『まんがタイムきらら』2026年4月号、昨日の続きです。
『運命のヤマダダダダダダダダダダ』
クラスの山田さんが、化学部に入りたいといってきた。とはいえ、今や化学部は看板だけの存在。その実態はマル秘恋愛研究部。そんな部にクラスの子を引き入れて大丈夫なのだろうか?
逡巡する千鶴だけど、入部を検討している山田が、沙唯、はじめて前面に出てきたニューカマー山田と判明して、恋愛研究部については隠蔽すると決定。部長が隠蔽工作しているあいだ、千鶴が沙唯にいろいろ実験してみせるのですが、沙唯、ものすごく素直な子ですね! 千鶴のことをかっこいいって! 千鶴といると楽しいって! それで千鶴もその気になって、生き生き実験してみせちゃったりして、そんな千鶴の姿を目にした部長は、もう自分のわがままは終わりと千鶴のために身を引く決心をする!
ああ、部長よ、千鶴とともに過ごした日々は楽しかったね。いよいよ終わりゆく青春の日々。ここに部長の恋愛求道の旅は終わりを迎えるのですね。
とか思ってたら、沙唯、軽音部に入ることになったの!? かくして部長と千鶴の蜜月は続く。最後の、ショック受けてる千鶴に話しかける部長の優しさに、ぐっと心つかまれましたよ。
『スロウスタート』
父の仕事が終わったので、父と母はふたたび海外へゆくことになりました。悲しさのあまり泣いてしまうたまての愛らしさよ! ともに泣く母の愛らしさよ! この愛らし母娘。その別れの情景、母から娘に託される餞別のエピソード。それがもう、泣いていいのか、笑っていいのか。いや、これ、笑いどころだよな。だって、大量のギャルゲーだよ? なるほどたまてがこう育ったわけだと納得のコレクション譲渡でした。
譲渡じゃないよね。閲覧の権限が与えられたというべきか。これまで母が隠してきたギャルゲーコレクションの全貌がここに! たまてにとっては宝の山! これまでは母セレクトおすすめ品ばかりを遊んできたたまてにとって、自分で選び、自分で評価していく、新たな世界に向けての船出ともいえる瞬間だったのですね。
母のコレクション。一定数の地雷も埋まっている。その片鱗も語られて、いや、そのすごい真顔で酷いこといってくるメインヒロイン、最近の言葉でいえばゾルトラーク、そのジャンルを作り出したアレじゃありませんこと!? みたいなね、なんかわかるようなわかるような話がちょいちょい差し挟まれるのもおもしろかったです。
あまりの魅惑の世界の顕現に、すっかり嬉しくなってしまったたまて。うっとりと夢見る、その様子、なんとかわいらしいのか。そしてさらなる隠された世界の示唆されるという、ほんと、このお母さん、大丈夫なのか!? と思うけど、こういう母娘関係があってもいいですよね。
というわけでしあわせたまての回でした。そのしあわせ、友人たちにも広がっていくのでしょうか。
『ウイニングアンサー!』
クイズ大会に参加する最亜久高校クイズ研。学生オープン、有志によって開かれる大会だっていうのですが、いずれ挑むAtoZに向けての前哨戦。ちょっとした練習試合みたいに捉えたらいいのでしょうね。
実際、亜衣はそのつもりだったんです。皆にクイズを楽しんでもらおうと思っていた。しかし、ペーパーテストを突破し、本戦ラウンドでの早押しでのこと。慣れない場の空気に触れ、圧倒されつつも自分の得意を生かし、規定の3問を見事正解してみせた千代。続いて解答席についた香奈が、白熱し加速していく解答権取得からの正答の連続に、すっかり飲まれてしまった。
はやく押さないと。その一心で勝ち取った解答権。なれど答がすぐに出てこず、やっと出た答も誤答となって、さらに焦りはつのる。自分のせいで亜衣と千代が敗退してしまう。ぐらつく気持ちが早押しの速度を鈍らせ、そして誤答の連続に、もうパニック。泣き出してしまって、ああ、これはつらいな。彼女の置かれた状況に、自分の気持ちも一緒に持っていかれるようで、この苦しさ、息の詰まる思いとともに読み進めたのでした。
香奈を追い込んでしまったと悔やむ亜衣。後悔を胸に、この大会出場を嫌な思い出にさせないために、自分が前に打って出る。香奈をパス、解答席は亜衣に代わって、そして彼女はこれから誤答なしに6問正解してみせなければならない。
この追い込まれた状況にも決して怯まない亜衣の強い感情に、心持っていかれましたよ。ええ、これはいい見せ場、高まるものありました。
- 『まんがタイムきらら』第24巻第4号(2026年4月号)
『まんがタイムきらら』2026年4月号、
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