。しかし折悪いことに台風被害を受けてぼろっぼろ。予定していたもこの歓迎もままならない様子。けれど、できるかぎりのもてなしを受けて、さらには倒木から身をていして守ってくれる人までいて、人間への認識を改めていくもこ。

人からの施しに甘えてばかりじゃいられないと、超性能の片鱗を見せたもこと、そんなもこを受け入れ、ともに暮らすことに喜びをみせる皆との交流。それがもこに人間というものを知る機会を与え、その気持ちを変えていくことになるのだろうなと思わせる一編でした。

『真琴ちゃんが一番!』

なんでも一番でないと気がすまない真琴。クラス対抗の大縄跳びでももちろん勝ちにいくというのですが、双子の姉、美琴から不安だといわれてしまう。というのも、運動得意なはずの真琴なのに、縄跳びだけは大の苦手。そんな真琴のために、マッドサイエンティスト気質の姉がウサギになれるジュースとやらを作ってくれたのですね。

というか、騙し討ちで飲まされた。とんでもない跳躍力を身につけて、縄跳びだって楽々だ。といえど、家をも軽く飛び越える跳躍力はさすがに困る。元に戻すには24時間たつのを待つか一万回ジャンプするしかない! といわれ、一万回跳ぶことを選ぶのが真琴という子なのですね。

かくして一万回ジャンプした真琴。朝には戻れたってことは、24時間かけずにやりとげたってことか! そしてこの一万回のジャンプでコツを掴めたか、縄跳びを克服した真琴。見事に大縄跳びもやりとげて、有言実行! 優勝を勝ち取るのでありました。

さて、ラストの美琴にしかえしする真琴の図。こうしたじゃれあうようなやりとりに見えるふたりの関係性。こうしたところ、おもしろみあってよかったと思います。なんだかんだ一枚上手な美琴。真琴のこと、うまく手玉にとっているんですね。

『天球の影で月は舞う』

ターゲットを自分にのめりこませた果てに殺すことを無常の楽しみとしている殺し屋。彼女の次の仕事は、九条建設の令嬢。護衛として潜り込み、娘を殺せとのことだけど、この殺し屋のことだから、一年という期限いっぱい引っぱって、令嬢の信頼を勝ち取った上で殺そうというのでしょう。彼女の目論見は成功するのか否か。その成否につながる第一歩が描かれた短編でした。

何度も命を狙われている令嬢。つい先日も襲撃を受け、護衛を失ったばかり。そんな彼女の夕食時、ともに夕食をとる父が倒れた! 毒殺か!? 狼狽する令嬢に迫る刺客の刃。あわやというその時、身をていしその刃をとめたのが、件の殺し屋。迫りくる刺客を前に一歩も退くことなく撃退し、見事令嬢の信頼を勝ち取ることに成功したのでした。

まずは第一歩。そしてこれからの一年間。依存させるといっていいほどに深い信頼を得てから……、というのでしょう。その仕事の是非は、どうなるのでしょうね。

2025年2月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

しゆきの誕生日に集まった皆。プレゼントを渡すのですが、思いのほかくるみのプレゼントが素敵! っていったら申し訳ないんだけど! そしてさきなも素敵! ええ、さすがのさきなさん、納得のチョイスでした。

よいのが続くと最後に落ちがつくのがおさだまり。ちあきが安めの実用品を出してきて、これ、素敵な紅茶とおしゃれなブレスレットの後に出すの、ちょっと気まずかっただろうな。実際相当気にしているし。でも一番助かるのはちあきの実用品だってしゆきも思ってる。口に出してはいないんですけどね。それいってあげたらちあきもずいぶん救われただろうにねえ。

今回よかったの、なんだかんだいってブレスレット気にいっちゃってるしゆきでありますよ。ずっと眺めてにこにこしてる。ここにこごめの謎プレゼントがアクセント添えたりもするんですが、実際話題はこごめの謎プレゼントに移っていくのですが、私のなかではさきなのプレゼントがしゆきに与えた喜び、この印象が強くて、ほんと、しゆき嬉しそうでよかったなあ。ええ、格別だったのですよ。

『アイドルビーバック!』

ワンマンライブに向けて、突貫で準備を進めていくアイビバの4人です。グッズ関連やっつけるぞ! というので、椿のツテでかつおぶし子さんにアイビバのロゴを作ってもらってTシャツこさえたりと、さらにアクスタ作るのにセルフ写真館で最安の15分コース、超特急で必要な写真を用意するっていうの!

でもね、ひとり30枚ぐらい撮れたっていうでしょう? だいたい10秒かけないペースで1枚、ポーズに表情を作りながら交代ごうたい撮ったってわけですよ。

カメラの前に立って、さあどうぞとなったら次々と違う印象、新たな魅力を表現していく。ああ、彼女らはまぎれもないプロなのだなあと感心させられるエピソードでもあったのですよ。

そして残った2分間で、集合写真だ、椿の写真も撮ろう! と、なんだラストでのこのドタバタ! でもこうして世にもめずらしいプロデューサーのアクスタができあがる!? 世に出していいのかな。欲しがる人はいっぱいいそうだけど! でも、椿の立ち位置考えると、ちょっとお蔵入りになりそう。でも作っちゃったりしたらおもしろいですよね。

『エイティエイトを2でわって』

冬休みを満喫(?)している美弦に奏からメッセージが飛んできた! 通話のほうがはやいというので話してみれば、奏がピアノに向かえなくなった理由、才能に富む年下のピアニスト、寶示戸神音からの手紙を受け取ったという。ファーストアルバム発売記念のデビューリサイタル。その招待券を送ってきたというのです。

学年末テストの直前。それはいけないと思う奏なれど、迷いは拭えず、考えあぐねた末にまさかの美弦に連絡をしたというわけなのです。

でもさすがの美弦ですよ! 学年末テスト直前と聞いてもなんらひるむことがない。まあ、テストなんか余裕だもんな。奏にそこまでいわせるピアノなら自分も聞いてみたい。それでふたりでリサイタルにいくことになりました。

これね、このふたりの連弾に、ピアノ活動に、さらなる影響を与えたりするのかなあ。奏がなおも弾けなくなったりする? あるいは美弦がとなりにいてくれたら大丈夫? 美弦にとっても、なにをか思わせたりするのかもしれない。

少なくともなにもないってことはありえない。まさかこれで美弦のずんどこが治るとも思わんのだけど、ふたりのステップアップ、前へともに進む、そうしたきっかけ、転機になったりするのかもと、期待させられるのですね。

2025年2月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、昨日の続きです。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

今回は草刈りですか。そだちがいうには、開拓。雑草が伸びに伸びた原野じみた地平を拓くというのです。

と、そこへ現れたのが松本さんの畑で働くことになった技能実習生のミーラ。この人、アーシャには見覚えがある。誰かといえば、侍女のミーラだというんですね。このミーラ、アーシャにはそうとは決していえないけれど、アーシャを追ってこの世界にやってきた。処刑されるかもしれないという危機を掻い潜ってやってきた。ああ、アーシャは結構慕われていたんだなあ。そうと知ったら、アーシャは絶対調子にのりそうですけどね!

ミーラ、こっちの世界では同じ実習生の立場だからと、アーシャちゃん呼びするのがいいですね。きっとミーラ、アーシャのことこうして親しみを感じて近しくありたかったんだろう。そう思わせるところたくさんで、ああここ日本でふたりがより親密の度を高めていってくれたら嬉しいと思わせる出会いでした。

さて、今回の目的、開拓です。アーシャには秘策がある! って、刈払機なんですけど、これ、事故が多いやつだ! そだちの死人が出るかもしれないという予言に不安を感じつつ読み進めたのですが、ちゃんと保護メガネをつけるなど安全は意識している模様。と、安心した矢先に訪れる強烈な腰痛。

そうなんだ、刈払機って腰がやられるんだ。知りませんでした。

今回は新たにやってきたミーラの魅力がうかがえた回でした。あやうく、アーシャの刈払機にやられてしまうところでしたが、いや、ほんと危ないから、アーシャさま、気をおつけあそばして!?

今後もミーラの登場してくること、期待させてくれるラスト。ますます楽しくなっていきそうですね。

『魔法柴犬★はなまる』

まとも寄りな人、瑠夏がはなまる一行に合流しました! けど、はなまる大好きなあまり息も絶え絶えになっちゃうこの子がまとも寄りっていうんですから、この一行、個性が際立ちすぎです!

でもね、はなまるはしかたないと思うんです。なんせ中身が犬ですから。瑠夏がやってきたのに喜んで、人の姿で飛びついてペロペロやっちゃう! それで瑠夏の新しい扉が開かれちゃってるのが、いやもうすばらしかったですね!

さて、今彼女らの置かれている状況が整理されましたよ。ワンダー星の大賢者ラコリーがワンダー族とニャンダーズの対立の歴史を語る。これを聞かされて瑠夏が大変だとおののいているそのとき、愛莉はですよ、世界観バッチリだって大興奮! どんどんテンションのあがる愛莉を前にして、考えてることがわからないと不安を隠せない瑠夏がいい。さらに決めポーズと必殺技を求める愛莉に怒るポメルン。そうか、ポメルンもまとも側だったか!

しかし生真面目なポメルン、内気な瑠夏、まとも側が劣勢なこの状況。というか、愛莉の勢いがつきすぎるねん。と思ったら、今回ラストはラコリーの粗相大連発!? あかんのでは!? この人、あかんのでは!? とりあえず禁酒なさることおすすめしたい! ええ、ポメルン、瑠夏のふたりでまとも側を優勢に持っていかないといけませんね。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

バレンタインのエピソードですよ。カノコ先輩のためにチョコを作るイオリです。しかしそれがまあ重い。ロゼッタストーンよろしく、イオリの思いが刻み込まれたチョコレート。これ貰ったほうも引くのでは!?

この状況におもしろくないのはリリーリリね。イオリのチョコはルナにこそ渡されるべき! 解釈違いに駄々をこねるリリーですけど、これが結局ルナに渡るというのがね、ほんとどういう紆余曲折なんでしょう。

あまりに激しいカノコへのチョコ渡し闘争。ヘルメット必須!? フィジカル負けしないよう特訓必須!? いやいや、誰か列整理をしたまえよ! けれど恋は整理整頓されて落ち着くようなものではないのですね。

圧死者が出かねないほどの密集状況。いや、これ中心のカノコが危ないのでは!? でもルナが助けるのはイオリなんですよ。倒れそうになったイオリを受けとめて、そしてこれはもう渡せないというイオリのチョコレートを貰い受けたルナ。

ああ、ここにリリーの望んだ展開が出現するというリリよ!

でも今回、誰が勝者だったんでしょうね。イオリは望んだ人にチョコを渡せない。リリーは望んだ結末こそは迎えられたものの、やっかんだ自分のせいでルリと共倒れ。そしてカノコは、本命のイオリのチョコが本来なら手に入るはずだったのに、交通整理がいたらなかったそのために貰いそこねてしまってる!

本当、誰もが最高の結末に辿りつけなかった今回。残念! でも少なくともカノコ先輩は、チョコの受け入れ態勢さえ整えておけばいっときのハッピーを得られたはずなんですよ! この教訓を胸に、来年は列整理スタッフを導入するといいですね。

2025年2月18日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年4月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。ギターだけが友達だった。暗い押し入れのなかでギターを弾く後藤ひとりの姿。これはかつてのひとりなのでしょうか。目に光がない。覇気がない。けれどこれこそがひとりの原点であるわけですよね。ギターだけが友達だった。だったと書かれたことに、今はもうそうではないということが示唆されて、この子の歩みというものを感じさせる表紙になっています。

今月は新規ゲストが4本です。

『子供部屋ドラゴン』

ひきこもりドラゴン! けど、15歳なら子供部屋暮らしでも別に悪くないような気もする。

とはいうものの、10歳で成龍になるということは、人間換算するなら30前というところなのかもしれませんね。

さて、ある日帰宅したら家が半分お城になっていた。そんな予想外の状況に遭遇した葉山ひまり。ここからも、母の再婚相手がドラゴンとか想像を絶する事態に直面させられるのですが、わりと受け入れていますよね。

お父さん、ひきこもりの娘、ぎゃおが部屋から出ないからと、城ごと連れてきたといっている。見た目にちんまいかわいいドラゴンだけど、本気を出せばすごい系なのかもしれない。実際、父の弁によれば、成龍になれば世界のひとつやふたつくらい支配できてしまうらしい。ということは、この父ドラゴンもどこかしらの世界を支配しているのかもしれませんね。

そんな父に、娘ぎゃおのひとりだちに協力するといっちゃったひまり。一緒に世界攻略したいの? それはそうと、内気で怠惰な桃色ドラゴンぎゃおとの生活。甘やかして、身のまわりのこと手伝って、って、これ、介護だ!

突如はじまったひまりのドラゴン介助生活。はたしてその気のないぎゃおがひとりだちする日はくるのでしょうか。

『疫病天使』

無理矢理に人間界に放り込まれた天使ジェル。天使とバレずに人をしあわせにするのが目的というのですが、もしバレちゃったらどうなるの。なんと死刑! 命はないというんですね。

なのに、人間界に降り立って、速攻人に天使とバレてしまったジェル。なんとかごまかそうとするもかなわず、その人間、大山縁が黙っててくれるっていうから助かった。縁のアドバイスで人に扮してともに学校に向かいます。いろいろ便利道具があるんですね。好きな学校の生徒になれる学生証とか。これでとりあえずは協力者、縁の助けを借りられそうです。

でも、朝からバタバタしてしまったから遅刻してしまいそう。縁を遅刻させたらペナルティ食らっちゃう! で、学校に災害起こしてうやむやにしようとか、ジェルさん、考えが物騒すぎる!

結局は幸運付与でなんとか遅刻せずにすんだのですが、ローラースケート登校が教師に見咎められて、ジェルは無事ペナルティ。ええ、ジェルさん。いろいろ機転というかなんというかが致命的ですね。

『お嬢+ギャル!〜お嬢様、ギャル絵師と同人活動はじめます!〜』

不遇なる低レアキャラを推せしもの。好きなゲームの押しキャラが、びっくりするほど露出がない。当然ながら同人誌も出ておらず、そんな状況が耐えられないのが華屋敷蝶々。名家の子女。完璧を誇る彼女だけど、素はオタク。けれどそれは知られてはならない秘密なのです。

それがバレてしまったんですね。学校で、息を抜いていたときのこと、人気の同人作家が件のゲーム、ロイスタの同人誌を出すという。けれどメインは人気キャラ。蝶々の望みは叶わず。でもこの人はただ手をこまぬいて見ているだけではないのですね。自分でも同人誌を! と思い立ち、その情熱のまま描きはじめたネーム。そしてそれが運命の分かれ目となるのですね。

教室に戻ろうとした蝶々が、ばったりぶつかってしまったのが同じクラスの子。反りがあわぬと距離を置いていた相手なのだけれど、その彼女がロイスタを知っていた! かつ、絵を描いているという。その絵を見ればすぐわかる。マイナーキャラにも供給をほどこしてくれる神絵師、夢野るりり! そこからの思いもかけない展開が、まさしく供給不足に喘ぐ蝶々に希望を与えるのですね!

人気作家、夢乃るりりの手になるロイスタ、カナン本の夢! 春乃るりりいやさ春原琉莉愛と手を組む蝶々の同人活動、はじまります。

『残念王子もたまには攻めたい!』

王子様系美少女、御任透叶は生徒会長。けれどそんな彼女にも悩みがあって、それはパートナーとの関係において、常に受けであるということ。たまには自分も攻めに転じたい。そう願うも、パートナーにして生徒会副会長の笹木沙祈子が許さない。

それはなぜか。透叶が、見た目こそは王子様だけれども、中身が全然ともなっていない。勉強がダメ。運動もダメ。チャックすらうまく閉められないって、相当だな! ともあれ、見場だけいい実質赤ちゃんみたいな存在だから、攻めなんてとんでもない。私が全部してあげるから、黙っていうこときいていなさいと、沙祈子を前にするとやはり受けに甘んじてしまう透叶なんですね。

さて、これが単話ならこれでおしまい。透叶は生まれながらの受けでしたでめでたしめでたしでしょう。しかしフレッシュゲストの第1話ときたら、ちょっと話は違ってきます。

透叶はこの先、下剋上を成功させ、攻めに転じることができるのか。まさしくこうご期待でありますね。

2025年2月17日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年2月16日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年2月15日土曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第60話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

まさか、ふたりの関係がこんなに急に進展してしまうなんて!

バイト仲間のおすすめ映画を見に、映画館に繰り出した3人です。3人? ええ、かりんと秋山と後藤。かりんを狙う男がふたり。互いに火花を散らす展開か!? と見せかけて、かりんを挟んだふたりが、映画の上映中、手と手を絡めあう展開があるだなんて!!!!

感想戦では映画の見方、批評のスタイルの違いで後藤、かりん vs 秋山というまさかの対立が発生してしまいましたけど、そこで秋山がブラインド商品のシークレットを引くというミラクルを発生させる! レアなアイテムを欲しがるかりんに後藤でありますよ。最初はかりんが申し出た。そこに後藤が介入したのは、秋山の、秋山からのプレゼントを欲しいという気持ちの表れですよね、後藤氏! もう素直になったらよろしいのよ!

今回はさらに進展。3人でいったスケートリンク。まさかの全員初心者、からの秋山に抱きつくかりん! からの、負けじと秋山にすがる後藤。すごい! すごい三角関係だ! 秋山を奪いあう構図が出現だ!

からの秋山、後藤の火花を散らす低レベルスケート競争勃発。しかしこれがまさかふたりの関係を意味深に進展させることになるだなんて!

いや、ちょっと明確に描かれてないからなにが起こったのかわからないんですけど、後からでも描き下ろしてくださってもよろしいんですけど、ふたりともに言及しないそのできごと。ああ、そこからはじまる恋があってもいいじゃないか!

さて、似ているもの同士こそがカップルとしてマッチするのか。そうしたテーマも見られた今回。似ているからこそ話があう、共感しやすいということもあるけれど、似ているからこそ譲れないことだってある。互いに足りないところを補うあう、そんな関係もありますよね。

だから、ちょっと考え巡らせてしまった秋山も、そんなに気にせず、好きという気持ちを尊重したらよろしいのですよ。ええ、後藤が悲しむ顔は見たくない。ふたりがカップルになったら、両者ともハッピー! いや、ふたりともに同じ人を好きになってしまった。似ているからこそ譲れない。だからといって、秋山にとって、後藤は失いたくない友人。葛藤があるんですね。

ライバルでいて友達。そんなふたりの関係。将来、かりんと秋山がゴールインしたその先、この友人関係がどのようになっているのか、それもまた気になる。きっとより以上に仲よくしてるものだと、願うんですね。

2025年2月14日金曜日

ドカ食いダイスキ!もちづきさん

 バレンタインデーに『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』の第10話が公開されました。チョコレートに縁のない悲しい男たちのために、チョコレートを刻む聖女のように優しいもちづきさんから始まるエピソード。少々愛を注ぎすぎてしまったチョコレートだけど、きっとこの漫画の読者には味わいつくせぬ魅惑の甘味として受け取られることでしょう。なんならこの漫画を手本に自作して、もちづきさんの実在感を心の底から噛みしめようとする。そんな人も出てくるに違いありません。それくらい、もちづきさんは皆から愛されているのですから。

しかしびっくりしましたよ。この漫画、ヤバい人しか出てこないのか。ヤバいというのは、人格とか性格とかじゃなく、健康が。以前にも酒に溺れる人、エナジードリンクを常飲している人なんかが出てきましたが、今回は糖分とりすぎ桐本さん。もちづきから貰ったバレンタインチョコを、大切に大切に食べる人。でもその背後には、死神の姿がちらつく。

って、以前もちづきが見ていた死神よりも克明に、顔だけでなく全身で現れる死神。ってだけでも圧がすごいのに、肩に手をかける、語りかけてくる、実にヤバい。

桐本は医者から食生活に注意受けてるみたいですけど、糖分の過剰摂取とくれば、やっぱり糖尿病とかなのかなあ。あんまり太ってるみたいには見えないけど、腹が段になってるもんな。隠れ肥満からの糖尿病なんてのありそう。

ってなこと考えると、もちづきのチョコレートにトリガーを引かれ、さらにもちづきの食べっぷりに触発されての、スイーツメニュー乱れ打ち。ものすごくヤバいのでは? ラストにもちづき同様に至ってる姿が描かれていましたけど、この人、失明したり足を失ったりとか、そんなことになっちゃうのでは!?

みたいなこと考えたりして、というか、桐本はもちづきの何周か先を走っているのだと思う。と考えると、いつかもちづきも自分の身体を省みながらもドカ食いしてしまう時を迎えるのかも。その時には桐本さんはどうなっているのか。

本当、人生を流れ星のように駆け抜けるドカ食いストたち。自分は特に制限もなく食事できる。そのありがたみを噛みしめるばかりです。

2025年2月13日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年3月号

 『まんがタイムきらら』2025年3月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

ここの部員、本当にろくなことしない! 夜の学校に侵入してすごろくをやりましょう! 学校全体を使ったすごろくなんて、おもしろそう! とは思うものの、なんせ賭博部ですから脱衣がついてくる。しかも無許可だというんですから、なにかあったら事件になるやつだ!

今回の企画は、美天の歓迎が目的です。賭博部を体験してもらおうというんですけど、それがいきなりの脱法企画。 美天が、美天が悪い子になってしまう!

でも、美天がいてくれてよかったですよ。ミクルがまさかの全身タイツを着させられるという大ピンチに、体のラインを隠してくれる追加衣装を作ってくれた。もしこれがなかったら、顔は美少女、体は少年。危険な魅力が賭博部に降臨してしまうところでした!

いやでもこの魅力に触れたのが美天だけというの、もったいないなあ。というのは置いておいて頼りになる美天という味方を得られたミクルと幻。妹からも兄のことを頼まれて、美天、ミクルいやさ奇跡とのフラグ、立ちまくりなのではないでしょうか!

『Stage by stage!』

蒼空林が見初めた相手、白鶴一。ホイという名の作曲家志望の女の子は、香港からきた留学生。ギターを手に歌う、その演奏が林の心を打った。

それからの展開はとんとん拍子。一緒に住むことになって、そして林の目標、任された物件を収益化するため、ライブハウスを作ることを手伝うことになるのですが、そこでのホイの役割が面白い。

マルチプレイヤー!? 特定のバンドに所属するのではなく、メンバーの足りないバンドにヘルプとして参加する。ギター、ボーカル、キーボード、なんでもござれという芸達者な彼女が、その度ごとに違うメンバー、ステージで、その時々の輝きをまとうというのでしょうか。決まりごとに縛られたくない。そんなホイは、時に裏方、時にフロントで、ステージを彩っていくのでしょう。その活躍をや見てみたい! そう思わせるものがあったのですね。

しかしこの漫画、ちょっとした異文化交流。ホイが育った中国本土では、部活動や社団活動というものがなかった。そんな彼女が香港で出会ったバンドライブは鮮烈で、彼女の人生を変えてしまったというのですね。こうした日本に住む私たちとはちょっと違うバックグラウンドを持つホイの人となり。それはきっと魅力的に映るのではないかなあ。なんて思っています。

My Private D☆V

『へるしーへありーすけありー』のO仮名だモです。

D☆Vポイントは、「全然タイプが違う人たちが仲良くしているところ!」。ああ、これ、すごくいいですね。『へるしーへありーすけありー』がそうじゃないですか。美大という一種特殊な環境で、個性的な連中が、それぞれの性質を隠しもせず、渾沌に似た状況に学生生活を送っている。主人公の七草は生命を削るがごとし不健康で、そんな彼女の血をおいしくいただくべく、七草の健康を改善しようとつとめるヨモギ。

ほんと、癖のある人たちが、それを特にとがめられるでもなく、なんか、わーっとやってる様が楽しい!

というわけで、イラストにヨモギと七草が登場して、揃って立ってる、その時の表情、様子からがまあがらりと違って対照的なんですけど、さらに加わる多彩な表情がまたいいんです。笑って、怒って、魂抜けて、こうした気持ちの発露が読み手を引き込む。

ええ、ひとりの人間(妖怪もいるけど)が見せる多彩さがあって、そうした多彩さを持った異なる個性が集まってさらに広がる多彩さ。

その多彩を受け入れて、のびのびと手足広げさせてくれる。そうした場のなんと魅力的なことか。自分もまたそうした場にありたいと思わせてくれるんですよ。

2025年2月12日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年3月号

 『まんがタイムきらら』2025年3月号、昨日の続きです。

『ウチから何キロメートル?』

ゲスト掲載から連載になるにあたって、仕切り直してきたのですね。で、読んでてはじめて気がついた! これ、舞台は京都だったんか! 姉、暦を連れ出してポタリングに出かけた歩。向かった先は広々とした川縁で、しかしこの景色、なんかものすごく見覚えあるんだけど……、と思ったら、一級河川鴨川じゃないですか!

ぜんぜん気づいていませんでした。

ということでゲスト掲載回を読み返してみたところ、第1話は記憶のとおり街中を走って、だから京都とは気づかなかったんですが、第3話、真予のリカンベントを見せてもらうところ、これが鴨川べり。さらにいえばなんか見覚えのある市バスなんかも走ってて、あー、ほんとに気づかなった。

ゲスト掲載から連載になるにあたって、基本的なストーリーは継承しつつ、細かな設定が変更されていて、たとえば暦の自転車が折り畳みからしっかり走らせられそうなスポーツタイプになってるとこなんかが最大の変更点でしょうか。実際、車輪も大きくなって楽に走らせられそう。

こういう変更点、今後暦も遠出ができるようになったときとかに、不都合なく走らせられるようにという配慮だったのかもしれませんね。

そして、私が鴨川と気づいたシーン。大きく開けた空を大ゴマで描いたその場面。こうした誌面をひろびろと使った見せ方が、まさに自転車の楽しさ、気持ちよさを演出して、暦の感動も伝わるように思いました。

このブラッシュアップ、工夫が生きてると感じさせるところありました。ええ、大変よかったのではないかと思います。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

シエルに会いたい魔王乃々。しかし一人で向かうのはもう無理だろう。ならば手紙だと筆をとるも、なんと文章書くだけでも胸の痛み、呪いは発動してしまうの? かくして文章に仕込む無理矢理感のある縦読み。ああ、これはセーフなんだ。わりと緩めの呪いなのかもしれませんね。いや、真っ向から食らうと命を落としそうなヤバさではあるんですが。

アヴァとリュグの不在をいいことに、シエルのもとへ向かおうとする乃々。力を借りるはジェロっていうんですが、ああ、ジェロさん、弱味を握られてしまいましたね。異世界ではやるダンスというものをジェロもしてみんとてするなり。で、踊ってるところを乃々に見られてしまった。

いいじゃない。かわいいじゃない。そんなに必死に隠すことないじゃない。

とはいえ、知られたくないジェロ。口止めを頼むかわりに乃々のお願い聞くんです。そのお願いというのは、魔王に扮して乃々の身代わりになるというもの。シエルの側近の注意を引いて、その間に乃々がシエルに手紙を手渡しする。このくだり、魔王の姿のジェロやかわいく、アドリブ力はないもののノリノリな様子もまたよく、でもって乃々のがんばりがむくわれるところ、これがさらによかった。

震える手で渡される手紙。その手をとってもらって嬉しい乃々。これ、シエルは乃々と気づいているんですよね? そしてメッセージも無事伝わったようで、よかった。ああ、ほんとよかった。そして最後の乃々にいじわるするジェロもよかった。ええ、いいことづくしでしたよ。

『かみねぐしまい』

ツギノとまえなのもとに戻ってきた神様。するとそこは阿鼻叫喚の巷。なんと、黒い昆虫が出たという。望ましからぬ侵入者。それをどうにかしたいツギノとまえなの願いを聞いて、ふたりの敵に一致団結して立ち向かうのでありました。

いやね、これ、特に神様の力とかいらないやつじゃんね? ツギノとまえなが必要以上におどろおどろしく表現したせいで、神様、無用に怖がってるじゃん。実際、敵は不快害虫ですよって適切に伝えられていたら、こんなにもごたごたしなかったのでは?

ひととおり騒動がおさまって、冷静になったふたりの会話。虫とはいえ、神様に殺生させたのはよくなかったのではないか。神様が母からいわれた、命に干渉できない縛り。いや、お母さんがいったのは、魂のないものに干渉できないじゃなかった? ともあれ、虫の命に余裕で干渉できた神様。すっかり自信過剰になっちゃって、まえなに、ツギノにうながされるまま、この家から特定の不快害虫を根絶させようとする!

しかし、ここでまた神様のママの介入? テントウムシの姿で現れたっぽいお母さん。次なるメッセージはなんなのか。これがまた神様の成長をうながすことになるのでしょうか。

2025年2月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年3月号

 『まんがタイムきらら』2025年3月号、先日の続きです。

『スロウスタート』

カタログで見たクリスマスケーキが食べたいばかりに、冠の誘いにのる榎並です。うちに食べにくる? 食べたい、けれど教師としてそれはどうなのか。欲と自省の狭間で揺れる榎並です。そこに栄依子が家庭訪問なる大義名分を提示して、徐々に千石家訪問が現実味を帯びてくるんですね。

というか、完全にいく話になっとる! しかもここに栄依子も混ざることになって、どうするどうなる、この顛末。次回に続く! ええ、クリスマス会、そのメインは次号を待たねばなりません。

楽しみのクリスマス会。果実がですね、母ともども本当に楽しみにしていて、前日から、いやそのもっと前から、あれこれ調べて、準備して、その様子が実にほほえましい。

こうした、特別の日を楽しみにする人たちがあるからこそ、その日は特別になるんだなって思わされた回。最後の花名のメリークリスマス。これもまた素敵でありました。

『海のみちるごはん』

メニューを増やしたいこずえ。メインになるものをという要望に応えて、みちるが提案したのがご飯もの。コストも考え、アレンジもしやすい。そうしたポイントを考慮して、選ばれたのがしらす丼。

ということで、魚のメニューが増えました。と、ここに現れたのが魚大好きマルセラさん。魚が好きで日本まできた人らしい。でもこずえの料理には期待できない? ええ、みちるシェフを紹介されたときの反応が想像以上に熱烈で、ああ、魚をおいしく調理できる人。それをずっと待っていたようなのですね。

そんなマルセラも納得させるしらす丼。生シラスもいいけど、日持ちを考え釜揚げしらすにしました。ざっとご飯にのっけて、醤油をたらす。もうそれだけで絶対おいしい! からの、マヨネーズをかけてみる。大葉とゴマを加えてみる。味変の可能性、そのアレンジの幅広さがここにこうして提示されるのです。

ここでこずえのアレンジです。いつでも食べたい、そういうマルセラのために、しらすのおにぎりを作ってわたす。この相手のためを考える、そうした気持ちにみちるも感じるところがあって、この互いに相手から得るものがあるという関係。ふたりのともに支えあい与えあうという姿勢に、ああいい友人だと思わされたのでした。

『ほうかごバスケット』

ああ、確かに写真の人、先生はギャルじゃないほうだ!

写真に写るふたりのうちのどちらが先生か、それを確かめにいく同好会の面々。その途中、けいが生徒会長にいうんですよ。これは会長の仕込みかと。それは一面では正解。会長も人に頼まれてやったことだというのです。

その頼んだ人というのは、榛原先生、会長のおばあさん。若草先生にバスケ同好会の顧問をやらせたいと考えているんですね。

つばさを見て逃げにはいった若草に榛原先生がバスケットボールをパス。それ以上歩いたらトラベリング。ドリブルをしようにも、体育館でなければボールが痛む! こんな足止めの方法、はじめて見た! かくして身動きできなくなった先生をるりが確保。きまし! いい匂い!

生徒たちの説得を受け、そしてかつて自分をバスケ同好会に誘った先輩の言葉に背を押され、顧問を引き受けることに決めた若草先生。ああ、これで同好会も安泰だ。と思ったら、なんと先生も頭数なの!? 続いて同好会への参加を表明した生徒会長。ええ、こうして仲間が6人になりました! 控え選手ひとり。余裕ができますね!

2025年2月10日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年2月9日日曜日

『まんがタイム』2025年3月号

 『まんがタイム』2025年3月号、一昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

工業高校に入学した素直。高身長ながら、運動が得意なわけでもましてや興味があるわけでもない。そんな彼が、部活必須のこの高校で、なんらかの部活動をしなければならないとなったら、選ぶのは趣味の模型作りを生かした模型部! といいたいけれど、そんな都合のいい部活はありません。

今ある選択肢のなかから、あれがいいかこれがいいか、考えはじめる素直だけれど、まったく決まらぬまま、運動部に引き込まれそうになったところを逃亡。その果てに、多少は知らないわけでもない天文部ならどうだろう。見学にいくことにしたのですね。

しかしここで問題が。天文部、廃部してた! 素直にとっては選択の可能性がひとつ減っただけだけれど、星守ひかりには大問題。なんせこの学校を選んだ理由に、天文部があったというのですから。落胆するひかりに、部の復活をはかってみればと進言した素直。乗り気になったひかりにそのまま引き込まれて、一緒にはじめる部員集め。

かくしてひとりひかりが見つけてきた入部希望者。しかし彼女は素直を見て、入部をとりやめようとする。なぜ!? その理由やいかに。それが素直が理由なら、なんとかして彼の無害さを伝えなければなりませんね。

『跳べないウサギと神の島』

幼いリンコに理沙子が話した秘密。島から出たら死んでしまう天啓の巫女が、その決まりを越えて生きて島の外に出る方法があるっていうんですよ。

はたしてそれはなんなのか。一度は命を落としながらも、ウサギ土偶を形代によみがえってきた理沙子。彼女がなそうとしているのは、まさにその島からの脱出。でも動くウサギ土偶のまま島の外に出て大丈夫なの? ちょっとした怪奇現象だよ? まあ、最初のとっかかりは手間でもかかるのか、雨のなか帰ってきた理沙子です。そのままレオの部屋に居着くことになって、さあ、どうなる、少年のプライバシー!

それよりも、リンコには知られてはいけない。理沙子がリンコに会うことはできないといっている。その曰く因縁は別として、島外に出る方法、それを知らせるわけにもいかないのかもしれない。

わからないことが多すぎる。謎が謎呼ぶ展開に、レオ、翻弄されっぱなしです。

それはそうとして、レオ君、年上のお姉さんに翻弄されてほしい。見た目はウサギ土偶だけど。

『良倉先生の承認欲求』

良倉のSNSアカウント、ぶんちょー紳士がバズっています。それ聞いて、なぜ最初に炎上を思い浮かべるかな、先生。なんでもいいからバズりたい。それが先生の心情でしょう? と思ったら、ちゃんと狙ったネタでバズらせるのが良倉の本来。予想外のバズりは、まさしく想定外。ゆえに炎上と思っちゃうのですね。

でも安心してください、炎上じゃありませんよ。写真に写った木漏れ日が、たまたま人の顔に見えてしまっただけ。心霊写真と話題になって、でもこういうの、良倉的には好ましくない。狙ったバズりじゃないから? いや違うっぽい。良倉、心霊なんて信じない、これもシミュラクラ現象だろうと冷静に判断しながら、それでも怖いものは怖い。そう、おばけが怖いっていうんですね。

ああ、良倉、なんてかわいいのだろう。星畑にもおもしろがられちゃって、良倉なんとか強がるも言葉のはしばしに怖がってることがちらほら出てくる。気にしすぎたからか、夢にも写真の顔が出てきてしまって、すっかり弱ってる! ほんと、どんだけ怖がりなのか。星畑にオススメの神社なんて聞いちゃって、今回、すっかり星畑に頼りっきりじゃありませんか。

そしてなにがおもしろいってこれから。落安が、クソデカ感情をOLさんに向けてくる! さらには氷高がお守りを特定してきて、ああ、ベクトルの違う2大ストーカーが良倉を狙っているんですよ!

身バレの危機を身近に覚え、さらに怯える良倉です。ああ、またも星畑にすがる良倉であります。

2025年2月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年3月号

 『まんがタイムきらら』2025年3月号、発売されました。表紙は『星屑テレパス』。バレンタインデー表紙ですよ! かわいい格好をしたユウと遥乃。遥乃はビターなチョコレート? ユウは甘いイチゴがあしらわれていて、このそれぞれの魅力押し出すコーディネート。もうすごい威力です。そしてふたりの手にするクッキーには、それぞれmatataki、うみかの名前が記されて、ああ、星の一角をそれぞれひとくち食べているのですね。この意味深な描写がまた素敵。ええ、恋するふたり? すさまじいまでの美少女感にやられっぱなしです。

今月は新規ゲストが1本です。

『はかない女神は働かない』

なぜか道路にたたずむハシビロコウを救い命を落とした御手洗あきら。トラックは避けえたものの、バナナの皮ですべって転び死ぬという、大変レアな死にかたをしてしまったのだけど、これが転生条件だったというのですから人生はわからない。あ、いや、あきらの人生は終わってるのだけど。ともあれ、激レア条件をクリアしたおかげで、相当なチート能力を付与されての転生。あっという間に魔王を降し、あとはのんびり悠々自適な引退勇者生活か? と思ったら、女神のもとに再召喚。

なんと、女神の伝達ミス。転生者あきらは、世界を救うたびに次の世界に転送され、100近くある異世界を救ってまわらなければならない定めにあるというのです。

あきらの対応もろもろ面倒くさがった女神に次の世界に転送されるも、RTA? わずか一時間で魔王をぶっとばして戻ってきたあきら。もう腹をくくって、すべての世界を救いまくって、しからばその後にぐーたら女神を更生させる。

ああ、なんだろうこの謎の目標! そしてこの目標の果たされるそのとき、あきらはいかなる成果を得ようというのでしょうか。クリア報酬とかあるのかな。

『星屑テレパス』

予備機にて撮影した打ち上げ空撮動画。見事成功していたのですね。何度も何度も見返して、そのときの感動を反芻しているロケット研究同好会。ああ、ついにここまできたのだと、和気あいあいと同好会の皆で喜びわかちあう様子もすばらしい。そして、これまでの経験が彼女たちを成長させて、その変化を、そしてこれからの未来をしみじみと思う姿もまた美しい。

そんな彼女たちの内面の変化に加え、大きな変化がまた描かれた今回でした。笑原先生が持ってきてくれた大きなお知らせ。ひとつめは、文化祭で展示を見てくれた中学生、空束愛からの小包。海果たちの打ち上げ映像をたよりに、ロケット打ち上げ現場を訪れた愛が、あの時の打ち上げでなくしてしまったカメラを見つけて送ってくれた。

ああ、このカメラが捕えた景色とはいかなるものだろう。そして愛からのメッセージ。受験に合格したら、ロケット研究同好会に入るといってくれたのですね。

そして変化はもうひとつ。ロケット研究同好会は春から生まれ変わります!

その名もロケット研究部。部に昇格した彼女らが迎えるは、新入生の空束愛。ああ、新しい一年がはじまります。またいろいろな出会いや経験することごとが彼女たちを待っているのでしょうね。

『しあわせ鳥見んぐ』

そうか。芋煮会。山形でも大切なイベントで、スーパーでは薪が売られ、鍋の無料貸し出しサービスなんてのも。大きなイベント、重大なイベント、譲れないイベント。その譲れないというポイントに、これでもかと着目した、そんなエピソード。ええ、翼が反乱を企てます!

芋煮って、河川敷でやるのが絶対なんですか? たとえば屋内で作って食べるとかは許されないのですか? 河川敷に繰り出して、場所取りしてくれていた岬と合流。その場所は高架下。って、そこ一等地なの! なるほどなあ。雨風もそうだけど、日差しを避けるのも重要なのですね。秋にやるものだから、日差しはあったほうがいいものだと思い込んでいました。

野菜を刻み、鍋に入れ、着火そして水も投入。煮えたら肉と味つけをというのですが、ここで論争なのですよ。すずにひなは牛肉に醤油。山形内陸のスタンダードでいくと決めているのですが、そこに翼が一石を投じる。海側庄内地方は豚肉に味噌。これ以外は認めない。

どちらも一歩も譲らず、すずひなは翼の芋煮を豚汁じゃんと挑発! いつにない緊張感が漲って、一触即発。モズの習性、高鳴きにたとえられる三人のぶつかり。はたしてこの決着やいかに!? 決めるのは岬!? というところで、岬、もうひとつ鍋を取り出してくるのですね。

かくして両方作ることになりました! はたして認めぬはずの芋煮を食べて三人はなにを思うのか。その様子は次回! ああ、諍いは続くのか、あるいは違いを受け入れ認めあうことになるのでしょうか。こうご期待でありますね!

2025年2月7日金曜日

『まんがタイム』2025年3月号

 『まんがタイム』2025年3月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。立ちのぼる湯気のなか、立ち食いそばをたぐる部長代理の姿。寒い日に温かい食べ物で暖をとる様子。ほっとさせられる、そんな情景でありますね。今回のお題は温かいもの、あるいは買い食い? 『跳べないウサギと神の島』リンコは、ええと、これはタコのアヒージョなのかい? 食べ歩いてまして、ええと、こういうのスタンダードな地域もあるの? 『ラディカル・ホスピタル』山下さんは、榊先生の顔した回転焼? を食べようとしているところです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

鍛えた腹筋がみごとに割れている南見おと。ひた隠しにしてきた腹の秘密を、同じクラスの西山ヒメコに知られてしまったというのです。さあ大変! というのも、おとは腹筋に嫌な思い出がある。割れた腹筋を見られて、変だといわれた。それがために誰にも知られたくなかったというのに、ヒメコは素直にすごいといってくれて、さらにはかっこいいとまでいってくれて、そうした言葉を受けるたびごとにヒメコへの気持ちがふくらんでいくおとなのです。

さて、今度はヒメコがディフェンスですよ。おとが聞くんです。なんでジムにきたのか? やっぱりヒメコも腹筋が割れているのか? そうした問に曖昧な答を返すヒメコですが、この子の秘密はおととはまったく逆! むっちりお腹、腹デブという闇を抱えているというのです。

ジムにきたのはダイエット目的。でもおとに知られてパフェをやけ食い、しかもふたつ! って、それがあかんのよ! って本人も自覚しとんのか! それができないから困るんだ、と正論なのかなんなのかわからんヒメコなのですが、そんなヒメコにおとからオファーが。

私の家で一緒にトレーニングしませんか? きましたか!? きましたよ!? おとがいうんです。腹筋を割ってマイクロビキニを着る西山が見たい! 応じてヒメコ、おとよりも腹筋を割って、同じくマイクロビキニ着たおとと並んで勝ってやる!

この申し出を受けて鼻血を出すおとです。おっと、思ったよりもガチですか? いいですね。いいのではないでしょうか。ええ、ふたりの関係、ぐっと進みそうです。

『まほろば小町ハルヒノさん』

サラからつきあってほしいといわれたちあき。これは交際を申し込まれたわけではないのでは? そう思った前回でしたが、これ、半分当たり、半分外れだったようですよ!?

京都との境のショッピングモールに繰り出したふたり、とサラの弟妹たち。下の子たちはモールで自由に遊ばせて、サラとちあきはふたり連れだって店をまわることになるのですが、意識しているのはサラだけ。ちあきはあくまでも買い物のつきそい気分であるのですね。

というのも、今回の買い物、サラが父への誕生日プレゼントを選ぶためのもの。男性すなわちちあきの意見を聞こうと思って誘った。とかいうから、なおさらちあきはつきそい気分であるわけですよ。

てなわけで、これが半分外れといったわけ。対しサラはちあきのこと、しっかりばっちり意識していて、だから半分当たりといったわけ。

気になるふたりの関係を、焦る気持ちで追跡したハルヒノと、よこしまな気持ちで追跡するイスズ。サラとちあきの様子見て、自分もちあきに思いを寄せていること自覚しつつ、それでもサラとちあきを応援しようというハルヒノ。

ああ、これは人と神使である自分は結ばれるべきではない。そうした気持ちが自分の恋心にストップをかけているんですね。

ここでイスズからの情報。サラとちあき、ふたりの縁はつながっていない。というか、ちあきの縁は人の世につながっていない。はたしてこれが示す意味は!?

意味深な終わりを見せた今回。これまでもどかしくも少しずつ進展してきたちあきとハルヒノの関係。そこになにかしらの動きがあるのかもしれませんね。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

リナとの同棲を週刊誌に嗅ぎつけられてしまったアツシです。アツシの前に記者とカメラマンが現れただけでなく、リナの事務所にも連絡があった。明日にはWeb媒体に記事が出てしまう。

この状況で、大丈夫、覚悟の上とすべて受け止めてくれた関プロデューサーの頼もしさ。でもまずは共演する皆に話しておいたほうがいいと、リナ、アツシのふたり、皆の前で秘密にしてきたことを詫びるのですが、これ、なにかしらの影響を与えてしまうのではないか。

まずはまりん、といいたいが、あの子はふたりの関係お見通し、わかったうえで分断工作とかしてましたよね。ということは、アツシに思いを寄せるマナ。リナも気にしているようですね。なにごともないかのように振る舞うマナ。その明るさが余計に心配にさせるのですね。

さて、リナとアツシのスクープに対策するプロデューサーです。この話題に、後継番組『英雄ダイギンガー』の情報解禁をぶつけてきた! 

ホットな話題に上書きされるふたりのスキャンダル。もともとが法的にも倫理面でも問題のない関係だったこともあって、無事終息。これでめでたしめでたしかと思いきや、マナにやはり影響が!? 演技では失敗が続き、さらに心労か倒れてしまって、さあ大変。

ああここにきて問題発生! 撮影も大詰め。このピンチをいかに乗り切るか。どう大団円を迎えるか。まさに正念場。バクアゲのクライマックス目前です。

2025年2月6日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年2月5日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年2月4日火曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第59話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

おお、頼りになる中村さんだ。

秋山に頼まれて、セリナと街に繰り出すカリンです。東京に出てきたことをきっかけに、念願のギャルデビューをはたしたセリナ。まずは教科書どおり、というので雑誌を頼りにブランド調べてアイテム揃えていこうとするのですが、まあ簡単に手が出せるような価格じゃない。そこでカリンの出番。古着から輸入雑貨、手作りアクセ、いろいろ売ってるお店を紹介するんですね。

お店で楽しい時間を過ごし、すっかり意気投合したふたりですよ。そしてここからカリンの見せどころ。自分のことを偽物のギャルだって卑下するセリナにいうのです。本物も偽物もない、ギャルのキラキラは根底にある根拠のない自信に発するのだ!

いやもう、カリンさん、かっこいい。セリナ、見事に引き込まれちゃって、ああ、まさしく憧れの人を見る目ですよ。となればもう思っちゃいますよね。セリナのカリンお姉さまに向ける思慕の情。ふたりの新しい世界は、まさにここから始まるのだ!

なのに、次のページに進んだら、バレンタインのチョコをてっちゃん、秋山にあげようかなですって、セリナさん!? なぜなの!? こっちはカリンにあげるんだという心づもりで読んでいたんだよ!?

ともあれ、これで窮地に追い込まれるのが中村さん。秋山に感じるほのかな恋心を自覚しつつあるセリナを前に動揺を隠せない! どうした、カリン! 根拠のない自信はどうした!

いやもうほんと、急に華やかさを増す秋山の周辺に、やきもち焼きつつなかなか素直になれない中村は、今後いかにアドバンテージをとっていくのだろう。いや、これ、両片思いなんですがね。どちらかが最初の一歩を踏み出せば、それですべてがかたづきますのにね! なのに相手の心やわからない。ゆえにおずおずとしか踏み込めない。そんな不器用さん。お似合いですのになあ! むずかしいもんですよ。

2025年2月3日月曜日

『まんがホーム』2025年3月号

 『まんがホーム』2025年3月号、昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

節分に幸太が助けた相手は、なんと本物の鬼。子供達に豆ぶつけられて泣いてたところを庇ったというのですが、この鬼が恩返しにやってきたものだからややこしい。

見た目はガチの鬼でも東京観光をたしなむ気さくなやつ。とか思ってたら、趣味は人間を釜茹でにすること。そうか、地獄の獄吏であるんだな。そんな鬼でも音をあげるのが、幸太の母のアシスタント。はたしてどんだけつらいのか? 描いても描いても終わりが見えない。そんな苦行を続けている幸太の母。目がいっちゃってる! ほんと、この漫画、幸太の周辺にはいっちゃった人ばかりですよ。

この鬼の不幸、鬼のパンツを幸太の父の拾われてしまっていたことですよ。そのおかげで地獄に帰れない。ゆえにノーパンだっていうんですが、その鬼に返却される鬼のパンツ。まさか最後に鬼のパンツはいいパンツが出てくるだなんて! いやもう、予想外の発言に、すっかり持っていかれてしまいました。

『歌詠みもみじ』

もみじに千恵、まりなの三人が向かうのは、もみじの祖父の家。おじいさんの見た目、もみじの父にそっくり! さすが親子! と思いきや、着ている服はアロハシャツ。その性格嗜好はずいぶん違うようなのですね。

もみじの祖父、アロハシャツを着るハイカラじいさん。と思わせて、家のなかは純和風であるのがまた意外。囲炉裏がある。風呂は薪。古き日本を知るにはよい機会ですね! といいたいけれど、トイレだけは別! 汲み取り式のトイレを知らなかったまりながパニックに! ほんと、あれ、今の子には無理ですよね。といいたいけど、自分ももう無理だと思う。ほんと、あれ、キビしいですよ。

それで原付で20分かけてスーパーに向かうまりなですよ。もっと近くにウチの系列店を出すと捨て台詞残して旅立つのですが、まさかの有言実行? 突如できたコンビニの謎が残されるというのがほんとおもしろかったです。

マイペースなおじいさん。そして優しそうでおだやかなおばあさん。もみじの祖母なの!? 似てないね!? といったらいけないのかな。でもこの祖父母にかわいがられているだろうもみじ。なんか、そうした雰囲気感じられるのがよかった。今度はこのおばあさんメインのエピソードも見てみたいです。

2025年2月2日日曜日

『まんがホーム』2025年3月号

 『まんがホーム』2025年3月号、昨日の続きです。

『はなまるゲーセン飯』

お正月には繁盛していたあがいん。しかし正月が過ぎてしまうと閑散としてしまって、それが園香の悩みの種になっているというんですね。店長がいうには、個人ゲーセンは経営が厳しい。人件費、物価上昇、電気代高騰。様々な要因が経営の足枷になる。

そんななか、あがいんはいかにして生き残っていけばよいのか。

それを若手たちで考えました。きっかけは紗季子でしたね。モデルにスカウトされた彼女。今後どうなるかはまだ決まってないものの、もしモデルとしてデビューすればあがいんの名もあがるかも知れない!

からのあがいんの魅力発信案が浮上。SNSでの情報発信。さらには動画配信なども提案されて、さっそく試してみるというのですね。

撮影するのは樺恋、編集するのはたぬき。出演はお店の看板娘、園香でありますが、いつにない緊張ぶりではありませんか! カチコチになってしまっているのをなんとかほぐす。そしてあっちをこっちを撮影してまわって、動画サイトに投稿したら、なんと1日で1万再生超え!

その人気、まさに看板娘の威力でした。ああ、これはあがいん人気になるかもしれませんね! しかしゲームより園香目当てのお客が増えたら、こいつはちょっと心配でありますね。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

バレンタインといえばチョコレート。ということで今回はチョコの話題、なのですが、あげて、もらって嬉しい、みたいな話にならない。だって、ここは動物病院。そう、動物にとってチョコレートは毒なのです!

犬のチョコがチョコを食べてチョコ中毒! なんともよくわからない響きになってますが、言葉のおもしろさとは正反対、最悪命を落とすこともある緊迫の状況です。

来院したチョコはやたら元気で、キョウスケのズボンの裾を引っぱったりしてるんですが、これってチョコの成分による興奮!? と思ったら、どうもそうではないっぽいですね。チョコレートはまだ胃のなかにある。吸収される前に吐き出させれば助かる。というので催吐剤を使って吐き出させ、ああとりあえずは大丈夫そうですよ。

念の為入院となりましたが、チョコちゃん、元気を取り戻して、ああ大事にいたらなくてよかった!

この動物に危険な身近なもの。チョコレートだけでなく、ねぎやぶどう、キシリトール、アボカド。って、ぶどうも駄目なの!? 植物には匂いだけでも駄目なのがあるというの、確かユリがそうですよね。

ほんと、怖い。知らないとペットを危険にさらしてしまう。こうしたこと、なるたけ知ってるにこしたことないですね。学びの多い回でした。

2025年2月1日土曜日

『まんがホーム』2025年3月号

 『まんがホーム』2025年3月号、昨日の続きです。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

子供のころに満たされなかった思いを、大人になって仇を討つ。そうしたことはよく聞く話。そしてそれは、あの穏やかそうに見えるスミレにとっても同じなのですね。

夢のおうち。かわいい家具が入ってる食玩シリーズ。それが欲しくてたまらない。子供の時分は、かわいいものを欲しいといっても親に本気と思ってもらえず、手に入れることはかなわなかった。禁止や否定されていたわけではないけれど、本気にしてもらえなかったのならあんまりかわらない。

かくしてスミレは今、子供たちを差し置いて目当てのおもちゃを大人買い。抱き締めてレジへと向かうのですが、さすがに恥ずかしい? いや、今や大人が食玩買うのも普通普通。気にせず普通に買ったらよろしかったのよ。

さて、そんなスミレにうずちゃんからのお礼が届きました。いつぞやのご飯、返してくれたタッパーに折り紙で作った大量の素敵なおじさま人形が! おどろきのプレゼントに戸惑いながらも、さっそく夢のおうちにおじさんたちを住まわせて、この不思議なめぐりあわせ。ええ、おじさんたちも思いがけない素敵な新居に、喜んでいるに違いありませんね。

『彼女たちのツモる話』

給料日前で金欠。食費を削っている紅愛。パパ活だとかいいはじめてるんですが、卓を囲む皆から当たり前にとめられて、いやそうですよね。無茶な発想は紅愛らしいけど、短絡的な考え方はやめよう! けれど、そんな紅愛なれど、麻雀を通していろんな生き方、身の振り方考える今回。なかなかに含蓄もあってよかったなって思ったんですね。

なにがいいってね、25歳の時はいろいろ考えてしまう時期。このままの自分でいていいのだろうか。それから先の未来がどうなるかも、自分がどう変わっていくかもまだまだ全然わからない。そんな時に迷ってしまうのはしかたがない。未来の不安にくよくよ思ってしまうのもしかたがない。

でもそれを麻雀に例えて、紗希がいう。配牌やツモを選べないように人生も選べないことは多いけれど、打ち手次第で状況をよくできる。そうした視点が紅愛に与えた影響。オーラスで最下位。配牌も酷いという逆境で、けれど諦めず果敢に打って掴んだ勝利。

自分次第でこれからを変えていけるという実感を得た紅愛。この前向きさ。紅愛ならずとも、皆に響く。そんなよさがあるエピソードでした。

『うちの秘書さま』

ゲームをしながらもうつらうつらしてしまうはじめ。もうお休みになられては? そういわれて寝る気になったはじめに、七瀬がいうんです。明日提出の宿題終わってますか?

夜遅くになるまで気づかなかったはじめもはじめだよ! 七瀬のせいにするはじめだけど、駄目駄目、秘書に甘えちゃあいけません。眠いのにといいながら、がんばるはじめ。いや、まずは居眠りからついには仮眠になっちゃうのか。しかも仮眠から本格的に寝ることになりそうで、このままじゃ宿題ができない!

風呂に入って目覚まし。でもそこでまた気が散って、さらに謎の物音に怖がって山田に電話。ほんと、さすがの山田もお怒りだ。夜中の2時過ぎだもんな。こういうところ、はじめの甘えん坊なたちがよく出ていると感じました。

七瀬の夜食イベントなどもあり、まあやっぱり酷い目にあうわけですけど、それが目覚ましになった? 見事宿題をやりきって、やりましたはじめ様! といいたいけれど、湯冷めのせいかね!? 風邪ひいちゃって、結局お休み。ああ、せっかく宿題やったのに!

これを教訓に、はじめ、次からははやいうちに宿題するようにしないとですね。