『まんがタイムきららキャラット』2017年8月号、発売されました。表紙は『New Game!』、ひふみと紅葉がメインであります。おお、これは!? いいのん!? と一瞬思ったのですが、ああ、水着か。水着ですね。引っ込み事案なひふみんが、こんなにも大胆に! なんて思わされるような表紙でありますよ。後ろには青葉もいるんですが、もうほんと、ちょこっと出てるだけで、えっと、誰が主役なんでしたっけ!? 南国を感じさせる、そんな表紙。背景の強い赤に負けないひふみん、紅葉が印象的ですよ。
『正義ノ花道』、新連載です。水上さくらのことが好きという少年星野アラタ。それはいいんだけど、32戦32敗というさくらへの告白。これ、勝算もないのに、特に状況も違ってないのに、闇雲に告白して敗退ってことなんですか? いやあ、あかん、あかんよ、アラタくん。そのアラタが、ナゾの少女Mに声をかけられ、ヒーローになることになった。なるほど、Mは科学特捜部に所属しているのか。しかし、まさか本当に変身するとは予想外でした。しかもコスプレじゃない。鉄筋コンクリートだってぶちぬいちゃうぜ! ともあ、変身ヒーロー、名前はまだない? さくらの前に颯爽と現れてはみたけれど、ワイセツ仮面として認識されちゃって、むしろこちらがお尋ね者。結構逆境スタートですね。そうそう、M。本名は祭田まつり。あまりに楽しそうなので、通称わっしょい。むしろアラタ、わっしょいとの方が距離が近そうですよ。
『まちカドまぞく』、シャミ子が自分の夢の中で出会った千代田桜。これ、ただの記憶なのかと思ったら、おや、そうじゃないんだ。なんと本物。本物? いや、それってシャミ子がそう思ってるだけじゃないのん!? そう思いながら読み進めたらば、おお、まぎれもない本物なのか。なぜならば、桜のコアはシャミ子の中にあるから! って、マジかーっ! ほんと、思いもしない展開、ばんばん見せてくれますよ。猫の姿をとっていた桜は、その姿の維持すらもままなくなり、シャミ子の命を自身のコアで支えるために、シャミ子の中に入って消えた。自身の記憶の内に見たかつての出来事に衝撃を受けながらも、桜を桃のために連れ帰りたい、その一心で思いのたけを伝えようとするシャミ子の姿が本当にいじらしくて、これは涙を誘いましたよ。そして桃の選択! これも衝撃的。なんてこった。とりあえずはシャミ子、帰還がかないそうですね。そうなると次は桜から託されたお願いですか。ええ、桃のことなんだろうなあ。桃にとってよいものであったらいいなあって思います。
『はやしたてまつり♪』は伝統の露天風呂。って、ドラム缶風呂じゃないですか。みんなで一緒に入ろう、さなみの提案なんですが、どんな新手の地獄の釜茹でだ! って、そのビジュアル含めて実に面白かったです。いわおは熱いお湯が好き。それはいいんだけど、もう煮えそうになってない? 最初に入ったいわおの時点でほぼ薪を使ってしまって、残りの皆は大急ぎで入ることになるんですけど、いわおの煮え湯に入るさなみの勇気よ! 親指を立てて煮え湯に沈んでいく姿は涙なくして見ることはできませんでした。煮え湯でものぼせないいわおがのぼせた理由。意外な魅力見せつけた千駄ヶ谷。などなど、皆の個性がよくよく見えて楽しくて、さてではメインのお囃子はどうなるの? と思ったら、ああ、次は中学校でワークショップ。しかもその学校というのが月の学校というのだから、これはまたなにか一波乱ありそうですね。月、お囃子やってること、皆に知られたくないのかな?
『花降り宿のやどかり乙女』、六花がお座敷にあがります。失敗しちゃいけないとあがってしまった六花。胃が痛い。ネガティブなことばかり考えてしまう。そんな六花、花と月からはげまされてね、そして月子にともなわれて座敷にあがる。ああ、ちゃんと考えてもらってますね。お客様はなじみの常連さんで、よほどのことでもないかぎり大丈夫だろう。いや、結構、よほどのことになってるぽいんだけど、ほんと、六花さん、大丈夫!? 実家から修行にきている、そうしたこと知ってもらえているんですね。じゃあやどかりちゃんね。成長にあわせてやどをかりて、どんどん大きくなっていく。そうしたことお客さんにいってもらえて、ああ、お客さんにも見守られて育っていく、そうしたところ、お客さんも含めたアットホームな暖かさ感じさせて、いいエピソードだったと思います。そして月子さん、この人も昔は六花のようにして、修行にきていたんだ。ええ、だとすると、六花の修行のその先には月子のようなありかたが、ひとつの到達点としてあるのかも知れませんね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第8号(2017年8月号)
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