2009年6月26日金曜日

『月刊アフタヌーン』2009年8月号

 『月刊アフタヌーン』2009年8月号はとうに発売中です。表紙は『宙のまにまに』、天文部に所属する少年少女の青春ものといった漫画でありますが、なんでか私は読んだり読まなかったり読まなかったりで、うん、ほとんど読んでない、そんな具合なので、アニメになったというのを聞いて、そうかあ、人気なのかあ、ちゃんと読んだり見たりしたら面白いんだろうなあ、そんなことを思っています。いや、アニメはまだ始まってないのか、つうか関西はサンテレビだけか! うち入んないよ! ありがとうございました。縁がなかったと思ってあきらめます。

『友達100人できるかな』、先月出てきた、キュートな堅物眼鏡。これはいったいどういう関わりかたをしてくるんだろう。敵にはならんだろう。共闘するのか、と思っていたらまさにそのとおり。理屈でもって物事を推し量ろうというユカリに対して、理屈じゃないんだ、とにかく体当たりで挑む直行。しかし、その友達になりかたというのが、子供の姿でありながら実際には大人である、未来に自分の子や妻を置いてきている、そうした事情を共有し、共感しあうというもので、しかしそういうところ、なんだかしみるところがあり、直行の独白など、もう、本当によかったです。

『武士道シックスティーン』、面白いかも。まだ序盤、ヒロインふたり、磯山香織と西荻早苗が出会った、お互いをあの時の相手と認識した、そうしたところで終わって、だから本当に序盤も序盤。けれど、これからなにかおこりそうな感じがひしひしとする。その緊迫した感じがすごくいい。あまりに違いすぎるヒロイン、ふたりが出会って、関わりあうことで、変わっていくんだろうな、そんな予感がわくわくとさせます。

『アストライアの天秤』、完結の後編。ちょっとできすぎのストーリー、けれど歌舞伎の見せ方を下敷にするというギミックから考えれば、こうであるのがむしろ自然とも思えて、わかりやすく、見るものの感情に訴えかけるという、そういうところ、わるくなかったと思います。しかし、ちょっと癖も感じられる絵で、迫力たっぷりに語りかけるといった感触。よいですね。好みかといわれると違うんだけど、それでもひきつけられる、そんな魅力を持っている漫画です。

百舌谷さん逆上する』は、竜田入院時代にさかのぼって、つまり夏休みの前ですな。この話では、主にたまちゃんの変態性とたっちゃんのあほさかげんと、それから、なんだ、ええと、ともかく竜田と勇次郎が顔見知りであるという事実を確認しておこうという回だったのかと思います。しかし、竜田は半ズボンが似合わんな。しかし危機的状況に脱いで立ち向かう竜田は、本当にあほなんだけれど、しかしなんか格好よかったな。ていうか、勇次郎が可愛いな。

『いもうとデイズ』、これ大好き。ホストのお兄さんのいい人っぷりが最高で、そりゃパパっ子のまりかちゃんも惚れちゃうってもんですよ。しかし、今回は本当にディアナに振り回されるお兄さん、近所づきあいなんかも頑張って、なんかほのぼのとしてすごくいい。そう思うんだけど、これからは、この兄さん、このご近所さんに振り回されることになるんだろうなあ。ディアナの健気さと、それから兄さんの人のよさ。そうしたところが、なんともいえないよさ、味わいを出していると思うんです。

そして、フサさん、さいてーだ。いや、今にはじまった話ではないけれど。しかし、これは一時の気の迷いで、得られるはずのものを失なってしまう話と捉えてよいのかな? たぶん違いますね……。

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