『まんがタウン』2017年7月号、発売されました。表紙は『野原ひろし昼メシの流儀』をメインにどかんと置きまして、うおお、すごいな、このチャーハン。男ならガッツリ!! まさにガッツリ、チャーハンをいこうという野原ひろしでありますよ。かたわらには『新クレヨンしんちゃん』しんのすけがいて、『少年アシベGO! GO! ゴマちゃん』アシベとゴマちゃんもいて、そして『恋するヤンキーガール』アヤメちゃんのカットもございます。
『恋するヤンキーガール』。ぼたんの大人っぽさにも驚愕ですけど、あんずですよ、あんず。親子に見えるほどなのか! ほんと、あんず、そこまで子供っぽかったかい!? 彼氏とか恋とか興味がないっていうあんずに、恋はいいぞってアヤメちゃん。お試しで自分が彼氏役をするっていうんですが、圧倒的にぼたんに負けてるのがいかしましたよね。だよなあ、基本、その方面の経験値低そうだものなあ、アヤメちゃん。でも高めのポニーテールにズボン、アヤメちゃんかっこよかったですよ。これ、つまりアヤメちゃんのスカートはナギがはくのよね? そう思ったら、なんだよ、ジャージかよー。ナギ、やる気ねーなー。しかし、今回はぼたんのかっこよさ、大爆発してましたね。素晴しいです。最後の笑顔も最高でした。
『新婚のいろはさん』。リビングにソファーとローテーブル。かなり家みたい! って、待って、これまでなんだったの? これ、始が夢をひとつかなえたってことなんですね。夢の環境で映画を見ます。レンタルDVD、借りにいったんだ。あまりくわしくないふたりが選ぶのはどんな映画かな? と思ったら、おお、なんとなく元ネタがわかるぞ、しかも全部見てるやつだ! ふたりの感想が面白かったですよ。怪獣映画に圧倒されて、フィクションに日常を侵食されちゃったりね、そして恋愛もののアニメも。そうか、十秒くらいで始の全仕事寮を超えちゃいましたか、って、さすがにそれは! しかし、ふたり、恋愛映画に負けないくらいイチャつきますね。でもってすっかり映画にはまったようで、ええ、こいつはいいなあ。なんだろう、思わず踏み込んじゃった感。実にいいと思います。
『かわいい先輩と残業めし』。まさかのかわいい同期と残業めし展開があるとは! 篠宮先輩の押しが足りないのではないか、営業会議でがんがん詰めてくる諏訪さん。仕事熱心なのはいいけれど、いろいろキツい人だなあ。溢れる上昇志向。でもそんなに嫌な感じの人じゃない。ええ、キツくて嫌な人、そう思わせないような描写が丁寧になされてますよね。そして諏訪さん、残業でお腹がすいてるの見て、笹森、編集部に引っぱっていくんですね。ええ、残業めしですよ。篠宮先輩はもうエネルギー切れ。空きっ腹のふたりに食事ふるまって、ああ、諏訪さん、大変だ! というか、笹森、君はなんか、恋愛ゲームの主人公かなんかか。ともあれ、先輩そして同期に恋愛の芽があるかも知れない。いやむしろ先輩よりも同期の方がメインヒロインみたいでしたよ?
『あいたま』はバニラ嬢の進化目覚しい。あいからもらったライブのマナー本。これを手本に、ばっちりファンのライブスタイルでキメてきたんですね。ペンライト、6本装備か! 最初はあいのテンションが理解できなかったり、共演の子に野次飛ばしちゃったり、他のお客さんにライバル心剥き出しにしたりと困ったお嬢さんだったバニラが、わからないながらもひよこのステージに触れて、アイドルについての認識を新たにしていくその過程は、見ていてこちらも嬉しくなる、そんなところがありましたよ。そして、バニラ、楽屋にいけなかったわけ。ああ、自重なさったのか。自分の立場を理解し、そしてひよこを一番に考える。そんなバニラもよければ、バニラのこと放っておけないひよこもまたよくって、ええ、皆のアイドルから友人に戻った瞬間でしたね。
- 『まんがタウン』第18巻第7号(2017年7月号)
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