2017年10月9日月曜日

『まんがタイム』2017年11月号

『まんがタイム』2017年11月号、一昨日の続きです。

『おませさんと憂いの31』。面白かったです。清高涼二31歳。各種身分を証明できる書類を揃えて、いったいなにをしようとしているのか。そうか、姪のおむかえか。不審者と勘違いされたりしたら大変だもんな。ちょっとわかるよ。幼稚園の前、電柱に半ば隠れるようにして待ってたら刑事ではないかなんて思われてしまったり、でもって誰ちゃんパパですかって聞かれて、ダレ・チャンパパ、南米の打楽器的ななにかか? この飛躍、めちゃくちゃおかしかったです。叔父さん、つぐみからやたら心配されてるのがおかしいですよね。だいじょうぶ? あいさつできる? しかもお手本まで示されて、このくだり、最高だったと思います。そして涼二にあだ名がついた。悪霊刑事。酷い! 酷すぎるよ!

『瀬戸際女優!白石さん』。白石さん、新境地! 次の仕事は脱がないか。え? ヌード写真集? と思ったら、違った。映画でのラブシーンか。ちょっと太ってしまったこと気にしながらも、たまたま耳にした年上の魅力に心揺れたり、ちょっとしたことにも傷ついてみたり、変化には不安が伴うものなのだなあ。共演の役者について、最初は18歳、ついこの間生まれたばっかじゃないとかいってたのが、その真摯な様、しっかりした演技に見方がどんどん変わっていく、このくだりが実によかったです。女優としての白石さんにスイッチが入った感がある。だからこそ、役にあわせていつもと全然違う格好で現れたこと、この人の覚悟、凄みが感じられました。これ、オーディション合格するのかな。ここまできて不合格はないよなあとは思うんだけど、なにがおこるかわからんから、次回が楽しみですね。

『おかわり自転車』はしまなみ海道ですよ。これ、サイクリストに人気のコースですよね。レースしたりしてる。ここをいつもの3人で走るんですが、ミトのスケッチ、これはどこでしょうっていうの、クイズにするの、面白いですね。ひとつ注意するポイントが提示されただけで、橋と島を巡る行程に一味加わる。ただ景色を楽しむってだけじゃなくなるんですね。そしてミトにとってのスケッチの意味。スケッチをした場所も示されて、ああ、ロードバイクへの憧れがほのかに芽生えたのもここだったのか。それが今では自分でロードバイクを駆っていろんなところにいってる。そうした変化が、今日のスケッチ、感情の記録にどうした意味を与えてくれるのか。レイとコトコの気遣いもやさしくて、とてもいいシーンでありました。でもって、最後ですよ。沢山食べんさい。方言だ! ミトにまたひとつ魅力ポイントが増えましたよ。

『友ちゃん!』。乙女ですよ。憂鬱な体育だけど、優のおかげで修のジャージを借りられることになって、というか、優から修のジャージを奪っちゃうところがね、ほんと、この子の可愛いところだと思います。匂いかいでみてドキドキ。意図を誤解してショック受けてる修がいいですね。授業終わってからも、もったいないからとずっと体操服で過ごしたりね、自宅でも部屋着みたいにしちゃうとかね、それでいざ洗濯するとなると慌てちゃって、自分のパンツと一緒に洗うの!? って。いや、ほんと、友ちゃん、夢見る頃でありますね。

  • 『まんがタイム』第37巻第11号(2017年11月号)

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