2022年5月2日月曜日

『まんがタウン』2022年6月号

 『まんがタウン』2022年6月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』。はじめといろは、ふたりで映画館にきてるんですね。『映画クレヨンしんちゃん』からの繋がりでしょうか。けれど、ふたりの見ようとしているのは『ウォーキングサッメ』という、とんちき度高そうなサメ映画みたいですよ。いや、これ最後のバッテン、メじゃなくてXなのかい? そして新連載『もくもくもくのキャン』の告知カットもございます。

今月は新連載が1本です。

『もくもくもくのキャン』

スーパーでレジ打ちをしている原田さんは、なんだかいろいろ失敗しがちなお嬢さん。3点の買い物で1万円超えるというの、これ原田が悪いというよりレジがおかしいのでは!? というレベルですが、1万円超えてるのをおかしいと感じず笑顔でそのままお客さんに伝えちゃう、そのチェックが機能しないところもなかなかに危うい感じがします。

そして原田とは対照的に、もくもくと仕事を完璧にこなしているのが木野さん。こう書いて、もくのさんと読む。仕事ももくもく、お弁当もひとりもくもくと食べている木野。ただ無口というのではなく、効率よくテキパキと、なんでもそつなく完璧に。そんな印象を感じさせる人なんですね。

その木野さん、原田に声をかけられて、とりあえずは苦しまぎれに聞かれた休日の過ごしかたに答えて曰く、ゲームしたりしてます。ということは、なるほどインドア派なんだね木野さんは。

と思ったら全然違う! 休みの日には車を出して、景色のいいキャンプサイトにてもくもくとテント設営、ひとり焚き火などしながらゆったりとした時間を楽しんでいるのですね。その時にゲームをしている、というので休日はゲームとかしていますという答になったわけですが、いやいや、これキャンプはもう当然の前提だからあえて答えるまでもなかったってことなのかい!?

なかなかに謎の人物。木野のキャンプ趣味に原田が気づく日、くるんでしょうか。

『兎なりのウサギさん』

ウサギのみたらしを病院に連れていきます。ええと、こないだいったのはペットショップだったか。病院ということは、どこか悪いところが!? 青枝が心配するんですが、健康診断なのですか。見た目には元気そのものだけど、見えないどこかが悪いかもしれない。あるいは、病気を隠しているかも。

小動物は弱ってることがバレると命の危機に直結するので、なるたけ平気を装うというんですね。そうかあ、ウサギも大変だ。

今回の面白ポイントは、紅詩の運転でした。ハンドルを握ると豹変するタイプ、というんですが、予想していたのとはなんか違うぞ!? 性格が荒くなるとかじゃなく、その逆。くるまのうんてんこわいよう、なんと幼児退行しちゃってますよ!?

ただ怖くて涙目になるだけじゃなくて、赤信号の判断もあやしくなってる! 紅詩さん、あなたいろんな意味で運転しちゃいけない人では!? 今回は青枝がついてアドバイスしてたからいいけど、ひとりの時だとどうなるんだろう……。

病院でのみたらしも面白かったです。そうか、ウサギの健康診断ってひっくりかえして足裏チェックとかするんだ。飼い主から状況聞きながら、診断進めていくの面白いな。門歯の確認、足の脱臼チェックとか、いろんなところチェックするんですね。

しかしみたらし、今回の診断はかなりショックだったみたいで、そうか3時間ほどすねちゃいましたか。こういう繊細なところも、ウサギの小動物、狩られる側ゆえだったりするのでしょうか。いや、みたらしの個性かも……。そんな気がします。

『押しかけギャルの中村さん』

ああー、さすがの中村さんもさすがにそれは気にするんだ。

玄関に落としてしまっていた下着。秋山が唐突に二者択一の状況に追い込まれてしまい、悩んだ末に、秋山をからかうべくわざと放置してあると判断、堂々と中村に申告しちゃってさあ大変。

いや、これは双方よろしくなかったよね……。秋山は最大限の安全マージンを考慮すべきだったし、中村はこうしたトラブルの起こりうること考えて、無闇に面白がって水着見せつけたりしちゃあいかんかったんだ。

ということで両成敗? と思いきや、ああ、秋山氏土下座。いやまあ、中村のこんな顔見せられちゃあ謝りたおすしかないですよね。ほんと、中村さん、こういうの気になさるのね。意外といったら申し訳ないけど、いやほんと、思いもしない展開、想像もしなかった表情にちょっと驚きでした。

で、ここから中村のリベンジなんですが、この展開も予想しえないわあ。被害のバランスとるために、秋山のパンツを見る。いや、それ、楽しくはないよね? でもちゃんと辱めになっているのか? ほんと、あまりのことに平常心失っておられますな。で、悪いことにこの異常な状況を榎本に見られてしまう。

今回の騒動というかなんというかは、共同生活送るにあたっての役割分担であるとか、互いに気を使うべきところの確認とか、そういうルールづくり、ふたり円満に暮らしていくための下地づくりといった感じがしていい雰囲気ありました。なんというか、このふたり、親密まっしぐらなのでは? 今回のトラブルも、いずれ懐かしく思い出せる、そんなエピソードになりそうです。

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