『まんがタイムきらら』2021年12月号、先日の続きです。
『推しごとびより』
今回は彩姫メインの回ですね。作曲担当の彩姫。心町からカラフルリウムのCDが出るとの報告を受けて、それなら新曲を1曲追加したい。
やる気を見せた彩姫なんですが、そこからの産みの苦しみ。思うように曲ができない。行き詰まってしまって、気分転換? いや、日々の習いかな、ゲームセンターにふらり訪れるというんですね。
今回のテーマは出会いといってもいいのかな。柚葉の最近推しているアニメ、きらタイムのゲームに出会って、試しにやってみたらハマった。さらにロゼの作曲担当、ましろに出会って、その上、見知らぬ女児とも知りあうこととなってしまう。そのそれぞれに、新しい刺激や楽しさ、ネガティブからの脱却、そして体験してみてはじめてわかることなど、視野の狭くなってしまっていた彩姫の気持ちに大きく働きかける、そんな瞬間があったのがとてもよかったと思うのですね。
思えば、彩姫は一時的に自分を見失っていたのかも知れませんね。それが、この一連のできごとを通じて、また原点に立ち返ることができた。楽しいということ、好きという気持ちからはじまる、そんな彼女たちのスタイルも再確認させてくれる、そんな好エピソードだったと思います。
でもって、彩姫の出会った女児先輩いやさ師匠。ゆず湯先生の妹さん! 姉が先生なら妹は師匠。しかし、なんだろう、なんか似てると思ってたんだ。妹はみかんっていうんですね。みかんと彩姫、なかなか面白い組みあわせ、今後の登場にも期待したい関係性勃発しましたよ。
『そらコミュニケーション』
なんだか物語の終わりが近づいているのではないか。そんなことも思わせた今回。せんり、ソラたちが訪れた遊園地。ここはソラと最初に遊びにいった思い出の場所で、アトリアとの出会いの場でもある。それをこうして再び訪れて、過去を懐かしむような言動あれば、ああ、終わるのではないか、せんりもいずれ訪れるだろうソラとの別れを思ったりしているでしょう。いやもう、ハラハラの展開。思い出の記念写真とかもね、あああ、フラグなのではないか!? 違うと、違うといっておくれ……。
不安に思ったところに、ソラのヒューマノイドボディを狙う例のけもの耳が登場ですよ。機械の体を奪いにきた。中身には興味がない、消去するという暴挙。守りのかなめであるアトリアの超能力も封じられて、ああ危機迫るこの状況、でもこれ普通に考えたら警察ないしが介入するケースだよな。宇宙ってのはそんなにも無法なのかい? あるいは辺境の地、地球にまでは治安を守る目もゆき届かないってことなのですか!?
とか思ってたら、きたよ、宇宙警察! というか、それ、どういうことなんですか!? いやいや、安曇先生が実は宇宙警察、他人の空似、一時的に安曇先生の体を借りている、どれ!? ほんと、危機一髪の大ピンチに助かりはしたけれど、謎が謎を呼ぶというか、あまりの展開に大混乱! いやいやこれ、ほんと、どうなりますのん?
My Private D☆V
『えるくえすと!』のむらさき*です。
D☆Vポイントは、世話焼きの幼なじみ。なるほど! ゲームや漫画に見る憧れのシチュエーション的なあれでありますね!
勝手知ったるご近所さんとかで、朝も当たり前のように部屋まで起こしにきてくれて、でもってうっかり寝てしまい……、みたいなシチュエーション描かれていますが、よく見たらお玉持ってますね! ということは、朝ご飯も作ってくれているのか。親が長期不在とかのひとり暮らしパターンだ、これ。ええ、ゲーム的な状況設定、主人公の自由度が確保された家庭環境でありますよ。
近しさや親しみやすさ、長いつきあいがあるために互いに気安く、飾ることなく素の自分でいられるという安心感。その自然さこそがこうした関係の魅力かも知れませんね。
- 『まんがタイムきらら』第19巻第12号(2021年12月号)
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