2025年9月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、昨日の続きです。

『このままモブじゃ終われない!』

キリコちゃん、すごくいいですね。留年続きでこのままだと学校やめさせられそうな†黒雨∞ルシファ†の勉強を見てあげるというんです。キリコちゃん、ふたつも年下。けれど上級生。コモナに頼まれたからには手は抜かないと、勉強する気のないルシファをしっかりきっちり指導する。そのときの迫りかた! 厳しいふるまい! ああ、なんて素敵なんだろう。めちゃくちゃ魅力的。たまらんものがありました。

でも勉強教えるときは、丁寧で、むしろ優しいくらい。やる気のない、へりくつばかりのルシファに、自分なりの勉強に取り組む意義を伝えようとするその姿勢。まっすぐで、すごくいい子だ! ああ、キリコの株が上がる上がる。この漫画唯一の良心なのではないだろうか。ってくらい、キリコのこと好きになってしまいそうです。

ルシファにやる気おこさせるためにイラスト描いてみせたりね、漫画家アシスタントとしての能力もしっかり役立てますよ。と、ここに大人組がコスプレで参戦! ぐいっとルシファのやる気を引き上げてくれて、よかった、赤点回避だ! めでたしめでたしと思ったら、さらにその上、キリコにすっかりなついちゃうの、いやもう見事に素敵回でした。

『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』

楽器に興味のある夜市。まずは楽器のなんたるかを知るべく、楽器店にいきますよ。

春風に案内されて、いろいろな楽器を体験してみる夜市。ギター、これはレヴスターか。結構似合ってていいんじゃないでしょうか? と、次はベース、さらにはカホンと、それぞれ役割の違うの経験させるの、なかなかにおもしろい趣向です。

でもって、電子サックスなんかも紹介して、でも夜市は歌う人でしょう? だったら、サックスは向かないかも。いや、ソロだけ担当すればいいのか。カスタネットもやってみて、でもね、ボーカルで鳴りものならタンバリンでは!? GSだとわりとそんな傾向ありましたよね。

実際、夜市はなにを選ぶのか、それはわかりませんが、楽しい電子楽器、オンプトーンが気にいったようですよ。キャラクターモデルに興味ひかれて、うさタンク、それはなるほどベストマッチ! ともあれ、そいつをきっかけにちびっ子とコミュニケーションとって、一緒に歌ったりね、その様子が実にほほえしくも魅力的。

こうして一緒に音楽を奏でることの楽しさが描かれるのはとてもよいですね。そしてこれが宇佐美母にも伝わった? ライブに出ないかと誘われて、さあどうなりますでしょうか。しかも来週!? さすがに急すぎない? はたしてこれをチャンスとするのかどうなのか。なんかこう、音楽の魅力というか魔力というか、そういうのが夜市に味方してくれるとよいですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

真侑に思いを寄せるゆず。しかし真侑はまるでその気持ちに気づかず、むしろゆずは零のことが好きと勘違いする始末。これは真侑の自分への評価の低さがためなのかなあ。自分なんて、ゆずに思われるはずがないとか、そういう気持ちがあるのかなあ。だとしたら、双方にとって不幸なこと。本来なら避けられる不和やすれちがい、それらがために不必要な重荷を背負うことになっているんじゃないかなあと、心配になってしまうんですね。

ゆずも素直になれない子ですからね。さらにいえば、かなり屈折してる。真侑が好き。それはいいんだけど、いじめたい、いたぶりたい、そんな感情抱えてる子でしょう? 困ったなあ。このまま普通に仲よく、親密になって解決とはいかないよね。ええ、なんだか前途遼遠なふたりなのです。

今回、ゆずのターゲットは零です。零を排除すれば、真侑とふたりきりの時間を過ごせるようになる、はず。かくして零を呼び出し、貝殻水着を破壊する。そうすれば最後の羞恥心も失った彼女は敵ではなくなる!

というのだけど、記憶の戻りつつあるノクタンの思いが交錯したり、また真侑の介入もあったりして、なかなかことはゆずの思い通りに運ばない。かくしてゆずと真侑の直接対決と相成って、さあふたりの勝負の行方やいかに!

というか、このふたり、普通に仲よくなれればいいのになあ。どうしてもそんなこと思っちゃうんですよ。

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