『まんがタウン』2015年11月号、昨日の続きです。
『ポジティブ先輩ネガティブ先輩』、これ、不定期連載なのか。ポジティブ先輩、天使ゆりあが小型船舶の免許をとったというので、海に出てみれば、見事に遭難。柱に、奇しくも、こちらも「漂流系女子」、これ、面白かったですよ。見た時に、あ、また女三人で遭難だ! って思ったら、この柱でしょう。かなり狙ってますよね。ポジティブ天使が、どんなピンチでもへこたれず、くじけず、明るく元気なのは、はたしていいことなのか悪いことなのか。今回の遭難に関しては、ネガティブ巫女川結笑の方が役にたっていて、ネガティブで、落ち込んで、悲嘆して、けれど非常食も寝袋も、用意してくれたの全部この人。この食料品、管理を決して天使にまかせようとしない、巫女川、神農まつりのふたりが実によかったです。私も同意見でした。サバイバルにおける、危ない橋を渡らないのはいいとして、それが原因でなにもできず死にそうな巫女川、対し物怖じせずどんどんチャレンジしていく天使。ああ、天使ゆりあは早死にするタイプだ……。この、見事な対照、実によく、そして最後にはふたりとも島に順応しはじめてる? 違うんだか似てるんだかってのがまた面白かったです。
『居間には今外国人がいます。』、マッキー、もう受験なんですね。というか、本人はやる気ないっぽいんですが、マイケルがやたらやる気出しちゃって、詰襟着込んで、もう受験戦争時代に逆戻りみたいな、そんな様相見せています。というか、マイケルはその頃の日本を夢見て来日したんだろうなあ。マッキーの周辺にいる、高学歴組、手に職組。いろんな大人から、いろんな意見を聞けるのはいい環境かもなあ。そしてここでミカイールに相談。ああ、ミカイール、なんかお姉さんになってる? なんか素敵なお嬢さんになってる? ああ、時は過ぎていくんだ! マッキーのね、なんだかぴしっとしない子なんだけど、それでもちょっとずつ成長してる、しっかりしてきてる、そういうのがね見えて、かと思えばやっぱりおだてに弱くて、ちょっとしたらその気になっちゃう。と、そんなマッキー、この子の進路はどうなるんだろう。と思ったら、なんと、次回最終回!? おおう、卒業までしっかり描かれるもんだと思ってた! いやはや、驚きましたよ。
『ど先端ナース』は、死神のリパ子君。この人、もう普通にレギュラーキャラ、どころかナースのエースになってしもうとる。さすが育郎、ナースならなんでもいいのか。ろくでもないやつだな、知ってた。椎名とがりへのライバル心がリパ子の行動の原動力になってて、しかしそれで死神のアイデンティティが揺らぐ。かと思えばセールスマンのコバセさんのセールストークに動かされ、それいらんだろうという鎌に心動かされる。ところで、ナース山関と泉の女神、このふたりの関係、どうなっちゃうの? 発展していっちゃうの? そして、リパ子くん、あれ? もう満足して退場? というか、育郎、やっぱりとがりルートを進んでるのかあ。とがり君は、いわゆるツンデレってやつですか。
- 『まんがタウン』第16巻第11号(2015年11月号)
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