『まんがタイム』2017年11月号、発売されました。おお、これは食欲の秋? 『おとぼけ部長代理』が、これまたぶ厚いステージを食べていて、豪勢だなあ! そう思ったら、『まりあ17』まりあはものすごい白ご飯だよ! これもまた秋の味覚かも知れませんね。『見晴らし良子さま』はバーベキューですね。ごちそう、嬉しそう。『瀬戸際女優!白石さん』は焼き芋ですよ。この、ゴージャスに見えて実は庶民派な彼女にはよく似合ったチョイスかと思われます。
『さわらせてっ!あみかさん』、今回、素晴しいな。一緒に温泉いけなかったからというので、まひろと一緒に食事にいきますよっていうんですが、そのまひろが嬉しそうで嬉しそうで、もうニコニコ! 見てるだけでこちらも嬉しくなる、そんな表情。先輩のこと独り占めしたいとかね、そんなこと思っちゃうところもすごくいい。ええ、まひろのことすごく気にいってるので、こうやってちやほやされてるところ見るの、すごく嬉しい。しかももう成人したんだ。それでお祝いに好きなの編んでもらえるってなって、あの喜びのあまりへろへろになっているまひろよ。素晴しい。もう最高だと思う。あみかと沙織のやりとり、あれは勉強になりました。親しくて、当然自分もいくもんだ、そう思ってるっていうのね、こういう時、都合聞くんじゃなくて、当然頭数には入ってるんだけど大丈夫だった? みたいに聞いたらいいんだ。そうだよ、勉強になりました。さて、今回は食事にいく前段で終わり。じゃあ次回はこの続き!? だったらいいなあ。だったら嬉しいなあ。
『秘書の仕事じゃありません』。ハロウィンだ。社長の思いつきでやばい行事を企画されちゃあかなわない。中田さん、ナイスアシストでしたね。ハロウィンの仮装、それを社内でやりましょう。補助金も出しますよって、社員の皆、現金! 補助金使ってちょっといい服買うつもりだ! でもまあ、そうはうまくいかないんですけどね。と思ったら、中田さん、うまいことやってるな。社長の仮装、いかしましたね。これ、ほぼ拘束衣だ。博士に助手に、皆の仮装面白いんですが、営業部の彼女の仮装、あれはわからんわ。というか、ゾンビみたいよ!? スリット連盟のスリット警察、これもおかしい。ほんと、アグレッシブです。今回は、中田さん、結構イニシアチブをとって、生き生き、伸び伸びしてましたね。さらには仮装も可愛くて、これはいいイベントでした。
『ボンジュール!仲居さん』。これ、ほんと、いいですよ。梅の間のお客さん。家族がこれなくなったというのだけど、不服だったんだろうなあ、高校生のお嬢さん、ひとりで泊まりにきちゃって、ああ、ここにサラが関わっていくのかなと思ったら、朋香に釘刺されてるのね。たしかに、ひとりの時間を大切したいお客さんもいるでしょう。でも、向こうからきてくれる場合はしかたないよね! というので、そのお客さんとサラ、関わり持って、ああ、いいコミュニケーションだ! 親身に話して、でもって悩みも聞いて、ああ、栄養士になりたい! それで宮原さんの仕事を紹介して、この流れ、展開、いいなあ。ほんと、この旅館ならではとも感じる暖かさ、近しさがいい。宮原さんが料理人になった理由、それがお客さんの理由とも重なって、ああ、いいですね。宮原さんのデザート、これもよかった。そして最後はハッピーエンドになる。いいですよ。ほんと、すごくいいですよ。お客さんの笑顔も、サラの笑顔も、またとてもいいんですよ。
『とり男子』、いい感じですね。ゲストですよ。鳥が大好き鴨川新一郎。大学進学を期にひとり暮らしすることになったアパートからのスタートですね。ベランダにやってきたハクセキレイにテンションあげて、写真を撮って。そうかあ、東京にもハクセキレイとかいるんだな。人見知りのこの彼が、お隣の烏丸さんと出会って、ああ、最初はうまく話せなかったのが、なんの鳥を撮ってたのかってところからスラスラ言葉が出て、また烏丸さんがうまいこと受けてくれて、このふたりいい感じじゃないかしら。ええ、いつかふたり仲良くなって、一緒に鳥の話などできるようになればよい。鴨川の親友、諏訪からのプレゼントもいいですね。ちょっと落ち着いたトーンの漫画。人と人のやりとり、その描かれかたがしっとりとして丁寧で、好感あるスタートだったと思います。
- 『まんがタイム』第37巻第11号(2017年11月号)
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