2017年10月30日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年12月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年12月号、一昨日の続きです。

『花降り宿のやどかり乙女』。灯籠を町中に灯すイベントとかあるんですね。有名なイベントだと喜ぶ六花に対し、その実態を知ってる人のテンションの低さ。ああー、仕事してる人は大変ですよね。そうか、休みもなければ残業もとめどないかあ。灯籠はこの宿からも提供するんですね。物置にしまってあるからお願いね、そう月子さんから頼まれたんだけど、おお、ここの物置、酷い有り様だ。去年も使ったんだからというんだけど、その一年前に使ったものがもうわからない。月子曰く、小人が勝手に場所を変えてしまうというのですが……、いや、整理整頓ができてないだけよね? そもそもこの物置、まさしく蔵ってやつで、古いものがどばどば出てきて、探す側も気が散ってあっちへこっちへうろうろしてるし、そしてついに見つけた灯籠と書かれた箱! あー、高所だから肩車。でもそれ、労災発生させる発想よ? ともあれ大騒ぎしてようやく確保したその箱に灯籠が入ってないところまでくるとは、まったくの予想外でしたよ。これ、次回はお祭りですかね。どんだけ激務なのか。どんな幻想的情景が広がるのか。いろんな方面に楽しみも広がりますよ。

すわっぷ⇔すわっぷ』。おお、ドキドキのクラス替え。はたして春子と夏子の行く末は。平らな胸がいたいっ! って、春子、なかなかの表現。しかし、なにかと理由つけて、ふたりを離す理由はないだろう、安心しようと思ってた春子なのに、ああ、春子よ、ひとりクラス離れてしまいました。夏子は2組。五月とゆめも2組。冬美と秋穂は4組。春子は1組。ああ、春子、ボッチの身の上、これからどうなるのだろう……、と思ってたら、特にどうにもならないっていうのがこの子らしくて面白かったです。しかも、担任の十二所千夏、この人のふくよかさに心奪われて、すっかりご機嫌で、意外や平気そうで安心ですね。しかしこの先生、春子、夏子の秘密を知っている!? 入れ替わって不正しちゃダメだぞ! なぜ知ってる!? あるいは、入れ替わりの先輩なの!? ええ、それにしても、入れ替わりの情景など目撃されてたりしたというのでしょうか。わくわくしますね。

『ゆーま!』、やっぱり面白いなあ。11月2日に電子版でコミックスが出るよ、というのですごく楽しみにしているのですが、今回のゲスト掲載、まずはその面白さを知ってもらいましょうといった具合ですね。ええ、きららベースについつい通わずにきた私にとってはまさしく久しぶりってやつで、それで読んでみれば、なお面白くなってる! そんな感触がとても嬉しかったです。文化祭でUMA部は展示をします。その内容を考えるのに、オカルト研部長の水ちゃんを呼んで、いやもう、水ちゃん、おもちゃにされてますよね。水ちゃん写真展って、UMAに関係ないやん! しかし、今回のUMA的ポイント、日本のUMAで有名な自治体、どれだけ現存しているのかっていうクイズね、ええーっ、そんなに合併やらなんやらでなくなっちゃってるの!? ほんと、これ、ものすごい威力でした。オカ研は占いやるというの聞いてからもまたすごい。水ちゃんをどんどん追い詰めて、やりすぎたって、フォロー入れないとって、あのくだりはもう笑いがおさえられませんでした。で、ビッグフットの彼女ね。もう、ほんと、このシュールさ、たまらんですなあ。

『アニマエール!』。これももうめちゃくちゃ面白いの。同好会から部に昇格したことが嬉しくてたまらないこはねですよ。応援の依頼もらいましてね、なんと今日の放課後ですって。準備とかは!? ああ、漫研の応援。修羅場なのね。ということは、アシスタント業? と思ったら、ちゃんと作業してるかどうか監視するのね。しかし、この監視も面白かったんだけど、チア部の彼女らの関係ね、ほんと最高ですよ。アレな恋人的な感じ! 花和にいわれて、ハグするほどに喜ぶ宇希とかね、宇希、こはねの恋人つなぎのくだりとかもね、もうすごかったですよ。しかも、面白さはこの上まだまだエスカレートして、高い所の物取ってるポーズでダブルベースサイスタンド。腕組んで、抱きしめてと続いて、5人いるからもっとたくさんいるポーズもできますよっ、に、そんなにたくさん描きたくないと即答。テンポがいい、キレがいい。さらにテンションの高さも尋常ではなく、原稿完成してああ終わりかなって思ったら、まだまだくる。花和の、察せない先輩発言とかもね、もうたまらん面白さでした。皆の手のつけられないくらいの自由さにやられまくった今回でしたが、大会出場とか合宿の提案とか、そしてひづめの変化とかもね、結構重要なことやってるんですよ。ほんと、この幅広さ、なんなのだろう。もう翻弄されまくりです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第12号(2017年12月号)

0 件のコメント: