『まんがタイムきららミラク』2015年12月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、晴香、優、真ん中には澄会長。三人が、頭にコスモスの花輪つけまして、行列、パレード? なんだかよくわからない、そんな雰囲気なんだけど、それが妙に楽しそうで、面白い表紙になっています。あ、違うのかな? これ、3人で寝そべってるの? 晴香に寄っかかるみたいにしてるすみすみ会長、あ、元会長か、いい笑顔見せてくれて、ナイスですよね。
『ドリーの調査報告書 — 女の子しかいない惑星』、ゲストです。ドリーは、他の惑星からやってきた調査員。正体を隠して、性別のない惑星の、繁殖であるとかもろもろを調査しにやってきたというんですね。ケイ姉とドリーの姉妹ふたり。このうちの、見た目が幼ない方、男にも女にも見えない、そんなドリーが潜入することとなって、そこで出会ったのは、ジロにマイ、そしてシュン。この惑星の人間は、性別を持たず、その見た目も人間でいう15歳くらいでとまってしまう。ジロは35歳。マイは3ヶ月。と、なんだろう、不思議な生態がありそうですよね。そこで皆で、共同生活しているのはいいのだけれど、仕事分担するにはマイは幼なすぎる感じ。というか、目玉焼きは作れるのか。生まれた瞬間に、言葉とか獲得しちゃってる、そんな感じなのかな? そして、ここで繁殖の仕組みが判明して、できることならその実際も目にしたい、そんなドリーの思惑。これは、なにかしら、深みにはまっていきそうな匂いがしますよね。
『あじさい*プラネット』、ゲストです。こちらは、女子ふたりでのルームシェア? 朝、目覚めたら、同居人がだらしなく寝こけているという、この惨状。ビールの空き缶、つまみの空き袋。台所もぐちゃぐちゃで、それを秋乃が怒ったら、ごめん…眠くて聞いてなかった。どうにもあわない同居人、小春との生活上のトラブルもろもろ抱えながらも、これから仲良しになっていくかもしれませんよ、大家さんの言葉に戸惑うのか、あるいはこれが助けになるのか。小春は保育士なんですね。あるいは、託児所とか、そういうのかな? いずれにしても社会人。対し秋乃は学生で、なんだか緩い社会人に、きりきり厳しい学生の、ぶつかったり、反省したり、そんな感じで仲を深めていこうという、そんな様子を描く漫画であるようですよ。
『かんきつパンチ!』、なるほど、デザイン科のある高校の一年生たちの物語。今回はオリエンテーション、林間学校でのできごとが描かれて、ヒロインは蜜柑。この子の自己紹介からはじまる導入、このノリ、テンポ、悪くないですよ。セリフからも人となりがわかる、そんな感じがあって、そしてこの子が知り合っていくデザイン科の仲間。蛍に実桜、そしてすず。それぞれに個性的? 中でも一番個性的なのは蜜柑でしょうか。なんせ、普通科と間違えてデザイン科受けて、しかも受かってしまった。それでよかったのかどうなのか。美術やらデザインやらの基礎はできてないし、なにより不器用だしで、課題の色相環作るのもままならない。蜜柑には双子の妹がいるらしい。しっかりものだっていう、妹、柚。どうも、これ、なんか、普通ではないみたいですよね。夜ですよ、夜。蜜柑が人が変わったようにできる女になる。作業もテキパキ、皆もびっくりして、もしかしたらこの人の変わった蜜柑が柚なんでしょうか。そんな謎めく導入。明かされていない不思議が、いろいろを思わせてくれます。
『よろず屋アルケミスト』、ゲストです。錬金術師、まだ見習い? の女の子、アズキが温泉街にて営む雑貨屋。アズキはいろいろ頑張ってるみたいなんですけど、店は閑古鳥が鳴いている。って、なるほど、見た目が怖いんだ。人が寄りつくどころか、むしろ遠ざけてしまっているというのに、その問題に気付いていないアズキ。そんなアズキの悩みは、店のことに加え、錬金術師の掟がゆえの孤独であるというんですね。そんな彼女が出会った女の子。ええと、行き倒れ。でもって変態。って、これだけ見たら、ろくなキャラクターじゃないな。佐倉もなか。お金がない、無計画のこの人を、なんでかとりあえず雇うことになって、ああ、アズキさん、寂しさに負けた。けれど、もなかのおかげで、店の問題改善されて、お客さんもちょっとずつきてくれるようになりそう。けど、まだまだ軌道にはのっていない感じで、アズキは給金を体で払うはめに……。てな感じで、今はまんまともなかのペースみたいですよ。
- 『まんがタイムきららミラク』第4巻第12号(2015年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿