『まんがタイムオリジナル』2015年12月号、一昨日の続きです。
『北斎のむすめ。』は、お栄が風邪ひいて寝込んでるんですね。しかし、弱ってるからか辰に甘えたりして、そういうのなんだか面白い。悪くない感じだったんですね。あの、目の前がぐらぐらする、なんての典型的で、ほんといつになく弱気で、実は地震でした、皆に置き去りにされて、ほんと展開いかします。栄の世話をしてる辰がですね、なんか頼れるお姉さんで、しかもなんだか色っぽくて実に素敵。ほんと、いいキャラクターが揃ってるいい漫画。歌川一門もおかしければ、北斎の身内も同様で、ほんと、皆ちょっとずつダメなのが最高です。
『歌詠みもみじ』もいい感じ。母娘げんかが川柳合戦。そんな母の娘にさずけたためになる歌、これがいかして、そうかあ、腕時計かあ。でも、今どきは腕時計してない人も多いから、ちょっとわかりにくくなってるかも知れませんね。今回は、家族の情景がメインです。けれどそれもまた面白くって、仲良し家族ですよ。ちょっと父が不遇な感じですが、それもまたよしといいましょうか。そしてママさんの幼ない頃の写真。もみじにそっくり。そうかあ、育つとアホ毛が伸びていくんだ! この母娘の似かた、あるいは父母両方に似てるのかもっていうのが、ええ、やっぱりよかったんですね。
『あかるい夫婦計画』。丸文字、これ懐かしいなあ! 自分は、これ、子供の頃に見て、正直なんというか、目を疑った。自分より年長の文化じゃないかなあ。普通に見えるお姉ちゃんが、字をかいたらこんな変体少女文字で、なんだこれは! って驚きたおした覚えがあるんですよ。他に面白かったのは、ネコだと思っての話。ああ、ネコ好きだからネコに見えてしまうのか! うん、眼鏡かけよう。でもって夫がツヤツヤ。ほんと、この人はどんなことでも素直に反映されそうな予感がします。
『ぎんぶら』、うおー、この星いいなあ。快眠惑星スリッグ。最高級寝具で有名っていうんですが、あまりに心地良くて、そのまま起きないレベル、って、やべえなそれ。でも、ほんと、いい寝具ってすごいらしいですよね。起きないとか、三日三晩眠るとか、そんなレベルのものはさすがにないにしても、ほんと、質のいい眠りというの、自分も体験してみたい。でもって、スリッグ星人の価値観。これも素晴しい。基本、睡眠優先。ついでお茶の時間優先。この仕事よりも休息優先の価値観。ほんと、これ、見習いたい。かくありたい。そう思わされました。
- 『まんがタイムオリジナル』第34巻第12号(2015年12月号)
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