『まんがホーム』2022年5月号、昨日の続きです。
『座敷童子あんこ』
ASMRってそんなにも堂々と口にしてもいいものだったんですかい!? いや、なんか間違った認識でいるっぽいこといっちゃってますけど、そうか、これ、いかがわしいものではなかったのか。日本語にすると自律感覚絶頂反応。マジか、知らんかった。ともあれ、こんなにもさわやかな表情で「ASMR聴いてるよ」みたいなこといっちゃっても問題ないことがわかったのは収穫でした。
しかし当たり前のように知ってるあんこ、さすがです。でもこれだけ知っていながら幸太に聴かせるの、黒板をひっかく音なんだ。この凶悪さ! というか、そんな黒板、なんで持っとるの!? ともあれ、今回のあんこの聴かせる特集。3rdシングルの破壊力もそうならあんこASMRも相当で、本当に座敷童子だいいながら、繁栄と幸運とか癒やしとかに無縁なところ、これもまたさすがでした。
『歌詠みもみじ』
理央先生の引っ越しに駆り出されたもみじとまりな。テストで赤点とった補習の代わりにというんですが、正直補習を受けていた方がずっと楽だった案件。理央先生宅にいってみるも、荷造りどころか片付けさえもできていない始末。家中に通販ダンボールとかいってますけど、それ以前の問題では? 捨てられるべきゴミが床に散乱しとるよ? これ、引っ越し前の一時的な状況とかじゃあないですよね。ほんと、一筋縄ではいかないシチュエーションです。
まりながね、結構憧れていた先生みたいなんです。かっこいいといって。でも実態を知れば夢も憧れも醒めてしまう。そのギャップというべきか、ほんと先生はちょっといろいろ隠す努力をした方がいいのではないか。家が散らかるたびに引っ越し、その都度生徒を動員しとるらしいからバレバレですよね。こうした隠さないところ、フランクさがかっこよさの一因のようでもあるから、まりなの憧れはいずれ醒める運命にあったんでしょうなあ。
理央先生の引越し先がまた奮っています。同じマンションの上階。いや、それなら全部梱包せず、ちまちま運んでいけばよかったのでは? と思ったけど、それは無理か。二室借りると家賃が二倍だもんなあ。ちょっと無理よね。
でも、業者を使わず生徒に手伝わせるというの、家具はどうするの!? と思って読み返してみれば、もともとあんまり家具がない家だったんかな? いや、ベッドがあるじゃん! ほんと、まりなともみじ、よっぽどな目にあいましたなあ。そりゃあ、二度と赤点はとらないと誓うわけです。
『うちの秘書さま』
前回、はじめと一緒にゲーセンいったこと知られて大旦那様にすねられた高倉、続けて登場ですよ。はじめと遊びたがる大旦那様をその都度阻止してスケジュールどおりに行動いただく。その手腕やさすが。有能なメイド連に同じく大旦那様愛持ち、そつなくサポートしながら、七瀬と同様の進路修正力を発揮する。いや、七瀬超えだよね。たびたびチョンボしてしまうところは七瀬同様みたいですけど。
ダダをこねる大旦那様見てると、はじめの祖父だなあ! って実感させられます。高倉に持ち掛ける勝負も、将棋かと思いきや将棋崩しじゃん! こういう可愛さ、ダダこねて仕事はいやじゃとじたばたしても愛される所以でありますなあ。
大旦那様のことを思い、はじめに遊びにきてくれるよう交渉しにいくところね、あ、これ、加減を間違えたらひとりで会いにいったと、またまた大旦那様にすねられるパターンにならん!? と思ったら、突然の高倉来訪に七瀬がパニック。上司だもんな、抜き打ちのチェックか、あるいは直々のお叱りか。恐縮する七瀬が自ら自滅の道を歩んでいくのが面白く、対しメイドの危機回避力よ!
でもって、今回の落ち! あー、こっそり遊びにきた大旦那様、確保されちゃった! いや、このまま祖父と孫、心置きなく遊んでいかれたらよかったのでは!? ほんと、大旦那様回収して帰っていっちゃう高倉。本来の目的、大旦那様の息抜きを忘れてしまっていませんか!?
- 『まんがホーム』第36巻第5号(2022年5月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿