『まんがタイム』2017年7月号、昨日の続きです。
『友ちゃん!』。中間テストの結果、かんばしくなかったんだ。修は英語が苦手。そうか、43点、ちょっとあやういね。そして友ちゃんはというと28点。うん、これ、アウトよね。ふたり助け合えない。1ヶ月後にひかえた期末テストに向けてなんとかしなければならないのに……。そしてふたりの友達、優はどうかというと、オンリー1の1点! あかん! 進級不可やん! 友ちゃん、いいですよね。そんな優のこと心配して、今週末泊まりにこいと。一緒にがんばろう、勉強会しよう、ええ、いい子だなあと思いましたよ。優が持ってきたゾンビもののDVD。遊びにきちゃった? と思ったら、なんと、修を呼び出す策略なのか。でもって勉強は中学からの復習。ええ、正しい選択だと思います。そう思ったら、修、22時過ぎたら寝ちゃうんだ。優の、何しにきたんだこの男…って感想がおかしいですね。苦手を克服すべく、こうやって皆で集まって頑張る。ちょっとした恋の浮き立ちなんかもあって、いい漫画だと思いますよ。
『おかわり自転車』。すごいな、ミトさん。体力つけるべく頑張ってるんだ。朝から階段を使う。これ、オフィスは6階? 7階、いずれにしても大変! 朝は一駅分歩いたり、ラジオ体操に参加したり、仕事中も脚力増強にいそしんだりと、ほんと頑張り屋です。これ、一週間前に登れなかった坂、そいつにリベンジすべく燃えている。それでばっちり坂を攻略しちゃうんですが、運動苦手だったミトがこうして体を動かす楽しみを知り、また楽しんで運動してる様がまわりの人に波及していく。すばらしいと思いましたよ。生き生きとして、輝いてて、新しい発見ばかりというその姿も美しい。ええ、自分もなにかはじめたくなる、そうした魅力にあふれているのですね。
『ボンジュール!仲居さん』。おお、朋香の知られざる特技が! そうか、漫画描いたりしてるんだ。しかも結構うまいっぽい。サラにばれちゃって、ちょっとバツ悪そうにしてるのがね、可愛い。でもって、このスキルが旅館の仕事に生きる。そうか、お風呂の入り方、外国の方は知らないわけです。それをイラストで説明しましょう。そうしたら日本のお客さん、子供さんにも人気で、ああ、朋香の魅力が知れ渡っていきますよ。兄からもうまいっていわれて、サラからもスゴイって、自信持ってって、応援するっていってもらえて、ええ、朋香、しゃんと背が伸びた感がありますね。で、この最後の朋香の発言。ああ、この漫画がその朋香によって描かれたものなのですよって展開に入っちゃう!? わかんないんだけど、わくわくさせられる、そんな循環ありますね。
『パパは心配ご無用♥』。娘大好きの度がすぎてるパパですが、ちゃんとエリカがいいたいこと、いうべきことをいうのがいいですよね。電話がつながらない。なぜか!? 焦る父に、あんたが130回も着信残すから充電切れたんだよ! この子が父にあんたって! よほどだったんでしょうなあ。そしてエリカと大きな声で名を呼ぶ寝言って。自分のことながら戸惑い隠せないパパがよかったです。このパパ、超えてはいけないところをちゃんとわかってるのはいいですよね。自分の部屋に入って欲しくない。思春期の娘の気持ちでしょうが、それをちゃんとわかって、けど弱い自分が負けそうだからと、鍵つけていいかい? いいパパだと思います。口約束なんかも面白かった。エリカのおかげでみるみる治るパパも面白かった。神田の伝説の終わり。これも多くを語らないそのスタイルが光っていたと思います。
- 『まんがタイム』第37巻第7号(2017年7月号)
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