2026年2月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年4月号、発売されました。表紙は『魔法使いロゼの佐渡ライフ』。TVアニメ化決定の告知とともに紗菜、ロゼがお祝い感たっぷりに登場です。ロゼの魔法書から浮かぶ祝の文字。ふたりが鳴らすクラッカーもにぎやかに表紙を彩って、躍動と高揚を感じさせてくれていますよ。なによりも紗菜もロゼもいい笑顔。ロゼはいつになく頬を紅潮させて、これからの展開、どんな風になるんだろう! 期待もともに膨らんでいくようなのですね。

今月は新連載が1本、新規ゲストが1本です。

『推しGHOST!』

歩きスマホ絶対ダメ! ましてや階段でなど言語道断!  STOP!不安全行動

というわけで、推し配信者の告知に喜ぶあまり足元おろそかにした主人公は階段から転落。悪いことに頭部を強打して、命を落としてしまうのでありました。

ずっと推してきた配信者。その躍進を見届けることもできぬまま生を終えるなんて耐えられない。この思い残しがためか、幽霊としてこの世に留まり続け、そしてなぜかともに生き続けるスマホで、推しのノノちゃんを見守っているというのですね。

しかしなにがいいのか悪いのか。いいことは、ノノの肝試し企画の舞台が、主人公が命を落としたレストラン跡。そうか、主人公の死がきっかけとなって店が潰れたのか。うん、悪いことってのいうのは、主人公の死とかレストラン廃業とか。いやもう、ちょっとの不注意が大損害だよ!

思わぬ推しの訪問に、幽霊ながら興奮を抑えられない主人公。しかし怯える推しの姿が同接数を増やしている。ってことは、より怖がらせたらファンが増えるのでは!? かくして推しに恐怖体験を提供するというね! でもやりすぎちゃった。あまりの怖さに逃げ出したノノは、運命の階段から身を踊らして落ちていって……。

このピンチに助けに入れてよかったですね。そしてさらには、ずっと応援してきた自分の存在を認知してもらえて、そして登録者1万人という快挙にも立ち会うことができた。

死なぬが一番。けれど、死んでしまってなお推しのためになることができた。これで成仏するってなことはないんですが、でも幽霊としてでも留まった意味ありましたね。

『だめユニ! 〜だめだめなユニコーン娘を召喚してしまいました〜』

迷宮に潜る冒険者二人組。マナブ・ノーストロング。ヒヨリ・ミニハート。名前が酷いな! 強くない前衛と小心者の後衛ですか!?

後衛ヒヨリが召喚獣を呼ぼうというのです。これから敵はさらに手強くなる。さらなる戦力増強に召喚獣を呼び出すというのですが、それで出てきたのが、推し声優の交際情報に荒れるユニコーン。いやいや、一本角だから確かにユニコーンだけど、見た目はまんま人じゃんか。でもってこれが強ければいいんだけど、あんま役にたたないときた!

ユニコーンは乙女にのみ心を許す。その伝承をもって、いわゆる処女厨として描かれるポンコツユニコーン。ヒヨリに処女性を見出して執着するというのですが、この戦力にならないどころか、ゴブリンの群にさらわれていく、むしろ足手まといを、マナブとヒヨリが逆に助けるというんです。

普通なら返品ですよね! でもヒヨリは、気は小さくとも懐が広い。ユニコーンも一緒にいてほしいと受け入れてくれて、ああこうして3人になった冒険者パーティ。さらに続く冒険は、どんな事態に直面することになるのでしょうね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

夜の海に自分の思いを零した紗菜。ときこと仲直りしたい。その思いを知ったロゼが、紗菜の力になろうというのです。

なぜときこから距離を置かれるようになったのか。紗菜にはそれがわからない。高校で仲良くなって、一緒にがんばっていける、そう思った矢先の不和。一方的にときこから拒絶されて、それではじめて知ったときこの悩み。その仲は修復されることもなく、高校を卒業し今に至る。

また以前のように仲良くなれなくてもいい。そういう紗菜だけど、本心ではないでしょう? ロゼに心の奥底を覗き込まれて、そしてようやく本音を口にすることができたんです。ときことまた話せるようになりたい。ともに佐渡のために活動したい。

その思いを受け取って、ロゼ、自分の思い出のお菓子を作って紗菜を元気づけようとするとかね、ほんと、健気。まずなにをできるだろう。直接的ではなくとも、自分のできることからやってみる。そうした小さなことの積み重ねが、いつか紗菜とときこの未来につながるとしたら、どんなにか素敵だろう。

急ぐでもなく、自分のテンポで。その道行に寄り添う誰かがいてくれるということ、きっと力強く、頼もしく感じられることでしょう。そしていつかは目的地に辿りつければ、それまでの道のりも意味あることとして振り返ることができるかもしれませんね。

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